2018年12月18日(火)

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』に収録された“モーターヘッド”を紹介

文:電撃オンライン

 3gooは、2019年2月14日発売予定のPS4/Nintendo Switch用アクションRPG『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』に収録される2つのDLCの中から、“モーターヘッド(Through The Ages)”の情報を公開しました。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』 『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

 本作は、デーモンハンター“ヴィクター・ヴラン”が世界をまたにかけて悪魔退治を繰り広げる見下ろし視点のアクションRPGです。本編“ヴィクター・ヴラン”に加えて2つのDLC“砕けた世界”と“モーターヘッド”を収録しています。

 DLC“モーターヘッド”は、『ヴィクター・ヴラン』と世界最大の轟音を響かせる伝説のロックバンド、モーターヘッドがタッグを組んだアグレッシブかつアナーキーなコンテンツです。

 新旧のモーターヘッドの音源が13曲も使用され、地図やストーリーライン、衣装、武器、ボスキャラに至る細部にバンドの創作世界が表現され、バンドの歴史と寄り添いながら進行します。

 無数の敵がヘドバン状態となる特殊なデーモンパワーなど、ユニークかつロックな設定が爆音やレミーのダミ声と相まって、プレイヤーはアドレナリンを放出しっぱなし。ハードロックでハードコアなアクションバトルを楽しめます。

 また、本DLCを紹介した映像が公開されています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』
『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

プロジェクトの経緯

 本プロジェクトは、“ヴィクター・ヴラン”制作チームがモーターヘッドの楽曲と本作とに親和性を感じ、バンドへ数曲の楽曲使用をオファーしたところ、フロントマンのレミーさんからの「もっと(曲を)使え』という一言で決定しました。

 Wired ProductionのNeil Broadheadさんは、「レミーはプロジェクトの初期段階から参加してくれました。具体的には、使用する武器やベルトのバックルのディテールなどに対してもフィードバックをくれたり、初期のビルドをプレイして、開発チームと意見交換もしてくれました。レミーを失って(2015年12月逝去。享年70歳)、このゲームはモーターヘッドのトリビュートの要素がより色濃くなりました。本作を世界中のモーターヘッドのファンに発表できることを私たちは誇りに思っています」と語りました。

DLC“モーターヘッド”

地図概要と登場キャラクター

 それぞれ2つから、4つのダンジョンを有する3つの地図が存在します。DLC独自の武器、伝説のアイテム、デスティニーカードや衣装など、すべてがモーターヘッドのメンバーや作品にインスパイアされたものとなっています。

大戦の世界(ボス:ウォーピッグ)

 権力に飢えた総統が瞬く間に人々とこの世界を掌握します。世界を終わりなき戦争へ放り込み、後に残るのは破壊だけという殺伐とした世界が広がっています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

 ボスキャラ“ウォーピッグ”は、ザゴラビアの地を訪れたレミーが、この国をどうにかせねばならないという思いから、邪悪な力に対抗する力として残していったバンドのマスコット“スナグルトゥース”が変貌した姿です。

 3つの世界で戦闘に没頭するうちに、巨悪の塊“ウォーピッグ”に変貌。レミーの要請を受けたヴィクターはウォー・ピッグとの一騎打ちに出ます。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

【ロケーション】破滅の心臓部/暴悪の要塞/溶鉱炉/悪魔憑きの地下壕

狂気の荒野(ボス:オーガズマトロン)

 暴虐に取りつかれた牧師が巧みな言葉で素朴な人々の心を揺さぶり、嘘やごまかし、“教え”を疑うことなくリンチを行う暴徒が続出。狂気の荒野と化しています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

 ボスキャラ“オーガズマトロン”は、ザゴラビアに到着した牧師が従えている悪魔の列車です。開拓地の人々は、犯したこともない罪を悔い改めるか、それとも死ぬかの選択を迫られ、脱出を試みる者はオーガズマトロンに追いつめられることになります。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

【ロケーション】テルミヌス・エスト/枯れゆく泉/亡者の鉱山/暴風の峡谷

暗黒時代(ボス:呪われし者の女王)

 世界征服という欲望に取り憑かれ、実際にあらゆるものを手中に収めた女王。世界のすべての富は彼女のものとなっていました。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

