『サイスタ』レビューで49人のアイドルたちと過ごす315な日々を紹介！

文: 電撃オンライン

公開日時: 2021年10月26日(火) 20:00

　バンダイナムコエンターテインメントのiOS/Android向けアプリ『アイドルマスター SideM　GROWING STARS（以下『サイスタ』）』は、大人気作品『アイドルマスター SideM』シリーズの最新作で、10月に配信開始となったばかりのタイトルです。

　本作では設立されたばかりの弱小事務所“315プロダクション”の新人プロデューサーになり、所属する46人＋スカウトした新ユニット“C.FIRST（クラスファースト）”の3人と、日本最大のアイドルフェス“JAPAN IDOL FES”出演を目指すことに！

　今回はアイドルたちを応援するライブの楽しさも、みんなで成長していくプロデューサーとしての喜びも、一度に体験できる『サイスタ』の魅力をたっぷりとご紹介していきます。

新ユニットを加えた49人の物語が最高！

　本作の1番の魅力は、何といっても2Dアニメーション＆フルボイスでアイドルたちを描くストーリーです。

　“メインストーリー”では現在第1章が配信中で、生徒会長から理由（ワケ）あってアイドルになる“C.FIRST”との出会いや彼らの成長、そしてその先にある“JAPAN IDOL FES”に向けて動き出す物語が展開します。

　“C.FIRST”は生徒を代表する生徒会長を務めているだけあって、3人ともポテンシャルが高く、仕事にも真面目に取り組むいい子たちばかりです。

　天峰秀（声優:伊瀬結陸）は、ユニットの発案者で、メンバー最年少でもあります。もともとネットで作曲活動をしており、同じく315プロダクションの元作曲家でアイドルに転身した都築圭（声優:土岐隼一）も認めるほどの才能の持ち主。

　尊大に思える発言をすることもありますが、実力とどこかかわいらしさを感じさせる一面もあり、嫌味に聞こえないのがすごいなと思いました。

　しかし、そんな彼にも悩みがあるようで……。過去に一体何があったのか、気になるところです。

　花園百々人（声優:宮﨑雅也）は、さまざまな大会で好成績を残す“賞コレクター”。しかし彼の両親は、中途半端だと彼の才能を認めなかったようです。

　そのため百々人は、“アイドル”として自分のことを認めてくれたプロデューサーのことをとても慕ってくれます。その真っすぐな好意は微笑ましく、「そんなに喜んでくれるならいくらでも支えるよ！」という気持ちになりました。

　眉見鋭心（声優:大塚剛央）は文武両道で、全校生徒に慕われている王道の生徒会長。

　有名俳優を親に持つ二世で、数多くのスカウトを受けてきたと言います。そんななか“315プロダクション”を選んだのは、親の力に頼らず自分の力を試すため。どこまでもストイックな姿を見ると、応援したくなります。

　それぞれの個性やアイデアを生かして、最初の仕事に挑んだ3人。そんな彼らに、プロデューサーは“JAPAN IDOL FES”の話をして……。

　しっかりしているものの、三者三様の夢や悩みを抱えている“C.FIRST”。しかも公式サイトに掲載されている相関図を見ると百々人が秀にコンプレックスを持っている様子がうかがえるなど、この先どうなっていくのか、プロデューサーとして暖かく見守りたくなります。

　彼らがアイドルという仕事を通して、どのように成長していくのか見守るのがとても楽しみです。

　序盤は“C.FIRST”が中心で物語が展開しますが、高校生アイドルユニットの“High×Joker”伊瀬谷四季（声優:野上翔）が秀の情報を教えてくれたり、元教師アイドルユニット“S.E.M”が仕事のサポートをしてくれたり、“315プロダクション”の先輩アイドルたちも活躍するので彼らのファンもご安心を。

　新たなユニットが増えたことで、アイドルたちにどんな化学反応が起こるのかにも期待したいところです。