【ここだけ10年前】なでしこジャパン/帰宅難民/こだまでしょうか。2011年の新語・流行語大賞
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今年の流行語大賞が発表されました! では、今から10年前、2011年の新語・流行語大賞はどのようなものだったのか。ちょっとタイムスリップしてみましょう。
毎年その1年で発生した新たな言葉や流行語から、その年を代表する“言葉”を選出する“新語・流行語大賞”。
流行語を振り返れば、その年がどんな年だったのかが見えてきます。ここでは、過去の新語・流行語を見ながら、当時を振り返っていきます。
今回は、今から10年前の2011年。この年は東日本大震災の年で、ノミネートされた60語の多くが震災関係の言葉でした。しかし大賞は、震災復興の励みとなる活躍を魅せてくれた“なでしこジャパン”が受賞しました。
また、ゲーム業界では、PS VitaやNintendo 3DSが発売された年で、携帯ゲームが大いに盛り上がっていました。前年(2010年)12月に発売された『モンスターハンターP3』が引き続きヒットし、最終的に400万本を超える大ヒットとなりました。
2011年の新語・流行語大賞
年間大賞
なでしこジャパン
財団法人日本サッカー協会
言わずと知れたサッカー日本女子代表の愛称です。受賞から10年が経過しますが、今でも現役の言葉として定着しています。
トップテン
絆
受賞者なし
東日本大震災からの復興活動で、多くの日本人が“絆”の大切さと強さを再認識しました。ありきたりの言葉ですが、その言葉に救われた人も多かったでしょう。
スマホ
ANDmarket霞が関
今では必需品のスマホが一般的に普及したのがこの年です。iPhoneやandoroの新機種が登場し、一気に広まりました。これにともない、スマホアプリのゲームも増えていき、ゲームの幅も広がりました。
どじょう内閣
野田佳彦さん(内閣総理大臣)
どや顔
受賞者辞退
自分の功を自慢し、得意げな顔をすることです。言葉としてはもっと昔からありましたが、TVで芸人たちが一般的に使うようになり、大流行しました。きっかけは、ダウンタウンの松本人志説や明石家さんま説など諸説あり、結局誰だったのかは、不明のままです。
帰宅難民
受賞者なし
こだまでしょうか
公益社団法人ACジャパン
東日本大震災後、CMのかわりに流れていたACのフレーズです。元は、明治時代の詩人、金子みすゞの詩だそうです。
3.11
枝野幸男さん(経済産業大臣/当時の内閣官房長官)
風評被害
受賞者なし
ラブ注入
楽しんごさん(タレント)
「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞とは(公式サイトより)
この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
1984年に創始。毎年12月初めに発表。『現代用語の基礎知識』収録の用語をベースに、自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。
選考委員会は、姜尚中(東京大学名誉教授)、金田一秀穂(杏林大学教授)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、俵万智(歌人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる(漫画家)、大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長)で構成される。
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