神出鬼没な特集ページ!?

『魔女になる。』

ハートフル魔女っ娘AVG!

 6月11日発売予定のDS用AVG『魔女になる。』を大特集! 人気イラストレーター・七尾奈留さんがデザインする“まじょ”見習いの少女・ビッテとその友だちによる、ハートウォーミングなストーリーが展開する本作。今回の特集は不定期連載となっているので、見逃さないようこまめにチェックしておこう!

『魔女になる。』ってどんなゲーム?

公開は6月14日まで!

ビッテの街で“まじょ”大戦が始まる!?

▼『魔女になる。』
■メーカー:トライファースト ■対応機種:DS ■ジャンル:AVG ■発売日:2009年6月11日 ■価格:5,040円(税込)

『魔女になる。』プレイ日記

プレイ日記 最終回「目指せ! 最強の“まじょ”!!」

実はビッテもすごい?

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▲こちらが“まじょわん”のランキング表。前回、モンスターを召喚したフェルでさえ3位です。意外とレベルの高いイベントなんですかね?

 ビッテのおかげで、“まほう”ブームが到来したエウリの街。今回は、そんな“まほう”ブームを加速させるようなイベントの内容をお届けしたいと思います。

 そのイベントの名前は“まじょわん”! 「某格闘技イベントのような名前だけど、ゲームの雰囲気的になごやかな感じになるんだよね」と思っていたら、“まほう”を使って他の“まじょ”と対決してエウリの街で一番を決めるという、結構ガチな内容です。なんか、前回のモンスター(?)退治といい、ビミョーに方向性が変わってきていませんか?

 それはさておき、早速イベントに参加してみました。基本的には、前回紹介したように対戦相手と同時に“まほう”を使い、その属性によって勝敗が決まります。勝負は5回で、先に3勝した方の勝ちとなります。と、ここで耳寄りな情報が! “まほう”は“火”、“水”、“土”、“雷”、“風”の5つの属性があるのですが、普通の人は1つか2つの属性しか使いこなせないそうです。ということは、普通に全部の属性の“まほう”が使えるビッテなら優勝間違いなしですよ!!

天才(?)でも努力しなければ勝てないようです

 対戦相手はランキングの中から自由に選べるので、いきなり1位の“まじょ”と戦うこともできます。だったらザコ(失礼)に用はありません。ランキングトップのジヨに挑戦です! まぁ、こちらは全属性が使えるので、何度か対戦して、使ってくる“まほう”の傾向がわかれば楽勝ですよ!!

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▲現在1位のジヨと対決! 全属性の“まほう”が使えるビッテに負けはない……と思ったら、いきなり“火花のまほう”のレベル3ですか!?

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▲頑張ってどうにか4位に! 3位のフェルから1位のジヨまでは、レベル3の“まほう”を使ってくるので、今のビッテでは勝てません。要精進!!

 コレまではあまり気にしていませんでしたが、“まほう”には各属性ごとに3段階のレベルがあり、使った“まほう”のレベル差でも勝敗が決まってしまいます。例えば、風の“まほう”は雷の“まほう”に対して強いのですが、風の“まほう”レベル1と雷の“まほう”レベル2なら引き分け、風の“まほう”レベル1と雷の“まほう”レベル3だと雷の“まほう”の勝ちになるのです。今のビッテが使える“まほう”はレベル2まで。レベル3の“まほう”を使ってくるジヨが相手では、頑張っても引き分け止まりなんですよ! 才能あふれるビッテでも、努力して高レベルの“まほう”が使えるようにならなくては勝てないという、大変ありがたい教訓ですね! いきなり一番強い“まじょ”に挑むのが無謀ですって? ……そうとも言うかもしれません。

キャラクターが気に入ったなら迷わず購入!!

 といったところで、まとめです。キャラクターデザインを七尾奈留さんが担当していたり、能登麻美子さんや井上麻里奈さん、沢城みゆきさんといった有名声優陣を起用していたりと、やたらと豪華な本作。正直、これだけで村田(仮)のハートにズキュンときましたよ! もうね、ただキャラクターが話をしているだけで十分楽しめました!! 特にうっかりモンスター(?)を召喚してしまったフェルが、涙目になりながら謝るシーンなんて……(第3回を参照)。

 とは言っても本作の魅力はそれだけじゃありません。童話的でハートフルなストーリーも見どころですよ。殺伐としたゲームが好きな村田(仮)が紹介したせいで伝わったどうか不安な部分もありますが、個人的には久しぶりに童心に帰れたような気がして楽しかったです。いよいよ明日は発売日。ぜひぜひ一度プレイしてみてください! (“まじょわん”1位を目指して趣味プレイを始めた村田(仮))

