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2019-02-21 20:15

本日より開幕した舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』、ゲネプロの模様を写真と動画でレポート

文:ガルスタオンライン

 文豪転生シミュレーションゲーム『文豪とアルケミスト』を舞台化した、『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)』。東京公演が2月21日~2月28日、京都公演が3月9日~3月10日まで公演されます。

 ここでは2月21日に東京・シアター1010で行われた初日会見と、ゲネプロの模様をお届けします♪

本日より開幕した舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』、ゲネプロの模様を写真と動画でレポート
▲左から和合真一さん、深澤大河さん、小坂涼太郎さん、陳内将さん、平野良さん、久保田秀敏さん、谷佳樹さん、杉江大志さん、小南光司さん

出演キャストインタビュー

平野良さん(太宰治役)

 太宰治という人物がいますけれど、今回の『文豪とアルケミスト』の太宰治は、一言でいえば浮き沈みの激しい、愛されるクズ人間かと思います……愛されたいですね(笑)

 蓋を開けてみないと分かりませんが、怒られないかどうか心配ですけど……そんな元気いっぱいのクズを演じたいと思います(笑)

陳内将さん(織田作之助役)

 織田作之助は無頼派、また三羽烏と呼ばれた3人衆の1人です。生粋の大阪人で、明るく皆のムードを保とうとするんですけど、実は体が弱いという設定があって、それを皆の前に出さないようにというコンプレックスがあります。それが劇中に出ているかどうかを細かく見ていただきたいです。

 あとは演出の吉谷さんが「楽しくも、儚い演劇にしたい」とおっしゃっていて、その通りになっていると思います。そうした結末になるよう、皆で一つひとつ丁寧に稽古をしてきたものを紡いでいければと思います。

小坂涼太郎さん(坂口安吾役)

 太宰治、織田作之助、坂口安吾という3人で無頼派なんですけど、ずっと3人でいるんですよ。とくに舞台上では織田作之助役の陳内将くんとずっと一緒で、稽古場からも仲良くしていて、2人にお世話になりました。その仲のよさが舞台上で伝わればいいかなと思っています。よろしくお願いします!

小南光司さん(佐藤春夫役)

 佐藤春夫はかなりの兄貴肌で、ここにいる文豪たちの中でも上の立場にいるんじゃないかと思うんですけど、先輩が多いので……。大先輩方の兄貴として立つことが稽古中に苦労した点なので、舞台中では注目してもらえたらと思います。

 とくに武器が重いです! 一番重いんですよ。皆さんにも持ってもらって実感してもらったと思うんですけど、それを扱う初殺陣ですので楽しんでもらえたらと思います。

深澤大河さん(中原中也役)

 中也は酒豪なんですけど、僕はそんなに……いや、梅酒は飲めます!(笑)

 中也はずっとお酒を飲んでいて言動がすごく荒々しいんですけど、その荒々しい中にある繊細な気持ちがきちんと伝わる文豪なので、そこを表現できたらなと思います。

谷佳樹さん(志賀直哉役)

 僕が演じる志賀直哉は、芥川龍之介と太宰治の橋渡し役のような、とても重要なポジションです。稽古の段階から演出家の吉谷さんが「殺陣・立ち回り一つひとつにも物語があるように、そして言葉の強さで人柄を見せられるように」と言ってくださったんですけど、やはり立ち回りに気を取られてしまうことが多々あって、座長の平野良くんからも、吉谷さんからもたくさんアドバイスをいただきました。

 志賀直哉を生きる上で悩み、苦労し、考えた大切な人物となっています。そして武者小路実篤である杉江大志くんとも、この作品の「白樺派」というのに重きを置いて見せていこうと2人で話して、気合が入っています。こうした部分を見ていただけたらと思います。

杉江大志さん(武者小路実篤役)

 武者はすごく優しくて強くていい子だなとすごく感じまして、そんな強さや優しさが垣間見えるような武者になっていたなと思います。

 あとは志賀との関係性をどういうふうにお客様が受け取ってくれるのか、僕たちの思うこの2人の関係が伝わっていればと思います。

和合真一さん(江戸川乱歩役)

 今回の役柄は、見ての通りミステリアスな役をやらせていただきまして、物語でもストーリーテラー的な役割を担わせていただいています。『文豪とアルケミスト』という不思議な世界観に似つかわしい、妖しい感じで演じていきたいと思います。

久保田秀敏さん(芥川龍之介役)

 今回の作品は、芥川龍之介が軸になっているといっても過言ではなくて。というのも、僕の演じる芥川龍之介の作品が侵蝕者という敵に奪われ、作品を消されてしまう、かつ人々の記憶からも消し去ってしまう……これを防ぐために文豪たちが本の中に入って戦うというストーリーになっています。

 芥川龍之介が書いた作品の裏側で、どんな人間の葛藤があったのかというのを描きながら、エンターテインメント性を含めた作品に出来上がっていると思います。ぜひお楽しみください。

ゲネプロの模様をフォトレポート!

 『文豪とアルケミスト』の舞台は、本の世界を蝕む「侵蝕者」による災禍に襲われた史実とは少し異なる世界。プレイヤーは特務司書として、再びこの世に転生した文豪たちと文学を守るための戦いを繰り広げています。

 文学作品を守るため、再び転生した太宰治、織田作之助、坂口安吾の無頼派3人と、かつての太宰の師匠・佐藤春夫。そこには太宰の憧れの人である芥川龍之介や、かつての天敵・志賀直哉、志賀と同じ白樺派の武者小路実篤、江戸川乱歩の姿も。さらに中原中也も加わったところで、芥川の作品が侵蝕されていることが判明します。太宰は芥川の作品を守るため、仲間を引き連れて“潜書”を行いますが……。

本日より開幕した舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』、ゲネプロの模様を写真と動画でレポート
本日より開幕した舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』、ゲネプロの模様を写真と動画でレポート
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本日より開幕した舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』、ゲネプロの模様を写真と動画でレポート

舞台『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)』公演概要

【公演日程】
■東京:2019年2月21日~28日 シアター1010
■京都:2019年3月9日~10日 京都劇場
【出演】
 平野良(太宰治役)、陳内将(織田作之助役)、小坂涼太郎(坂口安吾役)、小南光司(佐藤春夫役)、深澤大河(中原中也役)、谷佳樹(志賀直哉役)、杉江大志(武者小路実篤役)、和合真一(江戸川乱歩役)、久保田秀敏(芥川龍之介役)

【原作】『文豪とアルケミスト』(DMM GAMES)
【監修】DMM GAMES
【世界観監修】イシイジロウ
【脚本】なるせゆうせい
【演出】吉谷光太郎
【音楽】坂本英城(ノイジークローク)/ tak
【振付】MAMORU
【アクション】奥住英明(T.P.O.office)
【制作 】ポリゴンマジック
【主催 】舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会

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