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『白き鋼鉄のX(イクス)2』発売に向けて前作『白き鋼鉄のX』の物語やキャラを振り返る

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 2022年1月27日に発売される『白き鋼鉄のX(イクス)2』に向けた企画記事をお届けします。

 『白き鋼鉄のX』シリーズは、『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト』シリーズの番外的な作品。インティ・クリエイツを代表する従来の2D横スクロールアクションを大きく上回るスピード感とスタイリッシュなアクション性が特徴の“究極の本格派2Dアクション”です。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 本記事では、前作『白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLT』を振り返りつつ、新作『白き鋼鉄のX2』を改めてチェックしていきます。

『白き鋼鉄のX2』からでも楽しめる!

 先ほども説明しましたが、『白き鋼鉄のX』の世界観は、2014年に発売された『蒼き雷霆 ガンヴォルト』、 2016年に発売した『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』からスピンアウトした番外的な作品となります。

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』で主人公の1人であった“アキュラ”が本作の主人公になっています。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 前作『白き鋼鉄のX』のストーリーは、人類の大半が異能の力“セプティマ”を持つ新人類“セプティマホルダー”へと進化を遂げた未来が舞台。セプティマを持たない旧人類“マイナーズ”は人類進化推進機構“スメラギ”によって、見つかり次第、殺処分されるというハードな世界です。

 平和な世界を取り戻すために希望の歌姫“RoRo”をともない、マイナーズのために戦う白き鋼鉄鎧の戦士“白き鋼鉄のX(イクス)”こと“アキュラ”の活躍が描かれました。

 続編である『白き鋼鉄のX2』は、アキュラの活躍によって、世界にひと時の平和が訪れたという前作の続きからスタート。“アキュラ”と“RoRo”の新たなストーリーが描かれます。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 続きのタイトルなので、「前作をプレイしていないと話についていけないの!?」と思われる方も多いと思いますが、『白き鋼鉄のX2』は過去作とはまったく違う“機械と砂漠に覆われた異世界”が舞台になっており、本作からでもプレイ可能な完全独立したストーリーが特徴です。

 まったく関係ない異世界で問題に巻き込まれるストーリーになるのは大歓迎となるプレイヤーも多いと思います!

 前作をクリアしたプレイヤーなら分かると思うのですが、平和になったあの世界で新たな問題が起こる続編というのはとても心苦しいといいますか……かなりつらいのです。筆者は前作の終盤のストーリーを思い出しました。

 前作は都市部が主なステージグラフィックでしたが、本作『白き鋼鉄のX2』では砂漠のステージなどが登場します。

前作以上の爽快感を味わえるアクション性!

 本シリーズのゲームシステムは、横スクロールアクション。ステージ中にいる敵やギミックを攻略しながら先へ進み、ラストに待ち構えるボスを撃破するとクリア。次のステージへ進んでいくという、ベーシックな2Dアクションゲームの流れとなっています。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 シリーズ最大の魅力は、なんといっても従来の2D横スクロールアクションを大きく上回るスピード感とスタイリッシュなアクション性!

 2Dアクションというと“移動”、“攻撃”、“ダッシュ”という3つの行動がベースにあると思いますが、本シリーズはこの“ダッシュ”のシステムがかなり斬新かつ魅力的になっています。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 “アキュラ”は、直線に進むレーザー攻撃“フォトンレーザー”を駆使して戦っていきます。しかし、直線にしか撃てないので、上下にいる敵に射撃を当てるのが困難で、これだけでは爽快感を感じられません。

 ここで生きてくるのが“ダッシュ”です!

 ダッシュは素早く移動するだけではなく、敵にダッシュで体当りすると対象物をロックオン! その状態だと“フォトンレーザー”が誘導弾に変わり、曲線を描いて必ず敵に当たるようになります。慣れてくると常時ダッシュ状態になるという、爽快感溢れるプレイを楽しめるのです。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 “ブリッツ”という特殊なゲージを使用して、空中を高速移動する“ブリッツダッシュ”というアクションも外せません。この“ブリッツダッシュ”は、上下左右斜めと縦横無尽に空中を移動できたり、壁蹴りをしてさらに違う方向に高速移動できたりします。

 “ダッシュ”と“ブリッツ”の2つのシステムによって、本作のスピード感とスタイリッシュなアクションは構築されています!

