2018年11月29日（木）

『RDR2』西部開拓時代のギャング団ならではのアウトローな稼ぎについて解説【電撃PS】

『レッド・デッド・リデンプション2』は、CERO Z（18歳以上のみ対象）のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

　ロックスター・ゲームスより好評発売中のPS4／Xbox One用ソフト『レッド・デッド・リデンプション2』。本作は、西部開拓時代末期の1899年アメリカを舞台としたオープンワールドアクションアドベンチャーです。プレイヤーは、連邦捜査官や賞金稼ぎに追われるギャング団のメンバー、アーサー・モーガンとなって、監視から身を隠しつつ再起の時をうかがいます。

　今回は、多彩な資金の稼ぎ方のなかから、いかにもギャングらしい荒っぽいやり方をいくつか紹介していきます。実際のところ、本作は普通にストーリーミッションでギャング団の仕事をこなせば、プレイヤー自身がお金に困ることはほとんどありません。しかし、司法の目をかいくぐって稼ぎを手にするスリリングなプレイ感覚は、『GTA』シリーズと並ぶロックスター・ゲームスのアクションアドベンチャーならでは。ぜひ一度は試してほしいところです。

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いかに獲物を見つけるかがアウトローへの第1歩

　本作では、ほとんどの相手に銃を突き付けて脅したり、金品を奪うことができます。しかし、手当たり次第に他人を襲っても1人あたりから奪えるものは限られており、逆に悪事を働いたことによってかかる懸賞金がふくらんでいきます。ゲームの世界においてもアウトローとして生きるためには、よりうま味のある獲物を見つけ出すことが重要となるのです。

仲間の立てた計画に参加する

　アーサーが身を寄せるギャング団のキャンプでは、本編以外にさまざまな稼ぎの計画を立てているメンバーがいます。なかには家屋の襲撃や銀行強盗などの荒事を考えている人物も。彼らに協力して計画を成功させれば、ギャング共通の資金に加えて分け前で懐を温かくできます。うまく立ち回れば、名誉もそれほど減らずに済ませられるので、善人プレイの人も挑戦してみる価値はあると思います。

住民の情報をもとに稼ぎの計画を立てる

　集落や町の住民のなかには、ギャングの稼ぎに向いた情報を持っている人物がいます。たとえば、チャプター3で駅馬車から金を奪うミッションを成功させると、ローズの街の郵便局員から襲撃に手ごろな馬車の情報が得られるようになります。

　また、町にいる物乞いは、お金を恵むと、見返りに効率のいい稼ぎ場所の情報を教えてくれることも。彼らに情報を教えてもらうと、対象がマップ上でアイコンで表示されるようになります。


▲ローズの郵便局では価値のある積み荷を運ぶ馬車の情報を教えてくれます。


▲物乞いの情報をもとにサンドニの銃砲店を襲撃すると、店の奥に……!?

自分で稼げそうな獲物を探す

　仲間の計画や住民から得られた情報で稼ぎつくしたら、あとはプレイヤーの観察眼がモノを言います。人里離れた道を行く馬や馬車、夜中に閉まる直前の店舗など、稼ぎは少なめですが比較的安全に狙える対象はいくらでもあります。ただし、犯罪行為を他人に通報されたら追っ手と懸賞金がつくことを忘れずに。

いかに法執行官を刺激せずに成し遂げるかがアウトローのカギ

　ここからは、対象別に襲撃の手口と入手したものの換金方法などを解説していきます。対象がなんであっても、重要になるのはこの世界の規律を守る法執行官を刺激しすぎないこと。派手な行動をとって通報されたり、対象や追っ手をむやみに殺害すると懸賞金がうなぎ上りになり、そのときに得た稼ぎでは割に合わなくなってしまいます。

　目的はあくまで金品なのですから、それ以外のものは二の次。目的に近づくまでは静かに、そして入手できたら危なくなる前にその場を離れることが大切です。また、襲撃の前には覆面などで顔を隠しましょう。

家屋やキャンプを襲撃する

　民家や店舗を襲撃すると、住民を脅したりレジや室内を探って金品を奪うことができます。やり方は室内に押し入ってなかにいる人物に銃を突き付ければOK。店舗を襲う際はまず確実に法執行官に通報されるので、押し入る前に逃走しやすい裏手などに馬を配置しておきましょう。法執行官に通報されたら強盗が途中でもすぐに逃げたほうが安全です。