『魔女になる。』プレイ日記
『魔女になる。』プレイ日記

プレイ日記 第3回「ブームは私が作る!」

“まほう”で人助けだってできますよ!(むしろそちらが本来の使い方です)

 街の住人に“火花のまほう”を使うことにも飽きたところで、クラスメイトのフェルが公園の池でおぼれているという話が。ここはビッテの出番ですね! “まほう”の力を無力な平民どもに見せ付けてやる時ですよ!! と、威勢よく飛び出してみたのはいいのですが、まだ“火花のまほう”しか使えないんですよね……。まぁ放っておくわけにもいかないので、“火花のまほう”を使ってみたところ、なぜかフェルの救出に成功! “火花のまほう”の爆発とかで助け出せたんですかね? ……とりあえず、結果オーライということで。

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▲おぼれているフェルを“火花のまほう”で華麗に(?)救助! 後で「もっとマシな方法はなかったの!?」とフェルに責められました。……当然といえば当然ですよね。

ビッテのおかげで、“まほう”ブームが到来

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▲ビッテのクラスメイトたちからは、かわいいと評判のウーフー。……この凶悪そうな面構えを見て「かわいい」と言えるとは、なかなかステージの高い小学生ですね。

 どうやら何度も“まほう”を使っていると、使える“まほう”も増えるようです。ビッテの友だちであるシャットのペット・ウーフーを“まほう”で捕まえたり、“バケツのまほう”の水で火事を消したりしているうちに、さまざまな“まほう”が使えるようになりました。ついでに、ビッテの活躍が街中に広まりましたよ。

 その情報は“まほう局”にも届いたようで、「そんなに役に立つのなら、学校でちゃんと教えることにしようか」という話になり、ビッテの通う小学校でも“まほう”の授業が! そんなわけで、これまで家が貧乏なせいで“まほう”を習えなかった子も使えるようになり、子どもたちの間に“まほう”ブームが到来します。

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▲ビッテの活躍で一気に“まほう”が普及。子どもたちの間では“まほう”が使えなければ流行遅れだそうです。

▲「“マホイタ”を持ってきて」と言われて、まな板を持ってきたクラスメイトのビィ。惜しい!?

▲シータにいたっては、洗濯板を持ってきています。もはや、板というところにしか共通点はありません。

 そんな中、「“まほうじゅく”ですごい“まほう”を教えてもらった」と言うフェルが、ビッテたちにその“まほう”を見せてくれるようになったのですが……。

実はフェルってすごいんじゃない?

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▲フェルの“まほう”で生まれた雲。……というか、これモンスターなんじゃないですかね? よく見ると、顔もあるみたいですし。

 自信満々のフェルが見せてくれたのは、“雲のまほう”。その名の通り、雲を生み出す“まほう”なのですが、いくらなんでも地味すぎじゃありませんかね? とか、思っていたら、ビッテたちの反応も微妙な感じ。むきになったフェルは、“雲のまほう”を何度も使い、生み出した雲をどんどん大きくしていったところ、巨大な雷雲に……。このままでは危険なので、雷雲をビッテの“まほう”で散らすことになりました。これまでは、ほのぼのしたお話が展開していたのですが、いきなり戦闘に突入ですよ!

 “まほう”には、“火は風に強い”、“風は雷に強い”といったような相性があるので、相手の属性を考えれば、あまり苦戦することなく勝てるでしょう。……村田(仮)は、あせって魔法陣を描き損なってしまい、当然のごとく苦戦しましたけどね!

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▲フェル、後ろ! 後ろ! これはもう立派なモンスターですよ!!

▲油断していたらいきなり戦闘開始! なんとか勝てましたが、いきなりであせりました。

▲さすがに反省した様子のフェル。意外と素直なところにキュンときたり?

 さて、これまで3回にわたってお届けしてきたプレイ日記も、いよいよ次回で最終回。次回は、“まほう”ブームに乗じて開催される“とあるイベント”についてレポートしますので、お楽しみに~!(村田(仮))

『魔女になる。』プレイ日記
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プレイ日記 第2回「怒涛の展開! ビッテの街が火の海に!?(なりません)」

序盤から急展開の連続ですよ!

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▲“まほう”がなくなれば人々の争いがなくなると信じて、この世から“まほう”を消し去ろうとするダーニャ。その思いつめた表情には、何か理由がありそうなのですが……。

 オリに閉じ込められていた少女・ダーニャを、主人公のビッテが初めての“まほう”で助け出したところまで紹介した前回。今回は、ダーニャの口から物語の根幹に関わる(かもしれない)秘密が明かされますよ!

