『英雄伝説V 海の檻歌』22周年:“水底のメロディー”を求める、マクベイン一座の冒険【ファルコム40周年特集】
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- 電撃オンライン
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2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。
そして、本日12月9日、1999年(平成11年)に発売された『英雄伝説Ⅴ 海の檻歌』が22周年を迎えたことを記念して、ゲームプレイバック記事をお届けします。
【英雄伝説V 海の檻歌】
・発売日:1999年12月9日
・機種:Windows95/98
・メディア:CD/DVD
・ジャンル:RPG
・価格:\10,800(5%税込)
[備考]
・PSPでも発売された
・PSP版はバンダイから発売された
『英雄伝説V 海の檻歌』とは?
『ガガーブトリロジー』の3作目にして、『白き魔女』で明らかにされなかった、魔女やガガーブ歴の謎についても語られる完結編です。
本作は、前作『朱紅い雫』から約7年後の世界が舞台。作品のキーワードは“音楽”で、音楽を用いた共鳴魔法や世界を救うメロディーの存在など、システムとシナリオの両方に深くかかわっています。
リングコマンドは『軌跡』シリーズへ継承
こちらでは、『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』(発行:KADOKAWA)に掲載されていた、ストーリープレイバック部分を再掲載。
共鳴石を探してヴェルトルーナを旅する、マクベイン一座が辿った冒険を追体験していきましょう。
『英雄伝説V 海の檻歌』システムチェック
■共鳴魔法
共鳴石を装備することで使える特殊な魔法。同じタイミングで2人のキャラクターが共鳴魔法を使うと、より強力なアンサンブル魔法に変化する場合がある。
■6人パーティ
これまでの『白き魔女』『朱紅い雫』では、基本は2~4人で戦っていた。『海の檻歌』では仲間の最大数が6人に増加。一度に戦える仲間が増えたことで、より戦闘がダイナミックになった。
『英雄伝説V 海の檻歌』ゲームプレイバック
OPENING MOVIE
01 旅の予感
マクベインは、尊敬するレオーネ・F・リヒターの「水底のメロディー」を演奏することが長年の夢だった。そんな折、彼のもとに1冊の本が届けられる。そこには「水底のメロディー」に関するヒントが記されており、マクベインは旅立ちの決意をする。
02 新生マクベイン一座結成
フォルト達は、ラコスパルマの灯台で「水底のメロディー」のヒントとなる共鳴石の所在を示す魔法の地図を入手する。フォルトは、演奏の修行も兼ねてマクベインと一緒に旅をすることに。さらに幼なじみのウーナを加え、新生マクベイン一座が結成される。
03 盗賊ジリ
グレイスール共和国へ渡るため、ファゴットに到着したマクベイン一座。そこで、盗賊ジリに旅券手帳を盗まれてしまう。だが倉庫の地下を隠れ家にしていた盗賊を倒して、旅行手帳を取り返す。無事に連絡船に乗ることができ、ストマック号でトリムを目指す。
04 ガレンノ大使との出会い
ブロデイン王国の大使ガレンノが船酔いで苦しむのを見て、演奏会を開くことに。見事、船酔いを紛らわせることに成功する。ガレンノはリュトム島で開かれるパーティーのオーディションに推薦することを約束し、一行はその申し出を快く引き受ける。
05 スイング団
最近グレイスールでは、スイング団という旅芸人に扮した盗賊団が出現するという。そのため、マクベイン一座に対するトリムの町の人々の反応も厳しい。マクベインの旧知であるシャオと出会った一行は、演奏会を開くことで町の人々の心を開かせようとする。
06 発表会への飛び入り参加