　また、フィールドを移動中に見える煙の下にはキャンプのある可能性が高いです。キャンプにいる人からも金品を脅し取れるほか、食料などを奪うことが可能です。とくに、コルムなどの敵対ギャングがいるキャンプは、名誉や懸賞金を気にせず襲撃できるので見つけたら積極的に攻撃しましょう。

　奪った金品は町などにいる盗品商が買い取るほか、ダッチのキャンプへ直接寄付することもできます。

馬や馬車を奪って売る

　街道を行き来している人が乗る馬や馬車は、奪って売り払うことができます。主人公が乗る馬を横付けするように移動させれば、画面右下にアイコンが表示されるのであとはボタンひとつで対象の乗る馬や馬車を乗っ取れます。複数の人が乗っている馬車は、奪うと御者以外の人が法執行官への通報を試みるので、なるべく1人乗りの馬車を狙うといいでしょう。

　なお、奪った馬は、町などにある馬屋では安く買いたたかれてしまいますが、チャプター3のストーリーミッションを進めると盗んだ馬を専門で買い取ってくれる人物が現れます。馬車はチャプター2のストーリーミッションで利用可能となる、エメラルド牧場の盗品商が買い取ってくれます。馬車は買取値が比較的高めなので小銭稼ぎにオススメです。

列車を襲撃して乗客から金品を奪う

　列車は、マップ上の線路をだいたい反時計回りに走っていて、南部の大都市サンドニからアンズバーグへ進み、北の山地を抜けたあと、バレンタインからエメラルド牧場を通ってサンドニへ戻るルートと、バレンタインを通らずにローズを経由してサンドニへ至るルートに分かれています。

　この列車に馬から飛び乗り、乗客を脅して金品を奪うとかなりの額を稼げる可能性があります。ただし、列車には護衛が数人乗っていて、こちらの襲撃に気づくと法執行官に通報されるほか、強盗中に列車が町を通過した際にも追っ手が現れる危険があります。


▲列車がなかなか現れない！　という場合は、まず駅で切符を買ってアンズバーグあたりまで列車に乗るのが早いです。

　列車を襲撃する際は、人里離れた場所で通過を待ち、できれば最初に先頭の機関車を襲撃して機関士に列車を止めさせるのがうまいやり方です。人里離れた場所で列車を止めると、法執行官に通報されても現れる追っ手の数が少なくなります。続いてこちらに気づいた追っ手を強盗をはじめるまえにすべて倒してしまいましょう。追っ手を倒してしまえば、じっくりと乗客から金品を奪い取ることができます。


▲早めに列車を止めれば、脱出の際に自分の馬と合流できる可能性も高くなります。

　もし、強盗が途中でも法執行官が現れたらすぐに逃げる準備をするのが得策。すぐに列車をとめていれば、近くに自分の馬がいるはずです。逃げる際は、法執行官を倒すのはよほど近づかれた場合に限り、基本的には街道を外れたり、森や丘を利用して追っ手の視界をさえぎるようなルートをたどって馬を走らせると逃げ切りやすいでしょう。


▲追っ手を倒しても死体から持ち物を漁ることはほぼ不可能。懸賞金が上がって損するだけなのでなるべく戦わないほうがいいです。

ふくれあがる懸賞金への対策がアウトローの悩み

　アウトロー生活での犯罪行為を法執行官に通報されると、追っ手がつくだけではなくアーサーの首に懸賞金がかかります。懸賞金は本作のマップを構成する4つの州ごとにかかり、懸賞金がかかっているエリアで法執行官に見つかると即座に追われる身となるほか、金額が高くなるほど賞金稼ぎの襲撃を受ける危険が上昇します。

　さらに、懸賞金がかかった状態で死亡すると所持金が減額される（それでも懸賞金は減らない）とまさに悪いことづくめ。この状態を解消するには、各地の駅にある郵便局でアーサー自身が懸賞金を支払う必要があります。

　そこで「悪いことしてもすぐにお金払っちゃえばいいじゃ～ん」とはならないのが、本作の難しいところ。たいていの悪事で稼げる金額は、よほどうまくやらないと発生する懸賞金とだいたい同じ。うっかり逃走中に法執行官や賞金稼ぎを倒すと収支はまず赤字になります。

　それでも、追っ手に悩まされて移動もままならないくらいなら、懸賞金を払ってスッキリしたほうが楽です。この“悪事で稼げるのは本当にデキルやつだけ”というさじ加減は、クライムアクションの金字塔を手がけるロックスター・ゲームスの真骨頂と言えるでしょう。

　次回は当時の遊びを再現したテーブルゲームについて解説する予定です。

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