『英雄伝説IV 朱紅い雫(新)』21周年:過酷な運命を辿るアヴィンの旅をセルフリメイク【ファルコム40周年特集】
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- 電撃オンライン
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2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。
そして、本日12月7日、2000年(平成12年)に発売された『英雄伝説IV 朱紅い雫(新)』が21周年を迎えたことを記念して、ゲームプレイバック記事をお届けします。
【英雄伝説IV 朱紅い雫(新)】
・発売日:2000年12月7日
・機種:Windows95/98/2000/Me
・メディア:CD/DVD
・ジャンル:RPG
・価格:オープン価格
[備考]
・PSPでも発売された
・PSP版はバンダイから発売された
『英雄伝説IV 朱紅い雫(新)』とは?
オリジナル版の『朱紅い雫(旧)』のストーリーを再構築したセルフリメイク作品。『朱紅い雫(旧)』では脇役だった冒険者達のキャラクター像が深く掘り下げられており、それがメインストーリーに絡むことで、物語がより濃厚なものへと進化しました。
もちろん、システム面についても格段にブラッシュアップされています。
本作は、『ガガーブトリロジー』と呼ばれるシリーズの2作目で、同じシリーズの『海の檻歌』、『白き魔女』と同じ世界観の作品です。各作品は基本的にそれぞれで完結していますが、すべてプレイすることで、物語の背景がより分かりやすくなります。
なお、時系列は『朱紅い雫』→『海の檻歌』→『白き魔女』の順となっています。
こちらでは、『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』(発行:KADOKAWA)に掲載されていた、ストーリープレイバック部分を再掲載。
ブラッシュアップされ、深みを増したアヴィンたちの物語を追っていきましょう。
『英雄伝説IV 朱紅い雫(新)』システムチェック
●AT(アクションタイム)
戦闘中に行動するたびにATが増加し、時間経過などでATがゼロになると次の行動を行える。また、ATをゼロにするATブレイクも存在し、これを利用すれば「攻撃→ATブレイク→攻撃」といった連続行動を行うことが可能。
●精霊魔法
精霊の召喚魔法。精霊はユニットとして戦闘に参加するが、召喚者のHPやMPが尽きるか精霊のHPがゼロになると消滅する。
『英雄伝説IV 朱紅い雫(新)』ゲームプレイバック
OPENING MOVIE
01 平穏の終わり
カテドラールで平和に暮らすアヴィンとアイメルの兄妹。そこにあわてたオレシアが姿を見せる。ベリアス卿率いるオクトゥムの使徒が、ここに襲撃してきたのだ。
02 兄妹の別れ
最高導師エスペリウスと賢者ガウェインのおかげで、3人は逃走に成功する。だが追手に邪魔され、アヴィンとアイメルは、それぞれ別の方向へ逃げることになる。
03 マイルとの出会い
アヴィンは、賢者レミュラスに引きとられた。そしてウルト村でマイルと出会う。マイルは同年代の友人候補との出会いに浮かれるが、アヴィンは妹のことで傷ついていた。
04 ネフティスのお祭り
マイルは、アヴィンをネフティスのお祭りに誘う。そして彼は、アヴィンを気遣ってアヴィンと同じ願いを祈る。この日から、アヴィンとマイルは親友となった。
05 レミュラスの死
17歳になったアヴィン。あるときレミュラスは、神宝カベッサを賢者ディナーケンへ届けるように頼むと息を引きとる。そして、アヴィンとマイルは旅に出ることに。
06 魔獣退治と旅立ち
旅立ちを大人達に認めてもらうため、魔獣を倒しに行くアヴィン。同じ魔獣を狙う冒険者マーティと協力して魔獣を倒し、その証拠を持ち帰ると、旅を許可される。
07 そして冒険者に
王都に着いたアヴィンは、冒険者になる決意を固める。その試験で、マーティや謎の美女ミューズと協力関係に。そして冒険者となり、彼らとチブリ村を目指す。
08 シャムシール団
