毎回人気を博している90分間をアドリブで紡ぐ、唯一無二の舞台劇『AD-LIVE（アドリブ）』。10月7日（横須賀芸術劇場）の出演は櫻井孝宏さんと前野智昭さん、そして総合プロデューサーでありストーリーテラー役の鈴村健一さんです。そのハチャメチャドタバタ劇の模様をお届けします！

舞台はとある洋館。「ハッピーミレニアムイベント」を祝うため招待され……？

　インターホンが響き渡るとある洋館。櫻井さん扮する乾正一は、ピシッと整ったタキシード姿。招待されたにもかかわらず誰もいない洋館を不審に思います。すると、クローゼットの中から煙とともに前野さん扮するマルオが登場！　薄紫のボブにメガネ、一般的なシャツにズボンという少し不思議な姿で正一と顔を合わせます。マルオを警戒しつつも、弟に招待されたと状況を説明する正一。

　正一は「（株）LIFE～今を生きる～」の支配人として身辺整理をしていると話します。そして、マルオは宇宙から来たと話し、乾はよりマルオへの苦手意識を高めることに。さらにマルオは、正一の弟、寅一をマルオの星で保護していると打ち明けます。続けてマルオは自身の星のことを正一に語ります。地球を征服しようとしているマルオの星、惑星ダーウィン。その名は地球人が勝手に命名したもので、本当の名は「シャツキング」だと話すマルオ。

　正一はというと、「クリーニング屋みたいだね」と突っ込んだり、弟のパリピ感をダンスで表現したりするなど、不審に思っていながらもちょっとごきげんな様子でした。

マルオのねらいは……？

　その時、ポルターガイストのような現象が！　急にラジオが流れ、10年後、惑星ダーウィンが地球に衝突し、地球が滅亡するというのです。そこで地球人の移住計画を考えているというマルオ、もといマルス・シャツキング。有能な地球人をシャツキング星人にする計画があると打ち明けます。そして、弟の寅一は、惑星シャツキングで保護していると付け加え、正一もマルオに勧誘されることに。「正一・シャツキング」という名を不満に思いながら、10年後に地球がなくなることをまだ信じることができない正一。

　シリアスな流れが続く中、シャツキングという言葉が会場の笑いを誘います。とりあえず、10年後にまたこの洋館で会う約束をし、正一とマルオは別れます。そのときの合言葉は「あー、尊い尊い尊い」（笑）。一体10年後はどうなっているのでしょうか？

　二人の主人公が去ると、ストーリーテラーの鈴村さんがシルエットで登場。今までのストーリーを綴った小説家を褒め称えます。そんな鈴村さんの姿はというと、赤バンダナに銀のジャケットという特撮オタク。ずっと陽気な受け答えをしていました（笑）。

10年後の地球で再開する二人――

　10年前と同じとある洋館。先に現れたのは、マルス。さらに紫が濃くなった長髪に、謎の角がついたような不思議な髪型、カラーコンタクトに黒の学ランのような衣装に、会場もざわめきます。すると、窓から正一が登場！　以前の凛々しいタキシード姿は見る影もなく、ボロボロのシャツに傷だらけの顔、さらに銃を構えてマルオに向かい合います。どうやら、会社もダメになり、恋人に逃げられ、最低の人生を送ってきたよう。諦めなければ魔法使いになれるとおかしな元気づけ方をするマルオですが、正一はマルオに銃を向けます。

　途中で犬塚寅一という弟と苗字違いの寿司職人を呼び出したり、正一が薬を飲み一度死に、マルオが謎の薬で助けたりという、とんでもない展開が繰り広げられます。果たして結末は……!?

最後のごあいさつ

　意外と最後は感動的な終わり方で幕を閉じた本公演。最後のあいさつでは、一人ひとり舞台裏の慌ただしさや、心情を話してくれました。本公演のリードは櫻井さんだったのですが、前野さんが思っていた以上にめちゃくちゃやってきていた、と話し、とても大変だったようです（笑）。

　世界で一番「シャツキング」という言葉をこの公演で発しただろうと話す鈴村さん。リュックの文字にコンプライアンス問題を起こしてしまったことを謝る櫻井さん。自身のことを「コスプレおじさん」と称する前野さん。不思議な展開の中で彼らのアドリブが光り、とても賑やかな公演となりました。

