アプリ『コードギアス』は単なるキャラゲーの一歩先行く“公式続編”。歴代＆新キャラと一緒にギアスの謎に迫れ！【電撃冬アニメ×ゲーム】

　コードギアス Genesic Re；CODE製作委員会（サンライズ、博報堂DYメディアパートナーズ、JORO）より配信中のiOS／Android用アプリ『コードギアス Genesic Re；CODE（ジェネシックレコード）』（以下『ギアジェネ』）は、人気アニメ『コードギアス』シリーズ初のスマートフォンゲームとなる“シリーズ公式続編”です。

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　シリーズ15周年を迎え、再び盛り上がっている『コードギアス』シリーズ。劇場3部作に続いて『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開されましたが、本作ではそこから続く物語が描かれます。

　本記事では、『コードギアス』シリーズのファン視点から『ギアジェネ』の魅力を紹介していきます。

■『コードギアス Genesic Re；CODE』GAME PV SPECIAL EDITION

　なお、電撃オンラインではこの冬おすすめしたいアニメに関連するゲームを特集する“冬だ！ アニメだ！ ゲームも遊ぼう（電撃冬アニメ×ゲーム）”を展開中（2022年1月31日まで）。この記事もその企画の一環として、Twitterでのプレゼントキャンペーンを実施中ですので、ぜひご参加ください。

すべての『コートギアス』の謎を解くシリース初のスマートフォンRPG

　本作でプレイヤーは記憶を持たない主人公“アル”となり、自ら持つ“位相転移のギアス”の能力（さまざまな『コードギアス』の世界を巡って“絆”を結び、仲間として召喚する）を使って、さまざまな時代に飛び散った“ギアスのかけら”を追い求めていきます。

　最大の魅力は、ルルーシュ、アキト、蓮夜、オルフェウス、オルドリンといった、歴代『コートギアス』シリーズのキャラクターか集結し、共に戦えること。

《歴代コードギアスシリーズ》
・コードギアス 反逆のルルーシュ（TVアニメ第1弾）
・コードギアス 反逆のルルーシュ R2（TVアニメ第2弾）
・コードギアス 漆黒の蓮夜（漫画シリーズ）
・コードギアス 亡国のアキト（OVA劇場アニメ）
・コードギアス 双貌のオズ（小説・漫画シリーズ）
・コードギアス 復活のルルーシュ（劇場版アニメ新作）

　これらの作品からおなじみのキャラクターたちが参戦します。

　さらに新発表の新シリーズ（『ギアジェネ』オリジナル作品）として以下の作品群が登場し、ゲーム中で物語を体験し、キャラクターを仲間にできます。

《本作オリジナルの新シリーズ》
・コードギアス Genesic Re；CODE（ジェネシックレコード）
・コードギアス 血盟の紅羽
・コードギアス 霧京のアーサー
・コードギアス 不転のトシゾォ
・コードギアス 終末のゼオ

　各作品には丁寧にロゴまで作成されており、最初は「こんなシリーズ作品あったっけ？」と見直してしまったほど（笑）。それだけ本格的に世界観が構築されているということでもあります。豊富な“原作ストック”に加えて、これら本作オリジナルの新たな物語も制作されるため、ボリューム不足に悩まされることは無さそうですね。

　なお、原作アニメを手掛けた谷口悟朗さん、大河内一楼さんが総監修を担当。さらにサンライズ、CLAMPに加えて、著名作家・著名イラストレーター・豪華声優陣などのクリエイターが集結しています。本格的な展開は今後のアップデートを待つ必要がありますが、歴代シリーズと変わらないクオリティの『コードギアス』に期待できます。

シリーズのストーリーを追体験＆未知の物語を進める

　本作では“復讐の物語”をテーマにした、膨大なボリュームの新作書き下ろしオリジナルストーリーが展開。歴代＆新作シリーズを体験できる“観測編”と、『コードギアス』の謎が解き放たれていくメインストーリー“ライン編”の2つのパートで構成されています。

観測編

　“観測編”では、『ギアジェネ』の主人公である“アル”が、時空を超える“位相転移のギアス”を使ってさまざまな時代の“ギアス”にまつわる物語を“観測”することになります。

