小野友樹さんと江口拓也さんのユニット・ゆーたくによるイベント“ゆーたく祭”も、今年で7年目！　人気声優陣をゲストに迎え、2人がやりたいことを思いっきり楽しむをコンセプトに行われるイベントは、その“ゆるさ＆自由さ”具合が毎回話題となっています。11月4日に行われた“ゆーたく祭2018in舞浜アンフィシアター（仮）”でも、みなさん大いにふざけ、客席は大いに盛り上がりました！　

　そんなゆーたく祭・昼の部にガルスタ編集部が潜入。笑いの絶えない賑やかな会場の雰囲気をレポートにておすそ分けしていきます♪

【公演概要】
ゆーたく祭2018in舞浜アンフィシアター（仮）
■日時：2018年11月4日　昼の部：13時30分開演　夜の部：19時00分開演
■会場：舞浜アンフィシアター
■出演：Teamゆーたく（小野友樹・江口拓也）
　　　＜ゲスト＞代永翼、豊永利行、赤羽根健治、逢坂良太、杉田智和

今年はがっつり朗読劇をお届け！ ようこそ、友拓学園へ!!

　ステージ後方のせり上がりから登場した、おなじみブレザー姿の小野さんと江口さん。まずは「take you take me」を歌いながら客席を練り歩き、ファンのみなさんにご挨拶です。2人のテーマカラーであるオレンジとグリーンのペンライトで迎えるみなさんは、さっそくの接近にドギマギ☆　江口さんが空いていたシートを見つけそこに座ると、その周囲からはさらに歓声が上がります。

　ステージに2人が揃うと朗読劇がスタート！　今回のゆーたく祭、練りに練られた台本での朗読劇をベースに、あいだあいだにゲームコーナーが挟まれるというスタイルになっていました。朗読劇ががっつり披露されるのはゆーたく祭“初”とのこと。いったいどんな物語が繰り広げられるのでしょうか……？

　物語の舞台は、友拓学園の学生寮。小野さん演じる“ユーYA”と江口さん演じる“タクTO”の2人が、学生寮の部屋割りに対し不満を漏らします。2人部屋を4人で使うことになったのは、2学期になって急に学生の人数が増えたから？　その理由について、「やっぱり文化祭が楽しいからかな。あと成績よくなくてもちっとも怒られないし！」と話すタクTO。どうやら2人には、中間テストが迫っているようです。

　そこへ現れたのは逢坂良太さん演じるルームメイトの“リョンTA”。オラつく一匹狼のリョンTAは、校則であるメガネを頭のうしろにかけて登場です。「校則なんかで俺をしばることはできねんだよ！」とムダな抵抗を見せます（笑）。

　続いて現れたのは、代永翼さん演じる留学生のルームメイト“TUNVA”。なんと代永さんは、頭にクーフィーヤを巻き、顔にはメイクでひげを書き、まるでアラブ系男性のような出で立ちで登場したのです。男らしい見た目に反し、声はいつもの代永さんボイス。そのとてつもないギャップに動揺を隠し切れない客席のみなさん（笑）。なんだか収拾が付かなくなってきました。

　そんなツッコミ不足の現場に現れたのは、杉田智和さん演じるワケあり高校生の“TOMOさん”。学ラン姿のTOMOさんは、文化祭が楽しいというだけで学生数が増え続けたため、次の中間テストでは成績の悪い者が寮から追い出されることになった、と説明し始めます。頼りになります！　TOMOさん!!

　学園の事情に詳しいTOMOさんを見たTUNVAは、巷で囁かれている“学園の七不思議”についても尋ねます。学園の七不思議を解き明かすためには、選ばれし7人の協力が必要なんだとか……。TUNVAが「残りは2人。出でよ！　導かれし者たち!!」と叫ぶと、中央の円形せり上がりから、豊永利行さんと赤羽根健治さんの姿が！　豊永さんは、アフロヘアにサタデーナイトフィーバーのような白の衣装に身を包んだ“トッC”に。赤羽根さんは、赤のロックテイスト溢れるジャケットにキャッツメイクを施した“ケンG”になりきっての登場です。毎年ド派手な衣装＆メイクで話題をかっさらうお2人。今年もご苦労様です（笑）。

　学園ツートップの変人2人を加え、7人となったメンバー。どうやら七不思議を解き明かせば、テストでいくら赤点を取っても大丈夫な権利が与えられるらしいとのこと。そこで7人は、寮に残るため七不思議へと挑むことに……!!　

台本？　素？　7人でゲームコーナーに挑戦！

　ここから、七不思議のという名のゲームコーナーへと突入！　1つ目は“二宮金次郎の像の謎”ということで、頭も心もカッチカチな子をメロメロにしちゃう口説き文句に挑むことになります。順番は……「じゃんけんとか、氷鬼で決めよう！」というケンGならぬ赤羽根さん。とここで、言いだしっぺのTUNVAが1番手に名乗りを上げます。しかし、「そこの女、今夜私の部屋に来い。朝までたっぷりかわいがってやる……」とキメキメボイスで囁くものの、会場には「ブー」の効果音が。「こんな格好までしてこんなことまで言ったのに、なんだよブーって!!」と代永さん憤慨です（笑）。

