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“推し”を見つけたらもう退けない。業の深いキャラを好きになりがちな女性ライターが『テイルズ オブ ルミナリア』を遊んだら…

江波戸るく
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 バンダイムコエンターテインメントより配信中のアプリ『テイルズ オブ ルミナリア』。21人の主人公が登場し、さまざまな視点から物語が楽しめる本作をプレイしたところ、“推し”を見つけてしまったライターによるレビュー記事をお届けします。

※以下には、リュシアン・デュフォールep.1“智慧の刃は密やかに”の内容を含みます。

「あ、このキャラちょっと気になる」=深淵への入り口

 『テイルズ オブ』シリーズは15年ほど前から遊び始めており、イベント“テイルズ オブ フェスティバル”にもほぼ毎年現地参加をしていた筆者。そこで改めてオープニングを見て「気になるなあ」と感じていた作品が『テイルズ オブ ルミナリア』でした。3画面同時に流されていましたが、格好良かったですよね。

 本作は、シリーズでは初の起用となる佐伯俊氏によるキャラクターデザインや、21人の主人公がいる点など斬新な部分も多く、新たな挑戦が詰まっています。

  • ▲最初に開放されているレオのエピソードをある程度進めれば、ほかのエピソードがすべて開放。気になるキャラクターがいれば、早めに物語が遊べる親切設計です。

 連邦、帝国、冒険者からなる、個性豊かな21人の主人公たちが織りなす物語。「このキャラいいな」「こっちのキャラもかわいい」という感じで、全員まんべんなく好きになるような予感がしつつ、エピソードを少しずつ読み進めておりました。

 ……否、気づいていないふりをしていたのかもしれません。明らかに1人、キャラクターデザインの時点で自分の好みの範囲に引っかかるキャラクターがいたのですが、なんとなく“踏み入ったら戻れない”空気が漂っていたのです。

 その時点では個別のエピソードが実装されておらず、ほかのキャラクターのエピソードで姿を見られるくらいでした(ガッツリ関わっているものもありましたが)。なので「気になる」というレベルに留まっていたのですが……エピソード配信、からのアニメ視聴を経て“推し”認定せざるを得なくなってしまいました。

 近寄ったら危険だと察しつつも、見事に落とされる自分の“チョロ甘”さには思わず溜息が出てしまいますが、これは仕方ないのではないでしょうか。

 描かれ方がずるいんですよ、彼。

「このキャラ、好きだなあ」=退路の消失

 イーディス騎士学校ではレオたちの先輩であり、精鋭特殊選抜クラス“ブレイズ”の筆頭を務める青年、リュシアン。何人かのキャラクターエピソードにも登場していますが、どこか底知れない部分があるものの、公式サイトには“筆頭としての威厳はあまりない”と書かれているような人物です。

こちらの連載記事でも彼のことが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 実際、キャラクターデザインからも伝わる“実力者でありつつも穏やかで、優しげな雰囲気”が印象的なキャラクター……でした(過去形にしている理由は後ほど)。

 確かな剣の腕前を持ち、聡明で機転も利くリュシアンは、若いながらも多くの任務をこなしてきました。筆頭という立場ゆえに、自ら作戦を立案することもあるようです。

 そんな彼と同級生であるマクシム曰く、そういった時のリュシアンは時折“ある顔”をしており、その顔を指すのにうってつけの言葉がある、とのこと。それが……。

 マクシム、一切遠慮ナシ。プレイヤーもエピソードの最後でその“悪党”顔を見ることができますが、確かに……と感じました。彼の言葉を借りる形となりますが、そんな顔もできるんだな、というのが素直な感想です。

  • ▲“悪党”と言われたことを気にしているようでしたが、ヴァネッサにはこんなことを言う場面も。意外と茶目っ気もあるようです。彼女とのやり取りは見ていて面白いですね。

 強いギャップを持つキャラクターがクリティカルヒットすることが多い筆者。普段穏やかだけど実は強い、という時点で効きすぎて困るレベルなのですが、この“悪党”という要素でトドメを刺された気がしてなりません。(良い意味で)反則ではないでしょうか。

 また、1月21日に配信されたばかりのアニメ『テイルズ オブ ルミナリア The Fateful Crossroad』でも、エピソードが刺さったところにイイ感じに追撃をしてきました。

 リュシアンが登場するのは後編ですが、活躍は十分すぎるほどです。その詳細はぜひアニメを見て確認してもらいたいので、ここでは詳しくは触れませんが、いいところを持って行きすぎです、筆頭。

  • ▲筆者は参加賞目当てで少しだけやりましたが、推しイベでのボーダーがとんでもないことになっていましたね……。お魚(※源獣です)がたくさん捌かれたようです。

「強い推しが見たい」=モチベーション

 ここまで来てしまうと、あとは沈没するだけなのではないでしょうか。同時に「強くしたいなあ」という感情も生まれます。

 幸い、エピソードが配信されたばかりの彼はピックアップガチャが開催されていました。星4の装備品でももちろん戦うことはできますが、行くしかない……!

  • ▲ピックアップされていた長剣“ブレイズ専用礼長剣”をどうにか獲得。そこそこ集めていた石は綺麗にすべて消えましたが、悔いはありません。

 期間限定で配布されている“旅の始まり応援セット”のおかげで、衣装はチケットと引き換える形で入手することができました。誰の衣装に使用するか迷っていたので、期限切れになる前にきっかけを得られてよかったです。

▲星5衣装の秘奥義には、エンブリオを発動させる演出が挿入。長すぎず、短すぎずで、ちょうどいい尺です。

※ちなみにこちらの“旅の始まり応援セット”ですが、2月9日の15時59分まで受け取ることが可能となっています。星5衣装交換チケットと回復アイテムのエリクシールが貰えるお得なセットなので、本作が気になっている方は始めるなら今です!

 戦闘力にはユール連邦の仲間の強さもボーナスとして入るため、彼のみならず、ほかの面々も少しずつ強くしていきたいところですね。

 リュシアンは個人年表では先の部分にやや不穏さが漂っていますが、その先の部分が描かれたアニメでは比較的元気そうに見えたので大丈夫……だと信じて、本作を追いたいと思います!


江波戸るく:永遠に新米のライター兼編集者。業が深いと判断したキャラクターを“海溝”と定めて沈むことに生きがいを見いだす。


©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
キャラクターデザイン/佐伯俊

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