公演概要

■公演名：「AD-LIVE 2018」
■期間・劇場：「AD-LIVE 2018」
三郷市文化会館（埼玉県）
　9月15日：寺島拓篤／中村悠一
　9月16日：関智一／福圓美里
　9月22日：蒼井翔太／岩田光央
　9月23日：梶裕貴／羽多野渉
横須賀芸術劇場（神奈川県）
　10月6日：石川界人／鳥海浩輔
　10月7日：櫻井孝宏／前野智昭
メルパルク大阪（大阪府）
　10月27日：小野賢章／下野紘
　10月28日：浅沼晋太郎／津田健次郎
※鈴村健一は全日出演

「AD-LIVE 10th Anniversary stage ～とてもスケジュールがあいました～」
　ゼビオアリーナ仙台（宮城県）
　11月17日：蒼井翔太／浅沼晋太郎／梶裕貴／下野紘／寺島拓篤／鈴村健一
　11月18日：岩田光央／小野賢章／櫻井孝宏／鈴村健一／森久保祥太郎／浅沼晋太郎
※全国の映画館でライブ・ビューイング開催決定!!　チケット発売中!!
　詳細はこちら
※注釈付指定席：6,900円にて販売中！
　座席位置の都合上、演出の一部及び出演者が見え辛い可能性のある見切れ席となります。予めご了承下さい。
　詳細はこちら

「AD-LIVE 2018」Blu-ray&DVD商品情報

■2019年2月27日発売
第1巻（寺島拓篤×中村悠一×鈴村健一）
第2巻（関智一×福圓美里×鈴村健一）

■2019年3月27日発売
第3巻（蒼井翔太×岩田光央×鈴村健一）
第4巻（梶裕貴×羽多野渉×鈴村健一）

■2019年4月24日発売
第5巻（石川界人×鳥海浩輔×鈴村健一）／第6巻（櫻井孝宏×前野智昭×鈴村健一）

■2019年5月29日発売
第7巻（小野賢章×下野紘×鈴村健一）／第8巻（浅沼晋太郎×津田健次郎×鈴村健一）

【通常版】
仕様：本編ディスク2枚組
価格：各7,500円＋税（Blu-ray／DVD共通価格）
特製ブックレット／オーディオコメンタリー(夜公演）／特典映像(CM、PV） ※各巻共通

※[Viewcast対応商品]購入した映像商品の収録内容が、本編映像、特典などもすべてスマートフォンやタブレットで楽しめるデジタル映像サービス。Viewcast公式HP：http://viewcast.jp

【アニメイト限定セット】
第1巻～第8巻
仕様：通常版＋特典DVD
価格：各8,000円＋税（Blu-ray／DVD共通価格）
★特典DVD収録内容
｢AD-LIVE 2018 Cast After Talk」
(各公演終了直後の出演者による対談映像）
｢AD-LIVE 2018 Directors After Talk」
（演出家3名が各公演を振り返るトーク映像！出演：鈴村健一／浅沼晋太郎／川尻恵太）

「AD-LIVE 10th Anniversary stage～とてもスケジュールがあいました～」Blu-ray&DVD商品情報

■2019年7月24日発売
11月17日公演
出演：蒼井翔太・浅沼晋太郎・梶 裕貴・下野 紘・寺島拓篤
／鈴村健一

11月18日公演
出演：岩田光央・小野賢章・櫻井孝宏・鈴村健一・森久保祥太郎
／浅沼晋太郎

【完全生産限定版】
仕様：ディスク3枚組（本編ディスク2枚＋特典ディスク）
各9,000円＋税（Blu-ray／DVD共通価格）
特製ブックレット、オーディオコメンタリー(昼公演／夜公演）、特典映像(CM、PV）※各巻共通

※[Viewcast対応商品]購入した映像商品の収録内容が、本編映像、特典などもすべてスマートフォンやタブレットで楽しめるデジタル映像サービス。Viewcast公式HP：http://viewcast.jp

【アニメイト限定セット】
仕様：通常版＋特典DVD
価格：各9,500円＋税（Blu-ray／DVD共通価格）

★特典DVD収録内容
｢AD-LIVE 10th Anniversary stage Cast After Talk」(各公演終了直後の出演者による舞台上でのアフタートークと、舞台袖のコメント映像を収録）
※アフタートークは本公演時と同じ内容になります。

｢AD-LIVE 10th Anniversary stage Directors After Talk」
（演出家3名が各公演を振り返るトーク映像！出演：鈴村健一／浅沼晋太郎／川尻恵太）

※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。
※パッケージジャケットは後日公開

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