Switch『やわらかあたま塾』プレイレポ。頭をほぐして柔らかくするミニゲームがクセになる!
- 文
- 滑川けいと
- 公開日時
任天堂が12月3日に発売するNintendo Switch用ソフト『やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ』。本作をプレイしたのでその内容を紹介します。
ゲームを通して頭脳を鍛える“脳トレ”。その黎明期とも言える2005年に、ニンテンドーDSで発売された『やわらかあたま塾』のシリーズ最新作となるのが本作です。収録された多数のミニゲームを通して“あたまのストレッチ”ができる、トレーニングゲームです。
ひとりでも知り合いとでも気軽に楽しめる、タイトルの魅力を紹介していきます。
60秒の簡単ストレッチで頭の柔軟体操!
本作の目的は、固くなった頭をやわらかくすること。ストレッチと題したミニゲームをプレイすることで、プレイヤーの頭を柔らかくしていくことを目指します。
ストレッチには“直感”、“記憶”、“分析”、“数字”、“知覚”といった5つのジャンルがあり、それぞれのジャンルの中から好きなゲームを選択し、あたまのストレッチを行っていきます。
いずれのゲームも制限時間は60秒。ゲーム開始前には遊び方が表示されます。
例えば、直感ジャンルのうちのひとつ“えあわせモグラ”であれば、画面上部にイラストが表示されており、画面下の穴からイラストを持ったモグラが出たり入ったりします。
プレイヤーは、画面上部のイラストと同じイラストを持ったモグラの穴を選べばOK。
ただし、一度正解すれば終わりというわけではありません。正解すれば問題のレベルが上がっていき、どんどん難しくなっていきます。60秒という短い時間で、どれだけのレベルまで達することができるかを目指していくわけです。
正解を繰り返すと“やわらか度”がアップし、それにともない“クラス”も上がります。どんどん難しくなっていくので、60秒とはいえかなりの集中力が必要になってきます。
どのゲームもやること自体はシンプルで分かりやすいのですが、それだけに「あと一歩でハイスコアになったのに!」や「あそこで何であんなミスをしてしまったんだろう。次はできるハズ!」と思う瞬間が多いんですよね。これも、頭のストレッチが足りていないということなのかもしれません。
60秒というサクッとできるプレイ時間も手伝って、ついつい何度もプレイしてしまう中毒性がありました。とはいえ、ひたすらプレイしてハイスコアを目指すのが本来の目的ではありません。最初にも書いた通り、固いあたまをやわらかくするためにあるのが本作です。
じっくり集中してプレイするというよりも、気が向いた時、朝出かける前や帰宅後のちょっとした時間にプレイするのがオススメ。コンスタントに毎日プレイしていくことが大切なような気がします。
日々のルーティンの中に入れ込んでプレイし、「あ、この前よりも正解が多くなってきたかも!」という実感を得る。それこそが『やわらかあたま塾』の本来の使い方ではないでしょうか。
5つのジャンルにどのようなゲームがあるのか、一部を紹介していきます。
ジャンル:直感
・すいそくしゃしん……どんな写真が隠れているのかを当てます。少しずつ写真が公開されていくので、分かったら選択肢から選びましょう。
・くらやみどうぶつ……闇に潜んでいるどうぶつの中から、一番多い数のどうぶつを選べばOK。ライトで一部を照らせるので、それを手がかりに当てます。
ジャンル:記憶
・フラッシュきおく……表示された数字と記号の順番を覚え、その通りになるよう入力します。難しくなると、覚える数が多くなっていきます。
・カードきおく……最初に複数のイラストが出され、その後一部のイラストが“?”になります。どのイラストが描かれていたのか、思い出して解答しましょう。
ジャンル:分析
・おもさくらべ……はかりの結果から、どれが一番重いものなのかを見つけます。見た目は軽いものが実は重くなっていることも。情報を信じて当てていきましょう。
・つみきのかず……画面に出たつみきの数を答えます。隠れた部分も予想しなくてはいけないので、意外に時間がかかります。
ジャンル:数字