カントスの音楽学校に立ち寄り、発表会に参加することになったマクベイン一座。そこへ、スイング団が学校にある宝を狙って襲撃するが、フォルト達はその撃退に成功して、発表会は再開。初代校長のレイゼンから審査員特別賞として共鳴石をもらうのだった。
07 アルトスとの再会
ボザールへ到着した一行は、以前にフォルトが参加したビンゼルの独奏会の優勝者アルトスと再会する。彼はパン屋で働くかたわら、行方不明の姉を捜すために演奏を続けていた。一行はボザールの西の採石場に共鳴石らしきものがあることを知り、そこへ向かう。
08 スイング団捕縛
一行は共鳴石を手に入れるがスイング団に奪われてしまい、ルプシャ女史が率いる討伐隊とともに、彼らの隠れ家である旧採石場へ向かう。マクベイン一座の活躍もあってスイング団は壊滅するが、みんなの説得もあって改心して、石工として働くこととなった。
09 エグール子爵の頼み
ドカーナに到着した一行は、町の周辺に魔獣が多数出没すると聞く。そんななか、町を治めるエグール子爵が単身で魔獣退治に向かったと聞き、助けに向かう。領主のペニソラ公爵が警備を怠っていることが原因らしく、エグールから手紙をわたすよう頼まれる。
10 幼き日の思い出
ペニソラ公爵は、悪徳商人リッシュと付き合い始めてから態度が豹変したとのこと。最初は手紙をわたせなかったが、一度エグールのもとに引き返して、幼き日の思い出の品であるビー玉とともに公爵に届けたところ、公爵は改心すると約束する。
11 リュトム島のオーディション
リュトム島へ到着したマクベイン一座。そこには同業者のシャオやレイチェルの姿もあった。マクベイン一座はオーディションで優勝するが、悪徳商人のリッシュが素直に船上パーティーを開くはずがない。マクベインは、リッシュの悪事を暴いてやろうと息巻く。
12 リッシュ達の陰謀
フォルト達は、リッシュ、ブレガー、ラモンの密談を聞き、彼らが海賊に襲われたふりをして船上パーティーに参加した要人の身代金をせしめようとしている計画を知る。シャオやレイチェル達と別れた一行は、バンケット号に乗り込むのであった。
13 海賊王ラモン登場
バンケット号で演奏するマクベイン一座の前に、海賊ラモンの黒竜号が迫る。外交官のスレイドから、リッシュ達の計画を知ったためにローランドというコックが捕まったことを聞いていたマクベイン一座は、船上が混乱している隙を突いて、その救出に向かう。
14 プラネトスⅡ世号の救援
ローランドを無事救出したマクベイン一座に対して黒竜号が砲撃をしかけようとしたそのとき、スレイドが呼んだプラネトスII世号が救援にかけつける。状況は一変し、リッシュとラモンはあわてて逃亡する。一行はそのまま、バンケット号でポルカを目指す。
15 メルヘローズへ
リュトム島でのリッシュ達の陰謀を防いだマクベイン一座。スレイドの操船でメルへローズのポルカまで送ってもらう。メルへローズは、芸術の都と呼ばれる大都市カヴァロがある国だ。フォルト達は、初めて訪れる地に期待で胸を膨らませるのであった。
16 本物のスレイド外交官
フォルト達は、共鳴石を探しながらカヴァロを目指していく。その道中、ならず者に襲われた男を助ける。その男は自分が外交官のスレイドであると名乗る。では、リュトム島で助けてくれたスレイド外交官はいったい何者だったのかと疑問に思うことに。
17 パルマンとの出会い
フォルト達は、カヴァロに向かう道中にあるエーデル村に立ち寄る。そこでは、ならず者達が暴れ回っていた。一行はならず者達を退け、そのあとを追う。するとパルマンが率いるヌメロス帝国兵が現れて、ならず者達を捕らえている場面に遭遇する。
18 美声を持つ謎の黒髪の女性
ウィオリナ湖を訪れたフォルト達は、きれいな歌声の黒髪の女性を見かける。現実感のない存在に、初めは幽霊か精霊ではないかと勘ぐる一行だったが、宿屋の主人によるとれっきとした人間であるようだ。そこで共鳴石を手に入れた一行は、カヴァロを目指す。
19 芸術の都カヴァロ
カヴァロを訪れたフォルトとウーナは、いったんマクベインと別れ、2人きりで町を散策する。ウーナは告白のチャンスと気負うが、タイミングが悪く告白できない。結局、チャンスを生かせないまま、2人きりの時間を終えてしまい、がっかりするウーナであった。
