【電撃文庫インタビュー】ギャップ好きの坂石遊作先生が生み出した最新作は女装主人公が暗躍!?

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 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。今回は、『魔女学園最強のボクが、実は男だと思うまい』を執筆した坂石遊作先生のインタビューを掲載します。

  • ▲本作の表紙イラスト(イラスト:トモゼロ先生)

 本作は、男だけがなれる騎士と女だけがなれる魔女が対立する世界で、騎士の“ユート”が魔女学園に女装して無双する、女装潜入ファンタジーです。

 坂石遊作先生が、書きたかったものを詰め込んだという本作のおすすめポイントをお話ししていただきました。

──この作品を書いたキッカケを教えてください。

 自分はどんなものを書きたくて作家になったんだっけ? と思ったことがキッカケです。

 その答えを求めてデビュー前に書いた過去作を漁っていたところ、見つけたのが本作の原型でした。「俺はこういうのを書きたかったんだ!」と思い出すと同時に「これ、今の自分が書き直したら最高に面白くなるな」と思い、実行しました。

──作品の特徴やセールスポイントを教えてください。

 男女が対立している世界観と、女装した主人公が女学園で暗躍するというストーリーです。

 正体を隠しているけど実は最強……というのは王道的な設定ですが、女装で正体を隠すというのは珍しいんじゃないかなと思います。

──作品を書くうえで悩んだところは?

 バトルばかり書いてラブコメが抜けてしまう癖があるので、今回は「隙あらばラブコメを入れる」という意識で執筆しました。 

 あとは……気取らないことですかね。サービスシーンもがっつり入れました。

──執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 プロット込みで1.5ヶ月です。

──執筆中のエピソードはありますか?

 記憶がないです……しっかり執筆に集中できた証拠だと思ってます。

──本作の主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 ドタバタな雰囲気にしたいという思いと、ギャップが好きだという個人的な趣味が重なって、各キャラが生まれました。

 女顔だけどいざという時はちゃんとかっこよくなる主人公。しっかり者に見えるけど実はずっと誰かに甘えたかったメイファ。お淑やかな令嬢に見えるけど意外と容赦がないフラウ……といった感じです。

──特にお気に入りのシーンはどこですか?

 ラストバトルです。

 普段は女装して目立たないようにしている主人公が、ヒロインを守るため、最高にかっこよく「男」を魅せます。

──今後の予定について簡単に教えてください。

 予定というより希望ですが、続刊を出したいです。

 本作は世界観が壮大なので、巻数が増えるにつれてより面白くなる作品だと信じています。

──小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 視点となっているキャラクターの気持ちになって書くことです。

 例えばキャラクターが怒っている時は、僕も怒っている気分で書きます。

──アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

 ベッドに寝転がっていると、偶に睡魔ではなくアイデアが降ってくることがあります。

 賭けです。

──学生時代に影響を受けた人物・作品は?

 大学時代、創作系の部活に入っていたので、絵や漫画、音楽、ゲームを作っている人が常に周りにいました。

 いい刺激になったと思います。

──今現在注目している作家・作品は?

 現在ではないかもしれませんが「この素晴らしい世界に祝福を!」は本当にハマりました。

 コメディとシリアスを両立している作品が好きです。

 最近は「ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います」もハマっています。

──その他に今熱中しているものはありますか?

 凄い人、変わった人を紹介するテレビ番組が好きです。

 情熱大陸、カンブリア宮殿、サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん、激レアさん、などなど。

 クレイジージャーニーも好きでした。

──最近熱中しているゲームはありますか?

 RPGが好きなので、原神や、日本ファルコムさんの軌跡シリーズをよくプレイします。

 あとはARKやRisk of Rain2です。リングフィットアドベンチャーも三日おきくらいにやってます。

──それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 「魔女学園最強のボクが、実は男だと思うまい」は、これぞラノベ! というドタバタでかっこいい物語になっていると思います。

 是非手に取っていただきたいです!

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