チブリ村は、シャムシール団によって占拠されていた。彼らは生命の書を要求する。その事件中、ミューズの正体がエル・フィルディン王国の姫だという事実が判明する。
09 偽の古文書
偽の古文書をわたして時間を稼ぎ、その間に村人の救出を実行。村人を無事に救出できたが、シャノンという娘だけが、逃げるシャムシール団に連れ去られてしまった。
10 シャノン救出
シャムシール団を追いかけるアヴィン達。そして、女首領ファティマは逃したもののシャノンを救出。シャノンはマイルに一目惚れして、運命の王子様と言い切る。
11 賢者の館
賢者の館に到着したアヴィンは、ディナーケンにカベッサを返す。ディナーケンは、アイメルが神の代理人であるドゥルガーの娘として、重い宿命を持つことを教えてくれる。
12 黒髪の少女
館をあとにしたアヴィンの前に黒髪の少女が現れ、カベッサをわたせと迫る。断ると彼女は魔法でアヴィン達を気絶させ、カベッサの有無を確認すると姿を消す。
13 脅迫する少女
賢者の館へと戻るアヴィン。そこでは、黒髪の少女がディナーケンを脅していた。なんとか追い払ったアヴィンに、ディナーケンは知っている限りのことを伝える。
14 新たな旅路
ディナーケンは、闇の神を信仰するオクトゥムの使徒がアイメルを狙っていると告げる。そして、アイメルを見つけて総本山のヴァルクドを目指せと言い、カベッサを託す。
15 剣士ダグラス
街道ぞいに進むアヴィンだが、吹き矢で眠らされてカベッサを盗まれてしまう。同じ被害にあったダグラスと協力して奪還へ向かうが、彼の荷物はもう売られていた。
16 イドゥンのお祭り
ダグラスと別れたアヴィンは、イドゥンのお祭りで行われる水上試合のボルン代表に選ばれる。対戦相手はダグラス。運よくダグラスの床が壊れ、アヴィンが勝利する。
17 ダグラスの同行
試合の賞品は、ダグラスが盗賊に奪われた雷光剣だった。雷光剣のお礼に旅へ同行するダグラス。彼の心当たりをもとに、アイメルを捜して木霊の森へと向かう。
18 森を守る少女
木霊の森では、猟師ともめる少女と出会う。彼女は聖獣ミーファの乱獲を止めようとしていた。手助けすると、彼女はアルチェムと名乗り、家へと招待してくれる。
19 ベネキア修道院へ
空気を浄化するミーファ。その狩猟を推奨する教会に抗議するアルチェムの祖父カラバの手紙を届けるため、アルチェムと一緒にアヴィンはベネキア修道院へ向かう。
20 オレシアとの再会
修道院でアバリス大神官に手紙をわたすが、破り捨てられてしまう。帰ろうとすると意外な人物が現れる。それは、8年前にアイメルと一緒に逃げたオレシアだった。
21 アイメルの行方
オレシアによると、アイメルはベネキア修道院にいたが、15歳の誕生日に置き手紙を残して姿を消してしまったという。アヴィンは仕方なく、ニューボルンへと戻ることにする。
22 青いバンダナの男
帰途、ニューボルンは報いを受けているという青いバンダナの男に出会う。彼はアヴィン達に謎の聖水をかけると、ベネキア修道院の方へと去ってしまう。
23 毒の街
ニューボルンは毒気に蝕まれ、マイルを追いかけてきたシャノンも倒れる。聖水で守られている一行は、カラバからミーファが消えたことが原因だと知らされる。
24 聖獣ミーファ
ミーファはゴルダ洞窟の奥で魔獣に追い詰められていたが、アヴィン達に救われる。ミーファはアルチェムの説得に従ってニューボルンへと向かい、毒を浄化する。
25 暗殺者マドラム
ミーファの性質を説明するために修道院へ行くと、アバリスは青いバンダナの男に殺されかけていた。だが、彼をマドラムと呼ぶオレシアの制止で引き下がる。
26 暴かれた罪
オレシアによれば、マドラムの行動はドミニクという女性の死と関係があるとのこと。マドラムにおびえたアバリスは、ミーファ狩りも含めた不正行為を白状する。
27 仲間との別れ
ダグラスは罪を裁かれるためにヴァルクドへと移送されるアバリスの護衛を引き受け、別れることに。アルチェムも、アヴィンへの好意を胸に木霊の森へと帰る。
28 ギアの町にて
ボルンで出会った少年ルカに挨拶しようと、ギアの工場へ足を向けるアヴィン。途中、ラエルと名乗る魔法大学校の少年と、彼を追いかける女性教師エレノアと出会う。
29 ルカの情報
