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2019年2月16日(土)

『ディビジョン2』多彩なアクティビティを楽しめたプライベートベータの様子をレポート! 【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 ユービーアイソフトから3月15日に発売となるPS4/XBOXONE/PCソフト『ディビジョン2』。本作はバイオテロによって秩序が失われたアメリカ・ワシントンD.C.を舞台に、政府機関が機能しなくなった状況下で活動するエージェント“ディビジョン”となって戦うオンラインRPGです。

DIVISION 2 BETA

 ここでは、予約者を対象に2月7~11日の間実施された、本作のプライベートベータの様子をレポートします。今回実施されたプライベートベータは、テストながらもオープンワールドの探索から序盤のストーリーミッションを楽しめるうえ、本作の特徴でもある“ダークゾーン”も収録。さらには対戦モードやレベルが上限に達したあとのエンドゲームコンテンツが遊べるなど、かなりボリュームのある内容となっていました。

 また、3月1~4日には、全プレイヤーを対象としたオープンベータも実施されます(オープンベータについてのニュースはコチラ)。プライベートベータは未体験で、オープンベータからの参加を考えている人はぜひ参考にしてください。

エージェントはホワイトハウスを拠点に各地の解放に乗り出す

 プレイヤーの分身である“ディビジョン”エージェントは、ホワイトハウス近郊からスタート。まずは作戦基地となっているかつての大統領官邸、ホワイトハウスへ向かいます。ワシントンD.C.はいくつかの地域に分かれていますが、ゲーム序盤ではいずれもなんらかの敵対勢力に制圧されており、ホワイトハウス自体も敵から直接攻撃を受けている状況。プレイヤーは、ホワイトハウスを拠点に各地域の敵勢力を排除する必要があります。

DIVISION 2 BETA

 各地域には、メインストーリーとなるミッションのほか、各地の民間人からなるコミュニティから依頼されるサブミッション、そして各地で散発的に発生するランダムミッションなど多彩なアクティビティが用意されています。あちこちに隠された箱やカバンから、クラフトに使う素材や民間人に寄付する資源を見つける探索もあり、じっくりプレイできる感じです。また、エリア内では生活に必要なものを探す民間人と敵対勢力との散発的な戦闘も発生していて、前作のニューヨーク以上に戦場と化した街の雰囲気が出ているのが印象的でした。

DIVISION 2 BETA

 特筆すべき新要素としては、コミュニティの発展などを支援する“プロジェクト”や敵の支配する地域を奪い返す“コントロールポイント”が挙げられます。

 ワシントンD.C.では、バイオテロから生き延びた人々がバリケードに囲まれたコミュニティを作って暮らしています。プレイヤーは彼らが求める支援“プロジェクト”で指定された条件を達成することで、作戦基地にコミュニティのメンバーをスカウトできるなど、さまざまな恩恵を受けられます。

DIVISION 2 BETA

 各地では敵対勢力が根城にしている“コントロールポイント”と呼ばれる場所があります。この場所を敵から奪い返し、コミュニティの手にゆだねることで、地域の解放が進んでいきます。“コントロールポイント”を制圧するには、フレアガンで信号弾を撃ち上げてコミュニティの支援を呼んだうえで居座る敵をすべて排除、さらに奪回に来る敵勢力を撃退する必要があります。AIキャラであるコミュニティの部隊もそれなりの戦力ですが、しっかり武装した敵勢力との戦いはかなり激しいものとなります。1人で戦うのは厳しい、と感じた時に役立つのが“支援要請”システムによるマッチングシステムです。

さまざまなアクティビティで協力プレイ可能な“支援要請”システム

 前作と同様に、メインストーリーなど一部のミッションは、開始時にほかのプレイヤーを自動的に探すマッチング機能で協力プレイが可能ですが、今作では、“コントロールポイント”のようなマッチングがないアクティビティを開始する際や、敵に倒されてしまったときなど、ほかの人の助けが欲しい場合に本作を遊んでいるほかのプレイヤーに向けて支援を要請することができます。

 逆にほかのプレイヤーを支援したいプレイヤーはグループ設定で“要請を受諾する”にしておくと、要請を出したプレイヤーとその場でマッチングし、グループを組んで遊ぶことが可能です。一緒に目的を達成したあとは、その場でグループを離脱するのも自由ですし、そのまま別のアクティビティで遊ぶのも自由。

