『メガドラミニ』レビュー連載その1。『サンダーフォースIII』『スペースハリアーII』『ダライアス』
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9月19日に発売される『メガドライブミニ』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。
『メガドライブミニ』は、1988年に発売されたセガ・エンタープライゼス(現、セガゲームス)5番目の家庭用ゲーム機である、『メガドライブ』向けタイトルを40本以上内蔵したゲーム機。価格は6,980円+税。
今回掲載するのは、『サンダーフォースIII』、『スペースハリアーII』、『ダライアス』という3タイトル。さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。
なお、掲載はタイトル名順になっています。
『サンダーフォースIII』 文:団長
名作STGを数多く生み出したテクノソフトが開発し、1990年6月に登場した『サンダーフォース』シリーズの3作目。
自機のスピード調整(4段階)が自由で、5種類のショットを切り替えながら進んでいく、横スクロールの超名作STGです。各武器の使いどころがしっかり用意されているため、最初は困難なステージでもこれらの場面を覚えていくことで乗り越えられるゲームバランスが素晴らしい!
多重スクロールを用いた美麗のグラフィックと、多関節に動く迫力の巨大ボス、さらにゲームを盛り上げてくれるノリのいいBGMといった3大要素も、この『サンダーフォースIII』の魅力です。特にBGMは数多くあるメガドライブタイトルの中でも評価が高いので、ぜひとも音量を大きくしてプレイしていただきたい!
ちなみに『メガドラミニ』には収録されていませんが、同社開発の『エレメンタルマスター』も超オススメです。
『スペースハリアーII』 文:Go!!
かつて憧れだった、近所のゲームセンターの一角に鎮座していた『スペースハリアー』の筐体。でもそのお店は小さく、遊ぶと皆に見られて恥ずかしかったのです。しかも、勇気を振り絞って遊んだ初回で瞬時にゲームオーバーになり、それがトラウマで遊べなくなりました。
そんななか、メガドライブ本体と同時発売された本作は、本体を買う動機としては十分。体感はできないものの、自分でもクリアできる適度な難易度とスピード感で、アーケードで遊びたくても遊べなかった当時の欲求を、存分に満たすことができたのです!
そんな思い出もあり、個人的にはとても思い入れの強い作品になりました。ちなみに、本作が移植されたのはPS2版『セガエイジス2500シリーズ VOL.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~』とそのアーカイブ版で、何度か出ています。ただ、どれも気軽に手に入れて遊ぶのは難しくなっていたので、今回のラインナップ化は素直にうれしいです。
『ダライアス』 文:団長
“あの『ダライアス』が、もしもメガドライブに移植されたら?”というIF(イフ)を可能にした、“旧作だけど新作!”というファンも感極まるタイトルです。
タイトーから1986年にアーケードゲームとして登場したSTGの金字塔。継ぎ目のない3画面、ボディソニック内臓ベンチシートを備えた大型筐体で、STGファンのハートをキャッチしていました。このメガドラミニ版は1画面なので視野はコンパクトにまとまっているものの、『ダライアス』のプレイ感はそのまま!
一番の驚きはBGMや効果音の再現度です。メガドライブ特有のザラついた音源(個人の感想です)ではなく、まぎれもなくこれは『ダライアス』の音源! さらに原案段階でボツになったボスが各ステージに登場します。オプション設定でアーケード仕様にすることも可能です。
全26体のボスと戦う“ボスラッシュモード”も用意されているので文句なし! 完全に再びハートキャッチされました!
(C)SEGA
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『メガドライブミニ』
- メーカー:セガゲームス
- 発売日:2019年9月19日
- 価格:6,980円+税
『メガドライブミニ W』
- メーカー:セガゲームス
- 発売日:2019年9月19日
- 価格:8,980円+税
- ※コントローラー2個入り