【レビュー】『ヘブンバーンズレッド』は濃すぎるキャラと怒涛のギャグに圧倒される! 戦闘も歯ごたえあり!!

カワチ
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 現在開発中のiOS/Android用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』のレビューをお届けします。

麻枝 准氏の最新作は怒涛のボケ&ツッコミが繰り広げられるコメディ作品!?

 美少女ゲームブランド・Keyのシナリオライターである麻枝 准氏の『リトルバスターズ!』以来、約15年ぶりの完全新作となる『ヘブンバーンズレッド』。

 本作では謎の生命体“キャンサー”に襲われて危機に瀕した世界を舞台に、人類の最終兵器"セラフ"を使いこなす少女たちの戦いと、その合間に紡がれる日常が描かれていくことになります。



 設定だけを聞くとシリアスなストーリーが展開しそうですが、実際にプレイすると、とにかくボケとツッコミの連続でギャグが強めであることがわかります。プレイしたのが、まだまだ序盤のシーンであるため、今後の展開はシリアスになるかもしれない……というか、これまでの麻枝氏の作品のことを考えると後半は確実に重い展開になりそうですが、少なくとも今回プレイした範囲はギャグ満載で、ずっと笑っていました。


 なお、ギャグが多いと書きましたが、本作では主人公の茅森月歌をはじめ、圧倒的にボケ役が多く、ツッコミ役は天才ハッカーである和泉ユキがほぼひとりで担当します。


 公式動画のキャラクター紹介でも全力でツッコむユキの姿を見ることができますが、彼女はこのシーンだけでなくほぼ全シーンでツッコんでいます。

 最初はとにかくボケとツッコミの多さに「慌ただしいゲームだなぁ」と思っていましたが、ゲームを進めていくうちにこのツッコミがクセになってきて、そのうちユキのツッコミが欲しくなってきます(笑)。

 また、自分の場合、女の子の月歌が主人公だと知ったときは「ギャルゲープレイできないのかぁ」と、ちょっと残念でしたが、実際に進めると月歌がめっちゃいいキャラで大好きになりました! 飄々としていますが、お茶目なところもあり、愛すべきキャラクターです。

 なお、ゲームを進めていると、選択肢が登場。選んだ内容によって、月歌の“シックスセンス”が変化します。シックスセンスはカリスマ、器、優しさ、メンタル、天然、クレイジーが存在し、キャラクターとの交流をするのに必要になります。選択肢は組み合わせを選ぶものもあり、選択が豊富で楽しいです。





個性的と言うには濃すぎるキャラクターたち

 物語は月歌たちの所属する第31A部隊がメイン。音楽の才能を見込まれて軍に入隊した月歌が第31A部隊の部隊長に任命されるところからスタートし、仲間たちとの交流や模擬戦闘訓練を経て、キャンサーとの実戦が可能かどうか計る適性試験に挑んでいくことになります。

 第31A部隊は月歌やユキ以外にも関西出身のサイキック少女である逢川めぐみや大人しいゲーマーでありながらじつは恐ろしい殺人鬼である朝倉可憐など個性が爆発。濃い会話劇が繰り広げられます。





 なお、そのほかの部隊に所属するキャラクターたちも続々登場。彼女たちはガチャでユニットとして手に入れることで下記の自由時間に交流できるようになります。


 ゲームは1日が朝や午前、午後といったように区切られており、自由時間である“FREE TIME”に戦闘の訓練や仲間との交流を行うことができます。なお、いわゆるスタミナである“ライフ”を使えば過去の日付をやり直すことも可能。別の選択肢を試したり、前回とは異なるキャラクターと交流を試したりできます。


 ストーリーはボリュームがある一方でキャラクターの会話のテンポはよく、スイスイと進めるのが魅力。ノベルゲームというよりコミックを読んでいるような感覚で楽しめる印象です。

スタイルによる役割が重要な歯ごたえのあるバトル!

 バトルはターン制。特徴的なのは敵味方ともに“DP”があり、このDPを破壊することでHPにダメージを与えられるようになります。

 パーティは前衛3人と後衛3人に分かれており、バトルをするのは前衛の3人。後衛のキャラクターは毎ターンのコマンド選択時に変更することができます。なお、ひとりでもHPが0になるとゲームオーバー。戦闘中にDPを回復する手段は限られているのでバトルはシビアです。なお、プレイした範囲だとDPは回復できてもHPを回復する手段は無かったです。

 とはいえ、ダンジョンなどでゲームオーバーになっても、そこまで上げたレベルは無駄にならず、引き継いでプレイできるので安心です。また、ゲームを進めるとオートバトルも開放されるのでレベル上げがよりラクになります。


 バトルで重要なのはスタイル。キャラクターは敵のHPを削りやすいATTACKERやDPを削りやすいBREAKER、DP破壊後に敵への攻撃倍率を上げやすいBLASTER、味方の強化を得意とするBUFFERなどのスタイルを持っており、状況に応じて前衛と後衛を入れ替えるのが重要となります。

 新しいキャラクターはガチャで入手できますが、同じキャラクターでも異なるスタイルが存在するため、戦略性は豊か。キャラクターはスタイル以外に斬・突・打という攻撃属性があり、この属性が結構重要。レアリティが低くても有利な属性であれば立ち回れるので、けっこう攻略に悩みます。まぁ、それが楽しいのですが!(笑)

 ほかにもキャラクターと交流を深めて絆レベルを上げることで能力を上げられたり、アクセサリーを収集できる“時計塔”があったりとやり込み要素も豊富。Wright Flyer Studiosが手掛けているだけあり、RPGとしても満足できる作品に仕上がっていると感じさせてくれました。

 今回は序盤のプレイのみでしたが、濃すぎるキャラクターたちのやり取りも頭を使う歯ごたえのあるバトルも、とっても好印象。正式リリースがとても楽しみになりました!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


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