20 パルマンとの再会
共鳴石があるという祠を目指すフォルト達は、途中でヌメロスの兵士達に取り囲まれる。彼らは、黒髪の女性を追っていたパルマンの部隊だった。表向きはヌメロス帝国の寄港地の調査という話だが、真の目的が黒髪の女性であることは明らかであった。
21 湿地帯の共鳴石
フォルト達は共鳴石があるという湿地帯に向かうが、落雷が激しく思うように進めない。いったんカヴァロに引き返し、かつて落雷を切り抜けたことがあるパン屋のマシュー親方を訪ねる。そこでアルトスと再会し、彼の助力も得て共鳴石を手に入れる。
22 ゼノン司令登場
ヌメロス帝国軍の最高責任者であるゼノン司令は、カヴァロの実力者のデミール市長とメリトス女史を仲違いさせようと画策する。フォルト達の情報で、すでにヌメロス帝国の動きを見抜いていた2人は、帝国の真意を探ってほしいとフォルト達に頼む。
23 ヌメロスの目的
ヌメロス帝国の陰謀を探るべく、話のわかりそうなパルマンのもとを訪れるフォルト達。彼の話によると、ゼノンはカヴァロを侵略の足がかりするつもりらしい。また、水底の民の末裔であるアリアを捕らえ、その力を戦争に利用しようともくろんでいるという。
24 カヴァロ占領
フォルト達がカヴァロに戻ると、すでに町はヌメロス兵で埋まっていた。ゼノンは木人兵討伐を名目に、カヴァロへ兵士を送り込み、あっという間に占拠してしまったのだ。さらに、アリアに対して木人兵を操ったという濡れ衣を着せ、強引に捕らえてしまう。
25 カヴァロ脱出
演奏会でヌメロス兵が出払っている隙を突いて、アリア救出に成功するフォルト達。パルマンの協力のもと、高架水路を伝って町の外へ脱出を図る。途中、敵に襲われたが謎の2人組(アヴィンとマイル)に救われ、カヴァロからの脱出に成功する。
26 草原の結界
アリアに言われるまま、大蛇の背骨と呼ばれる山脈へ向かう一行。北の草原の石碑の前で謎の言葉を残し、姿を消すアリア。どうやらアリアの里に入るためには、自分達の力だけで到達しなくてはならないらしい。仕掛けを解きながら、アリアの隠れ里を目指す。
27 隠れ里シュルフ
フォルト達は、アリアのあとを追ってシュルフへとたどり着く。そこは、水底の民の末裔が暮らす隠れ里だった。アリアのもとを訪れるが、族長のオラトリオは彼女が瞑想に入ったため会えないという。一行は彼女が目覚めるのを待つ間、里の人の話を聞くことに。
28 謎の男ミッシェル
シュルフを散策するフォルト達は、ミッシェルと名乗る謎の男と出会う。その男は、この世界はガガーブという裂け目によって3つの世界に分けられているという。どうやら彼は、ある人物からフォルト達のことを聞いているようだが、不意に姿を消してしまう。
29 共鳴魔法の脅威
目覚めたアリアのもとを訪れた一行は、共鳴魔法を使うときに発せられる悪しき力の「害周波」が世界を滅ぼしかねないという話を聞かされる。マクベインは共鳴石集めを断念しかけるが、逆にその力が解放される前に共鳴石をすべて集めてほしいと依頼される。
30 元気少女のアイーダ登場
隠れ里シュルフをあとにしたフォルト達は、いったんマルチャの村へ戻る。そこで、村人と言い争いをしている少女アイーダを見かける。村で木人兵が暴れたらしく、人形作りの職人である彼女の祖父が疑われて怒っていた。フォルト達は、その仲裁に入る。
31 マクベインとロゼットの再会
アイーダに連れられて、フォルト達はマクベインの旧友であるロゼットのもとを訪れる。旧交を暖め合うマクベインとロゼット。ちょうど最高傑作であるという人形のカプリが完成したところで、カプリはアイーダの巧みな操り技術で大岩を砕いてみせる。
32 エキュルでの興行
シャオに誘われ、一緒に興行を行うことになったマクベイン一座。アイーダの呼び込みもあり、興行は成功を収める。そんななか、1人の少女がクマのぬいぐるみをなくして困っていた。アイーダはぬいぐるみを探すと約束し、フォルト達も手伝うことに。
