『Tomb Raider: Anniversary(トゥームレイダー: アニバーサリー)』

第1作目より飛躍的に進化したシステム

“ララ”の冒険の軌跡をたどる

 『トゥームレイダー』シリーズ生誕10周年を記念して、“ララ・クロフト”の原点を描いた『トゥームレイダー: アニバーサリー』。本作の魅力をより深く知るために、“ララ”のこれまでの冒険を振り返るシリーズ8タイトルのあらすじを掲載。

発売日  
1997.1.14

『トゥームレイダース』(セガサターン版)

1997.2.14

『トゥームレイダース』(プレイステーション版)

画面写真 『トゥームレイダー』シリーズ10年の歴史は、ここから始まった! すでに考古学界で名を残す“ララ・クロフト”の元にある依頼話が舞い込む。依頼主は大企業ナトラ・テクノロジーの社長“ジャクリーヌ・ナトラ”。“ララ”は“ジャクリーヌ”からペルーの遺跡に眠る秘宝の探索を依頼される。ペルー、ギリシャ、エジプトなど、秘宝を求め遺跡を探索していくうちに、“ララ”は“ナトラ”に隠された秘密を知ってしまう。
 3Dで描かれた広大で危険な遺跡を、女性の冒険者が探索していくというストーリーは、当時大きな話題となった。また、遺跡に用意された謎や仕掛けは、どれも一筋縄では解けない謎解きで、非常に高難易度のゲームだった。その分、謎を解きステージをクリアした時の達成感が高く、多くのファンの心をとらえたと言える。

1998.1.22

『トゥームレイダー2』

画面写真 古代中国の皇帝は「サイアンの短剣」という魔剣を自らの胸に突き刺し、強大な龍の加護をその身に宿し、中国大陸全土の覇権を手にしたと言う。皇帝の圧政を嘆いたチベットの僧は「サイアンの短剣」を皇帝の胸から抜き取り、二度とこの短剣が歴史上に現れぬよう、万里の長城の奥深くに封じた。この伝説を知り「サイアンの短剣」に興味を抱いた“ララ”は、その探索に万里の長城へ向かう。時を同じくして、謎のカルト教団の一派も「サイアンの短剣」を求めて暗躍を始める。
 本作では、遺跡の探索だけでなく欧州の街や基地のような施設、さらには海底や雪山もステージとして加わった。そのため、場面を大きく移動しての幅のある展開で、映画のようにダイナミックなストーリーが魅力となった。

1999.3.4

『トゥームレイダー3』

画面写真 遥か昔、南極大陸に巨大隕石が落ちた。隕石は南極大陸本土の一部を切り離し、切り離された大陸はやがて火山島となった。紀元前、この火山島と島に残った隕石を発見したポリネシア人は、不思議な力を持つ隕石から4つの秘宝を作り出し、突然島から消える。それから長い年月が過ぎ、この秘宝は世界中へと散らばってしまった。さらに時は過ぎ、「偉大な力を持つ石」について探索していた“ララ”は、インドのジャングルでとある人物と出会う。南極大陸を調査していたというその人物との出会いによって、“ララ”の冒険は急展開する!
 本作ではインドから物語がスタート。その後のステージは、ネバダ、ロンドン、南太平洋の島から、プレイヤーが自由に順路を選択できたシリーズ中唯一の作品だ。また、海外版のディスクと、ゲームの難易度を下げ、日本語への吹き替えが行われた日本版のディスクの2枚組みでの発売となり話題となった。

2000.7.19

『トゥームレイダー4: ラストレベレーション』

画面写真 エジプトに伝わる「邪神セト」の伝説。「千年の変わり目にその封印が解かれる」と伝わる伝説は、まるでその復活を予言しているかのようだった。1999年、エジプトの遺跡を探索中だった“ララ”は謎の「アミュレット」を見つけ出す。突然崩れだした遺跡から「アミュレット」を持ち出してしまうが、なんとそれこそが「邪神セト」を封印していた鍵だった! 自らが解き放ってしまった「邪神セト」を再び封印するために“ララ”は奮闘する。
 エジプトの邪神をめぐるストーリーが展開する本作では、カルナック、アレキサンドリア、カイロにギザのピラミッドなど、まさしく「古代遺跡」といったステージが登場する。また、それまでのシリーズは各ステージの謎を順に解き進むシステムだったが、本作では先に進むために1度エリアを戻る必要があるなど、攻略の要素がアクション以外の部分にも広がった。