 ボスキャラ“呪われし者の女王”、ザゴラビアの王を誘惑し、ザゴラビアの男をすべて城から消してしまった魔性の権化。長きにわたり王座に残り欲望を満たすためにさらなる血を求めています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

【ロケーション】聖杯/叫びの小道/凍炉の洞窟/屠殺小屋/蝕まれた地下室

武器ラインナップ

 レミーの愛機の他、5種のベース&ギターが武器で登場します。彼が無類の武器コレクターだったことにちなみ、リボルバーも3種取りそろっています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

 複数ターゲットを強力なリフ再生により攻撃する“パワーコード”や敵に強力な稲妻を投げつける“ズギュウーン!”といった特殊効果も追加されています。

 ギターは、複数の敵を攻撃できる遠隔武器として装備できます。クリティカルヒットを引き起こすため、攻撃の間合いをとれます。リボルバーは、移動と同時に火炎攻撃などを行える長距離武器となっています。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』

ギター:キルミスター

 “キルミスター”とはレミーのファミリーネームです。彼の愛機・リッケンバッカーをモチーフとしたベースがモデルです。“パワーコード”を用いてタイミングよく攻撃すると、攻撃がクリティカルヒットになります。

ギター:エレキギター

 パワーコードの攻撃で命中時の効果が増大します。

ギター:ソロ

 治癒力をもち、近くの味方のライフを回復させます。

ギター:ベース

 スプリットタイム攻撃を実行すると“エーテル”が充電され、チャージによりパワーコードの威力が増大します。

ギター:エクスプローラー

 “ズキューン!”や“パワーコード”で敵キャラクターのヘドバンに影響を及ぼしダメージを与えます。チャンピオンとボスはこの影響を受けません。

リボルバー:ロックンロール

 パワーコードアタックが貫通力を持つようになります。アルバム『ロックンロール』(1987年)にちなんで命名されました。

リボルバー:ヘルレイザー

 ダブルショットと特殊攻撃が燃え尽きます。アルバム『マーチ・オア・ダイ』(1992年)収録のオジー・オズボーンとのコラボナンバーに由来しています。

リボルバー:ミッキー

 ドラマー、ミッキー・ディーにちなんだ武器です。オーバードライブ攻撃の加速を促します。

衣装

 モーターヘッドのメンバー、レミー(Vocal&Bass)、フィル・キャンベル(Guitar)、ミッキー・ディー(Drums)の衣装を入手できます。

 プレイヤーはこの特殊な衣装を纏うことで、オーバードライブを増強させるなど、ワイルドに属性を強化できます。

『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』
▲フィル・キャンベル(Guitar)
『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』
▲ミッキー・ディー(Drums)
『ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション』
▲レミー(Vo&B)

デーモンパワー

 モーターヘッドの往年の名曲タイトルが、デーモンパワーとして登場。なお、音源ではありません。

ボマー(Bomber)指定した場所に空爆を落とします。
クライング・シェイム(Crying Shame)内なる悪魔を解き放ち前方にいるすべての対象を吹き飛ばします。
デス・マシーン(Death Machine)重力パルスを発生させ、不安定な魔術的フィールドを設置します。
ハートブレイカー(Heartbreaker)電撃を帯びた魔法の杖を召喚し、強力なライトニング・ビームを発射します。
アイアン・フィスト(Iron Fist)空から巨大な拳を召喚し、指定した場所を拳で押しつぶします。
ロスト・イン・オゾン(Lost in the Ozone)破壊不可能な氷の結晶に姿を変えて、モンスターにダメージを与えます。また、地獄から周囲の敵にダメージを与え続けます。
パラライザー(Paralyzer)地獄から周囲の敵にダメージを与える間、敵は“ヘドバン”状態になります。

■DLC“モーターヘッド”音源リスト
Jailbait Ace Of Spades End Of Time Love Me Like A
Reptile
We Are The Road
Crew
Paralyzed Bomber Iron Fist Killed By Death Motorhead
Overkill Stay Clean Queen of the
Damned

その他ミニ知識

 DLC“モーターヘッド”の地図上のどこかに、レミーの落書き(直筆)が隠されています。

データ

関連サイト