『ヒプマイ』4thライブ<DAY2>言葉と魂でぶつかり合った熱きバトルステージをレポート!

ガルスタオンライン 、ichico
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 CD、ライブ、12月配信のアプリゲームと社会的にも大きなムーブメントを巻き起こしているラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』。1st、2nd、3rdと着実にライブパフォーマンスをアップさせファンを獲得してきた『ヒプマイ』が、大阪城ホールに殴り込み! 4月に発売されたアルバム曲やデュエット曲など“魅せる”楽曲を多数引っさげ、「Playground」「Battleground」と銘打った内容別の2日間のライブを開催しました。

 本稿では、2日目の「Battleground」をレポート! 見ているだけで会場の雰囲気が感じられるような多数のライブフォトとともに、熱い内容をお伝えしていきます。

【公演概要】
■ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 4th LIVE@オオサカ《Welcome to our Hood》<DAY2>Battleground
■日時:2019年9月8日
■会場:大阪城ホール
■出演:木村昴(山田一郎役)、石谷春貴(山田二郎役)、天﨑滉平(山田三郎役)、浅沼晋太郎(碧棺左馬刻役)、駒田航(入間銃兎役)、神尾晋一郎(毒島メイソン理鶯役)、白井悠介(飴村乱数役)、斉藤壮馬(夢野幻太郎役)、野津山幸宏(有栖川帝統役)、速水奨(神宮寺寂雷役)、木島隆一(伊弉冉一二三役)、伊東健人(観音坂独歩役)
/たかはし智秋(勘解由小路無花果役)、小林ゆう(東方天乙統女役)
■ゲスト出演:餓鬼レンジャー、山嵐

2日目はバトルバトルバトル! ぶち上がり必至のバトル曲ラインアップ!!

 前日の余韻を引きずり、大阪城ホールは開演前からバウンスの波が起こるなど大盛り上がり。山田一郎の開場前アナウンスが流れるとその熱は徐々に高まり、スクリーンに各キャラクターの映像が映し出され12人がステージに揃うと、一気にヒートアップ!

 まずは12人曲“ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-”からスタート! 一番手の一郎役木村さんがお手並み拝見とばかりにトップギアで会場を煽ると、各ディビジョンのクルーたちはそれぞれのハンドサインで自らをアピールします。2番手のターンになるとステージ左右に移動し、観客のすぐそばに! 「アーイ(all right)!」を会場全体でコールしたり、バンバンバンと銃を撃つポーズを合わせたりと、その一体感はすでにMAX!!





 2曲目はライブに先駆け配信されたアプリゲームの主題歌“ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-”を初披露。音数の多いリリックを互いに叩きつけるように紡ぎ合うキャスト陣。飛び散る火花とプライドが、まるで見えるよう。その言霊の応酬に、会場も食らいついていきます。


 そんなバチバチな雰囲気を蹴散らしたのは、【Buster Bros!!!】の3人。ラジオ番組風に進む“おはようイケブクロ”で、バスブロのキュートさを全面に押し出します。元楽曲にはないやり取りも織り交ぜ、コミカルなバスブロ全開! 『一兄の“俺こんなこと言わねーよ!”』のコーナーでは、「緊張してお腹痛い」「イチローだお☆」「二郎三郎、大阪のみんな、愛してるぜ」とライブならではの一兄を見せてくれました。最後は「おおきに!」で締め!!



 そんなバスブロが“IKEBUKURO WEST GAME PARK”では、大阪城ホールを池袋西口公園に変えてしまいます。3人がサイファーを始めると、ハンドクラップで応える客席。細かいコルレスもバッチリで、そこはまさに西口公園! 木村さんのヒューマンビートボックスも冴え渡り、会場全体が笑顔&笑顔。『ヒプマイ』の盛り上げ大臣【Buster Bros!!!】が会場の熱を引き上げ整えます。

 そこをさらにぶち壊したのが【Fling Posse】。会場後方に設置されたステージに3人が現れると、流れてきたのは“Stella”のイントロと幻太郎の小説を読むようなリリック。王様を演じる帝統役の野津山さん、盗賊を演じる幻太郎役の斉藤さん、そして科学者を演じる乱数役の白井さん。3人は劇中劇のような雰囲気で、それぞれの役で言葉を紡いでいきます。

 特に、長きに渡り星に1人取り残された科学者を演じる白井さんは、終始うつむき加減。そんな科学者の背を押すように、言葉で引き上げる王様と盗賊。彼らの物語に、ぐっと引き込まれます。

 続く“Shibuya Marble Texture -PCCS-”ではいつものにぎやかな3人を演出。付かず離れずの関係性を、表情やパフォーマンスで魅せていきます。毎回ライブでは自撮りにチャレンジする乱数ですが、今回はスマホを忘れたとのことで、収録カメラに向かってポッセのハンドサインで決めポーズ☆

