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協力型ゾンビFPS『B4B(バック・フォー・ブラッド)』レビュー。キャンペーンのカギは連係とカードシステム

なんでもゆうこ
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※『Back 4 Blood(バック・フォー・ブラッド)』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 10月12日に発売された『Back 4 Blood(バック・フォー・ブラッド)』のプレイレポートを掲載します。

 8月3~5日に実施された海外版ベータテストから約2カ月。協力型ゾンビFPS『バック・フォー・ブラッド』がついに発売されました!

 ベータテストの際に、レポートを書かせていただいたのですが、プレイできる時間が決まっていた関係で思う存分プレイできなかったのが心残りでした。

 今回は、発売された今だからわかるタイトルの魅力を、シューター好きのライター・なんでもゆうこがお伝えしていきます!

がっつり遊べるキャンペーンモード!

 『バック・フォー・ブラッド』のおすすめポイントは、なんといってもキャンペーンモードの満足感! “協力型ゾンビFPS”とうたっているだけあってキャンペーンモードはかなりの手ごたえで、3段階ある難易度の一番下ビギナーでもミッションによっては苦戦することがあるほどです。

 マップにはリドゥン(ゾンビ)の群れが待ち受けているだけでなく、鳥の群れや扉のアラームなど、リドゥンの大群をおびき寄せてしまうギミックが点在。しかも、迷路状の庭木の死角に角に鳥が群れていたり、うっかり開けそうな場所に罠つきの扉があったりと、いつ大群をおびき寄せてもおかしくない状況に気が抜けません(笑)。

 ギミックに気づいたらピンを刺して仲間に知らせられるのですが、プレイヤーもリドゥンと戦っていて気を取られているため引っかかってしまいがち。それもしょうがない! だって、人間だもの!!

 そんな極限状況のもとでクリーナー(人間)は目標をこなしていくことになるのですが、ミッション内容はネスト(巣)を壊す、物資を運ぶ、貨物コンテナを回収する、おとりになって人々を逃がすなどさまざま。1つのミッション内でも目標が変わっていくことがあるため、リドゥンと戦って、移動して、目標を確認してと目まぐるしく展開が変化していきます。

 クリーナーのお仕事はワチャワチャで楽しいけど、楽ではないのです。

協力プレイの魅力は連係にあり

 一筋縄ではいかない『バック・フォー・ブラッド』。では、キャンペーンモードの魅力はどこにあるのでしょう。

 銃や近接武器、サイドアームを含む武器の選択とカスタマイズ、カードを厳選して組み上げるデッキなど、魅力的な要素を数えたらきりがないですが、個人的に達成感や楽しさをもっとも感じたのは“仲間との連係”でした。

 本作のミッションの成否は、味方との連係にかかっていると言っても過言ではありません。他のFPSと同様に仲間と足並みをそろえるのはもちろん、前述のとおり大群を呼ばないような気配りや、切り替わっていくミッション内容への素早い対応が重要です。

 時にはつかまった仲間を解放したり、援護に回ったり、弾を分け与えたりといった戦況に合わせた行動も必須。そうやって仲間と協力して勝利をつかみとった時は、ガッツポーズが出るほどうれしい!

 “ゾンビの大群と戦う”というホラー映画のようなシチュエーションで、ひとつ間違えれば“全滅”の2文字がちらつくシビアなゲームバランス。そんな状況下で連係して試練を乗り越えて、ともに味わう大きな達成感がプレイヤーを病みつきにする。それこそが『バック・フォー・ブラッド』のキャンペーンモードの魅力ではないでしょうか。

カードシステムを活用するとより楽しく!

 デッキについて触れたのでカードシステムについて紹介しておきましょう。この作品ではさまざまな効果のあるカードであらかじめデッキを組み、各ミッション開始時に使用してキャラクターの性能を高められるのが特徴。ミッション終了時に手に入る物資ポイントを供給ラインで使用することでカードを購入し、自分だけのデッキを組んで戦闘に役立てていくわけです。

 カードの効果は“体力+”や“弱点ダメージ+”といった汎用性の高いものから、“かがんでいる間はダメージ耐性や射撃精度が上昇”や“各レベル開始時にチームの外傷ダメージが回復”といった限定的なものまで多岐にわたります。

 よく使用する武器種のダメージアップにつながるカードでまとめたり、受けるダメージや回復に効果的なカードを多く入れたり……あれこれ考えながらデッキを組んでいく作業は楽しいもの。近接攻撃に有効なカードも用意されているのでシューターが苦手でも輝けますよ!

 ただし、フレンドリーファイアが発生する難易度ベテランやナイトメアでは要注意。

PvPモードでも仲間との連係が大切!

 ここまでキャンペーンモードについて書かせていただきましたが、本作には“スワーム(群れ)”と名付けられたPvPモードも用意されています。

 こちらはクリーナー側とリドゥン側に分かれて対戦するのですが、4対4の集団戦がポイント。人間側はお互い背後を守りつつ少しでも長く生き延び、リドゥンは集団で人間に挑んで少しでも早く相手を全滅させなければいけない。そう……PvPにおいても仲間との連係がカギとなるのです!

 個人的には、リドゥン側で遠距離から酸を吐いて味方を援護したり、粘液弾で相手を拘束してから4人で追い打ちをかけたりするのが大好きです(笑)。

 ただしリドゥン側であっても無防備に敵の前に飛び出すと、あっという間に銃弾の餌食になってしまいます。対人戦ゆえに戦況の見極めが難しいですが、これからたくさんやられて自分なりのパターンを作っていく予定です。

 というわけでキャンペーンモードと同様に、闇雲に突っ込んで攻撃するだけでは勝てないPvPモード。仲間と力を合わせることが勝利への近道であり、それこそが『バック・フォー・ブラッド』という作品自体の楽しさにつながっています。

 ちなみに、記事では共闘の魅力をお伝えしてきましたが、本作はソロモードも完備されています。BOTたちとのワチャワチャ冒険も体験できますよ!

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