エントリー向けGPU“GeForce RTX 3050”発表! さらにモンスター級GPU“RTX 3090 Ti”も登場
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NVIDIAは、“RTX 3080 Ti”と“RTX 3070 Ti”を搭載したノートPCの発売、さらにエントリー向けGPUとなる“GeForce RTX 3050”の登場を発表しました。
またモンスターGPU“RTX 3090 Ti”の存在も告知。“RTX 3090 Ti”は、史上最速のメモリとなる21Gbpsで動作するGDDR6Xを24GB搭載。シェーダーで40TFLOPS、レイトレーシングで78TFLOPS、AIで320TFLOPSという驚異的な処理能力を発揮します。詳細は今月後半に発表予定とのこと。
以下、リリース原文を掲載します。
NVIDIA、新しいGeForceノートパソコンとデスクトップ、GeForce NOWパートナー、ならびにクリエイター向けOmniverseを通じて、リーチを拡大
NVIDIAは、ゲーマーとクリエイターにとっての究極のプラットフォームの新たな方向性を示すとともに、ゲーミング用 Studio GeForceをベースにしたノートPCのデザイン、ならびにデスクトップおよびノートPC用のGeForce RTX GPUと最新テクノロジを明らかにしました。
NVIDIAはさらに、RTX加速された新コンテンツであるGeForce NOW クラウド ゲーミングとNVIDIA Studioの拡大、ならびにクリエイター向けNVIDIA Omniverseのローンチについての発表も行いました。
NVIDIAのコンシューマー プロダクト担当シニアバイスプレジデントであるジェフ・フィッシャー(Jeff Fisher)は、次のように述べています。「GeForce RTX はゲーミングの世界を変え、デジタル世界を大きく拡大させています。本日の発表により、ゲーマーおよびクリエイターにとっての究極のプラットフォームである、GeForceの地位がさらに強化されます。GeForce NOWは、数十億人のゲーマーにリーチするためのプラットフォームとして、成長を続けています」
160以上の新ノートPCがGeForce RTXを搭載
世界の大手メーカーが、画期的なNVIDIA Ampereアーキテクチャをベースにした、160以上のゲーミング用StudioノートPCをマーケットに投入し始めています。これらのノートPCには、レイトレーシング向けの第2世代のRTコア、ならびにDLSSおよびAI向けの第3世代のTensorコアが搭載されており、これまででもっとも薄く、軽量で、パワフルなノートPCとなっています。
最新世代のCPUを搭載した、これらのノートPCは、デュアルスクリーンやイーゼル、コンバーチブル、ならびに14インチのスクリーンといった多様な特色を備えており、その多くがG-SYNCと1440pのディスプレイを実装しています。
新たなレベルの性能をもたらす、RTX 3080 TiとRTX 3070 Ti
NVIDIAがGeForce RTX 3080 TiノートPC用GPUをローンチしたのに伴い、フラッグシップである80 TiクラスGPUが初めてノートPCに実装されるようになりました。ノートPCに搭載されるものでは最速の16GBのGDDR6メモリを備えたRTX 3080 Tiは、デスクトップ向けNVIDIA TITAN RTXを上回る性能を実現します。RTX 3080 Ti搭載ノートPCの価格は、2,499ドルからとなっています。
新しいGeForce RTX 3070 TiはRTX 2070 SUPERを最大で70%上回る速度であり、1440pの解像度で毎秒100フレームの処理を行うことができます。RTX 3070 Ti搭載ノートPCの価格は、1,499ドルからとなっています。
上記の新GPUを搭載したノートPCは、2月1日より発売される予定です。
さらに、NVIDIAは、数年前の初登場以来、ノートPCの性能に革命をもたらしてきた、Max-Qテクノロジの第4世代を発表しました。その新機能としては、CPU Optimizer、Rapid Core ScalingおよびBattery Boost 2.0などがあり、これらによって、効率性、性能およびバッテリー寿命を改善させることができます。
新しいNVIDIA StudioノートPCとアプリケーション
NVIDIAは、クリエイターがコンセプトから作品完成までのプロセスをより迅速に行うためのハードウェア、ソフトウェアおよび独自のアプリケーションで構成された、Studioプラットフォームをさらに拡大させつつあります。