・じゅんばんふうせん……数字の書かれたふうせんのうち、低い数字から順に割っていきます。難易度が上がると“ー”の数字も出てくるので、惑わされないように注意しましょう。
・たしざんつみき……右側に表示された数字になるよう、不要な数のつみきを選びます。落ち着いてつみきを足し算していきましょう。
ジャンル:知覚
・レールつなぎ……電車が無事にゴールまでたどりつけるレールを選択するゲームです。右折と左折を間違えないように気を付けるのがポイント。
・ぶんかいパズル……ピースを選び、シルエットを埋められれば成功。難易度が上がると、「このピース、どこに入るの!?」という細かなピースも出てきます。
ちなみに本作では個々でゲームを遊ぶこともできますが、5つのジャンルをプレイして頭の柔らかさを測る“テスト”もあります。テストをプレイすれば、どのジャンルに強いのか、どのジャンルに弱いのかが分かるわけです。
スコアは“やわらか度”で表示されます。通常の人はやわらか度が1500ほどだそうなので、まずはそこを目指しましょう。
ちなみに筆者がやったところ、記憶力はよかったものの、分析力がイマイチだったことが判明。ただ、“弱い”ではなく“伸びしろ”と言ってくれるところに優しさを感じます。
テストを通して、弱点だと思われるジャンルを集中的にプレイ。そして再びテストでやわらか度を測定していくというのが、本作の流れになります。毎日コツコツ行うことで、頭がやわらかくなるハズです!
また、各ゲームで特定のスコアを獲得すると“ハカリメダル”を得られるのですが、すべてのゲームで金のハカリメダルを獲得すると、最初から問題の難易度が難しい状態からはじまる“超ストレッチ”が開放されます。
やり応えが欲しい人にもピッタリの難易度になっているので、ぜひ挑戦していただきたいですね。
“超ストレット”では、いきなり上級クラスからスタート。やわらかーくなった頭で、より高いやわらか度を目指しましょう。
超ストレッチとは逆に、問題を解いても難易度があまり上がらないようにする設定もあります。収録されているゲームはいずれもちょっとしたパズルなので、幼稚園や小学校低学年の子どもへの学習ゲームとしてもオススメしたいなと個人的に思いました。子どものいる家庭へのプレゼントにもピッタリではないでしょうか。
“かんたんサポート”の設定は、最初から可能。“かんたんサポート”を使うと、正解しても“幼児”より上のクラスにはいかないので、子どもでも存分に楽しめます。
たくさんの人と頭の柔らかさを競おう!
本作はひとり用だけでなく、2~4人までローカルで一緒に遊ぶことができます。難易度をそれぞれ設定できるので、友だち同士だけでなく年齢差のある家族とでも楽しめますよ。誰が一番頭が柔らかいのか、競い合いましょう!
競うゲームは、任意に選ぶこともランダムに選んでもらうこともできます。
“タッチ操作でふたりプレイ”を行った時には、画面が二分割され、向かい合う形でプレイすることになります。
Nintendo Switch Online(有料)に加入していれば、インターネットを通じて世界中の人と競えます。リアルタイムでの対戦ではなく、対戦相手のプレイデータ“ゴースト”と競い合うことに。リアルタイムの対戦が苦手の人でも気軽にできるのはうれしいポイントですね。
衣装を手に入れて自分のアバターを作ろう!
本作では、自身のアバターに服を着せたり髪型を変えたりして楽しめます。着せ替え用のアイテムはゲームプレイ時に得られる“コイン”を一定枚数集めることで入手可能。多くの着せ替えアイテムが用意されているので、いろいろなものを組み合わせて好きなアバターを作りましょう。
コインが10枚たまると、ランダムで着せ替えアイテムを獲得できます。
こうした着せ替えアイテムを手に入れるのも、本作の楽しみ方のひとつです。
いろいろなジャンルのゲームがつまった本作。タイトルの通り、最近は頭が固くなってきたかも……と悩んでいる人にはぜひ手に取っていただきたいです。また、家族でわいわい楽しめるゲームを探している人にもオススメです。
体験版が配信されているので、まずは気軽にプレイしてみてください。
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