33 怪しい黒衣の老人
結局、クマのぬいぐるみは見つからず、レイチェルが作ることとなった。フォルト達はいったんロゼットの工房に戻るが、ロゼットのもとに怪しい客が来ていた。ネクロスと名乗るその老人は、ロゼットが作ったカプリを売るように要求してくるのだった。
34 奪われた共鳴石とカプリ
ネクロスの脅しを気にしながらも、フォルト達はジラフの風窟へ共鳴石を探しに向かう。だが、共鳴石は何者かにより持ち去られていた。風窟を出た一行は、ブレガーとネクロスがロゼットのもとへ兵士を送ったと聞いて急いで戻るが、カプリを奪われてしまう。
35 カプリ奪還
ブレガーとネクロスを追い、ジラフ灯台へと向かう一行。2人を退けることには成功するが、あと一歩のところで逃げられ、カプリは奪い去られてしまう。さらに彼らが大量に置いていった木人兵によって窮地に追い込まれるが、アイーダが助けにきてくれる。
36 新たな仲間アイーダ
ヌメロス帝国により奪われたカプリ。ロゼットはマクベインにカプリを取り戻すよう頼む。万が一、帝国に悪用されていたら、破壊しても構わないという。一方、アイーダはカプリを奪われて意気消沈しているかと思われたが、旅に同行することを明るく願い出る。
37 自由の民が暮らすオースタン
オースタンにたどり着いたフォルト達。魔法の地図によると、オースタンには3つの共鳴石がある。しかし、最初に訪れた湖底洞窟の共鳴石を手に入れるためには、ほかの共鳴石が必要であった。そこで一行はグリム橋をあとにし、まずはオアシスを目指すことに。
38 悪しき力、闇の太陽
共鳴石を求めてセルバートへ到着した一行。試練を乗り越えて共鳴石を入手するが、その最深部で、かつて水底の民が封じた悪しき力である闇の太陽を見つける。オデッサ族長によると、セルバートの民もまた水底の民の末裔で、封印を守っていたのだった。
39 マクベインの記憶
オアシスでかつての友人ガートンと会い、50年前の記憶がよみがえるマクベイン。少年だったマクベインは、捕らわれて護送中のレオーネと出会い、共鳴石を託されていたのだ。かつて自分の家があった場所に向かうと、そこで地下に隠した共鳴石「闇」を見つける。
40 オースタン最後の共鳴石
謎の青年フロードを仲間に加え、「炎」「水」「風」「大地」「光」「闇」と6つの共鳴石を手に入れたフォルト達。これらを使い、湖底洞窟にある共鳴石「精霊」も手にしたことで、オースタンでの共鳴石がすべて集まった。次なる目的地を目指し、一行はエネド港を目指す。
41 セルバードの危機
共鳴石「精霊」を手に入れたフォルト達がオアシスに戻ると、ヌメロス帝国兵がセルバートに向かったと聞く。そこにはゼノンとネクロスの姿があり、闇の太陽を狙ってやってきていた。彼らの手によって、地下に眠っていたはずの闇の太陽が地上に姿を現す。
42 卑劣なゼノン
闇の太陽の封印を解除するように命令するゼノン。その危険な力はフォルト達だけでなく、ゼノンやネクロスも襲う。だが、そこへやってきたアリアの力で闇の太陽の力は抑えられる。ところがゼノンは、助けてくれた彼女を人質に、闇の太陽を奪い去ってしまう。
43 キャプテン・トーマス
帝国の木人兵によって窮地に追い込まれるフォルト達。そこへプラネトスII世号がかけつけ、砲撃で木人兵をあっという間に片づけてしまう。フロードの正体は、キャプテン・トーマスだったのだ。一行は、プラネトスII世号でヌメロス軍艦を追いかける。
44 ヌメロス帝国の圧政
闇の太陽を奪い、アリアを連れ去ったゼノン。フォルト達はゼノンを追って、ヌメロス帝国のゲザルグへ。そこには木人工場での強制労働のため家族を連行され、苦しむ民の姿があった。フォルト達は、村の人々から工場の様子を見てきてほしいと頼まれる。
45 パルマンの正体
帝国は家族を人質にして民を使い、クルダで強制的に木人兵を開発させているらしい。フォルト達がクルダに潜入すると、そこにはパルマンの姿があった。ゲザルグで聞いたエクトル王子とはパルマンのことで、彼もまた民を救おうとクルダに潜入していた。
