学園異能バトルファンタジー『護衛のメソッド』で小林湖底先生が目指したものは?

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 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。今回は、『護衛のメソッド ―最大標的の少女と頂点の暗殺者―』を執筆した小林湖底先生のインタビューを掲載します。

  • ▲本作の表紙イラスト(イラスト:火ノ先生)

 本作は元暗殺者で少女の護衛役となる“相原道真”と、世界中から狙われている最大標的の少女“久世灯理”が織りなす、学園異能バトルファンタジーです。

 これまで描いてきた異世界ファンタジーから舞台を変え、現代日本に挑戦した小林湖底先生に見どころをお聞きしました。

──この作品を書いたキッカケを教えてください。

 これまで異世界のファンタジーを書くことが多かったので、少し舞台の方向性を変えてみたいと思いました。

──作品の特徴やセールスポイントを教えてください。

 世界一狙われている少女を護衛する暗殺者、という構図です。

 死にたがりでネガティブなヒロイン・灯理と、それを超絶ポジティブに護衛する主人公・道真の対比もお楽しみください。あとは護衛チームの変な人たちも要注目です。

──作品を書くうえで悩んだところは?

 現代日本をベースにしたラノベはあんまり書いたことがなかったので、世界観の描写に苦労しました。

──執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 一年弱です。ゆっくりと修正作業をしていました。

──執筆中のエピソードはありますか?

 集中するために新しいPCやモニターを購入して作業スペースを増やしました。快適です。執筆している時はだいたい部屋に缶詰め状態なので、大きなエピソードは特にありませんでした……。

──本作の主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 主人公&ヒロインは、どちらも「普通の世界」で生きられなかった特殊な人間です。過酷な境遇に縛られながらも、それをなんとか打破していく様子を書きたい……そう考えているうちに生まれたのが二人でした。

──特にお気に入りのシーンはどこですか?

 主人公がヒロインのお風呂中に突入するシーンです。

──今後の予定について簡単に教えてください。

 『護衛のメソッド』は二巻が出ると思います。それ以外は『ひきこまり吸血姫の悶々』シリーズが継続中です。将来的にはもう少し尖った雰囲気の作品にもチャレンジしてみたいです。

──小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 「気軽に読めて楽しい小説」にすることをモットーにしています。

──アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

 歩きます。同じところをぐるぐると。

──学生時代に影響を受けた人物・作品は?

 『十二国記シリーズ』『百鬼夜行シリーズ』などです。また、秋山瑞人先生の作品は何度も読みました。あとは中国の古典。

──今現在注目している作家・作品は?

 同期作家の作品です。

──その他に今熱中しているものはありますか?

 漢字の意味や語源を調べることです。小説の執筆に役に立ったり立たなかったりします。

──最近熱中しているゲームはありますか?

 ポケモンをたまにやります。

──それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 『護衛のメソッド』は王道でありながら少しダークな雰囲気を目指して執筆されたライトノベルです。護衛に興味がある方、暗殺者に興味がある方、探偵とか巫女とか詐欺師とかに興味がある方、あるいはそれ以外の方々も、どうぞよろしくお願いいたします。

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