2019年3月2日(土)
『FLOWERS 四季』パッケージ版の初回生産分特典を紹介。77分を超える録り下ろしスペシャルドラマを収録
プロトタイプは、3月7日に発売予定のPS4用ソフト『FLOWERS 四季』の特典情報を公開しました。
『FLOWERS』は、PCゲームブランド“Innocent Grey”により“百合”、“季節とともに成長してゆく少女たち”をテーマに制作された全4作のアドベンチャーゲームです。
『FLOWERS 四季』には、『FLOWERS』シリーズ全4篇(『春篇』/『夏篇』/『秋篇』/『冬篇』)がワンパッケージに収録されています。
特典情報
パッケージ版の初回生産分特典として、録り下ろしスペシャルドラマCD“Voie lactee”が付属。77分を超える大作となっています。なお、本ドラマCDの鑑賞は、ゲーム本編クリア後がオススメです。
あらすじ
そしてまた、巡り来た季節。
少しだけ成長した彼女たちのひと夏の物語。
【ドラマCD出演者(敬称略)】
名塚佳織
岡本理絵
明島ゆうり
長妻樹里
瑞沢渓
西口有香
高城みつ
森なな子
鈴木絵理
※当特典はパッケージ版のみに外付けの特典として添付されます。
※在庫状況は、各ショップにお問い合わせください。
『FLOWERS 四季』の舞台
聖アングレカム学院
3年制のミッション系女学院。1クラスに1人、クラス委員長(級長)が設けられクラスを取りまとめます。
生徒会に準ずるものとして“ニカイアの会”という生徒会組織があり、1、2年生から優秀な生徒が選ばれます(3年生は引き継ぎ終了とし、ニカイアの会は卒業)。ニカイアの会の生徒は、学院で行われる年間行事を取りまとめるのが主な活動です。
代表的なものは“聖母祭”ですが、他にも“新入生オリエンテーション”、“健康診断”、“フィールドワーク(遠足)”、“宗教講演会”、“合唱会”、“礼拝”などを教師とともに執り行います。
アミティエ制度
未来を担う女性の育成を目指し、実践的なコミュニケーション能力取得のために作られた教育システムです。
入学時に面接、筆記試験が行われ強制的にもっとも適したアミティエ(疑似友人)があてがわれるというもの。
全寮制という性格上、学院側から親しい者を作らせ生活になじませるという理由と卒業時に広くコミュニケーションが取れる人物を育てるという2つの理由からです。
物語
『FLOWERS』シリーズは、季節毎に主人公とカップリング(フィーチャーされるキャラクター)が変わります。
『春篇』
『春篇』は、白羽蘇芳を主人公に、匂坂マユリ、花菱立花を中心とした物語が描かれます。
『春篇』のストーリー
高い塀と森に囲まれたミッションスクール、聖アングレカム学院。美しい少女たちが集う閉ざされた学院に、心に傷を持つ少女、白羽蘇芳が入学する。
とある事情から内にこもり家族以外の者と触れあったことのない彼女は、擬似的に“友人”を作らせ学院でのすべてをともにさせる“アミティエ”と呼ばれる試みを行う学院に惹かれたのだ。
学院からあてがわれた仮初めの友、彼女らへ向けられるほのかな恋心。緩やかに流れる学院生活の中で起こる、学院生徒の不自然な消失。少女たちは学院の中で何を見て、何をつかむのだろうか──。
『夏篇』
『夏篇』は、八重垣えりかを主人公に、考崎千鳥を中心とした物語が描かれます。
『夏篇』のストーリー
心に傷を持った少女、白羽蘇芳。
出逢いの季節、“春”に自分を受け入れてくれる友、そして恋人を持つことができた。が、互いをゆるしあった恋人、匂坂マユリは理由を言わぬまま学院を去ってしまう。
喪失感を悟られぬように振る舞う白羽蘇芳に、書痴仲間である八重垣えりかは心を痛めていた。癒やす方法はないものかと考えていた折り初夏を迎えた学院に、1人の少女が転入する。
少女の名は──考崎千鳥。最悪の邂逅を果たす八重垣えりかへと、少女は言う。「貴女は卑怯者」だと。
夏月を迎えた学院生活の中で起こる奇妙な事件。八重垣えりかはアミティエとなる考崎千鳥とともに学院の謎に挑む──。
『秋篇』
『秋篇』は、八代譲葉を主人公に、小御門ネリネ、沙沙貴苺、沙沙貴林檎を中心とした物語が描かれます。
『秋篇』のストーリー
夏を経て自分の前から去ったアミティエを捜す決意をした白羽蘇芳。彼女はアミティエ――匂坂マユリが消えた謎に後一歩というところまで迫っていた。
「ニカイアの会の会長を引き継ぐなら君が求める鍵を与えよう」。ニカイアの会の長である八代譲葉は失った恋人の影を求める後輩へとそう告げた。
真意を知りつつも学院の謎を知る八代譲葉は、彼女に困難な要求を突きつけ諦めさせようと考えたのだ。だが、真実を求め奔走する少女を見詰める八代譲葉も明かしてはならない秘密を抱えていた――。
秋日の聖アングレカム学院で起こる不可思議な事件の数々。