　『コードギアス』シリーズはTVアニメシリーズに加えて、コミックや小説など幅広く展開されているため、ファンでもすべてを網羅されている方は少ないのではないのでしょうか？　まだ『コードギアス 反逆のルルーシュ』しか実装されていませんが、毎週新たなストーリーが解放されているので、いずれ全ての物語をここで補完できることに！

　アニメ画像をふんだんに取り込んだイベントと、デフォルメされたキャラクターたちが自由自在に戦場を駆け巡るバトルで、『コードギアス』のストーリーを再体験することが可能です。

　さらに『コードギアス 血盟の紅羽』をはじめとする新たなシリーズのストーリーも、この“観測編”で描かれます。

ライン編

　そして『ギアジェネ』本来のメインストーリーともいえる物語が、本作の主人公“アル”やヒロイン“ギギ”を中心に描かれる“ライン編”です。

　なぜアルは記憶を持たないのか？　謎の少女ギギはいったい何者なのか？　これら主人公たちの過去や正体にかかわる秘密に加えて、ギアスの謎そのものに迫るエピソードが描かれます。

　こちらも“観測編”同様、イベントステージを読み進め、戦闘ステージを攻略しながら、時空に散らばった“ギアスの欠片”を集めることに。アルが“観測”するのはさまざまな時代にわたり、第二次世界大戦当時らしき状況や、本編のストーリーが始まる少し前、皇歴1992年の日本でのエピソードもあります。

　そのすべてに“ギアス”が関わっており、現在第3章まで公開されていますが、早くもドラマチックな展開に拍車がかかっているので、ぜひ遊んでみて欲しいと思います。

時空を越えて“ギアス”で繋がるストーリー

　“観測編”で遊べる『コードギアス 反逆のルルーシュ』はもちろんですが、ぜひ体験して欲しいのが『コードギアス 血盟の紅羽』のストーリー。古代中華を舞台に、恐怖で大陸を支配する大国“秦”の皇帝“超政”に反旗を翻した青年・紅羽（こうう）と、彼の盟友・劉蒼（りゅうそう）が大活躍していく内容です。

　『コードギアス』の世界で過去に実際にあった“正史”ですが、当然ルルーシュなどのお馴染みのキャラクターたちは登場せず、ナイトメアフレームなどの“ロボット兵器”も登場しません。

　ただ、同じ読み方の“夜想宝具（ナイトメア）”が登場するなど、後の物語とのつながりを感じさせる部分もあります。また、互いに得意分野が異なる親友同士（武勇の紅羽と知謀の劉蒼）が主人公だったり、ことある毎に言葉をしゃべれない妹を気に掛けていたりと、設定的にも通じるところがあります。そしてネタバレになるので詳しくは書けませんが、ストーリー展開も……!?

　最初はどこが『コードギアス』なの……と戸惑うかもしれませんが、お話を進めればすぐに『血盟の紅羽』の世界に引き込まれると思います。

　また、メインストーリー“ライン編”もなかなかの波乱含み。基本は“フィンブルの冬”と呼ばれる時が止まった不思議な世界が舞台となりますが、そこから主人公・アルが“観測”する物語がいかにも『コードギアス』らしい内容で、容赦の無い展開のものばかり。

　さらに安全地帯だと思っていた“フィンブルの冬”に“見たこともない仮面をかぶったゼロ”が現れ、アルとギギに襲い掛かってきて……!?　こちらも非常に先が気になる展開となっています。

　主人公のアルとヒロイン（？）のギギについても、ルルーシュとC.C.（シーツー）のような不思議な関係であり、“ギアス”にまつわる背景を感じさせます。C.C.（シーツー）やV.V.（ブイツー）が居たのだから、ひょっとしてギギはG.G.（ジーツー）なのかしら……（笑）などと考察したりできるのも（※著者の勝手な想像です……たぶん）、“正史”となる正統続編ならではの魅力だと思います。

2つのバトルモード

　『コードギアス』に欠かせない戦闘要素は、ストーリーを進めながら戦うRPG仕様の“物語バトル”と、戦略を競うシミュレーション仕様の“深淵バトル”、2つのバトルモードで再現されています。

　どちらも戦力の中心となるのはアル＆ギギやルルーシュ、スザクといったキャラクターたち。“召喚”（ガチャ）によって仲間に加え、レベルを上げたり、セットしたキャラにさまざまな効果を与えるアイテム“CODEリンク”を装備させたりして、強化・育成していくことになります。

