【おすすめDLゲーム】『マーキュリー レース』はレーシングとシューティングの爽快感を味わえる
- 文
- sexy隊長
- 公開日時
ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はNintendo SwitchとPC(Steam)でリリースされた『Mercury Race(マーキュリー レース)』をお届けします。
本作は、スペインのインディーデベロッパーであるHerrero Gamesによって開発された3Dレースシューティングゲームになります。PC版が2018年12月に配信され、日本語ローカライズされたSwitch版が2019年4月に配信されました。
そんな本作『マーキュリー レース』の魅力を紹介します。なお、画面はNintendo Switchのものです。
ただのレーシングゲームではない!?
本作は、レトロフューチャーな雰囲気が満載の3Dレースシューティングゲーム。各コースに課せられたタイム以内にゴールすることを目指し、各コースのバッジを習得するゲームです。
バッジを習得すると新しいコースや新しいマシンが解禁されるという、わかりやすいゲームシステムになっています。
操作するマシンには耐久度があり、壁などに衝突しすぎると大破してゲームオーバーになるのでシビアな操作性を求められます。
レーシングゲームでは障害物や邪魔をしてくる敵がコース上にありますが、大抵は避けて終わってしまうものばかりです。しかし本作の障害物や敵は避けられません! コースの端から端まできっちり邪魔をしてくるものがあり、避けられないような障害物が出てきます。
「ならどうすればいいのか?」というと、答えはシンプルで“破壊”です! これが本作の特徴であるシューティング要素です。レースしながら障害物や敵を撃って壊しながらタイムを競うという、ちょっと不思議なゲームになります。
左スティックでレーシングのマシンの操作をしながら、右スティックでシューティングのエイムを操作する。これが基本的な操作方法になるのですが、慣れないとやや大変。右スティックをこんなにも使うゲームがあったかな?というぐらいに使うので、筆者は右手がつりそうになるという経験を何度も味わいました。
レーシングとシューティングの爽快感を味わえる
レースをしながらシューティングをするという本作のプレイですが、慣れると障害物や敵を一掃しながら高速コーナリングを決めるプレイするのが可能になり、他のレーシングゲームでは味わえない爽快感を楽しめます。
しかし、レーシングとシューティングを同時に行うのは大変。前述した左右のスティックを使う理由もありますが、操作に慣れるまで苦労しました。
コース外にいる敵を撃墜する時はエイムを敵にあわせるために、コースから視線を外すことになります。そうするとコースを見る余裕がなくなり、マシンが壁にぶつかりタイムロスしたり、コースアウトして転落したり……ということが起きます。
いろいろなレーシングゲームをプレイしてきましたが、初見プレイの時にここまでアタフタするゲームは初めてでした。しかしプレイを重ねるごとに視野が広がり、コースや敵だけではなく、今まで見る暇がなかった背景なども見えてくるようになります。
美しいレトロフューチャーなグラフィックとBGM
本作のオブジェクトや背景はレトロ感満載のネオンで表現されており、懐かしさを感じさせるレトロフューチャーな世界観になっています。加えてBGMにエレクトロ・サウンドが流れているのですが、こちらはアナログシンセサイザーを使用し80年代の音を奏でているので世界観にピッタリのBGMになっています。
レーシング部分もいいのですが、個人的にはこのグラフィックと80年代エレクトロ・サウンドを堪能するだけでも価値のある作品だと思います。実際、本作を起動してBGMを流しながら、この記事を書いているぐらいにお気に入りです。
予想以上に頭を使う熱い2Pモード
2Pモードは、2人同時スタートでタイムアタックをするモードになっており、協力プレイ的な遊び方もできるのですが、対戦モードとして遊ぶことを筆者はオススメします! 対戦として遊ぶと、速さを求めるだけではなく相手への妨害行為があるなど、意外と頭を使うクレバープレイが求められる熱いモードに!
ソロプレイでは、障害物や敵を片っ端から壊していけばよかったのですが、対戦だと勝っている時にすべて壊すと後ろから来る相手も助けてしまうことになります。そのため、エイムを調整して自分の通る部分だけを破壊していく、それか壊さずに避けるといった、ソロとは違ったプレイスキルが問われます。
逆に負けていても逆転するチャンスが多々あるので、勝っていても負けていてもゴールするまで集中力を切らさずプレイする必要がある、熱い対戦モードになっています。
世界の誰かとタイムアタック
他にも決められた5コースを連続してプレイし、その合計タイムをオンラインで競う“キング・オブ・ギャラクシー”があります。
本作には15コースが収録されており、コースごとにオンラインの記録が表示されるため、いつでも世界の誰かとしのぎを削るタイムアタックが味わえるのも特徴です。前述した通り、プレイすればするほど成長を実感できる作品なのでオンラインタイムアタックはソロでも熱くなれるシステムになっています。
ネオンを使ったグラフィックと80年代を彷彿させるエレクトロなBGMが魅力の本作。レーシングゲーム好きはもちろん、グラフィックやエレクトロミュージックが好きな人もぜひプレイしてください。
(C)2019 Herrero Games
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
“おすすめDLゲーム”まとめページはこちら(電撃オンライン)
Steam内『Mercury Race(マーキュリー レース)』紹介ページはこちら
『Mercury Race(マーキュリー レース)』
- メーカー:Herrero
- 対応端末:Nintendo Switch
- ジャンル:レース
- 配信日:2019年4月18日
- 価格:599円
『Mercury Race(マーキュリー レース)』
- メーカー:Herrero
- 対応端末:PC(Steam)
- ジャンル:レース
- 配信日:2018年12月1日
- 価格:520円