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2018年11月23日(金)

『ジャストコーズ4』気ままに壊して地域解放! シームレスに進行するミッションシステムを紹介

文:柏又

『ジャストコーズ4』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 スクウェア・エニックスから12月6日にPS4/Xbox One/PC(Steam)用ソフト『ジャストコーズ4』が発売されます。

『ジャストコーズ4』

 本作は、グラップリングフックやウィングスーツに加えて、多彩な乗り物を駆使して陸海空を縦横無尽に駆け回るアグレッシブアクション。竜巻や豪雨といった天候変化に見舞われる南米“ソリス”を舞台に、あらゆる機能を備えたグラップリングフックの使い手であるリコ・ロドリゲスは、強力な傭兵集団“ブラックハンド”と戦います。

『ジャストコーズ4』

 前回に続いて、実際にプレイしたリポートを掲載。今回は2016年に発売された前作『ジャストコーズ3』から、よりスムーズに進行するよう改良されたアクティビティのシステムを紹介します。また、竜巻を相手に進行する本作ならではのミッションのプレイリポートをお届けします。

 なお、プレイしたのはPC版で、ボタン表記はXboxワイヤレスコントローラ準拠ですが括弧内にPS4のデュアルショック4のボタンを併記します。

リコの巻き起こす“カオス”が味方の勢力をより強くする!

 前作までの『ジャストコーズ』では、敵に支配された地域をプレイヤーの操作するリコが解放して、そこに味方がやってきて拠点化するという流れでした。今作で敵に支配された地域は、リコが味方する革命軍“カオスアーミー”が自身の手で取り戻す必要があります。

『ジャストコーズ4』

 リコの役目は、敵が支配する地域に“カオス”を巻き起こして味方の士気を盛り立て、革命軍に参加する人々を増やすこと。この勢力は、視覚的に“カオスポイント”として画面に表示され、敵が支配する地域でミッションをクリアする他、赤くペイントされた燃料タンクや通信アンテナといったシリーズおなじみの“カオスオブジェクト”を手当たり次第に破壊すれば自然と上昇していきます。

 革命軍の戦力が充実すると連絡がくるので、マップ画面で“進軍”を指示すれば支配地域が拡大。空中から投下支援で得られる武器や乗り物の種類が増えるなど、さまざまな特典を得られるようになっていました。

『ジャストコーズ4』

 前作までは、マップをくまなく回って敵の拠点を探して、カオスオブジェクトをすべて破壊することで地域を解放していましたが、今作のシステムは“とにかく暴れまわるのが正義”という気軽さが魅力だと感じました。

“壊す”だけが能ではない、多彩なミッションの数々

『ジャストコーズ4』

 本作には、本編となるストーリーミッション以外にもさまざまなミッションやアクティビティが存在します。プレイして思ったのは、今作のミッションは目標をただ壊すだけではなく、味方を守ったり共闘する内容が増えているということです。

 今回プレイできたミッションでは、刑務所らしき施設に捕らわれた革命軍の兵士を救出して銃を与え、脱出地点まで一緒に戦いながら移動するものや、乗り物を調達して革命軍の兵士を乗せ、彼らを訓練しつつ目標を一掃するものなど、多彩な内容のミッションを確認できました。

強化のための“チャレンジ”はシームレスに

 前作をプレイした人の中には、装備を強化する“ギア”を集めるために、長めのロードが入る“チャレンジ”アクティビティを繰り返し遊ぶところが、少し面倒と感じた人もいるのでは。

『ジャストコーズ4』

 今作の“チャレンジ”は、オープンワールド環境にそのまま点在していて、遊びたいものをマップ画面で選ぶと目標が表示される仕様に。ロード時間を挟むことなくシームレスに挑戦とやり直しが可能となりました。スコアによる評価分けもなく、クリアすればグラップリングフックの強化に必要なポイントを獲得できます。

 内容はしっかりとしていて、クリアするにはそれなりの工夫とテクニックが要求される感じでしたが、遊びやすく、挑戦しやすくなったところが好印象でした。

ストーリーミッションをプレイ。同じ目標でも壊し方はプレイヤーしだい!

 今回のプレイでは、ソリスに発生した竜巻とともに進軍する本作ならではのミッションを体験できました。ちなみにこの竜巻、オープンワールド内に普通に発生していて、接近してもダメージは受けませんが空中高く巻き上げられてしまうので、移動中はちょっとした注意が必要となります。

 このミッションでは、竜巻に近づいても巻き上げられない特別な車両に乗って進みます。マップ上を移動する竜巻が、通りがかりの車両などのオブジェクトを粉々に破壊しつつ巻き込んでいく様は壮観です。

『ジャストコーズ4』

 竜巻を追いかけると、“ブラックハンド”が竜巻を制御する巨大なドライヤーのような砲台を設置しており、ゆく手を阻みます。ここでは、この砲台を4台破壊するのが目的となります。

 砲台の耐久力はかなり高く、破壊には工夫が必要。ただし、破壊方法はいろいろと用意されていて、砲台の弱点部分を狙えば銃弾だけでも破壊が可能です。この他にも、近くにある敵の装甲車を奪って砲撃で破壊したり、爆発するドラム缶をグラップリングフックを使ってワイヤーでつなぎ、強く引き寄せることで誘爆させたりと、その場にあるものやプレイヤーの発想次第でいろいろな壊し方ができました。

 今回プレイするに際してオススメされたのは、グラップリングフックの機能のひとつである“ブースター”を使う方法。グラップリングフックでジェット推進装置を取り付けるこの機能を使うと、砲台がブースターに合わせてメチャクチャに旋回を始めて、最後は過負荷によって自爆してしまいました。

前作の不満が解消されて誰にでもオススメできる快作に!

『ジャストコーズ4』

 プレイヤーの腕前やアイデアで多彩な“カオス”を演出できる本作。前作『3』の時点で芸術的なレベルの破壊活動が可能でしたが、今作はそこからさらに快適に、さらに楽しく暴れまわれる快作だとプレイしていて思いました。前作をプレイした際にロード時間でマイナスの印象を持った人にも、そのあたりの不満はほぼ解決されているのでオススメできます。

 シリーズタイトルを遊んだことがなくてもストーリーは毎回新しい場所で新しく始まるので、気にはなりません。操作の軽快さと破壊の爽快感がたまらない作品なので、とりあえず何かをぶっ壊したり、乗り物を奪って乗り回したりしてスカっとした気分になりたい人には特にオススメ! 今回はグラップリングフックを使っていろいろな仕掛けを作れるので、ループ・ゴールドバーグ・マシン(いわゆるピ●ゴ●装置)風の仕掛けが好きな人もハマる気がします。前作は最後まで遊んだ担当ライターとしては、12月6日の発売が本当に待ち遠しい、そんな1本です。

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データ

▼『ジャストコーズ4 ゴールドエディション』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年12月6日
■価格:11,880円+税
▼『ジャストコーズ4 デジタルデラックスエディション』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年12月6日
■価格:9,000円+税
▼『ジャストコーズ4』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年12月6日
■価格:7,980円+税

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