 ビッテに助けてもらったダーニャは、自分が捕まった理由、そして抱えている事情を教えてくれます。なんでも、ダーニャはすべての“まほう”をこの世から消そうとしているとのこと。そして、目的を実現するには“封印のまほう”を使う必要があるのですが、そのためには専用の“マホイタ”が必要なんですって。で、それを無理やり盗み出そうとしたところを、“まほう”犯罪を取り締まる“まほう局”の人に見つかり、捕まってしまったそうです。ゲーム開始早々、壮大な物語の香りがしてきましたね! ちなみに、通常の“マホイタ”は特別な勉強をしていないビッテにも使える物でしたが、“封印のまほう”用の“マホイタ”は誰でも使えるわけではないらしく……。なので、ダーニャはそれが使える伝説の“まじょ”・グラトリーエも同時に探しているんだとか。

 ここで、さらに衝撃の展開が! なんと、“グラトリーエ”とはビッテのおばあちゃんの名前だったのです!! なんですか、この急展開は!? このままだと5分後には魔王と対面できそうな感じですよ! まぁ、言いすぎですが。そんなわけで、2人はビッテの家に向かうことになりました。

アンタ、どう考えても伝説の“まじょ”じゃん!

 しかし、家は荒らされておりグラトリーエの姿もそこになく……なんてことはありません。普通に2人を出迎えしてくれるグラトリーエ。そんなおばあちゃんに、ダーニャは事情を説明して協力してもらおうとするのですが……。

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▲「昔のことは忘れちゃった」と軽いノリでとぼけるグラトリーエ。こんなオチはダーニャも予想していなかったようで、かなりヘコみ気味です。ビミョーに乾いた笑いを浮かべているところがなんとも切ない!

 「自分が伝説の“まじょ”だったかどうか、覚えていない」という、あまりにもあんまりなグラトリーエの言葉にショックを隠しきれないダーニャ。仕方なく、「偶然同じ名前だっただけで、実はまったくの別人でした」という可能性に賭けて、真のグラトリーエ探しを再開します。ビッテと別れて、また1人で捜索することになるのですが、村田(仮)には非情すぎる現実が受け入れられないだけのように見えます。あ、きっと気のせいでしょう。

  さて、ダーニャがグラトリーエ探しに出発した後、グラトリーエからビッテにプレゼントが渡されます。なんと、昔使っていたという魔女っぽいデザインの帽子と“マホイタ”が……っておばあちゃん、絶対昔“まじょ”だったよね!? とぼけた答えにショックを受けていたダーニャがかわいそうだ(笑)。しかも、初めて自分の“マホイタ”がもらえたことに大喜びするビッテの頭からは、すでにダーニャのことが半分くらい抜け落ちているような……。子どもというのは本当に残酷な生き物ですね!

ついかっとなって汚物を消毒した。今では(以下省略)

 さてさて、専用の“マホイタ”を手に入れた喜びのあまり、ビッテは唯一使える“火花のまほう”を“エウリの街”の人々に向かってぶっ放します! ……ごめんなさい。やっているのは村田(仮)です。だって、できるんだもん!

 本作では、“火花のまほう”でろうそくに火をともすなど、街中に置いてある物に“まほう”をかけることができます。一見意味がないように思えるオブジェクトの中に、意外なアイテムが入っていることもあるとか……? ちなみに、“まほう”にはレベルがあり、強力な“まほう”を使わないと壊せない物もあったりします。

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▲街中にあったタルにタッチしたら、こんなメッセージが。高レベルの“まほう”で壊すことができたらどうなるんでしょうね? 何にでも“まほう”をかけられるわけではありませんが、“まほう”をかけることができるオブジェクトは、タッチした時に“!”マークが出てくるので、気になる物があったらどんどんタッチしてみましょう。

 そして本作では、なぜか街の人にも“まほう”をかけることが可能です。しかも人に向かって使った場合、1人1人が違った反応を見せてくれるので、村田(仮)は延々と通行人に“火花のまほう”を使っていました。「汚物は消毒だ~っ!!」的なノリで、“火花のまほう”を使って街中を火の海に……できるわけありませんよね。うん、ちょっと調子に乗りすぎました。

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▲“まほう”、“火花(火属性)”ときたら、普通は攻撃に使うと思いますよね? 時と場合によりますか。そもそも、一般人に使うなってことですね。ごめんなさい。

 といったところで、プレイ日記第2回はここまで。あ、ここで気付いたのですが、ビッテとダーニャの話しかしていませんね。そんなわけで、次回からはビッテとその友だちとのエピソードも紹介していきたいと思います! サブキャラクター好きの人はお楽しみに~。(村田(仮))

『魔女になる。』プレイ日記
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プレイ日記 第1回「まずはゲーム概要を紹介」

これが“格差社会”ってヤツですか?