　続く江口さんが「脱げよ（ｷﾘｯ）」と決めると、客席からは歓声が！　しかしまだOKは出ません。赤羽根さんは芝居調に口説き文句を言うも、ほかのメンバーから「何言ってんのかわかんねえ！」と言われてしまう始末。食い気味に「ブーッ」が出ます。さらに逢坂さんは、「もしお前と付き合えたら……これからスカートめくりし放題だぁー!!」と叫ぶも「ブー」。豊永さんは口説きの途中で噛んでしまい、自ら「ハプニング大賞♪」とつぶやき退場です。真面目なユーYAを演じる小野さんは、できるかなと不安がりつつも江口さんとまったく同じく「脱げよ（ｷﾘｯ）」と言い、やはり「ブー」をもらっていました。

　頼みの綱はTOMOさん（杉田さん）のみ！　脳内の女を口説くんじゃなく、二宮金次郎を口説かなくては、というTOMOさんは「ずっと前から好きでした。私をあなたの3Dカスタム彼女にしてください」とのたまい無事OK!!（その間、オンマイクで豊永さんがくしゃみをするなど都度ハプニングはありましたが（笑））　1つ目の謎、クリアです。

　2つ目と3つ目の謎には2チームに分かれて挑むことに。“小野、豊永、杉田”、“江口、代永、逢坂、赤羽根”というチーム編成となります。

　2つ目の“理科室の人体標本の謎”へと挑むのは小野さんチーム。ここでは、客席を3つのブロックに分け、それぞれのブロックに設けられた言葉を同時に叫んでもらい、キャスト3人が聞き分けるというゲームを行います。客席のみなさんが叫ぶ言葉は、「1ブロック目：ヨークシャテリア」「2ブロック目：マーガレット」「3ブロック目：シャンプーハット」。長めのカタカナ言葉となっており、なかなか難しそう……。

　「せーの！」で客席が声を揃えてワードを叫ぶも、「ヨンドエイド!???」（豊永）、「よっちゃんイカって聞こえた!!」（小野）、「呼んでないけど……???」（杉田）、と案の定3人は聞き取れません。難しいため、3人それぞれ3ブロックに分かれ、1つずつ聞き分けることに。すると、小野さんが「シャンプーハット」を、豊永さんが「ヨークシャテリア」をそれぞれ正解。真ん中のブロックに苦戦するも、3人力を合わせて無事ゲームクリアとなりました。

　3つ目の謎に挑むのは“江口、代永、逢坂、赤羽根”チーム。“音楽室の嘆きのベートーヴェンの謎”ということで、2人1組になり即興のリコーダー演奏と歌に挑戦することになります。逢坂さんが吹くリコーダーに合わせ、代永さんが即興メロディで「好きな子のリコーダーの先っぽのとこを～自分のと交換したりしたよね～むかし～♪」歌いますが、もちろんOKは出ません。「!?　あんだけ恥ずかしい思いをして歌ったのに!!」とまたもや憤慨する代永さん（笑）。

　ケンGこと赤羽根さんは「俺はミュージカル上がりだぜ!!」と叫び、気合い十分。江口＆赤羽根組は、江口さんがリコーダーを、赤羽根さんが歌を担当し即興曲に挑戦です！　ピロ～、プピ～と力なく響く江口さんのリコーダーに合わせる赤羽根さんは、前言通りミュージカル調で歌を披露します。すると、なぜか合格の効果音が（笑）。ベートーヴェンに赤羽根さんの魂の歌が届いてよかったです。

劇中でもラストは全員で熱唱！

　4つ目の謎“トイレの花子さん”には、それぞれゲームをクリアしてきた7人で挑みます。毎年文化祭を楽しみにしていた花子さんを喜ばせるべく、キャンプファイヤー後の合唱のように全員でライブをすることに！　みんなで歌うのは「メガネヒーローはダテじゃない」。ヒーローものの主題歌のような楽曲に乗せて、「メガネを守りぬけ！」と歌う7人はノリノリです♪　メガネを天に捧げるポーズも決まり、トイレの花子さんも満足したかと思いきや、判定は「ブーッ！」。

　するとここで、不適に笑い始めるTOMOさん。どうやらTOMOさんは、七不思議の謎について詳しく知っているよう。七不思議を解き明かすと、なぜテストで点数が悪くても大丈夫になるのかも……。「俺は女の子になりたいんだ……!!」と不穏な発言をするTOMOさん。さらにほかの6人もなぜか女体化してしまいます!!　「女の子になってる～!?」と全員が叫び、ステージのスクリーンに女子シルエットの7人が映し出されたところで昼の部の朗読劇は終了。物語の続きは夜の部で明かされることとなりました。

　こうして半分ノンフィクションな朗読劇を終えると、7人はフリートークのコーナーへ。本日の衣装について改めて7人でイジっていくことになります。「豊永さんが普通に見えてくる」と江口さんも話しますが、改めて見てみると代永さんと赤羽根さんはすごい（笑）。石油王をイメージしたという代永さんは、意外にもひげ姿ががしっくりきたとおっしゃっていました。ただし赤羽根さんはいつまでたっても見慣れません（笑）。

　逢坂さんの衣装は左右非対称になっておりとってもオシャレ。鬼太郎のように髪をひと房立てているのもポイントです♪　また、杉田さんの学ランは毎年マイナーチェンジが繰り返されているという裏話も。キャスト陣の衣装は、掲載写真で注意深くチェックしてみてくださいね♪

　恒例となっているプレゼント抽選会のあとは、イベントもフィナーレへ。ラストは全員で「FRIENDIER」を歌い、客席のみなさん1人1人とお別れです。ステージを降り、みなさんの近くで声を届ける7人。たくさんの歓声＆笑顔に包まれたゆーたく祭は、こうして幕となりました。

　「See you next ゆーたく！」と会場全員で声を揃えると、次に会える日がすでに待ち遠しい！　今後の展開にも大いに期待しております☆

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