【電撃清アター】愛らしくも懸命な動物たちの姿に癒され、涙する……清水彩香おすすめ映画はコレ

電撃PlayStation
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 皆さんこんにちは! 声優の清水彩香です。

 皆さんは動物と暮らしたことってありますか? 犬や猫やうさぎや鳥、魚や爬虫類系などの比較的小さい子たちから馬などのとても大きな動物を飼われている方もいらっしゃいますよね!

 ちなみに私が最初に飼ったペットはフェレットでした。すごく懐っこくて、可愛くて、賢くて、本当に大好きな子でした。お空に行ってしまったけど、いまでも大事な家族です。そしていま実家では四匹の猫ちゃんたちが私の帰りを待っていてくれます! 帰省すると玄関でお出迎えしてくれる愛しい子たち……ああ帰りたいすぐさま帰りたい肉球の匂い嗅ぎたい……。

 動物って本当に私たち人間に優しさや癒しをくれますよね! でも実際に触れ合う機会がないって方も多いはず。そこで! 今回はPlayStation Videoで配信中の作品を中心に動物と人間の絆を描いた作品をご紹介しちゃいますよ! たくさん癒されちゃってくださいね!

愛らしい子豚の奮闘物語!
●ベイブ(1995年/米)

 ベイブに心奪われた人は数知れない! そのあまりにものかわいさから、この映画の公開後、ミニブタブームを巻き起こしました。

 子豚のベイブはコンテストの景品として、農場主アーサーにもらわれました。その農場にいたのは捻くれ牧羊犬のレックス、そのパートナーで愛情深い牧羊犬フライ、老羊のメイや雄鶏の鳴きまねをするアヒルのフェルディナンドなど個性豊かな動物たち。アーサーはベイブを丸々太らせてから食べようと思っていましたが、そんなことなど思いもよらないベイブは仲間たちに囲まれながらすくすくと成長していきます。そしてとあることがきっかけで牧羊犬ならぬ“牧羊豚”になることになるのです!

 ベイブのその愛らしさといったら! 天真爛漫・純粋無垢なベイブは疑うことを知りません。その姿に心動かされたフライは母親代わりとしてベイブを育てます。この2匹の心温まる姿といったらもう! 羊たちもベイブの礼儀正しさや優しさに心を開いていきます。そしていつしかアーサーとベイブの間にも絆が芽生えていくのです!

 当時の最新CGとアニマトロニクス(ロボット)が駆使された動物たちの感情豊かな表情や仕草が圧巻! 嬉しい、楽しい、悲しい、怒りなど細かな感情も表現されています! 20年以上前の作品っていうのがすごい……。

 しかもこの作品ただ可愛いだけじゃない。動物社会の上下関係やルール、豚というだけでバカにされるなどの偏見、家畜の運命……決して楽ではありません。しかしベイブはそれに抗いながら自ら未来を切り開いていくんです。

 ベイブが教えてくれるたくさんのこと。大人になった今だからこそ是非観てほしい作品です。

実話を元にした感動作!
●ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年/英)

イギリスで1000万部の大ヒットを記録したノンフィクション『ボブという名のストリート・キャット』を映画化!

 青年ジェームズはどん底にいました。プロミュージシャンを目指すも夢破れ、麻薬依存から抜け出せず、家族からも見捨てられて、ホームレスに。ソーシャルワーカーから住居をあてがわれ、更生を誓うジェームズ。そんな時、一匹の猫が部屋に迷い込んできました。その猫こそ、ジェームズの運命を変えていく“ボブ”なのでした。

 この映画に出てくるボブ役の猫ちゃん、ほぼすべてのシーンをタレント猫ちゃんではなく、なんと実際のボブが演じているんです! タイトルにもなっているハイタッチはもちろん、ジェームズの肩に乗ったり、演奏しているギターの上に乗ったり、その愛くるしい姿をこれでもかを見せてくれています!

 そしてなによりジェームズとボブの寄り添う姿が優しくて温かいんです。このままではいけないと足掻きながらも、弱さや孤独に負けそうになるジェームズ。そんな彼にいつも寄り添い、どこに行くにもついていくボブ。ボブと過ごすうちにジェームズは自分と向き合い、弱さを克服していきます。二人だからこそ強くなれるし、壁も乗り越えていける。その姿に勇気をもらえるんですよね。

 現代のイギリス社会で問題になっている貧困や薬物問題もリアルに描き出している今作、かわいいだけではない見応えもたっぷりです。最後のシーンではジェームズ本人もゲスト出演していますよ! 猫好きは必見の映画です!

