電撃の『チェンクロ』担当編集&ライターは『シンクロ』どう遊んだ?【電撃シンクロ日記 座談会】

ライターM
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 セガのiOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』のプレイ日記をお届けします。

 今回は10月14日~21日にかけて開催された『シンクロ』のクローズドβテスト(CBT)に参加した電撃義勇軍メンバーが、感想がてら好き勝手に語ります。座談会参加者は以下の通り。

『シンクロ』CBT座談会参加者

ライターM……仕事のゲームの合間にゲームで休憩する、人生のステータスをエンタメに全振りしたフリーライター。お気に入りの『シンクロ』キャラクターはビスケとアリン。

アツゴロウ……『シンクロ』のCBTを心待ちにしていたものの、体調不良で大半をふいにする痛恨のミスをやらかす。お気に入りのキャラはログボ画面で登場する褐色美女なフロリッサ。彼女の実装が待ち遠しい!

マスクド・イマイチ……チェンクラーからのシンクラー。塔や洞窟を登ったり下りたりするゲームをよくプレイしている。最近もセガのゲームでチンピラや不良が多くいる塔を登っていた。お気に入りキャラクターは肝臓の数値が気になるカンターナさん。

まり蔵……『シンクロ』CBTでは、とにかくイケメンキャラ探しに必死になっていた電撃の『チェンクロ』担当編集。リオンのツンデレっぷりに歓喜しつつ、平和を愛するヒャッハー系の“グノウ”から目が離せない。

電撃は“ビスケ”推しでいきます!

まり蔵:まずは本作のキモと言っていいストーリーについてですが、全体的にかなりのボリュームでしたね。ちなみにCBTをプレイしてみて、『シンクロ』のストーリーはどうでしたか?

アツゴロウ:とにかく力が入っていたという印象ですね。先が気になって続きが読みたいって思わせるストーリーでした。

イマイチ:読み応え十分すぎて、CBTでプレイする量ではなかった!

ライターM:CBTの範囲は第1階層の最後までということだったので、チュートリアル程度かなって思っていたら、とんでもなかったです。

まり蔵:それにしても、冒頭でいきなりヴィオレット隊長があんなことになってしまって……ビックリしましたよね!

アツゴロウ:なかなか辛い役回りでしたね……。

イマイチ:素敵な巨乳キャラが登場したと思ったらいきなりあんなことになって、「ぁぁ……」ってなった。

まり蔵:あと、ギュンター隊長の部下の2人も……いいキャラしてたのになあ。

ライターM:あー、あの元気いっぱいな2人ですね。

まり蔵:ギュンターを慕っている描写が結構しっかり描かれていて、かわいいな~でも嫌な予感がする……って思っていたら案の定。キャラの殺されっぷりが容赦なくて、『チェンクロ』と違うところの1つはココだなって。

イマイチ:確かに。こんなかわいいキャラが死んじゃっうの!? って衝撃がすごかった。キャラもよかっただけに、もったいない~って。

アツゴロウ:そういうハードな世界観ですよって、序盤からちゃんと示しているのはいいですよね。

まり蔵:これぞダークファンタジーっていうストーリーですよね。めちゃくちゃおもしろくて、やめ時が難しかった。おかげで明け方までプレイしたりしてました。

アツゴロウ:気がついたら夜が明けてましたよね(笑)。

イマイチ:まだちょっとわからないけど、死んじゃったキャラはやっぱりガチャでは出ないよね~。

ライターM:そこら辺どうなるか気になりますよね。……でも出ない気がします。

まり蔵:まだ第1階層ガチャから出るキャラしかわからないけど、どのキャラもトガってましたよね。

アツゴロウ:キャラの突き抜け方も、ハードな世界ゆえって感じします。

ライターM:確かにトガりすぎでしたね(笑)。個人的にはビスケがお気に入りです。まさかあの隠れた片目に秘密があるとは。

イマイチ:ビスケいいよね~。自分も好き。

まり蔵:私もビスケ大好き! 騎士団のゴシップ担当!

