ダンジョンに潜って薬を売るサイクルが楽しい『マジックポーション・ミリオネア』【2021年おすすめ傑作選(8):電撃インディー#175】
- 文
- まさん
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は2021年に発売された(移植、リメイクなども含む)オススメのインディーゲームを取り上げる特別企画第8回をお届けします。
8つ目はPC(Steam、DLsite、BOOTH、itch.io)、Nintendo Switchで配信中のダンジョン探索アクション『マジックポーション・ミリオネア』の魅力を語ります!
『マジックポーション』は、魔法の薬を題材にしたシリーズ作品。第1作の『マジックポーション・ストーリーズ』がビジュアルノベル。第2作の『マジックポーション・エクスプローラー』が自動探索型RPG。第3作の『マジックポーション・デストロイヤー』が館脱出ストラテジーと、出るたびにジャンルが異なります。
これまではPCでのみ展開していましたが、今回の『マジックポーション・ミリオネア』から家庭用でも遊べるようになりました。本作単体からでも問題なく遊べますし、魔女のたまご・パステルの活躍を知りたい人は、ぜひ前3作も遊んでみてください。
素材を集めて薬を売って……商売敵を見返すためにひたすら強化!
魔法薬のお店が儲かり過ぎて、やる気をなくしていた主人公のパステルさん。あまりにもズボラが過ぎて魔法薬の作り方すらすっかり忘れてしまったそんなある日。突然現れた商売敵のマリーにお客さんを奪われてしまいます。お店の危機にパステルのやる気も復活。自らダンジョンに潜って素材を集めに行くことに……。
というゆる~い出だしで始まるこのゲームは、自動生成のダンジョンに潜って素材を集める2Dタイプのアクション。魔法薬の素材を集めて地上に戻り、作った薬を売却して集めたお金でパステルの装備(アーティファクト)を強化。どんどん強くなりながら、貴重な素材を求めて潜っていくサイクルになっています。
最初は弱いパステルさんもアーティファクトをつけたり、ダンジョンのなかで強力な弾薬を拾ったりすることで、どんどん強力に!
ゲームにハマりだして「この操作だけだと少し不便だな~」と感じ始めるころに新たな能力が手に入ったり、薬を売り出して「素材を集める手間がかかるな~」と思ったころに店で素材を生成できるようになったりと、ゲームの進行に合わせて新たな要素が解禁されていきます。
お店にやってくる依頼のテキストや、ほんわかしたストーリーも特徴的。もともとビジュアルノベルから始まってテキストで魅せるところから始まったシリーズでもあり、短い文章でキャラクターが立っています。
シビアでガツガツしたアクションではなく、強化してどんどん進んでいけるので気軽に楽しめるのも良いところ。なんと、ボスですら全部無視できちゃう(出口にさっさと入れば帰還できます)潔さです。みなさんも楽しく、ゆるく、魔法のお薬屋さんを経営してください!
『マジックポーション・ミリオネア』商品概要
ハード:PC(Steam、DLsite、BOOTH、itch.io)、Nintendo Switch
ジャンル:アクション
メーカー:ARTIFACTS
価格:1,480円(税込)、DLsite版:1,430円(税込)
(c) 2020-2021 ARTIFACTS
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