46 カプリとの悲しい再会
木人工場の制御室の破壊に成功したフォルト達は、ロゼットが作った人形のカプリを発見。工場を仕切るブレガーを倒してカプリを奪還しようとするが、カプリは帝国によって作り変えられていた。アイーダの人形のペドロのカプリと刺し違えて、機能を停止する。
47 首都プカサスへの潜入
ヌメロス帝国の首都プカサスへ潜入したフォルト達は、志願兵に扮してアリアを救う機会をうかがう。共鳴石を取ってくることで信頼を得たフォルト達は、アリアの牢番になることに成功。そこへゼノンが、アリアに見せたいものがあるとやってくる。
48 闇の太陽の暴走
湖の生物と闇の太陽を融合させ、カルニコスという化物を生み出したヌメロス帝国。しかし、闇の太陽を制御できず、その力によってラウゼン皇帝を始め、次々と権力者が消し去られてしまう。化物はフォルト達が倒すものの、闇の太陽は飛び去っていった。
49 ヌメロス帝国の復興
闇の太陽により、ラウゼンやゼノン、ネクロスといった負の想念に捕らわれた者たちはすべて死んだ。ナレサは、パルマンの父である先代の皇帝から預かっていた共鳴石をパルマンにわたす。パルマンはそれをマクベインに託して、ヌメロス帝国の復興を約束する。
50 デュオール王子を救出
パルマンと別れたフォルト達は、ミッシェルの知人であるアヴィンやマイルを加えて、ブロデイン王国へ。水底の民の末裔と思われるデュオール王子に面会を求めるが、彼は木人兵を倒すため、バドル洞窟へ向かったと聞く。一行はあとを追い、彼の窮地を救う。
51 地下に眠る器となる遺跡
デュオールを救出したフォルト達は、ミッシェル達と合流する。彼の調べによると、ブロデインには、闇の太陽を消滅させるための器となる遺跡が存在するという。また、それを使用するには「水底のメロディー」を完成させる必要があるとも語る。
52 最後の共鳴石の手がかり
かつてレオーネが囚人として送られたというレクト島。残された2つの共鳴石の手がかりを求めて、フォルト達は島を探索。そして、共鳴石「隠者」を入手する。さらにグラバドル城の暦の間では、アリアの力により最後の共鳴石が異界にあることを知る。
53 いざ、異界へ
レオーネとともに異界へと渡った最後の共鳴石を求め、レクト島の時空の歪みから異界を目指すフォルト達。プラネトスII世号で異界へ向かうが、そこには950年前に転送された闇の太陽が存在した。一行は、水底の民の末裔に会うべく、近くの村へ上陸する。
54 レオーネを捜し求めて
フォルト達は異界の王都エスフィンで、女王メルヴィールからレオーネが常夜の地にいることを聞く。レオーネは殺される運命にあった次期女王候補の1人を助け、姿を隠したという。フォルト達は彼に会うべく、異形の月で汚染された常夜の地へ向かう。
55 レオーネとの対面
レオーネとの対面を果たしたフォルト達。レオーネは銀髪の少女の予知能力によって、フォルト達の来訪を予見していた。レオーネに協力を求めて、共鳴石「誕生」のありかを聞くフォルト達だったが、レオーネは敵対するレバス13世に託したと語る。
56 レオーネの決意
フォルト達は、レバス13世がレオーネへと放った刺客を退ける。考え方の違いから対立してしまった2人だが、異界を異形の月から守りたいという気持ちは同じ。レオーネは王宮には戻らず、銀髪の少女とともに異界の行く末を見守ることを決意していた。
57 レオーネの頼み
レオーネから、レバス13世が最後の共鳴石を持つことを聞いたフォルト達は、エスフィンへ戻ることに。別れ際、レオーネは闇の太陽を消し去ったら、共鳴石を封印するようミッシェルへ頼む。ミッシェルはそれを約束し、フォルト達は常夜の地をあとにする。
58 最後の共鳴石
フォルト達は、異形の月の影響で魔物と化したレバス14世を救う。息子を救われたレバス13世はレオーネとの約束を思い出し、フォルト達に最後の共鳴石「誕生」を託す。レバス13世は、レオーネに手を出さないことを約束し、フォルト達は異界をあとにする。
59 いざ、ビオラリュームへ
