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【はじプロ連載#5】Joy-Conを使ったプログラミングにチャレンジ!

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 “ノードン”と呼ばれる不思議な生き物どうしをワイヤーでつなぐと、簡単にゲームのプログラムを作れる、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)』。ただ今、このソフトの解説本である『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング オフィシャルガイド』が電撃より好評発売中だ。

 この本には、プログラミングを1から学ぶ“ナビつきレッスン”の内容を補足する解説記事や、全ノードンの能力を解説した記事、さらにプログラムの間違いを直すパズル“チェックポイント”“エクストラチェックポイント”の解法なども掲載している。

 全5回にわたってお送りする連載の最終回も、前回に引き続きこの本の記事から内容をピックアップして、『はじプロ』の魅力の一端を紹介する。

 今回はNintendo Switchならではの機能を使ったプログラムを解説。

Nintendo Switchならではの機能を使ったプログラムを作る

 『はじプロ』では、L・Rスティックや各種ボタンを使ったコントローラの基本的な操作のほかに、Joy-Conの機能を使って操作するプログラミングも可能だ。

 たとえば、連載1回目で紹介した“オモテ面が上を向いたらノードン”のように、Joy-Con内のジャイロセンサーの機能を使ってJoy-Conの傾きを検知するものや、“モーションIRカメラノードン”のように、右のJoy-Conに備わったIRカメラを使って、前方にある物体を検知するものなどがある。

 “モーションIRカメラノードン”は機能が特殊なため用途が限定されるものの、いずれもNintendo Switchならではの機能が味わえるノードンがそろっている。

てノードンで画面の中の球をつかむ

 今回はJoy-Conのジャイロセンサーが使える“てノードン”のプログラムを紹介しよう。“てノードン”を使ってプログラミングをすると、Joy-Conを手に持って画面の中を指し示したり、画面の中にあるモノをつかむことができるようになる。

 下の写真はそういった操作を実現するための、ごく単純なプログラムだ。

  • ▲プログラムの実行画面。みずいろの球は、Joy-Conを操作してつかみ、移動させることができる。
  • ▲上から見たプログラム画面。球を上に置くオレンジ色ときみどり色のモノは、Z座標をずらして置いてある。
  • ▲横から見たプログラム画面。“ゲーム画面ノードン”が映している範囲はこのぐらいだ。

 このプログラムでは“てノードン”の設定項目にある“どっちのコントローラー?”をJoy-Con(R)に設定している。画面に表示された線がモノに重なって黄色くなり、手のひらのアイコンが表示されたときにAボタンを押せば、そのモノをつかめる。

 なお、スティックノードンの上下の操作はLスティック(Joy-Con(L)側)で行う。これはつかんだモノを手前(Z-側)と奥(Z+側)に移動させるときに使用する。オレンジ色のモノの上にあるみずいろの球をつかんで、きみどり色のモノの中心に置くときなどに使用してみよう。

 ちなみに、オレンジ色ときみどり色のモノは“ふるまい”の“動く”がオフに、“その他”の“てノードンでつかめる?”が“つかめる”になっている。そのため、つかんで空中に固定することも可能だ。

  • ▲きみどり色のモノを斜めにして空中に置き、その上にみずいろの球をつかんで落とすと、斜面を転がっていく。

 みずいろの球は“ふるまい”の“動く”がオン、“その他”の“てノードンでつかめる?”は“つかめる”になっている。

 球をつかんでJoy-Conを上下や左右に振りつつAボタンを離すと、振った方向に球を投げられるので試してみよう。

  • ▲Joy-Conを上下に振りながらAボタンを離したところ。モノや床に当たって跳ねてから奥に飛んでいく。

 “てノードン”は、手の動きに合わせてカーソルが操作できるので、画面内に積み上げたモノを崩さないようにつかんだり、動いているものを狙って素早くつかんだりするような操作には、もってこいのノードンだ。

 このノードンの使いみちを何かひらめいたら、ぜひ試してみてほしい。そのときに『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング オフィシャルガイド』が少しでも助けになれれば幸いだ。

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