2018年12月27日(木)
Blizzard Entertainmentより、本日2018年12月27日にNintendo Switch用アクションRPG『ディアブロ III エターナルコレクション』が発売となります。本作のポイントやNintendo Switchでのプレイ感を、まとめてお届けします!
『ディアブロ III』は、豊富なスキルで敵をなぎ倒す爽快感や、ランダム生成される高品質のアイテムを求めて周回するトレジャーハント要素など、独自の魅力に溢れるハック&スラッシュ……通称“ハクスラ”と呼ばれるタイプのジャンルのゲームです。特に『ディアブロ』シリーズは、ハクスラの代表的な作品として古くから世界中のファンに親しまれています。
『ディアブロ III エターナルコレクション』には、本編に加え、拡張版『リーパー オブ ソウルズ』および『ライズ オブ ザ ネクロマンサー』が含まれており、これ1本あれば、現状用意されている『ディアブロ III』のすべてのコンテンツを遊ぶことができます。
興味はあるけど、『ディアブロ』シリーズやハクスラをプレイするのは初めてという人もいると思うので、改めて本作の魅力を紹介していきます。Nintendo Switch版ならではの操作感なども合わせてレポートするので、他機種版を遊んだプレイヤーもぜひチェックしてみてください!
本作にはさまざまなコンテンツが収録されていますが、その核となっている部分は非常に単純! 覚えたスキルを使い無数の敵を倒し、敵が落とした装備を拾い、自分のキャラクターをより強くしていく。このサイクルこそが『ディアブロ』の基本です。
▲迫りくるたくさんの敵をスキルを駆使して倒して、手に入れた装備でどんどん強くなっていく快感がたまらないんです。 |
▲激レアアイテムの“レジェンダリーアイテム”がドロップすると、オレンジ色の光の柱が! これを見るだけで「やった!」とうれしい気持ちになりますね。 |
まず、それぞれ特色が異なる全7クラスから使用したいクラスを選びます。クラスによって覚えるスキルがまったく違うので、プレイ感も大きく異なるのが特徴です。
スキルの種類は無数に存在し、どれをセットするかによって同じクラスでも戦い方は大きく変わります。スキルコンボなどを見つける楽しみなどもあり、これが何度でも遊びたくなってしまう理由の1つになっています。
それでは、簡単にですが7つのクラスを紹介しましょう。どのクラスがいいか悩んでしまいそうですが、まずは直感で選んでみましょう! キャラクターは複数作成可能ですので、後から別のクラスを試してみることもできますよ。
『ライズ オブ ザ ネクロマンサー』で追加されたクラス。呪いと毒をもって敵を滅ぼす魔術師で、敵の死体を利用した攻撃を多用します。スケルトンや血肉のゴーレムなどを使役して、死体の軍団を操ることも可能です。
▲筆者はネクロマンサーでプレイしてみました。スケルトンを呼び出し、たくさんの味方で敵を攻撃できるのが楽しいです! |
『リーパー オブ ソウルズ』で追加されたクラス。輝く鎧に身を包み、巨大な盾を手にし、フレイルによって天罰を下す守護者です。神聖なる力を行使し、敵をなぎ払うことができます。
重く巨大な近接武器を携え、敵の中心へと飛び込んでいく苛烈な戦士。怒りを力へと変え、暴風のごとき圧倒的な攻撃で敵を粉砕していきます。
野生の生き物や疫病、霊魂などを呼び出し、敵にけしかける呪術師。暗い魔術を使い、敵を衰弱させながら戦うことを得意としています。
多種多様な呪文を使いこなす、魔法のエキスパート。元素を支配する属性魔法や、防御魔法、召喚魔法など、バリエーション豊かな攻撃方法を持っています。
疾風のごとき素早さで戦場を駆け抜け、真言によって身を守る聖戦士。武術を使った連続攻撃や魔法に似た力を発揮する真言など、神秘的な力を使い敵を倒します。
弓やナイフ、クロスボウなどを駆使して、遠距離から敵を狩る狩人。俊敏な回避行動や危険なトラップなど、さまざまな手段を用いて敵を追い詰めます。
戦闘中の攻撃手段となるスキルはレベルによって順次開放されていきます。最終的には20以上のスキルを習得することができるうえ、各スキルには“ルーン”を設定することでさまざまな特殊効果を付与でき、より多彩なアクションが可能になります。
例えば、ネクロマンサーの“スケルタル・メイジ”というスキルでは、通常では遠距離魔法攻撃をするスケルトンの魔法使いを召喚します。ですが“汚染”というルーンを設定すると、召喚されたスケルトンは遠距離攻撃を行う代わりに、出現地点の周囲に腐敗のオーラをまき散らすようになります。
▲ルーンをセットするとスキルそのものの使い勝手がガラリと変わる場合も。 |
各スキルにはそれぞれ5つのルーンが存在するため、体感的には100種類以上のスキルがあるといってもいいでしょう。
▲ルーンをうまく使って自分が戦いやすいようにスキルを組んでみましょう。 |
加えて、どのスキルを戦闘で使うかはプレイヤーが自由に設定できるため、自分のプレイスタイルに合わせたスキルセットを追求したり、特定のコンセプトに基づいてコンボを研究したりできるのが本作の醍醐味です!