その1つとなるのが、AIを使って、単純な描画から風景画像を生成するペインティングアプリケーションである、NVIDIA Canvasのメジャーアップデートです。NVIDIAのGauGAN2についての研究がベースになっている、このアプリケーションにより、花や茂みなどの5つの付加的エレメントを備えた画像を、過去のアプリケーションの4倍の解像度で作り出すことができます。新しいCanvasアプリケーションは、無料でダウンロードできます。
Studioプラットフォームには、多様なNVIDIA StudioノートPCも含まれるようになっており、新しいGeForce RTX 3080 Tiおよび3070 TiノートPC用GPUを搭載した新デザインが、ASUS、MSIおよびRazerより発売されます。
最新のRTX GPUが搭載された、これらのノートPCは、最新のMacBook Pro 16と比べて、3Dレンダリングの速度が平均で7倍速くなっています。これらノートPCは、200を越えるクリエイティブアプリケーションとともに、RTX加速されたレイトレーシング、AIおよびNVIDIAの高性能動画処理に対応しており、クリエイターはこれらのツールをワークフローで完璧に使いこなせるようになります。
クリエイター向けNVIDIA Omniverseが新登場
NVIDIA Studioエコシステムをさらに拡大させるために、現在、GeForce RTXおよびNVIDIA RTX GPUを使用している、数百万人の個人クリエイターが、NVIDIA Omniverseを無料で利用できるようになっています。
リアルタイムでの3Dデザインコラボレーションと仮想世界シミュレーションを可能にする、NVIDIAのこのプラットフォームにより、アーティストやデザイナー、クリエイターは、RTXを実装した自身のノートPCまたはワークステーションから、人気のデザインアプリケーション内で接続およびコラボレーションができるようになります。
このプラットフォームの新機能であるOmniverse Nucleus Cloudを使えば、“ワンクリックコラボレーション(one-click-to-collaborate)”によって大規模なOmniverse 3Dシーンを共有できるようになります。アーティストは大容量のデータセットを移動させることなく、部屋または国境を越えてコラボレートすることができます。
NVIDIAは、OmniverseアプリケーションであるOmniverse Machinimaの新たなプラットフォーム開発についての紹介も行いました。このアプリケーションにより、リアルタイムでコラボレーションしながら、仮想世界のキャラクターのアニメーションの作成および操作が可能になるほか、無料ゲームのキャラクターやオブジェクト、環境の組み込みもできるようになります。
オーディオソースだけで顔の表情をすばやく簡単に生成できるOmniverse Audio2Faceがアップデートされており、ブレンドシェイプに対応するようになっているほか、EpicのMetaHumanへの直接エクスポートが可能になっています。
GeForce RTX 3050が新登場
NVIDIAは、GeForce RTX 3050を実装したGPUをベースにした、NVIDIA Ampereアーキテクチャのファミリーをさらに拡大しました。
このアーキテクチャの性能と効率をこれまで以上に多くのゲーマーに届けることを目的とした、RTX 3050は、50クラス初のデスクトップ向けGPUで、レイトレーシングを実装した最新のゲームを1秒当たり60フレームの速度で処理することができます。RTX 3050により、ゲーミングでの新しい標準となっているレイトレーシングが、これまで以上に利用しやすくなります。
ゲーマーの75%が今もGTX GPUでプレイしているなか、第2世代のRTコアとともにDLSSおよびAI向けの第3世代のTensorコアを実装している3050は、RTXにステップアップするための、魅力的なアップグレードを行うきっかけとなるでしょう。
8GBのGDDR6メモリを備えているRTX 3050は、わずか249ドルからの価格で、全世界のNVIDIAパートナーを通じて、1月27日より発売される予定です。
レイトレーシング、DLSSおよびReflexを実装した、新たなNVIDIA RTXタイトル
