このアニメすごくね? 『ライドバック』高橋監督の見どころ

第10話 Master of the war
検問
検問
第9話 陽だまりの庭で

【菱田のアパート】 菱田のアパートの美術が素敵です。いかにも“ライドバック”一筋で彼女なしのメカニック好きな学生の部屋、という設定です。壁に貼られたポスターに3話に出ていた“全日本ライドバック選手権”レースのマスコットキャラクター・ライドバッくんが再び登場しています。

【山火事】 山火事の資料を集めるのに苦労しました。実際の山火事は、立ちこめた煙で遠景がほとんど見えないので絵になりにくいんです。イメージ通りの山火事というのは、見つかりませんでした。結局、いろいろなイメージの寄せ集めで架空の山火事を再現していただきました。

扇風機

山火事

第8話 GET RIDE! 選ばれし者

【輸送ヘリ】 “アリゾナ戦役”の映像に登場する“ライドバック”輸送用ヘリは、原作9巻に登場する“ライドバック専用戦術輸送機SKY・PUMPKIN”をベースにデザインしています。床がなく、そのまま垂直降下する方式だったのですが、アニメ版では輸送距離などの設定から床のある箱型に変更となりました。また、原作では空輸できる“ライドバック”は4台だったところを8台にしています。最初の構成ではこのヘリにもう少し活躍してもらう予定だったのですが、残念ながらここだけの登場となってしまいました。

【写真に写る謎の男】 依田が入手して片岡に示す謎の男の写真。写真のみで印象に残るようなちょっと気の抜けた顔ということで、最初は某特攻野郎の○ンキーみたいな人物を考えていたのですが、最終的に決まったのは日本の某タレントさん似の男でした。

【宙を舞う琳とキーファ】 噴水の上で宙を舞う二人のシーンは、原作の琳が宙を舞いながらキーファとキスをするところからヒントをいただいてイメージを再構成させていただきました。原作では爆発の炎と煙の中でのキスですが、こちらでは舞い上がった水滴の中で見つめあう二人となっています。

輸送ヘリ

写真に写る謎の男

宙を舞う琳とキーファ

第7話 罪と×(バツ)

【扇風機】 岡倉の部屋の扇風機がなかなか素敵です。3Dで作っていただいたんですが、本物の扇風機を買うより費用がかかってしまいました。あと、一瞬しか見えませんが、岡倉の部屋の冷蔵庫の上に乗った昭和っぽいプラスチック製の調味料入れも素敵です。

【護送中の銃撃戦】 護送中の琳を“BMA”が拉致しに来るシーン、外の銃撃戦の絵は見せず車内の琳だけで見せているのですが、外から聞こえてくる効果音が素敵です。効果様任せで、音のみで車外でのアクションを作っていただきました。アスファルトに薬莢が落ちる音も聞こえてますね。効果様に感謝です。

扇風機

護送中の銃撃戦

第6話 電光石火ライド

【暴走族の“ライドバック”】 暴走族が使っている“ライドバック”のデザインは意外と資料集めに苦労しました、今ああいう改造車両って走ってないみたいですね。ポイントはカウルにかかれた文字でしょうか? “雷怒爆”とか“夜露死苦”みたいな。原作はかなりアウトローな暴走族でしたがアニメ版ではいかにも日本の暴走族といったデザインに変えさせていただきました。失われた震災前の文化への懐古趣味的な暴走族が復活してる時代という設定です。

【堅司の部屋】 琳の弟・堅司(けんじ)の部屋にあるラジコン雑誌やエロ本は、かなり気合を入れていただきました。部屋の小物がものすごい情報量になってます。思春期を迎えた男の子の混沌とした欲望が詰まってます。エロ雑誌“AMAENBOSAN”は原作からいただきました、おまちかね身体検査特集の号ですね。他にも本棚をよく見るとある雑誌が……。

暴走族の“ライドバック”

堅司の部屋

第5話 謎のライドバック少女

【居酒屋】 “ライドバック”部員が使う居酒屋「ぽんが」は、原作からいただきました。壁の質感やメニューが魅力的ですね。吉祥寺某の焼き鳥屋に担当演出と原画マンで取材したんですが取材費は落ちませんでした(笑)。“店の常連の菱田が改造してデジタル放送も映るようにしてあげた”という裏設定で、古いテレビが置いてあります。TVの周りの北海道土産っぽい木彫りの人形とか熊とか、いかにもな小道具の配置は担当原画マンのこだわりですね。テレビで流れる“クニタチゼリー”のCMも見どころです。アフレコ時に声優の皆さんでコーラスをやっていただいてます、豪華CMですね。

【鈴木さん】 3話の実況で声のみの出演だった“ライドバックマガジン”の鈴木さんの顔がテレビのワイドショーの中に出てきます、意外に老けてました。

【水滴】 5話は担当演出さんのこだわりもあり、かなり細かく日常風景に処理を入れていただいていてます。特に最後のほうに出てくるモノレールの窓ガラスについた水滴の処理は必見です。

