『ディスクロニア:CA』発表会レポート。新作は過去を遡り事件を解決する意欲的な謎解きRPGに
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VRゲーム『DYSCHRONIA: Chronos Alternate(ディスクロニア: クロノスオルタネイト)』のアライアンス記者会見&新規タイトルオンライン発表会についてレポートします。
『ディスクロニア: CA』は、MyDearestが過去に発売したVRゲーム『東京クロノス』、『ALTDEUS: Beyond Chronos』と同一の世界観を題材とした“クロノスユニバース”作品の新作タイトル。VRゲームだけではなく、Nintendo Switchで展開されます。
番組には、司会の吉田尚記さん、MyDearest代表の岸上健人プロデューサー、イザナギゲームズ代表の梅田慎介プロデューサーに加えて、声優の石川由依さんが登場。タイトルについて発表しました。
VRゲームなのにアナログな調印式が実施
発表会では、早速『ディスクロニア: CA』がどのようなゲームなのか発表されました。
タイトル発表の後には、岸上さんと梅田さんによる調印式が実施されました。VRというデジタルなテーマを掲げる作品に対して、実際に筆を持って署名するというアナログな手法がシュールでしたが、インパクトのある作品のスタートに相応しい調印式でした。
調印式の後には、声優の石川由依さんが姿を見せました。石川さんは“クロノスユニバース”作品に2作参加しており、本作ともゆかりの深い方です。
『ディスクロニア: CA』は、『ALTDEUS: Beyond Chronos』の開発終盤のころ、ディレクターである末岡さんが次の企画を一度に大量に送ってきたのが始まりとのことです。提案された企画は企画コンペでも好評を得て、『ディスクロニア: CA』で末岡さんにディレクターを任せることになったそうです。
VRゲームとしてリリースしようとしていたところに、梅田さんから連絡があり、タッグを組んでリリースを行うことになったとのこと。『ディスクロニア: CA』は、さまざま巡り合わせによって生まれた作品というわけです。
末岡さんから手紙が送られてきました。手紙では「本作のきっかけは、VRが両手を使うのに右手と左手で同じことをするのは勿体ないと思ったこと」や「テーマはプレイヤー次第ですが、ざっくりと言うならば“時間への干渉”をテーマにしている」などが語られました。
新作はVRでもSwitchでも遊べるタイトル
本作は、VRゲームをSwitch化しただけではなく、VRはVRの魅力を、SwitchではSwitchならではの体験を作ろうとしているとのこと。プレイするハードによって、ゲームとしてのおもしろさが異なるものを目指しているそうです。
今回の発表会ではゲームの内容を伝えるPVも公開されました。VRゲームがベースになっていますが、Switch版ではコントローラを使っても操作も可能とのこと。プレイヤーの好みに合わせた形で謎解きをプレイできるようです。
本作の主人公は特別捜査官のハル。ゲーム中では謎解きで手がかりを集めるだけでなく、集めた手がかりで犯人を追いつめる“審問パート”が用意されており、従来の謎解きとはひと味違うゲーム性になっているとのこと。近未来を舞台にしてSF的な世界観で、本作の舞台設定が刺さるユーザーも多そうです。
PVと世界観については、末岡さんから2通目の手紙によって補足が行われます。手紙では「世界観はこれまでの作品と地続きになっており、人々は夢を共有することで犯罪を防いでいる」や「その都市で殺人事件が起きてしまう」、「主人公のハルは自身の能力で他人の過去にアクセスできる」など、世界観とゲームフローの繋がりが語られました。
一見繋がりのないように思える手がかりが結びつく気持ちよさを感じられる謎解きを、楽しめるとのことです。
本作は、エピソードごとにリリースタイミングを分けることで、長く物語を楽しめます。VR版が2022年の春から冬にかけてリリースされ、エピソード3の発売に近いタイミングでフルエピソードのSwitch版が2022年冬にリリースされます。
キャスト陣からのビデオメッセージが到着
その後は、キャスト発表が行われました。石川さんの手元にマル秘と手書きされたUSBがあり、それに今回発表する情報が入っているという“謎解きゲームらしい”演出が用意されていました。
主人公のハルを演じるのは千葉翔也さん。他にも、上村祐翔さん、鬼頭明里さんなどがキーキャラクターを演じます。
放送では、千葉さん、上村さん、鬼頭さんからのビデオメッセージも上映されました。他にも、登場するキャスト陣が発表されています。
その後は、サウンドプロデューサーの郡さんの手紙が発表に。各章のテーマソングにも強いメッセージが込められており、作品の世界観が忠実に表現されているとのことです。
テーマソングを歌うのは『ALTDEUS: Beyond Chronos』に引き続き、歌手はYouTubeを中心に音楽活動をするバーチャルYouTuber・YuNiさん。YuNiさんからのボイスメッセージも番組で発表されました。
3大キャンペーンが実施
本作でもクラウドファンディングが実施。10月29日20時から開始されます。クラウドファンディングには、VRゲームというまだまだ未開発のジャンルを開拓するにあたり、より多くの方々とともに進んでいきたいという狙いがあるようです。
『ALTDEUS: Beyond Chronos』同様に、特典としてゲーム内ボイスのガヤに参加できるなど、参加者限定特典も多数用意されているとのこと。
プレゼントの当たる生放送記念RTキャンペーンが11月11日まで開催。Oculus Quest 2、Nintendo Switchが各1名に当たります。
クラウドファンディング中に情報が公開される“7DAYS プロジェクト”を実施。なお、シリーズテーマ曲のシークレットシンガーはクラウドファンディング期間に発表されるとのことです。
他にも、声優が明かされていないキャラクターや、その他プロジェクトなど、さまざまな情報がここで発表されます。続報に期待しましょう。
最後には、番組出演者陣からのメッセージを通して番組は終了。VRゲーム、そして『クロノスシリーズ』の可能性を感じる、熱意に溢れた発表会となっていました。
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