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三国志新作ゲーム『雄才三国』レビュー。交流&育成が融合した独自の育成システムが見どころ!

Ak
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 Damo Network Limitedから配信中の本格戦略シミュレーション『雄才三国~雄才で争う激動の天下~』のレビュー記事をお届けします。


独自性の強い“雄才システム”で武将と交流しながら戦力強化!

 本作は、美麗な3DCGで再現された三国時代の中国を舞台に、天下統一を目指す戦略シミュレーションゲーム。

 いわゆる“村ゲー”に分類されるシミュレーションゲームで、一気に短時間でやり込むというよりも、じっくりと時間をかけて戦力を整えていくのが醍醐味となります。

 序盤こそやれることが多くて戸惑うこともありますが、基本的な導線はシンプルなのでプレイしているうちに慣れるハズ!

 本作最大の特徴となるのが、武将と交流しながら戦力を強化できる“雄才システム”です。

 武将に贈り物を捧げて好感度を上げると“雄才”が解放。さまざまな恩恵を受けることができます。

 雄才はいわゆるスキルにあたるもので、武将によってその効果はさまざま。

 周囲の奇遇(ランダムイベント)を一気に達成できる夏候惇の“一番槍”や、領地の生産力を上げる陳宮の“急成長”など、武将の個性に合わせた雄才を習得可能です。

 贈り物を捧げて好感度を高めていくことで、雄才をさらに強化することも可能。個人的には、序盤のうちは幅広い雄才を鍛えていくほうが戦力強化につながると感じました。

 内政や育成に関わるものはもちろん、なかには召募券(いわゆるガチャチケット)を入手できるなど、ユニークな効果のものも。

 ゲームバランスに関わる重要な雄才を持つ武将は任務報酬などで誰でも獲得できるようになっているので安心です。

 武将の雄才は、1日につき一定数だけ発動可能。クールタイムはあるものの、基本的にはアイテムの消費などなく発動できるので、使用可能なものはどんどん発動させていくといいでしょう。

 武将ごとに異なる雄才を持ち、そのバリエーションは非常に豊か。習得する雄才に迷った場合は、“内政優先”、“軍事優先”、“バランス優先”など、方針を設定することで推奨雄才を選んでくれる機能もあるので親切です。

 なお、武将は基本的に召募(ガチャ)で入手可能ですが、ゲーム中の報酬などで召募券(ガチャチケット)は豊富に入手可能。任務報酬とあわせて、最高レアの武将を1部隊分そろえるのは比較的容易です。

 占拠されていない高レベルの領地を無条件で占拠できる趙雲の“無敗の闘神”や、全軍の戦闘能力を向上させる関羽の“轟く名声”など、高名な武将の雄才はどれも強力!

 どの雄才を解放し、強化していくかが、重要な戦略となっていきますね。プレイヤーごとに選択に差が出るので、育成しがいがあります。

じっくりと戦力を強化していく過程が楽しい!

 雄才システム以外は、戦略シミュレーションゲームとして馴染みやすいシステムを採用。

 武将を強化しながら、領地を獲得しつつ、内政で戦力を整えていくことになります。

 できることや報酬の種類が非常に多く、とくにシミュレーションゲーム初心者は戸惑うことも多いかと思いますが、基本的には官爵任務の達成を目指していけばOK。

 官爵を上げていくことで毎日獲得できる兵力や俸禄(ゲーム内通貨)が増えていくので、育成をスムーズに進行できます。

 本格的に他プレイヤーと戦争しているとき以外は、“奇遇”と呼ばれるランダムイベントを達成し、武将の経験値を稼いでいくのが基本となります。

 奇遇では育成アイテムを入手できるほか、賊軍が攻めてくることもあるので武将の経験値を手軽に獲得できます。

 武将を鍛えたら、領地を獲得して資源獲得量を増やしていきます。獲得は一瞬で、戦力さえ十分ならすぐに領地を増やせます。

 他プレイヤーの占拠している領地も獲得可能ですが、基本的には争いを避けるため、誰も占拠していない領地を獲得していくのがよさそうです。

 時間が経つと周囲の領地が占領されていくため、後続のプレイヤーほど不利になるのでは? とも思ったのですが、その心配は杞憂!

 領地の所持上限が少なく、高レベルの領地を獲得しようと思うと低レベルの領地を破棄しなくてはならないため、少なくとも序盤のうちは領地の獲得で争うことは少なかったです。

 内政システムは比較的オーソドックス。建設時間の短縮アイテムも序盤から豊富なので、ストレスなしでスムーズに建築が楽しめます。

 施設の建築にはリアルに時間経過が必要になるので、それを待ちながらこまめにゲームを覗いて内政をしていく感じですね。比較的資源量は余裕があり、まったりと内政できた印象です。

 奇遇や雄才で武将を育成→領地を獲得→内政で施設を建築・強化というのが主な流れになります。

 また、現在の県城(自分の本拠地)よりも高レベルの県城を占拠し、そちらに本拠を移すことで獲得できる武将の種類を増やすなど、さまざまな恩恵が受けられます。

 官爵任務の達成も同時に狙えるので、戦力が十分に整ったら県城の占拠を目的にするといいでしょう。

 また、高レベルの県城へ本拠地を移すと、仲間にできる武将が増えるなどのメリットもあります。

 なお、他プレイヤーの県城を襲うことで支城にすることも可能。

 襲われたプレイヤーは、現在よりも低レベルの県城へと強制的に本拠地を移されます。

 PvP要素の基本は、この県城の取り合いになりそうですね。もちろん敵対行為なので、襲撃は計画的に行ったほうがよさそうです。

ランダムイベントやミニゲームなど、ほかにも見どころ盛りだくさん!

 そのほか、“千載一遇”という、武将とのランダムイベントが発生することも。

 イベント中に発生する選択肢によっては、ここでも好感度を稼ぐことが可能です。


 千載一遇では思わぬ武将との出会いも。アイテムや好感度稼ぎができるうえに、イベントで武将の個性を掘り下げている点がうれしいポイント。


 また、一部の千載一遇を達成するとミニゲームを遊べることも。

 だんだんめくれていく画像を見て、どの武将かを当てたり、力加減を調整して矢を的に当てたりと、ミニゲームの内容は非常にシンプル。

 報酬もちょっとしたものなので、ノルマのようにもなっていません。徴兵中の待ち時間などに息抜きに遊べる感じですね。

 サービス開始間もない現在でも、期間限定イベントがいくつか開催されました。

 董卓が牛耳る虎牢関を攻めるイベントや、南蛮からの防衛イベントなど、その内容はさまざま。全プレイヤーで協力する連帯感のあるイベントもあって、やりがいがありました。

 本作で当面の目標となるのは、同盟と協力しながら中央を目指すこと。個の力よりも仲間同士の連結が重要になる点は、ほかの戦略シミュレーションゲームと似た部分ですね。

 現状、自分の周囲では大規模な対人戦は発生しませんでしたが、すでにトップクラスの同盟同士では領地を巡って大規模な戦争が発生しているようです。

 『三国志』をテーマにした戦略シミュレーションゲームとして基本を押さえつつ、武将と交流しながら育成ができる、独自の雄才システムが本作ならではの魅力といえると思います。

 『三国志』の武将が好きな人や、じっくり育成を楽しみたい人にオススメの作品です。



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