 さらに空中をゆっくりと移動する“ホバリング”や、敵の攻撃を自動で回避できる“カゲロウ”といった自由度が高いシステムも魅力です。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 『白き鋼鉄のX2』では、前作のスピード感とスタイリッシュなアクション性がさらに進化! 回転ノコギリ型の武器“ブレイクホイール”が新登場することで、パワー特化形態の近接戦闘“ブレイクシフト”が使用可能に。

 敵や障害物を弾き飛ばす体当たり“リコイルダッシュ”装甲を瞬時に硬くして敵の攻撃を防ぐ“ハイパーガード”も使用可能になるとのこと。

 従来のスピード特化形態の“ブリッツシフト”に“ブレイクシフト”が加わり、前作の超高速アクションはそのままに、より激しい戦闘が展開するようになりました。

まさかの新ヒロインが登場!?

 前作の主人公“アキュラ”と“RoRo”は『白き鋼鉄のX2』にも引き続き登場することは上記で説明しましたが、前作でアキュラを救い、一緒に戦った“コハク”も登場します。そして新ヒロインも登場するようです。

アキュラ(声優:内田雄馬)

  • ▲ブレイクシフト形態
  • ▲ブリッツシフト形態

 かつて世界を救った“白き鋼鉄のX”と呼ばれる英雄。口数の少ない寡黙な天才科学者。本人も多くを語らないため、その素性を知る者は少ないです。

 前作では、アキュラの回りを“RoRo”が飛んでいるイラストでしたが、本作ではアクションをした、よりクールなものになっています。

 口数は少なめですが、コハクたちと親しげに話すなど優しさが垣間見れるキャラクターです。

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

RoRo モード・ディーヴァ(声優:峯田茉優)

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 アキュラが開発した“バトルポット”と呼ばれる自律思考型ロボット。ふだんは球状ボディですが、人のような姿“モード・ディーヴァ”に変身して、特殊な歌の力でアキュラを強化することができます。

 前作では、ヴァーチャルアイドルとして歌動画をネット配信し続けていました。『白き鋼鉄のX2』では異世界のネット上で歌姫の活動を続けており、ワーカー(異世界のロボット)たちの間で密かなブームらしいです。どこの世界に行っても人気になることが証明されています。

コハク(声優:花守ゆみり)

  • ▲画像は前作『白き鋼鉄のX』のもの。

 『白き鋼鉄のX』では、スラム街の地下に隠れ住むマイナーズの子どものリーダー的な存在。明るく前向きな性格で、子どもたちを引っ張っていきながら、アキュラと平和のために戦いました。

 『白き鋼鉄のX2』ではアキュラと一緒に異世界に飛ばされてしまいます。……ですが、慣れない異世界においても、持ち前の前向きさは健在とのこと。

 機械修理が得意としていますが、“なんとなく”で直してしまうということで天才なのか、そうでないのか、わからない才能の持ち主です。新作でもその才能が遺憾なく発揮される……かもしれません。

 また、前作では子どもっぽさがあったのですが、『白き鋼鉄のX2』では成長して少し大人っぽく、カッコよくなっているように感じます。

ヌル(声優:諸星すみれ)

 異世界に飛ばされてきたアキュラたちを保護したワーカー(異世界のロボット)の少女。純粋無垢な性格で、誰に対しても丁寧な物腰で接します。

 ワーカーにとって人間は創造主であるため、アキュラやコハクに対して懸命に頑張っているとのこと。

 探索や調査するロボットは前作では“RoRo”の役目でしたが、『白き鋼鉄のX2』では“ヌル”もその役目を担うと思われます。

 本作のヒロインということですし、“ヌル(null)”という単語はコンピュータ用語で“何もない”という意味だったり、ドイツ語だと“0(ゼロ)”という意味だったりするので、ストーリーに深く関わってきそうです。

独立・展開するストーリーだが過去作との繋がりも気になる!

 『白き鋼鉄のX2』は完全に独立したストーリーとなるそうですが、開発するインティ・クリエイツの作品は、シリーズの繋がりが特徴でもあります。そのため、登場するキャラクターだけでなく、世界観の部分でも、過去作との繋がりが楽しめると予想されます。

 そのため、前作『白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLT』をプレイしてからだと、より楽しめると思いますし、『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』をプレイするともっと楽しめると思います!

 ただ、“『白き鋼鉄のX2』のみで独立・展開するストーリー”と謳われているので、まずは気軽にプレイしてみて、ハマったら関連タイトルをプレイするという、遡って遊ぶスタイルでも新たな発見があって、楽しめると思います。

 前作のタイトル副題であった『THE OUT OF GUNVOLT』ですが、“OUT OF”には「からの、独立した」などの意味があり、『ガンヴォルト』から生まれた作品という意味になります。

 『白き鋼鉄のX2』にはその副題がついていないので、『ガンヴォルト』のスピンオフ作品という位置付けではなく『白き鋼鉄のX』という新たなシリーズが確立されたということなのかもしれません。

 『ガンヴォルト』同様に力の入ったタイトルになることは間違いないので、今後も注目していきたいと思います。

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