ロボットカスタマイズの沼は深かった!! 『ブレイクアーツ2』の中毒性がヤバい【電撃インディー#147】
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、深すぎるカスタマイズ機能でロボット愛が試される『BREAK ARTS II(ブレイクアーツ2)』のPS4版を紹介します。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
カスタマイズこそゲームの真髄
本作は、ロボットを操作し、スピードだけでなく、ときに相手を攻撃しながら過酷なレースを戦い抜いていくアクションレースゲームです。特筆すべきは、操作するロボットの性能や外見を、細かく、本当に細かくカスタマイズできるという点です。
とにかく自由度の高い調整ができるので、こだわり始めると、抜け出せないくらいにハマってしまうのです。カスタマイズこそ、このゲームの真髄! もはやジャンルは“ロボットカスタマイズゲーム”といっても過言ではありません。
カスタマイズは、基本的にベースラインとなるデザインは出来上がっており、複数設定されたコネクタ(緑色のマーカー)に、さまざまなモジュールを配置していく形になっています。
よって、世界観を大幅に崩すようなデザインは難しいですが、細かいパーツを自由に組み合わることができるので、デザイン的な自由度はかなり高くなっています。
もちろん、あくまでメインはレースゲームなので、“レースにあわせた調整”というのも必要。これらも考えていくと、あっという間に時間が過ぎていきます。まさに時間泥棒的なゲームです。
驚かされることは、カスタマイズの細かさ。とくにジョイントと呼ばれるモジュール群が奥深い! これを使って各コネクタを延長したり、分岐させたりできるので、よりカスタマイズの幅が広がっていきます。
さらに、可動を設定できるジョイントもあり、例えばブースト中にスラスターを展開させるといった“動き”まで作り込むことができます。普段は折りたたまれた背面スラスターが、ブーストすると大きく翼のように広がる……そんなことだってできるのです。
加えて、本体だけでなく両腕の武器の見た目や性能もカスタマイズできるので、できることは多いです。もちろん1から設定するのは大変ですけど、基本はプリセットから選んで、そこから調整していけば大丈夫です!
カスタマイズ操作はクセあり!
基本的なベースの形の複数の場所にコネクタがあり、そこにパーツをくっつけていくのですが、パーツを選んで、コネクタの近くに持っていくと、自動的にコネクタに吸着されます。そこで決定キーを押せばいいのですが、この操作がなかなか難しい。
思ったところにくっつかなかったり、予定外の場所にくっついたり……。慣れるまでは結構大変ですが、慣れてくると、サクサク装着できるようになります。思ってたところにサクッと吸着してくれると、それだけで気持ちよかったりします。
全体のゲームサイクルはシンプル
本作では、メインの“BREAKARTS GRAND PRIX”、手軽に遊べる“QUICK RACE”、オンラインランキングで競える“TIME ATTACK”、そしてマルチプレイできる“ONLINER ACE”の4種類が用意されています。
基本的に、さまざまなレースでCAPITALと呼ばれる賞金(経験値のようなもの)を稼ぎ、アーティストグレード(ランクのようなもの)を上げていくことで、使えるパーツが増えていきます。
ただ、パーツを購入したりする必要はなく、ゲームサイクルとしてはとてもシンプルです。それだけ、カスタマイズに集中できる作りになっています。
レースもやらなくてはなりません!
カスタマイズにあれこれと試行錯誤すると、気づいたら時間が経ってしまっている本作ですが、あくまでレースゲームが本作のメイン。
レース自体は、複数の相手とのレースで、走りながら両腕の武器で攻撃する他、ブーストやゲージをためての“オーバードライブ”走行などが可能です。
さらにメインマシンとサブマシンをレース中に切り替える“リバースシフト”というシステム(レースによっては禁止)もあり、とにかく戦略性の高い内容です。
また、レース序盤はどうしても撃ち合いになるので攻撃力も必要だし、当然相手から攻撃もされるので、耐久力も考えないといけません。ただ正確に操作できればいいわけではないのです。それを考えるため、結局またカスタマイズしてしまうのです。
ちなみに、このレースも若干クセがあり、慣れるまでは大変かもしれません。自分も最初はまっすぐ走ることすらおぼつかないほどでした。しかし基本レースに参加すればCAPITALはもらえるので、少しづつ慣れながら集めていけば問題ありません。
ロボットが好きなら挑戦してみて!
ロボットをカスタマイズして戦うゲームはたくさんありましたが、本作はそのカスタマイズを重視した作りになっており、カスタマイズが好きという人なら必ず満足できる内容となっています。
実はオプションに“シークレット以外の全モジュールを解放”という項目が存在していて、最初からほとんど制限なしでカスタマイズすることもできたりします。アクションは苦手だけどロボットは好きという人も、ぜひ挑戦してみて下さい!
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