2018年12月4日(火)
Niantic, Inc.とポケモンより配信中のiOS/Android用アプリ『ポケモン GO』に近日実装予定である対戦機能“トレーナーバトル”の情報が発表された、“新機能説明&デモ ラウンドテーブル”の様子をお届けします。
【追記】1日に対戦できる回数やもらえるリワードなどに関する情報を追記しました。
本イベントでは、ナイアンテックの須賀健人さんやポケモンの髙草真生さんが、先日発表された新機能“トレーナーバトル”の詳細を解説。また、本モードのデモプレイを行うこともできました。
イベントは、『ポケモン GO』の今までの振り返りから始まりました。2018年は“リサーチ”や“フレンド機能”、“いつでも冒険モード”といった人を動かし、交流を促すような新機能が追加された他、リアルイベントが世界各地で盛況だったことなど、『ポケモン GO』にとって大きな飛躍の年だったとのこと。
2018年に開催されたイベントでは、ドルムントで17万人、チケット制の横須賀では6万8千人、台湾では100万人を動員し、経済効果は横須賀が15億円、台湾が10億となったことが語られました。また、ナイアンテックのデータによると、2018年はプレイヤーが2017年に比べて53%も多く歩いているそうです。
その他、10月より登場しているシンオウ地方のポケモンについてのトークも展開され、これから来年にかけて追加されていくことが明かされました。
今までの振り返りが終わるといよいよ“トレーナーバトル”の関する詳細が発表。他のトレーナーや『ポケモン GO』のチームリーダーと、リアルタイムで1対1の対戦を楽しめる機能で、チームリーダー以外との対戦は、フレンドや交換機能と同じく13歳以上から利用できることなどが発表されました。
本機能は、“対戦コード”と呼ばれる2次元バーコードをスキャンすることで始められる他、トレーナーの仲良し度が親友以上のフレンドならば、離れていても行えるとのことです。
対戦ルールは3VS3で、相手のポケモンすべてを倒すか、タイムアップ時に残りのポケモンが多い方(残りのポケモン同じ場合は体力を参照)が勝利となります。
機能の解説の中では、トレーナーバトルは、トレーナー同士の交流の機会になるようにという点を重視しており、1回の対戦が長くかからないように対戦時間の考慮が行われたことや、『ポケモン』の世界観を壊さず、プレイヤーにとって抵抗がないように、まずはトレーナー同士の関係を準備したいという考えから今回のタイミングでの実装となったということが語られました。
さらに、トレーナーバトルが終了すると、特定のポケモンの進化に必要な“どうぐ”などの報酬を両方のトレーナーが勝敗にかかわらずもらえるので、気軽に参加できるということも明らかになりました。
“トレーナーバトル”には、スーパーリーグ、ハイパーリーグ、マスターリーグの3つのバトルリーグが導入されており、それぞれ参加可能なポケモンの最大CPに制限があるのは、先日発表された通り。よりたくさんのポケモンを捕まえておくことが重要です。
また、パーティに組めるポケモンは3匹で、相手のポケモンは対戦が始まるまでわからないので、ポケモンを選ぶ段階からタイプの相性を考える必要がありました。
■各バトルリーグへのポケモンの参加条件
スーパーリーグ:CP1,500以下のポケモンのみ参加可能
ハイパーリーグ:CP2,500以下のポケモンのみ参加可能
マスターリーグ:CP制限なし
トレーナーバトルでもっとも戦略性を感じたのは、本機能からすべてのポケモンにもう1つのスペシャルアタックを覚えさせることができるため、2つのスペシャルアタックを使用できるという点でした。
スペシャルアタックのゲージは個別に溜まっていく点を利用して、片方を発動しやすいものにしてタイミングによって使い分けたり、別々のタイプの技を覚させて1匹のポケモンで有利に戦えるタイプを増やしたりできるので、トレーナーバトルの主力にしたいポケモンには、ぜひとも2つ目のスペシャルアタックを覚えさせておきたいところです。
なお、開放にはそれぞれのポケモンのアメと星の砂がいるとのことなので、しっかりと集めておいた方がよさそうです。
また、バトル中のスペシャルアタックは、発動時に連続でタップしてチャージを行い、その度合いによって威力が変わるようになっていました。まったくタップをしないと威力が低くなってしまうので、しっかりとタップをしておく必要があります。
▲対戦は特別なフィールドで行われ、対戦中はアバターも映ります。 |
さらに、スペシャルアタックの防御に使える“シールド”も、とても重要な要素でした。“トレーナーバトル”では攻撃が回避できないのですが、シールドを使うことで相手ポケモンのスペシャルアタックを防御できます。
ただし、1回の対戦で2度までしか使用できないので、タイプの相性により大ダメージを受けてしまう時やポケモンの残り体力が少ない時など、タイミングを吟味して使う必要がありました。
その他、特徴的な要素として、“ポケモンの交代におけるクールタイム”がありました。
ジムバトルやレイドバトルではポケモンの交代は素早く行えますが、“トレーナーバトル”では1度交代するごとにクールタイムがあるため、安易に交代するとそれにあわせてこちらにとって相性の悪いポケモンに交代されてしまい、ピンチに陥ってしまいます。
そのため、前述した攻撃を回避できないという要素を踏まえて、“シールドを使いたくない時に、相手のスペシャルアタックのタイミングを予想して変更”といった、ここぞ! という時に使う手段という印象がありました。
トレーナーバトルは、短時間でも楽しめる内容ながら、『ポケモン GO』のシステムとマッチしたルールにより、従来の『ポケットモンスター』シリーズでのポケモンバトルにも負けない戦略性がありました。ポケモンバトルが好きという人には、ぜひともオススメです!
――1日に何回対戦ができますか? それはほかのトレーナーとの対戦の場合と、チームリーダーとの対戦で異なりますか?
どちらの場合も回数の上限はありません。
――シールドは対戦中、1体に対して何回使えますか?
現状は1回の対戦中に2回までです。
――交代は何回までできますか?
何回でも行えます。ただし、交代は対戦が始まってからしばらくたたないと使えず、かつ、もう一度交代する場合には、前の交代からある程度の秒数が経っていないと交代を行えません。
――リーダーやトレーナーと対戦でリワードは1日に何度でももらえますか?
チームリーダーとの対戦では1日1回、トレーナーとの対戦では、対戦相手問わず1日3回までもらえます。
――幻のポケモンや伝説のポケモンは複数匹対戦に出せますか?
はい、複数匹対戦に出すことは可能です。
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