 不特定のプレイヤーと一緒に遊べる要素としては、なかなか面白い要素だと思うので、正式サービス開始後はぜひ活用していきたいところです。

DIVISION 2 BETA
▲手ごわいコントロールポイントは味方と一緒ならなんとか制圧できるかも。

ワシントンD.C.にも“ダークゾーン”は存在

 前作『ディビジョン』を象徴するエリアとして存在した高度汚染地域“ダークゾーン”は、今作のワシントンD.C.にも存在します。“ダークゾーン”とは、ほかの地域とは隔離された高度汚染地域のこと。ここでは外よりも強力な敵が出現するぶん、より強力なアイテムの入手チャンスがあります。入手できるアイテムには汚染されていてそのまま持ちだせないものもあり、使えるようにするにはヘリを呼んで回収してもらわなくてはなりません。

DIVISION 2 BETA

 ここではほかのプレイヤーも一緒に行動しているのですが、“ダークゾーン”で起きたことは外部にはいっさい伝わらないため、ほかのプレイヤーを攻撃することも可能。倒されたプレイヤーは、その場に“ダークゾーン”で入手したアイテムを落とすので、これを奪って自分のものにできます。ただし、プレイヤーを攻撃したり、アイテムを盗んだプレイヤーは一定時間“ローグ”となり、賞金首のように、“その人物を倒すと報酬がもらえる”という状態になってしまうため、かなりリスクのある行為とも言えます。

 プライベートベータでは、このあたりのルールを分かって入っている人が多いようで、マップ上に位置が示されるヘリの着陸地点や、投下物資のある場所では情け無用の戦いがぼっ発していました。今作では、“ダークゾーン”に入るとエージェントの強さが同じレベルに“標準化”されるので、比較的互角な戦いができると思います。

純粋な対戦モード“コンフリクト”もプレイ可能

 『ディビジョン2』では、前作でサービス開始後に導入された純粋な対戦モード“コンフリクト”が、最初から実装されています。プライベートベータで体験できたのは、相手を倒して復活チケットをゼロにするのが目的の4人対4人のチーム戦“スカーミッシュ”。ルールは非常にシンプルですが、対戦中は通常画面左上にあるレーダーが表示されないため、対戦相手の索敵が非常に重要となります。また、チームワークはもちろんのこと、相手の裏をかいて攻撃を仕掛ける立ち回りも有効です。プレイ時間は短めで、完了すればランダムな装備品の入った“コンフリクトスタッシュ”がもらえるので、対戦を楽しみたい人はこちらで遊ぶのもありかと思います。

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専用装備を持つ“スペシャリゼーション”で高難度ミッションに挑む

 プライベートベータでは、キャラクターの成長はレベル7が上限でしたが、ある程度ゲームを進めると上限であるレベル30のキャラクターが3人アンロックされ、彼らを使ってエンドゲームと呼ばれる高難度ミッションのひとつに挑むことができました。

 レベル30に達したエージェントは、専用の装備やスキルを持つ“スペシャリゼーション”と呼ばれるクラスを選ぶことが可能です。用意されている“スペシャリゼーション”は、狙撃と索敵能力に長ける“シャープシューター”と、隠密行動や修復能力を持つ“サバイバリスト”、爆発物の扱いを得意とする“デモリショニスト”の3つ。いずれも強力な装備が追加されるのでプレイスタイルの好みに応じて選びたいところです。

DIVISION 2 BETA

 プレイできたミッションは、メインミッションエリアを占拠したより強力な敵対勢力を撃破するというもの。戦う相手は、強さもさることながら、強力なドローンを使って攻めてきたり倒れた兵士を蘇生して戦線に復帰させるなど、なかなかやっかいなスキルを持つ者がいて苦戦させられました。レベル30以降のコンテンツでは、スキルや装備の選択に加え、参加者同士のチームワークがより要求されているように感じます。


 今回実施されたプライベートベータは、ベータとはいうものの用意された内容は豊富で、敵やアクティビティを求めてワシントンD.C.を探索するのは非常におもしろかったです。また、“支援要請”のようにソロプレイヤー同士でも必要に応じて気軽に共闘できるシステムもあり、前作より幅広いプレイヤーが楽しめるのでは、と考えました。前作ファンはもちろん、今作ではじめてエージェントになる人にもおすすめの作品だと思います。

 最初に紹介したように、3月1~4日にはすべてのプレイヤーが参加できる、オープンベータが実施されます。未体験の人はもちろん、プライベートベータに参加した人もぜひ、ワシントンD.C.の解放作戦の一端を楽しんでください!

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