 人気原画家の七尾奈留さんがデザインした、かわいらしい魔女っ娘たちが活躍するDS用AVG『魔女になる。』。ここでは、村田(仮)が本作のレポートを4回にわたってお届けしていきますよ! 今回は1回目ということで、本作をしっかりと知っていただくために世界観や冒頭のストーリーについて簡単にご紹介。

 物語は、巨大な壁によって2つのエリアに分断された“エウリの街”を舞台につづられていきます。そして、この2つのエリアというのは、金持ちが住む“あかるい街”と、貧乏人が住む“くらい街”なんです。なんだか、ちょいと格差社会なんて言葉を思い出して村田(仮)的に胸がチクリとしますね。そして、この世界には“まほう”という生活に役立つ技術があるのですが、それを勉強するにはお金がかかるため、残念ながら“あかるい街”の住人しか“まほう”が使えるようになれない……というのが、本作の大雑把な設定です。そんな中で、“まじょ”になることを夢見る少女・ビッテと、その友だちの心温まる物語が展開されていくわけですよ。

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▲いつの間にかできていたという巨大な壁によって、分断されている“エウリの街”。主人公のビッテが住んでいる場所は、残念ながら“くらい街”側です。壁によって陽の光がさえぎられてしまうことから、この名前で呼ばれてるんですねぇ。

OPテーマソングを歌うのは、なんと霜月はるかさん!

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▲ビッテが、謎の少女・ダーニャと出会うところから物語がスタート。彼女との出会いが、ビッテの運命を大きく変えていくことになるのですが……。

 ゲームを始めると、ビッテのモノローグとともに、オープニングテーマ“たびだちのうた”が流れます。ボーカルは、数々のアニメ・ゲームのテーマソングを担当した霜月はるかさんということで、村田(仮)の期待も高まりますよ! というか、七尾奈留さんに霜月はるかさんって、さてはスタッフさん、いろいろとわかってますね!?

 そして、オープニングテーマが終わると、いよいよ本編です。物語は、家が貧乏なため、“まじょ”になることをなかば諦めているビッテが、街の路地裏でオリに閉じ込められている少女・ダーニャと出会うところからスタート。オリの周りにいる2人の男たちは、ダーニャを“盗っ人”と呼んでいますね……。しかし、どうにも彼女が悪い人間に見えないビッテさん。なんと、ダーニャを助け出すことを決意します。って、村田(仮)もダーニャは悪い子には見えませんが、いきなり大胆じゃありませんこと?

 そして、オリに近づくことに成功したビッテは、ダーニャが捕まる前に隠しておいた“マホイタ”なるモノを回収してくるよう指示されます。ちなみに、“マホイタ”とはこの世界ではポピュラーな道具らしく、簡単な“まほう”であれば誰でも使えるようになるみたいです。そして、“マホイタ”を手にすることで、ビッテは生まれて初めて“まほう”を使うことになり──。って、”マホイタ”って“魔法の板”の略ですか?

プレイヤーが魔法陣を描くことで魔法が発動!

 とりあえず、ダーニャを監視している男たちをサクッと“火花のまほう”で追い払っちゃいましょう。はい、注目。ここで本作の大きな特徴の1つ、“マホイタ”システムが体験できます。なんと本作では、物語中で“まほう”を発動をさせる場面になると、プレイヤー自身がタッチペンを使って“マホイタ”に魔法陣を描くことになります。このアクションのおかげで“これから魔法を使うんだ”という雰囲気も出るので、なんだか魔法使いになった気分になりますね。まぁ、実際村田(仮)も30歳になったし魔法使い……ナンデモナイデスゴメンナサイ。まぁとにかく、ただ選択肢を選んで使うよりも、“まほう”を使うという行為自体を楽しめるので、よい味付けになっていると思いますよ!

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▲“まほう”を使うには、まず下画面にある黒板のような“マホイタ”に、対応する“まほう”のシンボル(魔法陣)を描きます。

▲シンボルの周りに丸を描いたら“まほう”が発動。ただし、これには制限時間を過ぎてしまうと失敗となってしまいます。

▲ちなみに、“まほう”のシンボルはいつでも確認可能。うっかり忘れてしまっても大丈夫ですよ。

 さて、無事に男たちを追い払ってダーニャを救出すると、彼女の口からとある事情が語られるのですが……。ここから先は、プレイレポート第2回で触れたいと思います。今回は1回目ということで、ゲーム紹介っぽくなってしまいましたが、次回からは、ゲームの流れに即してプレイ感や感想をお届けするので、お楽しみに!(新感覚癒し系魔法中年・村田(仮))

『魔女になる。』プレイ日記