【はじプロ連載#3】複数の解法があるパズルの問題をくわしく見てみよう!
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- 電撃の攻略本
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“ノードン”と呼ばれる不思議な生き物どうしをワイヤーでつなぐと、簡単にゲームのプログラムを作れる、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)』。ただ今、このソフトの解説本である『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング オフィシャルガイド』が電撃より好評発売中だ。
この本には、プログラミングを1から学ぶ“ナビつきレッスン”の内容を補足する解説記事や、全ノードンの能力を解説した記事、さらにプログラムの間違いを直すパズル“チェックポイント”“エクストラチェックポイント”の解法なども掲載している。
全5回にわたってお送りする当連載では、この本の記事からいくつかの内容をピックアップして、『はじプロ』の魅力の一端を紹介していく。
第3回は、各レッスンが終わったあとに挑戦できる“チェックポイント”や“エクストラチェックポイント”のパズルで、解法が複数ある問題を紹介しよう。
“チェックポイント”の別の解法を探す楽しみ
“チェックポイント”と“エクストラチェックポイント”は、画面内のどこかにある“リンゴ”にヒトが触れれば(取れば)クリアになるパズルだ。このパズルは、ヒトを操作して直接リンゴを取るのはもちろん、リンゴを転がしてヒトに触れさせるだけでもクリアになる。
パズルの内容をよく見て、ヒトとリンゴをどう触れさせれば良いのかを考えよう。
複数の解法があるパズルの問題とは?
“チェックポイント”と“エクストラチェックポイント”のほとんどの問題は、パズルの解き方は1つだ。1つというのは、ノードンどうしのつなげ方や“定数ノードン”に設定する数値などが決まっていて、ワイヤーを正しくつなげたり、“定数ノードン”や“カウンターノードン”などに正しい数値を入力したりすることを指す。
下の写真は“チェックポイント2”の1つ目のパズル“うごかせるモノをうごかせ”だ。このパズルの解法は、プログラム画面にある“スティックノードン(左右)”の出力ポートと、“うごかせるモノノードン(直方体)”のXの入力ポートをワイヤーでつなぎ、ゲーム画面に切り替えてからLスティックを左に倒すことだ。
これがこのパズルの基本的な解法になる。なので、たとえば、“スティックノードン”の出力を“ヒトノードン”の左右の入力ポートにつなごうとしても、このパズルではつながらないようになっている。
また、仮につなげられたとしても、リンゴの左側の空中にあるモノがじゃまになって、ヒトはリンゴのところまで歩けないだろう。
このようにほとんどのパズルは、ノードンをつなげる際に制約が加わっていることもあって、1つの正しい解法に導かれるようになっている。
しかし、パズルのいくつかの問題は、そういった制約の網をくぐり抜けて、少し違う解き方ができる。今回はそんな別解があるパズルを見てみよう。
リンゴを目的の場所に最速で届ける
今回一例として挙げるのは、“エクストラチェックポイント”の30問目、“リンゴをお届け”だ。
このパズルは、リンゴが上に乗った黄色いモノを動かして、ヒトが乗った白い足場まで移動させると、ヒトを動かしてリンゴが取れる。
通常の解法は、プログラム画面にある3つの“マッピングノードン”の“出力はんい”を、上から順に0~3、0~7、-3~0に設定。さらに3つ目(一番下)の“マッピングノードン”のみ“←→”の反転をオンにする。
この“出力はんい”は、黄色いモノの移動する距離の設定になっているので、ゲーム画面に切り替えると黄色いモノが下から上、左から右、上から下へと順に移動していく様子が見られる。
このパズルのもう1つの解法は、3つの“マッピングノードン”の“出力はんい”の値を、上から順に3~3、7~7、0~0に設定すること(反転はオフのまま)。
つまり最小と最大の値をそれぞれ同じ値にしているわけだ。こうすると黄色いモノが移動する様子は見られず、いきなり白い足場の横に出現する。いずれの解法も結果は同じだが、過程が異なる。
このように、別の解法で解けるパズルはほかにもある。気になった方は『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング オフィシャルガイド』を読んでみてほしい。
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- 発行: 株式会社KADOKAWA Game Linkage
- 発売: 株式会社KADOKAWA
- 仕様: AB判/224ページ(オールカラー)/ルビ付き
- 発売日: 2021年11月19日
- 定価: 1,870円(本体1,700円+税)