『テイルズ オブ アライズ』ダナとレナの2人だから描かれた物語や爽快な戦闘が好み【綾那のゲームに夢中】
- 文
- 綾那
- 公開日時
さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第50回をお届けします。
もうすっかり寒くなりましたが、皆さん、ゲームしてますか? 私の部屋はPCの熱で暖かい……どころかむしろ暑いまであるので、暖房いらずな今日このごろです。
さて、今回の“ゲー夢中”は『テイルズ オブ』シリーズのコンシューマ用タイトルとして5年ぶりの新作となる『テイルズ オブ アライズ』を書かせていただきたいと思います。
久しぶりの新作で、発売日まで待ち遠しい日々でしたが、待った甲斐がありました……。
グラフィックはとにかく綺麗だし、音楽は壮大だし、こんなグラ綺麗なのにロード時間が少なくてサクサク進むので「延々とプレイできるわ!」と、毎日朝まで遊んでいました。
今作の舞台は、隣りあう2つの星、ダナとレナが存在する世界。
300年前、自然豊かであったダナは、科学や魔法が発達したレナから侵攻を受け、それ以後ダナはレナの隷属を強いられることになってしまいます。
ある日、記憶をなくし顔を鉄仮面に覆われたダナ人の青年アルフェンと、同族のレナから追われている茨の呪いを受けしシオンが出会ったことで、ダナとレナ、2つの星の運命を揺るがす物語が始まります。
ストーリーの感想を簡潔に言うと「ザ・『テイルズ オブ』!」という感じで、大満足でした!
何を言ってるか分からないかもしれませんが、『テイルズ オブ』シリーズのファンで、『アライズ』をプレイされた方は、言っていることを何となく分かっていただけるのではないでしょうか?
本作『アライズ』のいろいろな要素からは、歴代の『テイルズ オブ』作品の匂いを感じるんです。
パーティーの雰囲気はどことなく『ファンタジア』の空気を感じるし、ダナとレナの問題は『リバース』を彷彿とさせるし、『アビス』で真剣に悩み苦しんだ部分が浄化されているし、ストーリーの基盤から『エターニア』を感じるし……いろいろと懐かしい気持ちになったんです。
これはあくまでも私がプレイしている時に“勝手に思ったこと”なので、そこはご了承ください。
ストーリーに話を戻すのですが、そもそも“痛みを失った青年アルフェン”と“触れた者に対して痛みをもたらす少女シオン”という、この2人でなければ話が絶対に始まらないであろう設定からして、好みなんですよね。
特にシオンはキャラデザから“どストライク”だったので、パーティーリーダーは大体シオンにしていました。
あとは、テュオハリムが見た目的にもキャラ的にも好きです! ちょっと空気読めないところや、キサラとのやり取り、見た目とのギャップがあっていいキャラしているんです。
キサラは面倒見のいいお母さん的なポジションにいるのですが、釣りのこととなると豹変するのがいい味をしていました。釣りが意外と難しくて、ヌシ的なやつが未だに釣れていないんですけどね……。
メインストーリーから外れた息抜きコンテンツとして、衣装変更やアタッチメント装備は欠かせない『テイルズ オブ』シリーズ。
私は「最初のプレイはデフォルメ装備でクリアしたい!」というこだわりがない人間なので、1周目から衣装を変更して最後まで行ってしまうのですが、今回も衣装やアタッチメントをいろいろと変えて遊んでおりました。
個人的に気に入ったシオンのコーディネートがこちら。
髪の毛、めっちゃ凝っていてすごい! 服のディテールも素晴らしい!! 一部のアタッチメントはカラーバリエーションがあるのもいいですね。
ロウとリンウェルには、ケモ耳を常備させていました。カワイイ……!
戦闘についてもふれていきましょう。
今作のバトルは、スピード感があってお世辞抜きにおもしろい! 敵とのエンカウントを積極的にしていきたくなるほど、『アライズ』のバトルはおもしろかったですね。
私は基本的にバトル面に関しては無頓着。大体のゲームで遠隔、魔法職のキャラを操作することが影響しているのかもしれませんが、それは『テイルズ オブ』シリーズも例外ではありませんでした。
が!
今作はそんな私が近接キャラのアルフェンを使うくらい、バトルがおもしろかったんですよ。
大まかな要素は今までの『テイルズ オブ』シリーズと変わらないのですが、ステップから回避アクションとなったうえに、ブーストアタックとブーストストライクという新要素が加わってとても手触りがよかったんです!
ブーストゲージ(BG)がたまるといつでも任意で発動できるのがブーストアタック。キャラクターごとにその性能が違うので、戦況によって使い分けて戦います。
敵をダウンさせやすいアルフェン。
飛行している敵を撃ち落とすシオン。
敵の詠唱を止められるリンウェル。
敵の装甲破壊を得意とするロウ。
突進中の敵に当てるとダウンさせられるキサラ。
素早い敵の足を止められるテュオハリム。
敵にあわせてボタンを押すのはもちろん、コンボが途切れそうな時とかに押してもいいです。
このBGはすぐにたまるので、バトル中に何回も出せるのがうれしい!
そしてブーストストライク! これがまたいい新要素でした。
敵にコンボを決めていくとたまっていくゲージを最大までためて発動すると、仲間同士の協力技を使用できるのがこのブーストストライクとなります。
これまで『テイルズ オブ』のバトルといえば“秘奥義のカットイン”というイメージでした。私的に『アライズ』の戦闘は、このブーストストライクが派手なうえにテンポがよくて、高ポイントでした! 派手な技をポンポン出せる爽快感は大事だと思っているので。
そういえば、今までの『テイルズ オブ』シリーズでは、戦闘後のリザルト画面で掛け合いしてからフィールドに戻る流れだったのが、今回はそれがありません。バトルが終わるとそのままフィールドに戻ってリザルトを見ながら動けるようになるのが新鮮でしたね!
サクサク進めるのも、今回のバトルが楽しい要員の1つなのかなと思います。そのうえで“ちょろ甘”もちゃんと存在するようで安心しました(原稿執筆時にはまだ聞けてないのですが)。
今までの『テイルズ オブ』感を残しつつ、新しい『テイルズ オブ』らしさがある本作。『テイルズ オブ』シリーズをやったことがない人にも、これを機に遊んでいただきたい作品です。
……終わる前に1つだけ、これからプレイする皆さんにアドバイスがあります。
羽根系のアタッチメントを付ける際は、大事なシーンなどでこのようになってしまうことが多々あるので、十分に気を付けてご使用下さい(泣)。
それではよきゲームライフを!
■『Tales of ARISE』Premium Edition(限定版)
■『Tales of ARISE』(通常版)
Tales of Arise™ & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
『テイルズ オブ アライズ パーフェクトガイド』
- 発行:KADOKAWA Game Linkage
- 発売日:2021年10月28日
- 定価:2,420円(税込)