2019年1月29日(火)

Switch版『planetarian』が1月31日に配信開始。立ち絵やイベントCGがリファインされHD画質に対応

文:電撃オンライン

 プロトタイプは、Nintendo Switch用ダウンロードソフト『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』を1月31日に配信します。価格は1,100円(税込)。

 また、あらかじめダウンロードをマイニンテンドーストアで開始しています。

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』

 『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、『Kanon』、『AIR』、『CLANNAD』、『リトルバスターズ!』、『Rewrite』、『Summer Pockets』など数々の大ヒット作を手掛けるクリエイターチーム“Key”による本格的SFビジュアルノベルです。

 シナリオは“涼元悠一”さん、原画およびメカニックデザインは人気イラストレーター“駒都えーじ”さんが担当。

 原作のPC版は、全年齢ソフトとして2004年11月よりYahoo!BBを中心にダウンロード販売され、ネットワーク販売のソフトとしては驚異的なダウンロード数をカウントしました。

 その後、“イベント限定販売”としてPSPパッケージ版が2009年2月28日の“Key10周年記念イベント”や2009年6月20日の“プロトタイプ・ファン感謝デー”などで販売。また、東日本大震災で被災した人へのチャリティー版が2011年5月12日に販売されました。

 2016年7月にはアニメが配信、同年9月には劇場版も公開され、根強い人気を誇ります。そして、2016年にPC用ソフトとして発売されたHDリマスター版が、Nintendo Switchに登場します。

ストーリー

 降り止まない雨──。

 30年前、突然の細菌攻撃により放棄された“封印都市”。今はただ、自律型の戦闘機械が支配する無人の廃墟。そこに彼はたどりついた。疲れ果て、身を潜めたビルの中にその場所はあった。

 プラネタリウム。昔、満天の星々を眺め人々が心を癒やした空間。そこで彼を1人の少女が迎える

 少女の名は“ゆめみ”。30年の間、訪れる人を待っていたプラネタリウム解説員。彼女は、壊れかけのロボットだった──。

 “ゆめみ”に請われるまま、今は動かない投影機を動かすために彼は時を忘れて修理を続ける。

 降り続く雨。静かに流れていく“ゆめみ”と彼の日々。遠い郷愁のような毎日が彼の心を揺り動かす。人工の星空に、彼は何を思うのか? そして“ゆめみ”の運命は──?

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』

ゲームシステム

 本作は、選択肢のないビジュアルノベルで、アニメや映画を観るように、小説のページをめくるように、物語を読み進めていきます。

 “操作していることを感じさせない操作性”で感情移入しやすい環境を作り、豪華声優陣によるフルボイス、特殊かつ多様なエフェクトと映像、美しい音楽とグラフィック、そして秀逸なストーリーがプレイヤーを魅了します。

 また、早送り&早戻し機能はもちろん、ロード地点からの巻き戻し、バックログで表示したメッセージからの再開機能、キャラクター別のボイス音量調節機能、クイックセーブ&クイックロード機能など、より快適に楽しめるような機能が搭載されています。

Nintendo Switch版の特徴

移植ラインナップ最高解像度のHD画質

 移植ラインナップ最高解像度となる1280×720ピクセルのHD画質に対応。さらに、立ち絵やイベントCGがリファインされ、より一層の美麗ビジュアルとともに感動の物語を楽しめます。

タッチスクリーン操作フル対応で片手プレイも可能に

 Joy-Conを付けた携帯モードでの使用はもちろん、タッチスクリーン操作にフル対応しているためJoy-Conを外した本体のみの状態でもプレイ可能。ポータビリティーが向上しています。

 また、テーブルモード、TVモード時には、Joy-Con1つですべての操作が行えるため片手プレイもできます。

テキストは5言語に対応

 テキストは、日本語、英語、フランス語、中国語(簡体字・繁体字)に対応しています(ボイスは日本語のみ)。本編だけでなく、環境設定やデジタルマニュアルなども対応しており、いつでも表示の切り替えが可能です。

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
▲日本語
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』 『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
▲英語 ▲フランス語
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』 『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
▲中国語(簡体字) ▲中国語(繁体字)
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』 『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』

登場人物

屑屋(くずや/声優:小野大輔)

 主人公。戦争で放棄された都市から金目のものを発掘し生活しています。自律型戦闘マシンに追われて逃げ込んだビルで“ゆめみ”と出会います。

ほしのゆめみ(声優:すずきけいこ)

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
身長155cm(帽子なしの頭頂高)
体重不詳(同体形の人間よりは重め)

 大戦前に生産された量販型コンパニオンロボット。外観は15~16歳の少女を模して造られており、一見人間と区別がつきません。

 老舗百貨店である花菱デパート本店の屋上プラネタリウム館に配属され、人間の同僚たちに混じって接客およびプラネタリウム投影の解説業務を行っていました。

 30年前の戦争勃発直後、職場のある都市が細菌攻撃を受けて放棄された時、そのままプラネタリウムに取り残されてしまいます。その際に設定を初期化されることも、電源を切られることもなかったために、彼女は“客が来ないのは流行が変わったせい、スタッフがいないのは慰安旅行に出かけたせい”と思い込んだまま、来るはずのない客を平然と待ち続けていました。

 基本ソフトウェアにバグがあり、人間相手に冗長な会話を繰り返してしまうという悪癖を持っています。ロボット特有の杓子定規な思考と同時に、ガラクタを集めて花束を自作したり、上位機種の“涙を流す機能”に憧れたりと、多彩な面を見せます。観客やスタッフたちに長い間愛されていた、おしゃべりで幸せなロボットです。

データ

▼『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
■メーカー:プロトタイプ
■対応機種:Switch
■ジャンル:その他
■配信日:2019年1月31日
■価格:1,100円(税込)

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