NVIDIAは、新しいRTXゲーム10タイトルを発表しました。これらのゲームには、ゲームのリアリティをさらに高める、GPU加速されたレイトレーシング、NVIDIA DLSSおよびNVIDIA Reflexゲーミングテクノロジが実装されています。これら新しいタイトルには、『The Day Before』『Escape from Tarkov』ならびに登場が待ち望まれていた、Ubisoftのタイトル『Rainbow Six Extraction』などが含まれています。
NVIDIAは、プレイヤーとゲームの結びつきを高める、低レイテンシのゲーミングプラットフォームであるNVIDIA Reflexが7つのゲームに新たに実装される、という発表も行いました。
Reflex実装の新ゲームには、世界トップクラスのオンラインレージングシミュレーショゲームである『Racing』、Ubisoftの『Rainbow Six Extraction』およびソニーの大人気アクションアドベンチャーゲーム『God of War』などが含まれています。
モニターの新カテゴリー - 1440p eSports
eSportsが世界的に拡大しており、eSports向けディスプレイの需要が、毎年2倍ずつ増えています。過去10年間にわたって、1080pのeSportsディスプレイがeSportsの世界を支配してきました。解像度が低いために、フレームレートが高くなり、リフレッシュレートがアップするというのがその理由でした。現在最高のGeForce RTX GPUは1440pで360fpsを上回る速度でのレンダリングを実現しており、業界に変化が起こりつつあります。
NVIDIA Researchによれば、1440pの27インチディスプレイを使えば、小さな的を狙っている場合の的中率が従来の1080p 24インチに比べて最大で3%アップします。ミリ秒の差が重要となる競技ゲームでは、3%の差が勝敗を分けることが多くあります。
NVIDIAは、1440p eSportsカテゴリーの新ディスプレイを発表しました。ASUS ROG Swift 360Hz PG27AQNは、リフレッシュが360Hzとなっています。The AOC AG274QGMからAGON PRO Mini LEDまでのモデル、MSI MEG 271Q Mini LEDおよびViewSonic XG272G-2K Mini LEDにはすべて、ミニLEDが搭載されており、リフレッシュレートは300Hzとなっています。これらすべてには、NVIDIA Esports Vibrance、Dual-FormatおよびReflex Analyzer機能が実装されています。
NVIDIA Reflex のエコシステム拡大
2,000万人以上のGeForceゲーマーが、毎月、Reflexを使って競技しています。Reflexプラットフォームの人気が高まるのに合わせて、Reflexハードウェアのエコシステムも広がりつつあります。NVIDIAは、6つの新しいReflexモニターと6つの新しいReflexマウスを発表しました。
現在、50以上のReflexマウスとモニターが16のパートナーから発売されており、これらすべてにおいて、マウスをクリックするだけでシステムレイテンシを測定できる、Reflex Latency Analyzerが採用されています。
GeForce NOW:PCゲーマーのための究極のクラウドゲーミングプラットフォーム
より多くのゲーマー、より多くのデバイス、より良くなったネットワークが、GeForce NOWのエコシステムに加わりつつあります。本日、NVIDIAは、Electronic Artsとの提携を強化し、『Battlefield 4』と『Battlefield V』がGeForce NOWに加わり、本日からストリーミング可能になると発表しました。
NVIDIAはさらに、Samsungと提携し、今年の第2四半期より同社のSmart TVにGeForce NOWを組み込むと発表しました。この発表の1か月前にはLG 2021 WebOS Smart TV向けGeForce NOWアプリケーションのベータリリースもありました。
また、5GテクニカルイノベーションパートナーであるAT&Tとの連携を通じて、GeForce NOWはPCゲーミングのパワーをモバイルデバイスにももたらそうとしています。1月より、5G無制限プランまたは一部の無制限のプランで5Gデバイスを使用しているAT&Tのお客様には、6か月間無料のGeForce NOWプライオリティ メンバーシップが付与されます。
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