津田健次郎さん、鈴村健一さんが登場。映画『ドキュメンターテイメントAD-LIVE』初日舞台挨拶レポ
鈴村健一さんが総合プロデューサーを務めている人気即興劇『AD-LIVE』。2018年には10周年を迎え、観客動員数もライブ・ビューイングも含めて11万人を動員するなど大きな盛り上がりを見せました。
2017年の『AD-LIVE』公演を題材とした映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』が2月2日より公開を開始しました。
監督は本作が映画初監督の津田健次郎さん、主演は『AD-LIVE』総合プロデューサー・鈴村健一さんです。ここでは監督と主演両名が揃った、初日舞台挨拶の様子をお届けします!
制作裏話も! 初日舞台挨拶には津田さん、鈴村さんが登壇
東京・新宿バルト9、8:30回の上演後、ステージに津田さんと鈴村さんがステージに登場しました。映画が受け入れてもらえるか不安だったと語った津田さんは、見終わったお客さんから拍手が起きていたことでホッとした様子でした。一方の鈴村さんは映画については津田さんにすべてを託したということで、映画が世界に放たれたことが嬉しいとコメント。
本作のプロットについて鈴村さんは一切口を出していないということで、すべて津田さんが書かれたとのこと。そのプロットが“津田さん語”で書かれていて、読み解くのが大変だったと鈴村さんが言うと、津田さんは苦笑。鈴村さんはそのプロットを見た時に自分では映像化はできないと思いつつ、出来上がったものを見て、なるほど! こうなるのか! と納得したようです。
また、映画の裏話として、ドキュメントと思われるシーンもじつはフィクションが混ざっていると津田さんが言うと、客席からはどよめきが。ドキュメントに見える部分にも台本があったり、台本の通りにやっているのにドキュメントになってくるという、『AD-LIVE』らしい展開もあったようです。
最後の挨拶では『AD-LIVE』ではおなじみの“アドリブバッグ”が登場! 津田さんは映画を観に来てくれたお客さんへの感謝や、初の映画監督作品が本作で良かったことなどを語り、最後の自分の気持ちを表すアドリブワードを1枚ひきました。「あ! やばい」というしっくり来るワードだったので、客席から笑いと拍手が起きました。
鈴村さんはどんどんアドリブワードを引くスタイルでコメント。特に客席をわかせたのは、「ドッペルゲンガー」を引いたとき。もう1人の自分の意味もあるドッペルゲンガーになぞらえ、「分裂して映画を観に来て欲しい」と上手くアドリブワードを使ってまとめていました。
以下は津田さん、鈴村さんの挨拶全文です。
※「」内はアドリブワードとなります。
■津田健次郎さん
本日はご来場、ライブ・ビューイングでご覧いただきありがとうございます。初めての映画監督作品が『AD-LIVE』で嬉しく思っております。また初日が無事にあけて、今はほっとしております。AD-LIVE に関わるキャスト、スタッフ、そしてお客様含めてすべての皆様の力が結集して、映画『ドキュメンターテイメントAD-LIVE』は完成したと思っております。今後もAD-LIVE のすべてを応援してください。映画についてもまた劇場に足を運んでいただければ嬉しいです。
僕は初日を迎えてこう思っています、「あ! やばい」
■鈴村健一さん
本日はありがとうございます。
皆さんには「無理はしない!」程度に劇場に何度も足を運んでいただければと思います。津田さんの想いにしっかり乗ることができて、プレッシャーもなく導いていただきました。津田さんという存在は「夢か幻か」わからないぐらいすごい人です。皆さんが来ていただかないと映画はただの映像です。映像が作品に変わるために、皆さんには「太っ腹~と言われるぐらい何度でも来ていただければと思います。この映画と『AD-LIVE』で皆さんに出会えた思い出、記憶、経験をすべて「蓄える」ことで、これからも『AD-LIVE』を素敵なものにしていきます。
映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』を観ていない方はぜひ劇場へ足を運んでみてください。虚実入り混じった『AD-LIVE』の不思議な世界を楽しめること間違いありません!
映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』
津田健次郎が紡ぐ、AD-LIVEの”ヒミツ”
声優・津田健次郎、映画初監督作品。声優・鈴村健一、実写 初主演作品。
2017年9月から10月に開催し、実に7万人(LV含む)を動員した『AD-LIVE 2017』。その舞台裏に、AD-LIVE出演者でもある声優・津田健次郎がカメラを廻し、AD-LIVEの創り方の”ヒミツ”を描き出した映画の公開が決定!
映し出されるのは、各公演の出演者(鈴村健一・てらそままさき・鳥海浩輔・中村悠一・関智一・羽多野渉・豊永利行・森久保祥太郎・高垣彩陽・津田健次郎・蒼井翔太・浅沼晋太郎)の舞台裏での笑顔や緊張はもちろん、鈴村自身が参加する深夜にまで及ぶミーティング、本番に向けた準備の様子などの様々な瞬間。そして、鈴村への長期密着から見えてくる、『AD-LIVE』に込めた情熱と愛と、そして……。
それらが折り重なる本映画のタイトルは『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』。
果たして、単なるドキュメンタリーを超えて、一体、どんな”ヒミツ”を描くのか!?
■スタッフ
監督・脚本:津田健次郎/撮影:橋本清明・関森崇/照明:高橋雄一郎・本田祐介/録音:井筒康仁/美術:橋本昌和/振付:CHINO/制作担当:池田飛鳥/演出補・編集:熊谷涼花/音楽:宮崎誠/音楽プロデューサー:鈴木めぐみ・十河大和/音楽ディレクター:福井健吾(VERYGOO)/音楽制作:アニプレックス/プロデューサー:高橋祐馬・中村卓郎/アソシエイトプロデューサー:瓜生恭子/アシスタントプロデューサー:井上めぐみ/宣伝プロデューサー:金谷好/配給:ライブ・ビューイング・ジャパン/助監督:川崎明子/制作プロダクション:祭/製作:AD-LIVE Project
■出演
鈴村健一/てらそままさき・鳥海浩輔・中村悠一・関智一・羽多野渉・豊永利行・森久保祥太郎・高垣彩陽・津田健次郎・蒼井翔太・浅沼晋太郎 他
■主題歌
『たのしいのうた』:鈴村健一(ランティス) 作詞:宮崎誠・鈴村健一/作曲・編曲:宮崎誠
(C) AD-LIVE Project