ライターM:ゴシップ担当って(笑)。情報通なキャラは1人いると助かりますね。

まり蔵:リオンといい、ビスケといい、最初に仲間になるキャラが予想以上にいいキャラで、その時点ですごくストーリーへの期待が高まったんですよね。

イマイチ:そこは『チェンクロ』であの数のキャラを生み出してる実績が効いているのかも。

アツゴロウ:世界観的に『チェンクロ』と似ている部分がありつつも、よりハードな世界だって突きつけられてますよね。

まり蔵:プレイしている中で『チェンクロ』的な要素について、登場キャラはまったく言及しないじゃないですか。“ユグド”とか“世界樹”とかもちろん名前も出てこないし。でも『チェンクロ』に登場した背景が『シンクロ』にも出てきて……。

ライターM:あ~、奈落ではなく地表エリア“原罪の門”ですね。

まり蔵:そうそれ。時代が違うだけで『チェンクロ』と『シンクロ』の世界は一緒なのか……? とか、ちょっと妄想が捗りました。ゲーム中ではまったく明言されませんけどね。

イマイチ:大陸名も違いましたしね。ユグドとヘルドラ。

ライターM:個人的には地続きの世界というよりも、見た目が『チェンクロ』そのままの“クロニクル”という存在を軸とした並行世界なのかなと受け止めていました。

まり蔵:また小難しいことを言う……。でもこれ、セガさんに聞いても絶対教えてくれないよね(笑)。

アツゴロウ:ちなみに各種クエストでは、『チェンクロ』でおなじみのNPCっぽいキャラが出てきますが、これらのモブキャラの流用は他のタイトルでも……。

まり蔵:それ以上はイケナイ!

イマイチ:『チェンクロ』を知らない人でも楽しめて、知っている人ならもっと楽しめるという感じで、うまい具合に落とし込んでるよね。

ライターM:ニヤリとできますもんね。

まり蔵:深読みというか、一切言及されてないのにここまで『チェンクロ』要素が登場すると、何かを訴えかけられている気がするんですよね~。特に背景とか!

ライターM:バトルの勝利BGMやレベルアップのSEなんかも『チェンクロ』のものが使用されていますよね。って、“隠れ『チェンクロ』を探せ”みたいになってきましたか?

オートバトルでどこまで行けるか縛りプレイ!

まり蔵:最終的に『シンクロ』のCBTはどこまでプレイできました?

ライターM:私はもちろんクリアしましたよ。

アツゴロウ:僕はタイミングが悪くて……クリアできなかったんですよ。ワクチン接種の副反応でのたうち回っていました。

ライターM:それは……それは仕方ないです……。

イマイチ:自分は純粋にボリュームを読み誤って、クリア直前で終了してしまったんだよね。最終日までにここまで進めておけば大丈夫だろうと思ったら、読みが甘かった……。

まり蔵:何度も言うけど、シナリオのボリュームかなりありましたからね。

アツゴロウ:大ボリュームのストーリーに、レイドイベントまでありましたから。あともう1週間くらい遊びたかった。

  • ▲コチラが序章~第一章にかけての舞台。筆者を含め、さすがにここまで道のりが長いとは想定外でした。この先まだまだ深くなるとか“奈落”恐るべし。

まり蔵:ちなみに私は、第1界層のラスボス戦まで行って……クリアできなかったんです。

一同:(笑)。

アツゴロウ:え、それは難易度的に?

まり蔵:序盤にある程度バトルのシステムを把握したら、どこまでオートでいけるか試したくなって、基本オートバトルで進めていったんですよ。

イマイチ:なぜそんな縛りプレイを……。

まり蔵:『シンクロ』のオートバトルってめちゃくちゃ優秀で、ラスボス手前まではなんとかクリアできたんですね。で、最後にパーティキャラを全員レベルキャップのLv30まで上げて、アビリティを強化して、武器も鍛えて「よ~し行くぞ!」って挑んで勝てなかったという。

アツゴロウ:最後の最後で(笑)。

イマイチ:手動に切り替えなかったの?