工場では、レアメタルの精製をめぐって覆面の客とケンカをするカッセル工場長を目撃。そして、再会したルカは、アイメルらしき少女がコルナ村へ向かったと語る。
30 黒髪の少女の罠
街から出ようとしたアヴィンは、アイメルからだという手紙を受け取る。そこには、ある家で世話になっていると書かれていたが、それは黒髪の少女の罠だった。
31 マドラムの乱入
手紙に書かれた家で睡眠薬入りのお茶を飲み、カベッサを狙われるが、マドラムに救われる。マドラムと黒髪の少女の戦いは、ラエルとルカの意図せぬ乱入で終わる。
32 黒髪の少女の正体
黒髪の少女は、ルカの姉ルティスだった。マドラムは去り、名前を呼ばれたルティスも姿を消す。アヴィンは、冒険者に憧れるラエルを連れてコルナ村を目指す。
33 氷の神殿
すでにコルナ村にアイメルはいなかった。また氷の神殿にあるドゥルガーの神体が壊れたとのことで確かめに行くと、ラエルが神体の破片から謎の古文書を発見する。
34 魔法大学校
古文書読解の助っ人として、魔法大学校にエレノアを呼びに行くアヴィン。生命の書を入手するためにエレノアへ詰め寄るファティマを見つけて、止めに入る。
35 生命の書
コルナ村では古文書(生命の書)を読解したラエルが、その力を試して騒ぎになっていた。そして、その騒ぎに乗じた覆面の男に、生命の書を奪われてしまう。
36 邪神官ボルゲイド
オクトゥムの使徒がギアの工場を占拠して、溶鉱炉を破壊しようとする。ルカが殺されそうになると姉のルティスが姿を現すが、使徒を率いるボルゲイドは非情だった。
37 マドラムの乱入
ボルゲイドがルティスとルカに手を下そうとしたとき、マドラムが間に割り込んで阻止。だが、溶鉱炉の破壊は止められず、ボルゲイドも姿を消してしまうのだった。
38 アイメルの消息
ルカを介抱するアヴィン。ルティスは人々が幸福に暮らせる理想郷を作るために使徒になったと語る。そして弟を助けた礼に、アイメルがバロアにいると教えて立ち去る。
39 8年ぶりの再会
バロアの町は魔獣に襲われていた。撃退を手伝ったアヴィンは、領主コンロッドの屋敷に招かれる。紹介されたのは、客人として滞在していたアイメルだった。
40 ドゥルガーのお告げ
アイメルはドゥルガーの声に従い旅に出て、氷の神殿で神宝クエルポを授かっていた。また、世界が破滅の危機のとき、その中心にアイメルがいると告げたという。
41 シャムシール団の罠
銀鉱山が襲われたとの情報が入り、アヴィン達は解決に動く。だがそれはシャムシール団の罠だった。ファティマは町を襲い、アイメルを連れて船で逃走する。
42 プラネトス号出航
アイメルを奪われて落ち込むアヴィンを、船乗りのトーマスが励ます。彼はエル・フィルディン最速の船であるプラネトス号にアヴィンを乗せ、ファティマの追撃を手伝う。
43 ファティマとの決着
追いついてファティマを倒すアヴィン。助けられたアイメルは、傷ついたファティマの手当てを行う。ファティマはアイメルの芯の強さに負けを認めるのだった。
44 ルティスの待ち伏せ
西大陸のセータに着いた一行。ルティスが現れ、神宝を奪おうとする。だが、子供を人質にとった部下のバスターと仲間割れを起こして、アヴィンは危機を逃れる。
45 訪れる悲劇
獣車でヴァルクドを目指す一行をオクトゥムの使徒が襲う。ベリアス卿は出来の悪いバスターを処分。ルティスはそれに疑問を抱き、とっさにアヴィンをかばう。
46 残されたもの
マイルもアイメルを守って致命傷を負う。ガウェインが来たとき、残されていたのはアヴィンとルティス、マイルの形見らしき護りの鈴、神宝カベッサだけだった。
47 ヴァルクド脱出
アヴィンはヴァルクドで治療を受け、アイメルがさらわれたことを知る。目を覚ましたアヴィンは、偶然出会ったマドラムの手引きでヴァルクドを抜け出す。
48 カテドラールへ
アヴィンはアイメルが捕らわれたカテドラールを目指す。だがボルゲイドに阻まれ、ルティスに助けられる。結局、ガウェインとともにヴァルクドへと戻ることに。
49 真実の島へ
最高導師クロワールは、真実の島の古代遺跡に行くことをすすめる。遺跡の祭壇に行けばアイメルの手がかりがつかめるという希望に賭けて、アヴィンは北へ向かう。
50 ルティスの過去