 7曲目は【Buster Bros!!!】と【MAD TRIGGER CREW】のバトル曲“WAR WAR WAR”。3対3で向かい合う両者はすでに臨戦態勢。曲が始まると同時に、二郎vs銃兎、そして三郎vs理鶯のバトルが繰り広げられていきます。2組のバトルはまるで言葉による殴り合い……!! とにかく近距離で威嚇しまくり、煽りまくり!! 銃兎役の駒田さんが二郎役の石谷さんにタバコの煙を吹きかければ、額を突き合わせどちらもまったく引かない三郎役の天﨑さんと理鶯役の神尾さん。そんな2組に反し、リーダーである木村さんと左馬刻役の浅沼さんは互いのラップを意に介しません。三者三様のバトルっぷりが光る1曲でした。




ギャップの応酬! 麻天狼とMAD TRIGGER CREWの二面性をフィーチャー!

 ここで、ゲスト1組目の餓鬼レンジャーさんが登場。コミカルなリリックと“タコ神様”の圧倒的パフォーマンスで、会場を“餓鬼レンジャーワールド”に引きずり込むメンバー。笑いとともに、ヒップホップの数多くある一面を見せてくれたステージとなりました。



 そんな和やかな雰囲気を牽引したのは【麻天狼】。3人の休日を描いた“パピヨン”では、釣りに行く風景をかわいらしく表現。海で遊ぶ3人のわちゃわちゃやり取りがかわいくて、観客全員にっこり♪

 そこから急激な変化を見せるのもまた【麻天狼】。2曲目の“Shinjuku Style ~笑わすな~”では、殺傷力の高いもう1つの面を持つ麻天狼が降臨し、昼と夜で違う顔を見せるシンジュクのようなギャップを表現します。ステージには炎が揺らめき、独歩のシャウトもキレッキレ! シンジュクNo.1プレイヤーである一二三が煽りパフォーマンスを見せれば、寂雷が貫禄のフロウで場を締めます。


 続くディビジョンはヨコハマ。【MAD TRIGGER CREW】が後方ステージに現れると客席からは悲鳴が! オシャレな1曲“Yokohama Walker”では、なんと全員サングラス姿で威圧的に客席を見下ろします。いつものように咥えタバコの浅沼さんと、身振り手振りも最小限に留め“静”のMTCを見せつける駒田さん&神尾さん。曲終わりに「悪くねえじゃねえか」と左馬刻ボイスで投げかけると、客席からは再度悲鳴が……!!


 “シノギ”は、MTCのある種の“怖さ”を表現。ねちっこく、どこまでも追い詰め、沼に引きずり込むようなリリック、そして耳について離れない理鶯の「ハマにハマれ」ボイス。静ではありつつも、息をするのが苦しくなるようなMTCならではのパフォーマンスに客席はため息をつきます。



ゲストも交え、ここでしか聴けない超貴重なコラボレーション!

 ここでライブは折り返し。【Buster Bros!!!】の面々が登場し、DJ U-ICHI(HOME MADE 家族)と“おはようイケブクロ”のリミックスで後半戦へ向けて会場を再度温めます。スクラッチプレイとバスブロとのコルレスが楽しい!

 3人が温めた会場に登場したのは【Fling Posse】と【麻天狼】。“BATTLE BATTLE BATTLE”でバチバチにぶつかり合います。煽りまくるポッセとそれを受け止める麻天狼という構図は、ディビジョンごとの特色が現れており、興奮と同時に心踊るバトル。幻太郎役・斉藤さんと一二三役・木島さんの水面下で拳をめり込ませるような言葉の交わし合いは、何度見てもドキドキです。








 続く曲は【麻天狼】vs【MAD TRIGGER CREW】のバトル曲“DEATH RESPECT”。ここで嬉しいサプライズが! 楽曲を提供してくれたゲストの山嵐さんが、生バンドでこれをサポートしてくれることに!! なんとも豪華な、この日限りのコラボレーション。客席は割れんばかりの歓声に包まれます。ギターとドラムの爆音。そこに乗せる、6人の魂を込めたラップ。ステージには炎が飛び、リリックでの殴り合いが繰り広げられます。最終決戦に相応しい魂の削り合い、相手を沈めんとする気迫。絡み合う髑髏と狼。すべての要素が集約したステージに、息を飲むのも忘れます。










 その激しさを引き継ぎ、山嵐さんが圧巻のパフォーマンスで2曲を披露。赤黒く染まるステージに、魂が震えるサウンド。その音に、会場も自然とヘッドバンキング! 拳はもちろん突き上げたまま! 