物語バトル

　キャラクターがちびキャラとなって敵と戦うモード。プレイヤーはスキルや必殺技、そして“ギアス”を使って、敵を倒していくことになります。

　基本的な攻撃は自動で行われるため、戦闘中の行動以上に、事前の編成が重要に。敵との相性やほかの仲間キャラクターとの相乗効果を考えて、最適な編成で戦いを優位に進めましょう。

深淵バトル

　プレイヤーは指揮官となり、最大4つのチームを編成して、母艦（ナイトメアフレーム）やチームに指示を出し、ミッションを達成していきます。

　母艦の位置取りが非常に重要で、敵母艦から遠いと攻撃に時間がかかりますが、近すぎると反撃を受けるため、程よい場所を見極める必要があります。

歴代人気キャラクターが集結！ 今後の活躍に注目のオリジナルキャラクターも

　キャラクターのランクは★1（主人公のアルとギギのみ）～★4（現状の最高ランク）で、ルルーシュやC.C.、スザクといった人気キャラクターはだいたい★4に属しているため、最初のうちはそうそうお目にかかれません。

　まずはミッション達成やステージクリア報酬で“ダイト”を貯め、“召喚”で好きなキャラクターの入手を目指すのがゲーム序盤の目的といえるでしょう。なお、★の少ないキャラクターは使えないのかというとそうではなく、★2の“シャーリー”や“トト”、★3の“ナナリー”や“ユーフェミア”など、★が上のキャラクターより活躍頻度が高いものも存在します。

　戦闘はほぼ自動で、スキルの相性や発動可能タイミングが重要となるため、パーティメンバーの組み合わせや敵との相性によって、★2～★3キャラクターにも活躍の余地が大いにあります。というか最初は★2も貴重な戦力……そして好きなキャラクターなら、星に関係なく活躍させてあげたいですからね。

　“黒の騎士団”関係者だけで固めるなどの趣味編成もOKですが、せっかくなので知らなかったシリーズキャラクターや、新たな『コードギアス』のキャラクターも編成に入れてみてはいかがでしょうか？　まだストーリーが未展開のキャラクターも、戦闘に参加させて“親密度”を上げれば“プロフィール”や“ボイス”が順時解放され、設定やバックストーリーを知ることができます。

　とはいえ、『コードギアス』のゲームなのに“ルルーシュ”が居ないのは寂しい！ と感じるルル推しの方も多いはず（“ルルーシュ”はイベント限定も含めて複数登場していますが、すべて★4）。……ご安心ください、本作では“召喚”に加えて、“レリック”と呼ばれるアイテムを集めることでそのキャラクターを仲間にできますが、★4ゼロのレリックは序盤からミッション報酬などで手に入るため、比較的容易に仲間にすることが可能です。

　そして、親密度が一定値を越えると解放される“解放後イラスト”も見どころの1つ。人気イラストレーター陣による描き下ろしイラストをホーム画面で選べるようになるので、仲間にしたキャラクターはぜひ“解放”を目指していきましょう。

まとめ：ファンの愛を受け止めつつ新たな展開も楽しめる“沼の深い”作品

　シリーズ15周年を迎え、改めてさまざまな展開が行われている『コードギアス』シリーズ。初放映時からのファンもいれば、最近“派生作品”でシリーズを知った、という新規のファンもいると思いますが、本作はそんな幅広いファンすべてを受け入れる懐の深いコンテンツとなっています。

　歴代シリーズを振り返りつつ、未見の作品の世界観やキャラクターに触れることもできるため、より深く『コードギアス』という作品を楽しめるでしょう。まだサービスが始まったばかりで、これからどんどん新たな『コードギアス』が“解放”されていくと思うので、この先のアップデートが楽しみです！

　歴史ファンでもある著者としては、『コードギアス』ד新撰組”という熱い物語が楽しめそうな『コードギアス 不転のトシゾォ』に期待しているのですが、物語はまだ始まっておらず、先行実装されている★4キャラクター“トシゾォ”さんもなかなかお迎えできない……（涙）。早くピックアップを！

　引き続き“召喚”で運良く彼が出てくれるのを狙いつつ、“観測編”でのエピソード解放も待ちたいと思います。

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