一方、異界に行かなかったマクベインはパルマンやアイーダとともにビオラリュームを目指す。途中、デュオールと別れつつ、なんとか最深部へと到達するものの、敵に囲まれてピンチに。そこへ異界から戻ったフォルト達が合流する。
60 ビオラリューム浮上
共鳴石による数々の試練を乗り越えたフォルト達は、ついにビオラリュームのもとへとたどり着く。碑文には「水底のメロディー」の曲が刻まれており、長年の夢がかなったマクベインは感慨にふける。そして演奏が始まり、ビオラリュームは地上へと浮上する。
61 デュオールの裏切り
フォルト達の前にデュオールが現れ、ビオラリュームを支配下に治める。そのためにわざと共鳴石の情報を流し、ヌメロス帝国や盗賊を裏で操っていたのだ。さらに、将来こちらの世界に攻めてくるかも知れない異界の民を滅ぼそうと、もくろんでいたという。
62 スティグマの真意
世界を救うためと信じて、異界に闇の太陽を送り込もうとするデュオールだが、みんなの説得により改心しかける。だがそのとき、かつてのレバス家の末裔であるスティグマが登場。異界に闇の太陽を送り込み、そこに住む人々を抹殺して復讐を果たそうとする。
63 闇の太陽に取り込まれるスティグマ
スティグマを退けたフォルト達だったが、闇の太陽がスティグマの邪悪な想念と融合して、その闘争本能が異形な姿のドグマとして具現化する。苦戦しながらもフォルト達は、ドグマを討ち果たすことに成功。残るはビオラリュームを起動させるのみとなった。
64 沈むビオラリューム
ビオラリュームの結界を突破して、終息のメロディーの演奏を開始するフォルト。フォルト達の思いが1つとなったとき、ビオラリュームが制御可能となり、闇の太陽の消滅に成功する。役目を終えたビオラリュームは海深くへと沈んでいった。
ENDING
闇の太陽の脅威から世界を救ったフォルト達。後悔するデュオールに対し、マクベイン達は一からやり直せばいいと諭し、パルマンも協力を申し出る。一行はデュオールに後事を託し、それぞれが帰るべき場所へと戻るため、別れを惜しみつつ帰途へつく。
大事なことは共鳴石やメロディーではなく、それを用いる人間の心だと語るウーナ。人間の祈りが石と共鳴し、共鳴魔法の力となって具現化されるという。マクベインはウーナの意見に同意しながら、かつての約束どおり、すべての共鳴石をミッシェルに託す。
長い旅が終わり、プラネトスII世号に送られて、マクベイン一座はラコスパルマへの帰途へつく。旅でいろいろな人達と知り合えたことに喜びを感じ、旅芸人をしてよかったと感慨もひとしおのフォルト。そんな一行を、ラコスパルマの人々が総出で迎える。
月日は流れ、ついにカヴァロでの演奏会が開催される。劇場には、フォルトが今回の旅で知り合った人々が続々と来訪し、演奏会は滞りなく進む。最後にフォルトの出番となり、この旅の思い出をめぐらせながら「水底のメロディー~誕生~」を演奏する。
フォルトの演奏が終わった途端、今度こそ気楽な一人旅をするために劇場を抜け出すマクベイン。フォルトは演奏会の結果発表を待たずに、ウーナ達とあとを追いかける。結局、優勝者不在のまま演奏会は幕を閉じ、マクベイン一座は新たな旅に出る。
ラコスパルマに戻ったフォルトとウーナ。フォルトはウーナに対し、今度はマクベインと離れて自分の旅に出たいと語る。
そして、フォルトはウーナを旅に誘う。ウーナは一連の旅が始まる前から胸に抱き続けていた自分の想いをフォルトに打ち明けるのだった。
TOPICS
共鳴石は『白き魔女』でも姿を変えて登場
『海の檻歌』でキーアイテムとなる共鳴石は、ミッシェルの手にわたり『白き魔女』にも登場している。共鳴石は力を封じられて銀の短剣に姿を変えた。そしてラグピック村の宝となり、ジュリオ達の旅で大きな役割を果たす。
※掲載しているパッケージはWindows95/98版。掲載している画面写真はWindows95/98版。
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