あとを追ってきたルティスと、セータで合流するアヴィン。そして、彼女の哀しい過去を聞くことに。あてもなく旅に出るという彼女を説得して、旅の仲間とする。
51 神宝の場所
真実の島には、謎の魔道師ミッシェルがいた。彼に従って遺跡を起動すると映像が映し出され、神宝の場所が示される。映像を見終わると、ミッシェルの姿は消えていた。
52 女剣士ルキアス
神宝の入手に向かうアヴィンは、再会したダグラスを仲間に加えてキト村を目指す。その途中、女剣士ルキアスに協力して、一緒にジミー少年を追いかけることに。
53 ジミーの悪い癖
姿を消す魔法を操るジミーは、悪徳商人の宝を盗もうとしていた。ルティスは自分の体験談から盗みをやめるように諭し、ジミーを連れてキト村へと向かう。
54 湖の魔獣
神宝が眠るスコティアの祠があるキト村で、湖の魔獣退治に向かう一行。しかし、その魔獣はスコティアの使いだった。魔獣は祠に危機が訪れていると告げる。
55 祠の護人
アヴィンが湖に行っている頃、キト村では祠の護人の末裔であるリタが誘拐されていた。ジミーはそれを防ごうとして大ケガを負う。アヴィンは急いで祠へと向かう。
56 麗しき水のスコティア
祠にいたボルゲイドは生命の書を利用してスコティアを操り、アヴィンを攻撃させて逃げる。スコティアを倒して正気に戻したアヴィンは、神宝デレピエを託される。
57 東大陸へ
ヴァルクドに戻る途中でシャノンを救出。ヴァルクドで彼女を保護してもらい、次の神宝を求めてガーデンヒルへ。ダグラスは、魔獣の襲撃に対応するため別行動をとる。
58 レアメタルの精製
ギアの工場で、神剣エリュシオンの素体に使うレアメタルの剣を作るためには魔法の力が必須だと聞く。魔法大学校に推薦されたエレノアを捜してコルナ村へ。
59 死者との邂逅
氷の神殿でエレノアとラエルを見つけたアヴィン。次の瞬間、神宝の力で死んだはずの人と再会するという体験をする。アヴィンはエレノア達を連れてギアへ戻る。
60 姉弟の再会
ギアは魔獣の襲撃でパニックに陥っていた。アヴィンは鉱山へと乗り込み、ルカを救出。ルカを避けていたルティスは、最愛の弟と抱擁をかわすのだった。
61 優しき風のイドゥン
ガーデンヒルのイドゥンの祠はオクトゥムの使徒に侵され、イドゥンは魔物化した。イドゥンの毒の浄化にアルチェムとミーファの力を借り、イドゥン自体も倒す。
62 修道院襲撃
イドゥンから神宝デレブラを受けとったアヴィンは、ベネキア修道院に寄る。修道院はボルゲイドの襲撃を受け、アイメルの親友のシュナがさらわれようとしていた。
63 ファティマの援護
オレシアを襲おうとするボルゲイド。その凶行を防いだのは、暗殺者マドラムとファティマだった。意外な敵達の出現を受けて、ボルゲイドは、おとなしく撤退していく。
64 マドラムの目的
ファティマは、マドラムの手引きでシャムシール団ごと脱獄していた。そしてマドラムの行動が、ドゥルガーの娘であるアイメルの運命に大きくかかわることを知る。
65 洗脳されたマイルの父親
修道院でルキアスと別れたのち、王都フィルディンでマイルの父親が城を襲撃する場面に遭遇。居合わせたミューズとマーティを仲間に加えて、その洗脳を解く。
66 銀髪のマイル
村の長老によると、銀髪のマイルが村人を操っているとのこと。彼はベリアス卿に操られる人形と化していた。なんとか撃退するものの、マイルは逃げてしまう。
67 豊穣たる地のネフティス
レミュラスは畑のカカシに手紙を隠していた。そして彼が残した護符で祠の入口を開ける。そこで怪物と化したネフティスを倒し、神宝イスブラを受け取る。
68 カナピア島へ
ヴァルクドへ戻った一行は、クロワールからレアメタルの剣を受け取る。そして、ガウェインの持ち船のプラネトス号に乗り、ザールの祠があるカナピア島を目指す。
69 漂流するミッシェル
海上で漂流するミッシェルを救助。荒れる海をミッシェルと協力して鎮めて、カナピア島へ上陸する。島に着いたガウェインは、元弟子のマドラムの過去を語る。
70 ドミニクとマドラム
ドゥルガーの娘であったドミニクが運命に翻弄されて死んだことで、恋人のマドラムは神を恨んでいた。そして墓地では、そのマドラムがアヴィンを待ち受ける。
71 マドラムとの戦い