幼なじみとの祝福されぬ慕情、向けられる恋心、さまざまな恋の糸が織りなし交錯する。複雑に絡み合った真実と恋の物語が動き始める――。
『冬篇』
『冬篇』は、白羽蘇芳を主人公に、匂坂マユリ、花菱立花を中心とした物語が描かれます。
『冬篇』のストーリー
“真実の女神に辿り着くための鍵を教えよう”
八代譲葉の試練を乗り越えニカイアの会の会長となった白羽蘇芳。蘇芳は約束通り“始まりであり終わりの七不思議”の名を得た。それが春に消えたアミティエ、匂坂マユリにつながると。
冬月を迎えた聖アングレカム学院に起こるさらなる苦難。蘇芳は友人たちの力を借りいく多の困難に立ち向かっていくが──
「──私のことは忘れてほしい」
願い求めていた彼女の言葉によって打ちのめされてしまう。再び現れる義母の陰、すれ違う想い、思わぬ再会は彼女に何をもたらすのか。終わりの季節がすべてを融かす──。
登場人物
白羽蘇芳(しらはねすおう/声優:名塚佳織)
“花蘇芳”(マメ科/花言葉:高貴、質素、不信仰、裏切り、疑惑、豊かな生涯、目覚め)
無口で心配性で小心者──。しかし、群を抜く美人のためか言葉数が少ないのはクールだからとなり、小心者ゆえ人の輪に入れないことは、自立した確固たる個性を持つ少女だと勘違いされてしまいます。
学院に入るまでは家族間の事情から祖父と暮らし、学校も通信教育で行っていたため人付き合いが苦手です。しかし“人”が嫌いなのでなく、友人を作りたいと思う気持ちは人一倍あります。
また、非常に恥ずかしがり屋で、小心者の性格もあいまって緊張するとすぐに赤面してしまいます。
映画や小説を友としていたため、会話の中で映画・小説の台詞を引用する癖があります。趣味は文学・音楽・映画鑑賞です。
匂坂マユリ(こうさかまゆり/声優:岡本理絵)
“百合”(ユリ科/花言葉:威厳、純潔、無垢、華麗、愉快、軽率)
何ごとにも前向きで明るく周囲から慕われるクラスの中心人物。表には出さないものの努力家で、1つのことに集中すると驚くほどの成果をあげることも。
学院に入学したのは自分からの希望ですが、それはある悩みを抱えていたことから。社交的ではあるが、たとえアミティエであっても悩みを知られないよう気を付けています。
趣味はお菓子作りと絵画鑑賞。蘇芳のアミティエの1人です。
花菱立花(はなびしりっか/声優:明島ゆうり)
“ハナビシソウ”(ケシ科/花言葉:私の希望を叶えてください、私を拒絶しないで)
生まじめで面倒見がいい穏やかな性格です。クラスのお母さん的立場にありますが、ただ優しいだけでなく駄目なことは駄目と言える優しくも厳しい母像。その面倒見がよく穏やかな性格から慕われ、クラスの中心人物の匂坂マユリと同程度の影響力を持っています。
入学試験ではトップの成績であり、面倒見もよく行動力もあることから担任から直々にクラス委員長に指名されます。本人も期待され、応えられる自分に誇りを持っており率先して役職にいそしみます。
趣味は紅茶の茶葉集め。淹れるのも飲むのも好きでお茶会を主催します。蘇芳のアミティエの1人です。
八重垣えりか(やえがきえりか/声優:佐倉綾音)
“エリカ”(ツツジ科/花言葉:孤独、謙遜、休息、心地好い言葉、博愛)
人嫌いの変わり者。男性的なしゃべり方をするが、これも人と自分との間に壁を持ちたいがゆえです。
基本として1人を好むものの、からかうためなら相手に声を掛けることも。猫のように気まぐれな性格なためつかみどころがないです。
通称、車椅子の少女。病気で足が動かせず車椅子で生活をしています。趣味は読書と人の弱み探しです。
考崎千鳥(たかさきちどり/声優:洲崎綾)
“紅千鳥”(バラ科/花言葉:何て愛らしい、気品、高潔、忠義)
芸術家肌の変わり者。感情を表情に出さないため取っつきにくいと思われており、気になったことは素直に口に出し尋ねるためいらぬ騒動を起こすこともしばしばあります。
転入する前まで劇を中心とした芸能活動を行っており、下地であるバレエ、歌唱においては学院でも指折りです。
八重垣えりかとアミティエになるものの変わり者同士、空まわりしてしまいます。趣味はクラシックバレエとボイスレッスンです。
八代譲葉(やつしろゆずりは/声優:瑞沢渓)
“ユズリハ”(ユズリハ科/花言葉:若返り、世代交代、譲渡)
エキセントリックで行動的。話し方や話題がとびとびになるため変わっているように思われますがそれも彼女の世界です。
我が強く思われがちですが、組織の長を務めているゆえか周りに目を配り気遣いのできる好人物。言動や行動が芝居がかってはいるものの、ニカイアの会の会長としての立場からある種の威厳として取られています。学院生徒からの信頼は厚く熱狂的です。
ニカイアの会の副会長、小御門ネリネとは幼なじみであり、彼女をネリーとあだ名で呼びます。料理部に所属しているも料理下手。趣味はスポーツ観戦と写真です。