居酒屋

鈴木さん

水滴

第4話 しょう子、危機一髪

【BMA】 国際テロ組織“BMA”が登場します。姿を現す時、黄色いガスをまき散らすということから“BMA”のシンボルマークはスカンクをモチーフにしています。毒ガスを撒くわけではないので彼らのガスマスクは顔を隠すためとGGPの催涙弾等への対策と思われます。

【ロマノフの部屋のドア】 片岡がGGPのロマノフの部屋を訪れたときに開ける扉の窓についた波ガラスの処理がとても素敵です、すごくキレイで撮影様に感謝しています。

【女性キャスター】 「ななめ座りの某女性アナウンサーっぽくよろしく」と打ち合わせしたらこうなりました。似てますでしょうか?

居酒屋

鈴木さん

水滴

第3話 そして旗(フラッグ)はふられる

【ライドバっくん】 “全日本ライドバック選手権”レースのマスコットキャラクター・ライドバッくんが登場します。ステージ上に立つ着ぐるみは帽子のところに中の人の頭が来るように設計してあります。のぞき穴がちゃんと描かれてますね(笑)。結構あちこちに出てくるので探してみてください。

【DJウエダ】 気にして聴いていただけるとわかりますが、レースの場内アナウンスでラジオジョッキーが流れています。それがDJ・UEDAとライドバックマガジンの編集長・鈴木さんという二人の対談番組(笑)。なかなかライドバックについて熱く語っていただいています、お話の進行の都合上全編をお聞かせできないのが残念ですが、見どころというか、聴きどころです。DJうえだという名前からもわかるように、菱田役のうえだゆうじさんに声を担当していただいております、ファンは必聴です。

【コブラ兄弟】 珠代と張り合うコブラ兄弟も見どころです。双子のコブラ兄弟という設定で、すずりが「ちょっと!そこのフタコブラクダ!」といい間違えるというのをやりたかったのですが最終的にボツになりました。

ライドバっくん

コブラ兄弟

第2話 珠代上等!? S.L.F ~スプレッド・レッグス・フォーム~

【猫】 まず、猫ですね。原作の猫とはちょっと変えさせていただきました。撮影監督の斉藤さんの家の猫がモデルです。かなりたくさんの高解像度写真で資料をいただきました。レイアウト作業のとき総作画監督からも斉藤さんに目つきや模様の入り方など細かくチェックを入れていただきました。斉藤さんの奥様によると「猫はひかれそうになってナンボだ」と言うので(笑)。犬はひかれそうになるとそのまま走り抜けるんですね。猫は止まるか戻るんですよ。だから猫はひかれる。轢かれそうな生き物は猫ということで。

【クランク】 最後のクランクを琳がバレー的なジャンプでこなすシーン。原作のコマ割を拡大解釈して回転を加えさせていただきました。この時の主人公をキラキラと輝かせるために、水にぬれた髪の毛をヘルメットから出すことにしました。よく見ると池から上がったところから濡れた髪の毛が作画で風になびいています。

【湖】 1話で琳が階段から降りるときに見る湖、2話以降もたまに見えますが、大地震による地殻変動の痕跡という設定です。今の日本地図には乗っていない未来の湖です。もしかしたらあの下には街が沈んでいるのかもしれませんね。

猫

クランク

湖

第1話 深紅の鉄馬

【ライドバック部隊】 見どころはアバンタイトルのライドバック部隊の降下シーンでしょうか。軍用ライドバックが奇襲攻撃を仕掛けています。輸送用ヘリの上で指示を出している兵士が見えますね。

【撮影】 エンドテロップを見ていただけるとわかるのですが、撮影が1人です。前の作品からお付き合いさせていただいている撮影監督さんに、全部お任せしました。なかなか放映が決まらないという状況で、結果的に1話の制作期間が長く少しづつ作り続けるということになったため、最終的に1人で撮りきってしまったという……。1人で全部撮影というのはコンセプトがぶれないので素敵なのですが、リテイクが出ると全部1人でやり直さなくちゃいけないというリスクがありました。一般的なTVシリーズでは不可能に近い。これは快挙なんです(笑)。

【桜】桜は、デジタルでやるからには狂ったように降りしきる、ありえないくらいにやろうと決めてました。枚数で勝負です。

【ジャンプ】 1話はワンカットでドンッというようなアニメの決めカットがないんです。最後のジャンプまで決め絵がほとんどない(笑)。地味な芝居をドンドン続けていく臨場感というか、主人公と一緒に空間を共有していける構成をとっているので、決めカットというのはあまり作れませんでした。地味な割に作業が大変というリスクはあるのですがその積み重ねによって、最後のジャンプが決まってくれればという思いで作りました。

猫

クランク

湖

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