2001.5.31

『トゥームレイダー5: クロニクル』

画面写真 エジプト・ギザの遺跡の倒壊から数カ月、ウィンブルドンの郊外で“ララ”の葬儀が行われた……。彼女のトレジャーハンターとしての顔を知る会葬者たちからは、未だ“ララ”の死が信じられないという思いが感じられた。その夜、幼いころの“ララ”を知る友人“チャールズ”とクロフト家の執事“ウィンストン”、神父の“ダンスタン”はクロフト邸に集い、“ララ”のさまざまな冒険の話を語り合う。一方、ギザの遺跡倒壊現場では、“ララ”の師匠であった“フォン・クロイ”教授が彼女の捜索を続けていた。
 “ララ”の葬儀という衝撃のシーンからスタートする本作は、“ララ”の冒険を振り返るというオムニバス的なステージ構成となっていた。また、今後のシリーズではお馴染みとなる“ララ”の冒険のサポート役である“ジップ”が、本作で初登場した。

2002.12.6

『トゥームレイダー: プロフェシー』

 古い預言書を発見した“ララ”は、そこに書かれた「魔法」という力に興味を抱く。世界中の文化で語り継がれている「魔法」だが、現在はその存在は確認できない。それでも「魔法」について知りたい“ララ”は、預言書に書かれたアイテム「黒き石」を探すため、北欧の遺跡へと向かう。
 海外ではゲームボーイカラー用ソフトとして2作品が発売されていたが、その2作品は日本では発売されていないため、GBA用ソフトである本作は、日本発売の『トゥームレイダー』シリーズでは初めて携帯機で発売された作品だ。ストーリーは、これまでのシリーズとは独立した番外編的な展開となっている。

2003.10.23

『ララ・クロフト トゥームレイダー 美しき逃亡者』

画面写真 ギザの古代遺跡の倒壊に巻き込まれ、かろうじて自力で脱出した“ララ”。遺跡倒壊後、恩師である“フォン・クロイ”教授はずっと“ララ”を探し続けていたが、それを知らない“ララ”は恩師に裏切られたと思い込み、ショックで塞ぎ込んでしまう。そんな“ララ”の元に“フォン・クロイ”教授から連絡が入る。「助けてほしい」という教授に会いに行った“ララ”だったが、目の前で教授は何者かの凶弾に倒れ、“ララ”も気を失ってしまう。目を覚ました“ララ”は教授殺害の容疑をかけられ、パリの街を逃亡することになる……。
 本作では、シリーズで初めて会話中や行動時に選択肢が登場し、選んだ結果でストーリーが分岐するというシステムが導入された。また、初めて“ララ”以外の登場キャラクターを操作するステージが登場している。

2006.12.7

『トゥームレイダー: レジェンド』

画面写真 トレジャーハンターとして冒険を続ける“ララ”は、南米の遺跡を探索中に正体不明の武装集団と遭遇する。“ララ”はその集団の中に、死んだはずの旧友“アマンダ”を発見してしまう。死んだと思われた場所で邪悪な力を手にした“アマンダ”は、自分を見捨てた“ララ”に強い恨みを抱いていた。2人は秘宝「エクスカリバーの破片」をめぐり争奪戦を繰り広げる。そして、破片を集めるうちに“ララ”は自らが幼いころに体験した飛行機事故と、「エクスカリバー」が関係していることを知ってしまう。
 今までのシリーズでは設定でしかなかった“ララ”の幼少時代の飛行機事故が初めてストーリーと関係し、シリーズ7作目にして“ララ”の過去がようやく明かされた。アクション面も大きく進化していて、「スライディングアタック」や「サマーソルトアタック」など、“ララ”の華麗なアクションが冒険をより楽しませてくれる。なお、本作で初めて日本がステージとして登場し、日本の街並みを冒険する“ララ”の姿が国内のファンの話題を呼んだ。

スパイク

アイドス

Lara Croft Tomb Raider: Anniversary Edition (C) 2007 Eidos Interactive Ltd. Developed by Crystal Dynamics, Inc. Published by Eidos, Inc. 2007. Lara Croft Tomb Raider: Anniversary Edition, Lara Croft, Tomb Raider, the Tomb Raider logo, Eidos and the Eidos logo, Crystal Dynamics and the Crystal Dynamics logo are all trademarks of Eidos Interactive Ltd. Buzz Monkey (R) is a registered trademark of Buzz Monkey Software, LLC. All other trademarks are the property of their respective owners.

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