ついに開幕となった喜劇『おそ松さん』。舞台化第1弾『おそ松さん on STAGE ～SIX MEN’S SHOW TIME～』、第2弾『おそ松さん on STAGE ～SIX MEN’S SHOW TIME 2～』で培ってきたチームワークを武器に、今作では『おそ松さん』の神髄とも言える“笑い・コメディ”に特化したステージを打ち出しています。

　もちろん6つ子を演じるのは、高崎翔太さん（おそ松役）、柏木佑介さん（カラ松役）、植田圭輔さん（チョロ松）、北村諒さん（一松役）、小澤廉さん（十四松役）、赤澤遼太郎さん（トド松役）というおなじみの6名。前日に行われた囲み取材ではこの6名に加え、全登場キャスト12名が勢ぞろい！　本作への意気込みが語られ質疑応答が行われました。ここではその模様 を、ゲネプロのフォトレポートともにお届けします。

【囲み取材登壇者】
高崎翔太（おそ松役）、柏木佑介（カラ松役）、植田圭輔（チョロ松）、北村諒（一松役）、小澤廉（十四松役）、赤澤遼太郎（トド松役）、
出口亜梨沙（トト子役）、窪寺昭（イヤミ役）、KIMERU（チビ太役）、原勇弥（ハタ坊役）、佐久間祐人（松造役）、ザンヨウコ（松代役）

キャスト陣インタビュー

――喜劇『おそ松さん』開幕に向けて、ひとことずつ意気込みをお願いします。

高崎さん：高崎翔太、30歳、おそ松さん、がんばりたいと思います。よろしくお願いします！

柏木さん：今回はF6がいないということで、その抜けた“華”の部分をカラ松が担っていかなければと思っています。

植田さん：“喜劇”と銘打ってしまっているので逃げられないと言いますか、もうみなさんを笑わせなければいけない状況となっているのですが、じつは自信満々です。よろしくお願いします。

北村さん：キャスト全員がのびのびと楽しくやっております。ぜひ楽しみにしていてください。

小澤さん：僕たちがまず心の底から楽しんで、その空気をお客さんに感じてもらって笑ってもらえたらいいなと思っております。がんばりー、マッスルマッスルハッスルハッスル！

赤澤さん：お客様と一緒に、お客様以上に僕らが楽しんで、笑いの絶えない空間にできればなと思います。千秋楽までがんばっていきたいと思います！

出口さん：今回は結構ぶっ飛んだ役どころになっていますが、一生懸命がんばりたいと思います。

窪寺さん：イヤミという役柄を通して、世の中で世知辛い思いをしている方々に勇気を与えられるようにがんばりたいと思います。シェー!!

KIMERUさん：髪の毛1本で、おでんをこよなく愛してがんばりたいと思います。よろしくお願いします。

原さん：ハタ坊という異質な存在として、本当にメチャクチャおもしろいキャストのみなさんとともに笑いを届けていけたらと思っております。ジョー!!

佐久間さん：舞台『おそ松さん』の座組には、初参加させていただきました。柏木佑介とともに、F6の“華”の部分を担っていきたいと思います。……いや無理だということなので、お父さんとしてみんなを見守っていきたいと思います。

ザンさん：いままでお母さん役をたくさん演じてきましたが、その延べ人数が今回で増えました。楽しくやっております、どうぞよろしくお願いいたします。

――前回までの2作品とはどんな部分が違いますか？

高崎さん：今まではコント集と言いますか、短いお話を何本かという形だったんですけど、今回は約80分ぐらいの1本の長いお話になっています。ほかの作品では1本通して大体誰かが成長していく物語になっていると思いますが、本作では1本通しても誰も成長しないまま終わります（笑）。ですので、肩の力を抜いて観てほしいですね。

小澤さん：今回の作品は“笑いの戦場”みたいな感じですね。「あいつが笑いとったから、今度は俺が笑いとってやろう」みたいな。そんな切磋琢磨の雰囲気が舞台上にはありつつ、僕らはがんばっています。ですので、そういった部分を観てもらえるとよりいっそう笑いが生まれるんじゃないかなと思います。

――佐久間さんとザンさんは舞台『おそ松さん』に初参加となりますが、座組の雰囲気はいかがですか？

佐久間さん：6つ子とほかのメンバー含めて、本当にチームワークがいいです。“6つ子役だから”ということだけじゃなく、役者のみなさん同士の仲のよさがそのまま役にも繋がっているような形だったので、そこにうまく溶け込めたらいいなと思っております。

ザンさん：本当にチームワークがいいと言いますか、ツーカーの仲と言いますか。誰かがボケれば植田くんがツッコんで、ツッコんでくれるからみんな楽しくなっちゃう。そうやってみんなどんどんボケていく。だから私も大人気なく、張り合うつもりでがんばっています。

――6つ子を演じるみなさんは、6つ子以外のキャラで演じてみたいキャラがあれば教えてください。

高崎さん：僕今回汗をかく役回りで大変なので、一番楽そうな“ハタ坊”がいいな。セリフふたことですからね。

原さん：いや、もっとあります！

柏木さん：僕は、カラ松以外は考えられないです。

全員：（爆笑）。

植田さん：振り切り加減みたいなところで言うと、“トト子”ちゃんみたいな役はやってみたいですね。きっと僕のほうがかわいいと思います。

北村さん：僕は圧倒的に“チビ太”ですね。

KIMERUさん：やった！　なんで？

北村さん：なぜかって、“ハゲ”っていう理由だけなんですけど。なかなかこのビジュアルになれることってないじゃないですか。だからやってみたいな、って。

小澤さん：僕はですね、ザンさん演じる“松代”がすっごいおもしろくて。ハードルを上げるようで申し訳ないんですけど。だからザンさんの松代を見てから、僕もやってみたいなって。

赤澤さん：うわ～……みなさんからの期待の眼差しが……（笑）。いや僕は本当に、十四松がやってみたいですね。

小澤さん：そんな簡単なもんじゃねーぞ!!　いやだって“十四松ならできそう”みたいなニュアンスで言ってくるんですよ!!　もう!!

一同：（爆笑）。

――最後に、これから観劇されるお客様へ向けてメッセージをお願いします。

高崎さん：11月15日から11月25日の京都公演千秋楽までノンストップでお届けする、怒涛の公演になっています。今回みんなのスケジュールも合い、みっちり稽古できたおかげで凝り固まらずにでき、どこを観てもおもしろい作品になりました。きっとみなさん笑顔で帰っていただける作品になっていると思いますので、ぜひ劇場までお越しいただけるとうれしいです。よろしくお願いします！

ゲネプロフォトレポート

　座組の仲のよさがうかがえる賑やか囲み会見のあとは、関係者＆数多くの応募の中から当選した一般のお客様が観劇するゲネプロが行われました。ここではその模様をフォトレポートでお届け！

　本公演でも、ステージにどどんとしつらえらえた二階建て松野家のセット。じつは今回、この松野家でとある惨劇が繰り広げられることに……!?　キーとなるのは、初登場となる松造＆松代の2人。2人のとある決断が、6つ子をそしてトト子やイヤミら周囲のキャラクターたちも巻き込んで……。ぜひ劇場で、爆笑に次ぐ爆笑、そしてちょっぴり不思議な“おそ松ワールド”にどっぷり浸かってください♪

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(C)赤塚不二夫／喜劇「おそ松さん」製作委員会2018