まり蔵:うん、オートでクリアすることに意味があるので。

イマイチ:なんなのそのこだわり!

ライターM:ちなみにまり蔵さんは、バトル中にキャラクターが移動できることを知りませんでした。

まり蔵:全部オートにしていたので!

イマイチ:いやいや、さすがに全オートだと中ボス戦とかで厳しいところはあったよね!?

ライターM:途中引っかかるポイントありませんでした? 巨大なハチっぽいモンスターとか。

  • ▲いわゆる中ボス的な存在。イベントとして警告メッセージが出るほか、ダッシュで駆け抜ければわりと余裕で戦闘回避もできます。

イマイチ:卵を産み付けてくるヤツだよね。

まり蔵:パーティを敵と同じレベルまで育てて、ゴリ押しで倒してました。

アツゴロウ:力でねじ伏せていくスタイル(笑)。

イマイチ:『シンクロ』って各階層に推奨レベルが設定されていて、それを満たしていないとキャラの能力が発揮されていないのか総戦闘力が落ちている感じがして。それに気付くまで時間がかかっちゃって、ちゃんとレベル上げしないとクリアできないなと。

アツゴロウ:繰り返しプレイしないとキーワードも集まらないですからね。

  • ▲『シンクロ』ではメインストーリー中の会話選択のほかにも、フィールド攻略後のキャンプ画面で任意のキャラとの会話イベントなどを通じてクロニクルに刻むキーワードを集めていきます。

ライターM:自分の場合は2パーティ分のキャラを並行して育てていたから、自然と集まっちゃいました。

まり蔵:私もとにかくレベルを上げなければと繰り返しプレイしていたので、その中で勝手にキーワードは集まっていましたね。

ライターM:残り2割くらいのところでほぼキーワードは集まって、あとはキャラ別エピソードを進めて固有アビリティとか取得していました。

イマイチ:固有アビリティはCBTの段階ではそこまで強くない印象だったかな。

まり蔵:いや~、まさか最後の最後でクリアできないとは。やっぱり階層のボスをオートでクリアできるほど甘くはないってことですね!

ライターM:むしろオートバトルだけでラスボスまでたどり着けたほうがおかしいんですって!

アツゴロウ:それは結構スゴイですね。

まり蔵:そんなこんなで、第1階層の最後がどんな展開になるのか知っているのは、Mさんと、本日不参加のライター・キャナ☆メンの2人ですね。

アツゴロウ:ワクチン接種と重ならなければ……。正式サービスが始まったときのお楽しみとして取っておくことにします!

ライターM:クリアはしたので知っていますが、致命的なネタバレになるから何も書けないですけどね!

せっかくCBTに参加したので改善してほしい点も挙げてみる

アツゴロウ:個人的には、ゲームのテンポがもうちょっといいとうれしいなって。新しいキーワードを入手した際の演出が若干過剰だなっていう場面もあったかと。

まり蔵:確かに。ゲームを進めていくうえで、ちょっと引っかかるところありましたよね。

アツゴロウ:早く次のバトルやらせて! 次のストーリー読ませて! ってなりました。

まり蔵:私が改善してほしいところもまさにそのテンポなんですけど、物語が佳境にさしかかって早く次を読みたい! と盛り上がっているときに……。

ライターM:「武器の所持枠がいっぱいです」。

まり蔵:そう! 武器の所持枠を広げてほしい!

