頼りになるイケオジ主人公に惚れちゃう! 『マーセナリーズリバース』はボリューム満点の良質SRPG【電撃インディー#117】

カワチ
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はライドオンジャパンよりPS4/Nintendo Switch用タクティカルSRPG『マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス』のレビューをお届けします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

イケオジの主人公・アーヴィンの安定感がヤバい!

 本作は傭兵のアーヴィンが故郷のアトラス王国で墓参りをしているシーンからスタート。騒がしい音を聞きつけた彼が様子を見に行くと、そこでは若い女性2人と少年が山賊に襲われており、助け出すことに。


 山賊を撃退すると若い女性の1人がアトラス王国の王女“キラ”だということが判明。アーヴィンは王位継承者争いに巻き込まれて命を狙われているという彼女を護衛する……というストーリー。国の陰謀が描かれるとともに主人公自身の過去を明かされていきます。




 最初はアーヴィンとキラ、護衛であるアナスタシア、リッキーの4人で冒険することになりますが、ストーリーを進めるとアーヴィンの幼なじみであるサイラスなどのキャラクターが次々に加入。賑やかなパーティになっていきます。


 個人的に好きなのは、やっぱりキラでしょうか。お姫様なのにお転婆で落ち着きのないところが可愛いです。でも、礼儀正しく冷静なアナスタシアも好き……。


 とはいえ、個人的な趣味を抜かすと本作でいちばん注目すべきキャラクターは主人公のアーヴィン。彼は41歳というナイスミドルな年齢で、落ち着きのある性格。クールなようで面倒見がよく優しいという、いわゆる“イケオジ”な人物です。

 状況がピンチになったり、キャラクターが落ち込んだりしても、「それでもアーヴィンがなんとかしてくれるはず!」と思わせてくれる頼もしさがあります(笑)。


 ストーリーは王道で安心できるもの。戦争の悲惨さなどは描かれますが、キャラクターたちが必要以上に悲観的にならないので陰惨ではありません。

 アーヴィンが頼りになる人物だったり、キラがポジティブな性格だったりするため、安心してプレイすることができます。

多彩なスキルによって自由度が高いバトル

 バトルに関してはオーソドックスなシミュレーションゲーム。スキルを使うために必要なMPは毎ターン少しずつ上昇するので管理が重要になります。

 また、便利なのがオートモード。スキルなども自動で使ってくれるのでレベル上げが簡単です。


 なお、本作はノーマルでプレイすると歯ごたえのある難易度ですが、イージーでプレイすればサクサクと進めることが可能です。

 また、レベルアップで得たスキルポイントを消費してスキルの習得や強化を行うことが可能。スキルを強化すると性能がアップしますが、消費MPも上昇します。しかし、戦闘中スキルレベルを調整して発動できるので、MPの状況で柔軟にスキルを発動することもできます。

 レベル10になると中級職、レベル20になると上級職にクラスチェンジできるようになり、スキルの選択がさらに増えます。

 ラスチェンジにはルートが分岐がありますが、どちらも選択可能。SPを消費して職業を開放すれば、以降はいつでも転職可能に。

 また、覚えたスキルは職業を変えても使用することができます。そのため、キャラクターを強化していくごとにターンでできる選択肢が増え、戦略も増えていって楽しいです。

 本作は2,200円というお手頃価格ですが、20章以上の物語でルート分岐もあり、ボリュームもたっぷりなのでぜひプレイしてみてください。

電撃ゲームライブで『マーセナリーズリバース』を紹介

 ゲームの電撃が送る、ゲーム情報&実況番組“電撃ゲームライブ”が10月28日20:00から配信されます。

 本配信の21:05からは、『マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス』の紹介コーナーもあるので、ぜひこちらもチェックしてみてください。



カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


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