 続いて【麻天狼】がチャンピオン楽曲“The Champion”が披露します。跳ねるような木島さんのフロウを、低音で支える速水さんと伊東さん。構え、受け止め、飲みこむ、麻天狼らしさが存分に表現されており、ナンバー1を意味する人差し指を天に向かって指す3人に、王者としての風格を感じました。




 ディビジョンバトルの区切りを示すチャンピオン楽曲を終えると、センターステージには全ディビジョンが集結。さまざまなお知らせとともに、ディビジョンリーダーからライブの感想が語られました。浅沼さんからは「12人揃って本当に嬉しい。山嵐さんバックの“DEATH RESPECT”も熱かった」という言葉が。木村さんは「山嵐さんのライブは火力(ステージの特効)がすごかった。あれはもうバーベキューですよ」と笑いを誘います。

 白井さんは後方ステージが高い位置にあったため、「すっごい高かった! 天空の『Stella』だった」と言うと野津山さんが「今日は綺麗な星(会場のリングライト)がたくさんあったから、これが『Stella』だったよなー」返し、そんな野津山さんに斉藤さんが「あなた意外とロマンチストですね」とツッコむなど、まるで本物のポッセのようなやり取りを繰り広げる場面も。

 ここで披露するのは、12人曲“Hoodstar”! ブクロから始まり、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクと、言葉の軌跡をつなげて縫い合わせ1つにしていきます。願いを叶えてやるぜ、という言葉通り、1つ1つを積み上げ『ヒプマイ』を愛するファンをつなぎ合わせ、大阪城ホールという大きな会場に連れてきてくれた12人。これからも、彼らはきっともっと大きな夢を見せてくれる……そんな熱い想いを抱かせてくれたパフォーマンスとなりました。「その目その耳で確かめな」と振りを合わせる12人の姿にも、バトルを乗り越え純粋にラップミュージックを楽しもうとする者同士の絆を感じ涙。


 そんな感動のステージのあとには、衝撃の発表が! 勘解由小路無花果役のたかはし智秋さんと東方天乙統女役の小林ゆうさんが後方ステージに登場し、1日目で発表された新ディビジョン“オオサカディビジョン”【どついたれ本舗】に続き、“ナゴヤディビジョン”が参戦することが告げられました。その名も【Bad Ass Temple】! 

 さらに、メンバーである波羅夷空却<はらいくうこう>(声優:葉山翔太)、四十物十四<あいものじゅうし>(榊原優希)、天国獄<あまぐにひとや>(声優:竹内栄治)の3人がステージ上に登場。しかし強敵感あふれる3人を前にするも、12人は動じません。彼らとどんなバトルが繰り広げられるのか、今から楽しみ!


 重大発表を終えると、ここでラストの1曲へ! ゲストを含めた全員で歌う“ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- SP Ver.”です。バトル曲をメインにした内容ではありましたが、ただぶつかるだけではなく、そこにある本気や情熱、そして会場を楽しませようとするキャスト陣そしてゲストのみなさんの心意気が感じられるライブに、観客のみなさんの顔には笑顔が浮かびます。




 本気と楽しいが詰まりまくった極上のエンターテインメント空間はここで終演。最後は恒例となった「ラップって?」「たのCー!!」というコルレスで締めとなりました。終演後には特報として、来年3月28日、29日の2Daysでの5thライブの開催が伝えられることに(会場:メットライフドーム)。ますます発展を続ける『ヒプマイ』が、次にどんな驚きを届けてくれるのか、楽しみで仕方ありません。今後も本気と笑顔の絶えないプロジェクトであることを願って!

セットリスト

M01:ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-/Division All Stars
M02:ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-/Division All Stars
M03:おはようイケブクロ/Buster Bros!!!
M04:IKEBUKURO WEST GAME PARK/Buster Bros!!!
M05:Stella/Fling Posse
M06:Shibuya Marble Texture -PCCS-/Fling Posse
M07:WAR WAR WAR/Buster Bros!!! & MAD TRIGGER CREW
M08:TACO DANCE/-Guest①- 餓鬼レンジャー
M09:ちょっとだけバカ/-Guest①- 餓鬼レンジャー
M10:パピヨン/麻天狼
M11:Shinjuku Style ~笑わすな~/麻天狼
M12:Yokohama Walker/MAD TRIGGER CREW
M13:シノギ(Dead Pools)/MAD TRIGGER CREW
M14:BATTLE BATTLE BATTLE/Fling Posse & 麻天狼
M15:DEATH RESPECT/麻天狼 & MAD TRIGGER CREW & 山嵐
M16:Rock’n’ Roll Monster/-Guest②- 山嵐
M17:BOXER'S ROAD/-Guest②- 山嵐
M18:The Champion/麻天狼
M19:Hoodstar/Division All Stars
M20:ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- SP Ver./Division All Stars & Guest

PHOTO:田浦ボン/キシノユイ/渡辺慎一
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