アヴィンはマドラムに敗北する。祠の護人だったマドラムが祠を開けて先に進もうとすると、ボルゲイドが現れる。そしてドミニクは自分が殺したのだと挑発する。
72 ドミニクの仇
マドラムを倒したボルゲイドを追い、なんとか勝利するアヴィン。それでも倒れないボルゲイドを仕留めたのは、隠し持った真紅の炎で自爆したマドラムだった。
73 神剣エリュシオン
ボルゲイドを倒して、ザールから最後の神宝イスピエを受けとったアヴィン。ザールの力で6つの神宝がレアメタルの剣に宿り、神剣エリュシオンが復活する。
74 世界の危機
世界はオクトゥムの使徒の一大攻勢にさらされて、危機に瀕していた。生命の書で魔獣を操る敵を前に、王軍、僧兵団、冒険者達は結束して、反攻作戦を計画する。
75 カテドラールへ侵入
反攻軍が使徒の拠点を総攻撃して、その隙にエリュシオンの力で結界を破り、カテドラールに侵入する作戦が決定。アヴィン達は少数精鋭で挑むことになる。
76 最高導師エスペリウスの魂
カテドラールで、エスペリウスの魂と出会う。彼はベリアスが真実の島に行ってから変わったこと、地下の封印の地でオクトゥムがよみがえりかけていることを語る。
77 親友マイルの帰還
封印の地に踏み込んだアヴィンの前に立ちふさがったのは、操り人形と化したマイルだった。だが、護りの鈴の音とアヴィンとの思い出により、彼は正気を取り戻す。
78 集う仲間
マイルを仲間に加えて、さらに封印の地の深部を目指す一行。かけつけた仲間達の援護を受け、激しさを増すオクトゥムの使徒の妨害を次々と突破していく。
79 ベリアスの真実
真実の島で世界が滅ぶ様子を見たベリアスは、オクトゥム神の力で滅びを回避する考えだった。彼の背後にはアイメルが倒れており、その頭上には冥府門が浮かぶ。
80 滅びる神
アヴィンは怪物に変貌したベリアスを倒すが、オクトゥム神は復活。アイメルが取り込まれてしまう。妹を取り戻すため、アヴィンは神であるオクトゥムに戦いを挑む。
81 冥府門
ついにアイメルを助けたアヴィン。オクトゥム神が滅んだことにより、その力で生き返っていたマイルも死を迎える。そこへ現れたバルドゥス神が、冥府門を開く。
82 護りの鈴
アヴィンはマイルの魂を連れ戻すべく、冥府門へと飛び込む。暗闇のなか、護りの鈴を頼りにマイルの魂を見つけたアヴィンは、無事に彼を現世に連れ戻した。
83 朱紅い雫
光の神であるバルドゥス神も去った。ドゥルガーは「朱紅い雫を輝かせるとき人は無力ではない。人の情熱や想いが奇跡を起こす」と語り、自らも眠りについた。
ENDING
すべてが終わり、人間は神々と永遠の決別をすることになった。そしていよいよ、大切な仲間との別れも迫っていた。それぞれの展望を語り合い、未来を見すえる。
ルティスは抵抗を続けるオクトゥムの使徒を説得するために、1人で南へ向かうと告げる。アヴィンは同行したい気持ちを抑えて、再会を固く約束して別れた。
見晴らし小屋で、兄妹仲よく暮らすアヴィンとアイメル。そんな彼に女性の影が近づく。約束を守ったルティスに「おかえり」と、アヴィンは温かく迎えるのだった。
神剣エリュシオンはミッシェルに託され、エスペランサー(希望を拓く者)と名を変えた。トーマスと旅に出るミッシェルの手により、神剣は次代へ受け継がれる。
TOPICS
ドゥルガーの娘となったアイメル
アイメルがドゥルガーの娘というのは、この『朱紅い雫(新)』限定の設定となっている。これにより、アイメルがベリアスに殺されず、誘拐されるという筋書きに変更された。のちに彼女はいけにえに選ばれるものの、命は失わず、最後まで生き残ることになる。
また、マドラムの想い人であるドミニクもドゥルガーの娘という設定になったために、マドラムがアヴィンに自分を重ねて手助けするようになるなど、見どころも増えている。
なお、マイルが一度死んで復活するのは『朱紅い雫(旧)』も『朱紅い雫(新)』も共通の展開だが、最終決戦でマイルが仲間として復帰するという燃えるシチュエーションを味わえるのは、『朱紅い雫(新)』だけとなっている。
『朱紅い雫(旧)』記事はこちら
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