真の敵は兵器じゃなくて税金…!? STG『溶鉄のマルフーシャ』を23歳OLが遊んでみた【電撃インディー#188】
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- 真仲舞衣
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Twitter(@Dol_takukosu)にて連載中の、mot先生が執筆する電撃オンライン漫画『宅レイヤーの週末』の主人公・真仲舞衣による、PC(Steam)で配信中の簡単操作ハイテンポSTG『溶鉄のマルフーシャ』のレビューをお届けします。
ゲームの中でまで税金に苦しめられるなんて……!
どうも。23歳、独り暮らし、趣味は宅コスとインディーゲームの真仲舞衣だよ。
今回は2.5Dのかわいいグラフィックに惹かれて遊んだ『溶鉄のマルフーシャ』について記事を書くことになったよ。普段あんまり文章は書かないんだけど、すごくおもしろくて、いろんな人に遊んでみて欲しいと思ったから紹介するね。
遊んでみてビックリしたけど、このゲーム、めちゃくちゃハードな設定なんだよね。舞台は隣国と戦争中の国で、主人公のマルフーシャはパン屋だったけど、兵員不足で徴兵されることになっちゃうんだ。
仲間にしたキャラクターによってエンディングが違うんだけど、ハッピーエンドがなくて、どれも悲しいエンディング……。でも、女の子が不幸になる作品が好きな人はやってみるといいよ。きっとそういう人もいるよね、ふふふ。
ゲームが進むとマルフーシャの給料がアップするんだけど、税金や保険でめちゃくちゃ天引きされちゃう。税金はどんどん厳しくなっていくから、出世して給料が上がっても生活が楽にならないんだ。うぅ……。なんで、ゲームでもこんなに世知辛い思いをしないといけないんだ。税金ってなんでこんなに高いんだろう……。この怒りは敵にぶつけるしかない!
システム部分は単純な操作になっていて、すぐに慣れることができたよ。画面左の扉をめがけて敵がやってくるから、キーボードで左右に移動してマウスで狙いをつけて撃つだけ。簡単だね。
ゲームのテンポもいいから遊んでいて爽快なんだよね。銃火器の発砲音とか敵に当たったときのエフェクトとかも気持ちよく感じるように作られているっぽい。いいストレス解消になるんだ、これが。
戦闘が終わったあと、支給された給料でカードを買ってステータスを強化したり仲間を加えたりできるよ。配られるカードはランダムだから運も関係してくるよ。欲しいカードが来たのにお金が足りなくて買えないことも多い……。
武器はマシンガンだったりショットガン、あとはグレネードランチャーなんかがあったりして、それぞれ使い勝手が違って楽しいね。
あと、使うと無くなっちゃうアイテムもあるんだけど、7方向に攻撃するワイドショットとか回転ノコギリで相手を切り刻むバズソーショットとかどれも強力! ここぞというときに使って逆転できるとうれしいんだよねー。
仲間は最大1人だけど、自動で戦ってくれるから加えるとめちゃくちゃ強いよ。戦闘中のセリフや自室でくつろいでいる姿もそれぞれ個性的だから見てみてほしいね。
ちなみに私が好きなのは上司のライカかな。ポンコツなところが愛おしい。マルフーシャにゲームシステムを説明するために、わざわざ説明パネルを自作してぶら下げたりするんだよね。このシーン、ちょっとコスプレしてみたいかも……。
ストーリーはネタバレしないけど、最初に言ったとおりかなりハードだね。前に掲載されていた電撃オンラインのインタビューには「たとえ傷跡でもよいので遊んでいただいた方に強く記憶に残る内容にしたかった」って語られてたね。……めっちゃ心に傷跡、残ったよ。エグいぐらいにね!
心は痛くなるけど、ぜひ、ぜんぶのエンディングを見てみてほしいね。私の心だけ痛くなって悲しいから、これを読んでいる人たちも道連れにしたい――と、いうのは冗談。儚いストーリーは印象に残るから、身構えずに遊んでみてほしいな。
あと、メインモードのほかにチャレンジモードっていうのがあるんだけど、このモードだとマルフーシャだけじゃなくてほかのキャラクターも使えるんだ。
性能に違いがあるから、いろいろなキャラクターを試してみたくなるんだよね。おかげで寝不足……。オンラインランキングもあるからみんなにも挑戦してみてほしいね。
まだまだ紹介したいことがあるから、もしかしたらそのうち、もう1本記事が書けるかも。
それじゃ、またね。
真仲舞衣:宅コスとゲームが趣味の23歳、独り暮らしのごく普通のOL。とくにインディーゲームが好物。
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