そして、敵を倒すことで手に入るさまざまな装備にも注目! 装備には、基本的なステータスの他に、多彩な付加効果がランダムで付きます。レアリティが高いほど付加効果が多かったり、効果が強かったりするので、より強力な装備を求めて敵を倒し、自分を強化していくというトレハン(トレジャーハント)要素が何より楽しいのです!
▲強い装備が手に入ると目に見えて自分の強さも変わります! |
中には、揃えて装備すると特殊な効果を発揮するセット装備もあります。レアリティが上がるほど装備の見た目も豪華になっていき、強くなっている実感を味わえます。
なお、装備を好きな見た目に変更できたり、色を変更できる要素もあるため、容姿にこだわりつつ性能を上げることも可能です。
群がってくる敵を豪快になぎ倒す爽快感と、その報酬として得られる装備の数々。そしてそれによってもたらされるさらなる強さというループは、まさに止め時を失うほど! 世界中の人々が『ディアブロIII』に熱中してしまう理由がわかります。
ストーリーモードでは、“恐怖の帝王”の異名を持つ悪魔ディアブロの復活と、それに対する主人公たちの奮闘が描かれていきます。物語としては過去作から続いている部分はあるものの、本作だけでストーリーの大枠はわかるほどにシンプルに構成されているので、初めて遊ぶという方も大丈夫です!
章の合間にはハイクオリティなムービーシーンも挿入されるので、主人公たちがいかに壮大な戦いを繰り広げているかイメージもつかみやすいはず。用語集や読み物もあるため、過去の話が気になったら読んでみると、より物語を楽しめるかもしれません。
▲ちなみに『ディアブロ III』の天使はこんな感じです。我々が想像する天使とは違う見た目ですが、いかにもダークファンタジーっぽくてカッコいいですよね。 |
戦場もさまざまで、薄暗い墓場から獣人が闊歩する荒野、牢獄のようなダンジョンなど多彩! 戦場そのものの作り込みも細かく、物語性を感じさせるフィールドがいくつも存在するので、そういった点にも目を向けてみると、さらに深く世界観を味わえるでしょう。
ストーリーモードは目的もはっきりしているため、本作を初めてプレイする際のチュートリアルとしてもうってつけ。まずは物語を追いつつゲームに慣れ、その後に本格的なトレジャーハントの旅に出るのがおすすめです。
TVモード、テーブルモード、携帯モードとさまざまな形態で遊べるのはNintendo Switchならではの魅力。TVモードでは大画面に映してのびのびとプレイできますし、テーブルモードでのお手軽なプレイも遊びやすかったです。
▲操作方法はこのようになっています。 |
ですが、もっとも推したいのが携帯モード!『ディアブロ III』は、よりよいアイテムを求めて周回を繰り返すことが多いゲームなのですが、携帯モードであればちょっと時間があるときに「1周だけ……」という感覚で手を出しやすいんです。『ディアブロ III』とNintendo Switchの相性のよさを感じた瞬間でした。
▲携帯モードでいつでもどこでも、少しの空き時間でもプレイできるのは、『ディアブロ III』ファンにはうれしいのではないでしょうか! |
さらにいえば、ベッドなどに横になりながらプレイもできるので、家でごろごろしながらのプレイにも最適。自堕落の極みといったプレイスタイルですが、このラクさは他では得難いもの! これだけ本格的なハクスラのゲームが、ごろごろしながら手軽に楽しめるのは本当にありがたいです(笑)。
携帯モードだと字が小さくて読みずらくなってしまうのではないか、という懸念があったのですが、実際に携帯モードでプレイしたところ、ごろごろしながらプレイする分にはそこまで気にならなかったです。『ディアブロ III』を購入したら、ぜひごろごろプレイを試してほしいと思います!
なお、本作はオンラインでもオフラインでも最大4人まで同時にプレイが可能です。オンラインで仲間を探すもよし、ローカル通信で友だちと遊ぶもよし、一人で黙々と敵を倒し続けることもできます。それぞれのスタイルに合った楽しみ方ができるのも、『ディアブロ III』の魅力です。
▲仲間と一緒にさらなるお宝を目指して、トレジャーハントの旅を続けましょう! |
Nintendo Switch版のみの特典として、『ゼルダの伝説』のガノンドロフの外見になれるアーマースキンと、ペットのコッコ、トライフォースの肖像フレーム、反響の仮面の翼が手に入るのも見逃せません! ガノンドロフに扮し、『ディアブロ』の世界を楽しむことができます。
▲あえてゼルダやリンクじゃないところが、本作のダークな世界観にピッタリだと思います! |
▲ペットのコッコは他のペットと同じくせっせとコインを拾ってくれます。結構拾うのが面倒なので助かります(笑)。 |
深いやり込み要素がありつつも、空いた時間に気軽にプレイすることもできる『ディアブロ III エターナルコレクション』は、年末年始に遊ぶ1本として非常におすすめです! こたつの温もりを感じてごろごろしながら、トレハンに勤しんでみてはいかがでしょうか?
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