ライターM:所持枠は全然足りなかったですね。

イマイチ:武器、売りまくったな~。

  • ▲武器屋のお姉さん、合成素材が足りないときの「おお~……足りなくね?」という脱力セリフは必聴です。

アツゴロウ:せっかくのハック&スラッシュ要素というところで武器の所持枠は当然として、あとは演出のテンポですね。先ほど触れたキーワード入手の演出とか、レベルアップの際にメンバーや精霊ごとに表示するのも簡素化されるとうれしい。

ライターM:アレは一括表示になるとうれしいですね。とくに序盤はレベルが上がりやすいので。

まり蔵:あとはフィールド探索かな。スキップチケットをもらえるじゃないですか。だから、探索時のオートランいらないかなーって。あのオートラン、最短距離を駆け抜けていくから宝箱をスルーしちゃうんですよ。

ライターM:自分もオートランは使わなかったですね。オートランにすると先制攻撃ができないので。このゲーム、敵全体に割合ダメージを与えることができる先制攻撃の存在って結構でかいんですよ。

まり蔵:確かに。先制攻撃の有無で敵の討伐率がガクッと変わりますからね。一撃与えてからのバトルだと「あれ、敵のHPめちゃくちゃ減ってる!?」って。

イマイチ:『シンクロ』は繰り返しプレイを前提としているから、フィールド攻略のテンポは気になるところかもしれないね。

アツゴロウ:1回攻略するとスキップチケットが3枚手に入るとか、フリープレイは常にチケットでまかなうくらいにしないと劇的なテンポアップには繋がらない気がする。

まり蔵:イマイチさんは改善してほしい点ってありました?

イマイチ:うーん……テンポの悪さでいえば、もっとテンポの悪いアプリも遊んでいるからなぁ。

まり蔵:突然の相対的評価(笑)。

イマイチ:あとはまあ、もうちょっと戦略要素が高ければよかったかなと。今のところ、早い順番に攻撃するくらいしかなかったから。例えば敵の行動順を遅らせる効果とか、仲間の行動順を早める魔法とか。

まり蔵:そのうち、そういうアビリティとか出てくるんじゃないですか?

ライターM:一応戦略っぽいモノとしては、行動コストの低い攻撃で手数を重視してオーバードライブゲージを貯めて、道中の雑魚戦ではゲージの貯まっていないキャラに行動を譲る感じで立ち回りつつゲージを貯めてボス戦へ突入するとか。

まり蔵:なるほど。私が最後のボスを倒せなかったのって、たぶん途中で攻撃を食らってチェインが繋がらなかったからなんですよ。最後のボスって10チェインしたら防御力が下がるみたいなのあったじゃないですか。

ライターM:道中の強めの敵でもあった、シールドが少しずつ削れていくブレイクですね。第1階層のラスボスだけ少し特殊で、10チェインを超えないとシールドを削れないという。

まり蔵:そうそれ! 結局オートだとチェインがつながらなくて途切れてしまって、それで勝てなかったんですよね。

ライターM:あ~、オートだとブレイク発生しなかったのかも?

イマイチ:ブレイクを使わないと、敵の強力な攻撃を防げないのとチェインが切れてしまうのとで2倍キツイですね。

  • ▲余談ですが、筆者の場合なぜか武器の特性として付与されていた睡眠効果がラスボスにも通用していたようです。正式サービスで修正されないといいなぁ!

まり蔵:そう考えると、よくオートで第1階層のラスボスまでたどり着けたな、私……。

イマイチ:まあCBTだから、そういう楽しみ方もアリだよね(笑)。

まり蔵:でも、さすがに正式サービスが始まったらオート縛りプレイなんて無茶はしないから!

 こうして、なんのかんの言いながらもたのしくCBTをプレイしていた4人の座談会は幕を閉じました。

 公式で実施されていたCBTのアンケート結果を受けて、正式サービスの際には改善されている点も多々あることと思います。一部の改善点については、先日公開されたCBTレポートでも記載がありました。サービス開始時期の変更についてのお知らせとあわせて、要チェックです!

 今回CBTをプレイされた方はもちろん、CBTに参加されなかった方も、セガが贈る王道ダークファンタジーRPGを期待して待ちましょう!


©SEGA

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