何度だって生まれ変わっていつか君に会いに行く
●僕のワンダフル・ライフ(2017年/米)

 先に注意しておきますね。この映画、電車とかカフェとか公共の場所で観ると大変なことになるよ……涙と鼻水が止まらなくてものすごいことになるからね(経験談)。

 子犬のベイリーと飼い主イーサンは唯一無二の親友! 固い絆で結ばれ、共に成長していきます。イーサンが悩んだ時も、悲しんだ時も、恋をした時も、いつも傍にはベイリーがいました。そして夢破れてしまった時も……。「イーサンを幸せにしてあげたい、ずっと隣で支えたい」でもベイリーのその願いは志半ばのまま叶いそうにはありませんでした。なぜならベイリーには寿命がきてしまったのです。

 一度目の人生ならぬ“犬生”で寿命を迎えてしまったベイリーはその後何度も生まれ変わります。二度目は警察犬エリーとして警察官の相棒カルロスと最強コンビを組み事件を解決していきます。三度目は孤独な女子大生マヤの飼い犬ティノとして生まれ変わり、彼女の幸せを見守ります。

 それぞれの飼い主との絆が心に迫るんです……! カルロスもマヤも精一杯の愛情を注ぎ、そしてベイリーも二人に最大級の信愛を返します。その姿が……姿がね……もう、もう、もおぉぉっぉぉぉっ(号泣)ペットを飼ったことがある人ならきっとわかってくれるはず……! あの子たちがくれる無償の愛の尊さを……! 涙腺を破壊され、嗚咽を我慢できなくなっちゃうこと必至です!

 次の四度目の犬生で果たしてベイリーはイーサンに再会することができるのか!? ハンカチor箱ティッシュを片手にぜひベイリーの奮闘を見届けてください!

 そして! なんとこの作品の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が9/13(金)に公開されます! 嬉しい、嬉しすぎる! あらすじを読んだだけで泣くので本編もきっと大号泣(一作目未見の方はネタバレも含まれているので、二作目のあらすじ観るときは注意だよっ)

 この作品を観てから今週末は続編を観に行く、なんていかがでしょう! 私ももちろん観に行きますよ! 是非とも劇場へGO!

  • ▲動物とのふれあいは最高の癒やし。外に出られないときは映画で動物成分を補給!?

今回の推し○○

 今回の推しは、『ベイブ』で制作・脚本を務めたこの方!

【ジョージ・ミラー】

 短編映画を数本制作した後、1979年に映画『マッドマックス』で監督・脚本を担当し、長編映画デビュー。後にシリーズ化され、その世界観や設定はその後の数多の作品に影響を与えました。1995年には『ベイブ』、2006年には『ハッピーフィート』など家族向けの作品も手掛けます。

 そうなんです。この御方、ふり幅が尋常じゃなく広い! 荒廃した世界でヒャッハー!な奇抜暴走族が現れる『マッドマックス』から可愛さ愛らしさ爆発の子豚ちゃん『ベイブ』、その他にも実話を元にしたヒューマンドラマ『ロレンツォのオイル/命の詩』やオムニバス映画『トワイライトゾーン/超次元の体験』なども……すごいぜジョージ・ミラー。

 プロデューサー、監督、脚本など多岐に渡る才能で私たちを楽しませてくれるミラー氏。『マッドマックス』シリーズの続編も構想があるとか! 監督の次回作から目が離せませんね!

 今回の電撃清アターはここまで!また次回をお楽しみにー!

 ※電撃清アターは、隔週火曜日更新予定です。

 清水彩香

 AIR AGENCY所属の女性声優。
 好きなものは猫。趣味は映画鑑賞、麻雀。
 代表作は『スカーレッドライダーゼクス』麻黄アキラ、『ハイスクール・フリート』若狭麗緒、『Tokyo 7th シスターズ』臼田スミレなど。

【告知】
 清水彩香とマウスプロモーション所属の中村桜さんによるお酒大好きユニット『清桜』が、音泉さんにて、毎月第一水曜日にラジオ『清桜~ラジオはじめました~』を公開中。なんと、お酒を楽しみながら収録風景が見られちゃう新企画『清桜 収録見学飲み会』の参加者を募集中。現在、コチラで応募受付中なので、音泉プレミアムサポーターになって応募しよう!
 

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