『れじぇくろ!』の誤解を解きたい。かわいい美少女たちとのきゃっきゃうふふな楽しさの裏に、重厚な王道ファンタジーのストーリーあり

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 EXNOAが10月26日に配信予定の本格SRPG『れじぇくろ!~レジェンド・クローバー~』。この記事では、その先行プレイレビューを世界観、キャラクターたちを中心にお届けします。

 本作のストーリーはごく普通の青年が、父の形見を手にしたことで英雄・ジャンヌ・ダルクを召喚することから始まる王道ファンタジー。英雄たちは"レジェンド"と呼ばれ、ジャンヌ・ダルクをはじめ大天使のミカエル、アーサー王やジークフリートなど、歴史上の人物から神話に登場する人物まで聞き馴染みのある名前のキャラが登場します。

 美少女との恋愛要素もありつつ、かつての英雄の血を引く主人公が邪悪な敵との戦いや仲間たちとの絆を通じて成長していくという王道的なストーリーが楽しめる本作の世界観をお伝えしていきます。

英雄の血を継ぐ青年の成長物語

 本作は、千年前に起こった大戦によって分断された世界が舞台です。分断された片方の世界には、アビスと呼ばれる人間を食らう魔物が封印されていました。その封印が弱まり、地上に現れたところから物語は始まります。

 この事態に、とある辺境の村の青年が妖精から腕輪を渡されます。この腕輪こそ千年前に起こった大戦を鎮めるに至った英雄たちを召喚できる力を持つ重要なアイテムであり、大戦で活躍した英雄の血を引く主人公の青年にしか扱えないというものでした。

 

 思いがけない状況に戸惑う主人公ですが、村を襲撃してきたアビスと戦う覚悟を決めた気持ちに呼応してか突如として腕輪が光りだし、光の中からジャンヌ・ダルクが出現。そして彼女から2つに分かれた世界が再び戻ろうとしていると知らされます。

 世界が戻る、つまり破滅を意味するこの状況に、主人公はアビスに対抗できる力を持った腕輪と"レジェンド"と共に世界を救う旅を出ることを決意するのでした。

 このように物語の冒頭から、かなり王道的なストーリーが展開。そこにお馴染みの剣と魔法で戦うファンタジーの要素が加わり、本格的なRPGを楽しませてくれそうな要素を全力で感じる作りに気持ちが昂ります。

 主人公が召喚したレジェンドの他にもレジェンドはいるようで、各地で出会うこととなります。アビスを再び封印する使命感から主人公に協力してくれる者もいれば、かつての因縁から敵対してしまう"レジェンド"もいるなど、一筋縄ではいきません。

 この"レジェンド"同士のやり取りから、仲間が少しずつ増えていくのもRPGのお約束な感じがしていいですよね。あとはやはり神姫や英雄など、ゲーマーなら一度は聞いたことのある名前を冠した"レジェンド"が出てくるので「次は彼女が来るのか!」と嬉しくなっちゃうのは本作ならではの楽しみかもしれませんね。

あの英雄が女性に!? 可愛いレジェンドたち

 登場する"レジェンド"は基本的には女性に性別が変わっています。あの呂布も沖田総司も、ましてやレオナルド・ダ・ヴィンチですら可愛い女性になっているのが本作の魅力でしょう!

 メインの"レジェンド"を務めるジャンヌ・ダルクは優しく真面目な性格で、柔らかい雰囲気から親しみやすい一方で、戦いになれば果敢に立ち向かう強い意思も感じる乙女。しかし、ストーリーを進めていくと段々と天然なところが見えてきたりと、魅力が爆発していきます。

 そのジャンヌと仲の良いミカエルは、強気な態度で接してくるいわゆるツンデレ系天使。だけど、内心は仲間想いで優しいキャラと期待を裏切らない存在。初登場では「死ぬときは顔はキレイなままで!」と敵に懇願したりと、プライドの高さも相まっていい感じのツンキャラしてます。周りに人がいるところでは絶対に素直にはならない分、個別に話しているときにだけ本心を見せてくれる姿にグッと来ますね! 

 また自分のせいで再び戦いの中に誘ってしまったジャンヌに対して強い後悔を抱いているところもミカエルの良さ。主人公にデレでこそないですが、ジャンヌに対するデレを遠巻きに見る主人公の感じは悪くないですね……!

 この他にもストーリーで出会う"レジェンド"たちの個性やキャラ付けの魅力をお伝えしたいのですが、あまりにも数が多すぎるため個人的な選りすぐりのキャラを紹介します。

 数多くいる"レジェンド"の中でも一番驚いたのがトリスタンというギャルです。ギャル! どういうセンスと発想をしてたらトリスタンをギャルにできるのか! アーサーやガラハッドが真っ当な騎士系キャラだけに、そのギャップがスゴい。

 おまけに弓にバラをデコるセンスといい、ただのギャルじゃなく制服にカーディガンのファッションという……騎士要素から遠いデザインもスゴいと思いました。性格も裏もなさそうな明るくまっすぐな感じで、いいキャラしてるんですよね。こういうキャラがときたま真面目モードになるのがたまらないヤツ!

 本作にかかれば、あの海王ポセイドンやアヌビス神、弁慶がロリっ子になる。もはやこのことにも慣れてしまいましたが、RPG界隈では強大な存在であるオーディンが、召喚されてから役に立ったことがない存在とまで言われるぐうたら神になっています。おまけにドM。

 アヌビスに至っては自分のことをアヌと呼んでたり犬要素を兼ね備えてたり、でも犬要素を捨てて主人公に可愛がられたい! とか、もうキャラの個性が渋滞してます。僕のセンスでは処理できない可愛さ。

 といった風にキャラの個性はかなり強く、単純な性能だけに留まらずどんなキャラ別ストーリーが見られるのかも楽しみなほどです。あまりにも内容が濃すぎる! メインとなるストーリーは王道ファンタジーながらも、ちょっと堅苦しい雰囲気に疲れたら、キャラストーリーで癒やされる。多方面から楽しめる作りのタイトルだなと感じます。

 繰り返しになりますが、誤解しないようにあらためて。かわいい美少女たちとのきゃっきゃうふふなコミカルな楽しさだけが『れじぇくろ!』の魅力ではありません。父を英雄と信じる主人公の成長ドラマや、英雄たちを召喚できるレジェンド同士の熱い共闘や対決といった、少年漫画風でグッと来る熱い展開も本作の大きな魅力です。

 キャラクターだけを見て、「どうせ美少女との恋愛部分だけを楽しむゲームでしょ」なんで誤解をせず、ぜひメインストーリーに注目して遊んでほしい作品です!

 というわけで、この記事では世界観とキャラクターを中心にレポートしました。別の記事では肝心のシミュレーションバトルについて触れていますので、そちらも合わせてご覧になってください。

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