小御門ネリネ(こみかどねりね/声優:西口有香)
“ネリネ”(ヒガンバナ科/花言葉:華やか、また会う日を楽しみに、幸せな思い出、輝き、忍耐、箱入り娘)
カトリックの教義に従い善良かつ温和な人のいい好人物。ハーフであり現実離れした美しい容姿を持つことから、自然と壁を作られ接せられることが悩みです。甘えたがりの面もありますが、誰にも地を出せないのが現状。
ニカイアの会の副会長であり、会長の八代譲葉とは幼なじみ。一時期、八代譲葉との交際の噂もあったようですが根拠のない噂どまり程度だったようです。
合唱部に在籍しており部長を任せられています。担当はソプラノ。趣味は怖い話収拾に、食べ歩きでスイーツは底なしです。
沙沙貴苺(ささきいちご/声優:長妻樹里)
“苺”(バラ科/花言葉:尊敬と愛)
好奇心旺盛なトラブルメーカー。意図して災いを振りまくのではなく、箱入り娘だったため何も知らないがゆえに誤解と衝突をまねいてしまいます。
双子の妹とともに寮生活をスタートさせましたが学院生活は目新しい物が多くおおむね満足しています。
明るい性格であるため周囲ともすぐに打ち解け、クラスメイトとの仲は良好です。特に匂坂マユリと仲がいい。趣味は流行り物とカエルの置物集めです。
沙沙貴林檎(ささきりんご/声優:長妻樹里)
“林檎”(バラ科/花言葉:名声、選択、評判、選ばれた恋)
快活な姉とは真逆のおっとりとした性格……と思われるが実は怠け癖がついているだけ。長く付き合っていくうちに変わり者としての性格が見えてきます。
変わり者で物怖じしない性格ゆえかクラスでは高嶺の花となっている蘇芳にも気負わずに話しかけ、すぐに知人程度の付き合いになります。お互い本好きという面が惹かれあうのか……。趣味は読書と怪談話です。
ダリア=バスキア(声優:高城みつ)
“ダリア”(キク科/花言葉:移り気、華麗、優雅、威厳、不安定)
聖アングレカム学院教師兼シスター。穏やかで包容力のある教諭ですが、母というよりもおっとりした姉といった風です。
厳格なカトリック教徒ゆえ宗教がらみではひかないものの、他の事柄ではまま融通を利かせてしまう面も。1年生の担任でありバレエの指導もこなし生徒からの信頼も厚いです。
宗教以外に目を向けた方がいいとのことで、最近は学院温室にて自分の名前と同じ花、ダリアを育て、新しい品種を自分の手で作り上げようと生育しています。趣味はバレエとガーデニングです。
PS4版のポイント
シリーズ全4篇がワンパッケージに
PS4版には、『春篇』、『夏篇』、『秋篇』、『冬篇』のシリーズ全4篇がワンパッケージに収録されています。
さらに、『春篇』から『冬篇』まで4つの季節を通して遊べる“FOUR SEASONS”モードと4篇を個別に遊べる“ORIGINAL”モードが搭載。2種類のプレイモードは、タイトル画面からいつでも変更可能です。
シリーズ最高解像度のフルHDでより一層の感動を
シリーズ最高解像度となる1920×1080ピクセルのフルHDに対応し、原画・スギナミキさんの描く繊細なビジュアルを余すところなく再現。より一層の美麗ビジュアルとともに物語を楽しめます。
ボイス&BGMのクオリティーもアップ
ブルーレイディスクの大容量を生かしてボイスのクオリティーも上昇。より生音に近い音質で楽しめます。また、BGMの品質も向上しており、美しい音楽を堪能できます。
ゲームシステム
本作は、物語の随所に出てくる選択肢によりその後の展開が変化するオーソドックスなアドベンチャーゲームです。物語中には、学院で起こるさまざまな事件や謎を解決していく“推理パート”も登場し、ちりばめられているヒントをもとに選択肢を選び、解決へ導いていきます。
また、早送り&早戻し機能はもちろん、より快適に楽しめるような多彩な機能を搭載しています。
さらに、“GRAPHIC”、“MUSIC”、“ENDLIST”といった鑑賞メニューも充実。“ボイスコレクション機能”は、お気に入りのボイスを登録して聴けるだけでなく、登録したボイスを好みの順で再生できる“プレイリスト機能”もあり、ゲーム中のBGMを設定できるので、自分だけのボイスドラマを作って楽しめます。
【搭載されている機能】
・選択肢の表示位置変更機能(中央or下)
・既読の選択肢へのジャンプ機能
・バックログで選択したメッセージからの再開機能
・ロード地点からの巻き戻しも可能
・セーブデータ作成数(最大200個)
・クイックセーブ&クイックロード機能
・キャラクター別のボイス音量調節機能
(C)2019 Innocent Grey/Gungnir/PROTOTYPE
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