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話題のピチットシート使い方レポ。冷蔵庫に入れるだけで干物や燻製が作れちゃうってホント?

ヨウ
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 みなさんは、オカモト株式会社から発売されている”ピチットシート”をご存じですか? その商品は知る人ぞ知る超便利グッズで、一度使えば病みつきになるアイテムなのです。

 このピチットシートを使えば、一夜干しから燻製まで手軽に作れるということで、料理があまり得意ではない筆者に白羽の矢が当たりました。ここでは、干物と燻製に挑戦したお話をしていきたいと思います。

まずはピチットシートを手に入れなければ……って、どこに売ってるの!?

 公式サイトでピチットシートの画像を見たところ、見た目はラップのような箱に入っていることがわかりました。というわけで、さっそく近所のスーパーのキッチン用品コーナーへ。

 ……が、どこにも売っていません。ネットで情報収集をしてみると、釣り具屋さんに売っているという情報をゲット。いざ、釣り具屋さんへ! と鼻息荒く向かったのですが、私が求めていたオレンジ色のピチットは完売しておりました……。

 オカモト株式会社のピチットは3種類あるのですが、私が今回購入したいのはオレンジ色の超高吸収バージョン。緑色のレギュラータイプは売っていたのですが、目的のバージョンではなかったので断念。おとなしくネット通販で購入しました。(普通のスーパーなどでは売っていないことが多いので、公式通販などを利用することをオススメします!)


 数日後、ピチットシートが届きました。普通のラップよりも大きな箱に入っていて、持ってみるとほどよくずっしりしています。中には筒に巻かれたピチットが入っていました。1枚20センチほどで、1枚ごとに切り取り線がついています。普通のラップとは違い、中に水あめが入っているため、ぶよぶよとした感触。なんだか不思議な触り心地です。

 それでは早速、あらかじめ購入しておいた食材を使って干物と燻製に挑戦してみましょう。

アジの干物を作ってみた!

 スーパーで購入したアジの開きをピチットシートで包んでみます。全体に軽く塩を振ったらシートで包んで冷蔵庫へイン。このまま1日放置します。

  • ▲初めて行う形の料理準備に夢中になりすぎて、一部写真がピンボケしていたことに気づいたのは後日……ごめんなさい! これもリアルな体験ということで……。

  • ▲本当にこれだけで大丈夫なのかな…と半信半疑。

 そして1日が経ちました。

  • ▲なんとなく色が変わったかも?

 いざ実食。…………生! まだ普通に生でした。そっとシートで包みなおし、さらに1日置いてみます。すると昨日より水分が抜けたような気が……? シートを使ったあと焼くと美味しい、という情報をネットで見つけたので、私も焼いてみました。

  • ▲上手に焼けました~。

 左が未使用、右がシート使用のものです。色が明らかに違いますね。肝心な味ですが、ピチットシートを使ったほうは、脱水がしっかりできたようでカリカリに。未使用のほうはふっくらとした焼き上がりになりました。

燻製(?)にもチャレンジ!!

 続いてサーモンと真鯛の刺身、ホタテ、生ハム、チーズを使って燻製に挑戦してみます。先ほどと同様、ピチットシートの上に食材を並べ、全体を包み込んだら冷蔵庫へ。ひとまず6時間ほど放置してみます。


 このまま食べても美味しい食材たちが、ピチットシートを使うことでどう変化を遂げるのか楽しみですね。

  • ▲ちょっと固くなってきました。

 6時間経過した時点で少し変化が……! 水分が取れてきたようで、少し硬くなってきました。でも触るとまだぷりぷりとしています。なんだか不思議な感じ。

 燻製のほうは数回シートを取り換えるといいという情報を見たので、シートを取り換えて再び冷蔵庫へ。そのまま2日そっとしておきます。


  • ▲写真だと上手く写りませんでしたが、だいぶ透き通ってきました。

 だいぶカチカチになったにも関わらず、しっとりもしているというこれまた初めての感触。サーモンと真鯛、ホタテをかじってみたところ、まだ生っぽさがあったので軽くあぶることにしました。

  • ▲サーモン、真鯛、ホタテはあぶって塩コショウで味付け。

  • ▲ハムとチーズはこちら。

 食べた感想としては、一番美味しい!! となったのはハムとチーズ、ホタテ。普通に食べるのとは違った触感と味が楽しめました。お酒のおつまみにピッタリ!

 なお、一緒に食べた母親はサーモンがビーフジャーキーのような感じになっていて美味しいと言っていました。

 本当はチップを使って蒸すとより美味しいのだと思いますが、手軽さを追求してここまでで食べることにしました。この状態でも十分美味しかったです。

 ちなみに、アジの干物は我が家の猫に大好評でした。ピチットシートを外した瞬間、どこからともなく目の色を変えて駆け寄ってきました。猫にモテたい人にオススメかもしれません。


  • ▲普段写真を撮るときは大人しくしてくれているのですが、ブレブレになるほど興奮していました。写真前半がブレているのは、無自覚でしたが猫動揺に著者が興奮していたようです…。

 こうしてあまり料理が得意ではない人の手でも、手軽に干物や燻製(?)を作ることができました。特にお酒好きの方にオススメなので、ぜひ寒い日の晩酌のおつまみにしてみてください!


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