話題のデジタルカードゲーム『ゼノンザード』を遊んでみた。カードゲーや電撃文庫のファン必読のレビュー

電撃オンライン
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 バンダイの手がけるスマートフォン向けAI×デジタルカードゲーム『ゼノンザード』が9月10日より配信開始となります。

 “AIカードダス”シリーズの第1弾と銘打たれた本作は、トレーディングカードゲーム『バトルスピリッツ』を制作したバンダイと、電撃文庫の大ヒット作『ソードアート・オンライン』を世に送り出した三木一馬氏、『ブギーポップ』シリーズの著者・上遠野浩平先生、そして将棋の“電王戦”でも話題になった将棋AI“Ponanza(ポナンザ)”を開発したHEROZが強力なタッグを組んで配信する、この秋注目のプロジェクトです。

 本記事では、先行プレイを通じて感じたデジタルカードゲーム『ゼノンザード』の魅力を紹介していきたいと思います。

 また、9月10日20:00から『ゼノンザード』公式YouTubeチャンネルで放送される特別番組やアニメ第0話の情報、キャンペーン情報なども詳しく紹介していきます。


注目の本作――ポイントはAI!

 『ゼノンザード』の魅力は大きく分けて2つあります。1つは“AIによって既存のデジタルカードゲームの問題点を取り除いた(あるいは取り除こうとしている)新機軸のゲームであること”、もう1つが“AIをテーマにしたエンターテインメントコンテンツであること”です。

 本作をプレイしていて、この2つのポイントをとても強く感じました。前者はデジタル、アナログを問わず、すでに何らかのカードゲームを遊んでいる方々に推したいポイントで、後者は今はカードゲームには興味がないけれど『ソードアート・オンライン』や『ブギーポップ』シリーズが好きな方々に、ぜひ触れていただきたいポイントです。

 これから、それぞれのポイントについて順番に紹介していきます。

 基本的なゲームシステムについては、その後に説明します。カードゲームとしての『ゼノンザード』のルールは非常にシンプルなので、たとえカードゲームをやったことがなくても問題ありません。詳しくは後述しますが、AIによる手厚いサポートもあります。

 それよりも、まずは『ゼノンザード』の最大のポイントであるAIについて、お話ししていきたいと思います。

カードゲームにAIが加わって何が変わるのか?

 正直に言ってプレイする前は、AIと言っても“それってつまり、強くて歯ごたえのある敵ってだけのことでしょ?”と考えていました。しかし、プレイを始めてすぐに、その考えは消え去りました。

 本作のランクマッチは“クロスバトル”システムになっており、自分とパートナーのAIの2人で、タッグを組んで戦います。対戦では自分は相手のAIと戦い、パートナーのAIが相手プレイヤーと戦います。自分の使っているデッキと同じものをAIも使います。

 対戦中はカードを使用する、相手を攻撃するといった各種タイミングでAIにアドバイスをもらうことができます。

 プレイヤーの相手がAIである点には、以下のようなゲーム上のメリットがあります。

・対戦相手がAIであるため思考時間がほとんどなく、非常にスムーズにゲームが進行する。

・逆に自分はじっくり時間をかけて考えてプレイしても問題ない。

・煽りエモートなどの不快な行為にわずらわされない。

 簡単に言えば『ゼノンザード』の対戦は非常にストレスフリーなのです。“そんなもの、どれも大したことないじゃないか”と思われるかもしれませんが、何百試合、何千試合とプレイをする中で、こういったストレスと無縁でいられるのは決して小さくないメリットです。

 “AIに勝ったとしても、それはCPUを相手に壁打ちをしているような虚しいものじゃないの?”という指摘もあると思います。これは人によって差はあるかもしれませんが、個人的には通常の対人戦と同じ勝利の喜びがあり、敗北の悔しさがありました。

 『ゼノンザード』のAIは“ただやられるために存在するCPU”ではなく、かなり強いです。この点では、プレイ前の“歯ごたえのある敵”という認識は間違っていませんでした。

 カードゲームをやったことのある人向けの表現になりますが、本作のAIはリソースがあるからといって無駄に場を埋めてしまうこともありませんし、こちらがコンバットトリックを構えているのを見越して見た目のパワーでは勝っているのに攻撃してこないということもあります。正直「実は人がプレイしているんだよ」と言われてもわからないレベルだと感じました。

 次に“自分の隣にパートナーのAIがいること”のメリットについてお話しします。これはもう単純で、友だちと一緒にワイワイやるゲームって楽しいよね、ということです。

 例えば初手を引いた時、後ろで見ている友だちに「これマリガン(引き直し)かな?」と聞いたり、重要な局面で「どっちからプレイするべき?」とたずねて意見をもらうことは、アナログのカードゲームを遊んでいるシーンでは珍しくないでしょう。『ゼノンザード』では同じことができるのです。

 そして、これはただ単に話しかければ反応する存在がいる、というだけのことではありません。

 例えば、ものすごくカードゲームが上手い人は、パートナーのAIの答えを聞いて“当然そうだよね”と自分の理論の正しさを再確認できるでしょう。

 普通のプレイヤーもほとんどAIと同じ答えになると思いますが、もしかしたら“そういう視点もあるのか”といった発見があるかもしれません。

 そして、カードゲームに不慣れなプレイヤーは、AIの指示に従ってプレイしていれば、ひとまず正着手を打ってゲームを進めていくことができるのです。

 自分を補佐するシステムか、同じレベルの目線を持つ仲間か、自分を導く師匠のような存在か。プレイヤーのカードゲーム習熟度によってAIの立ち位置は変わりますが、それぞれのレベルのプレイヤーにとって、ゲームを楽しむために“もっともいてほしい存在”が『ゼノンザード』にはいつでもいてくれるのです。

 AIの導入により、『ゼノンザード』はストレスフリーな対戦を実現し、また一緒に取り組む仲間をプレイヤーに提供してくれているのです。

 まだ配信が始まったわけではないので、実際の対戦環境におけるゲームバランスや課金体系などについてはわかってはいません。

 しかし、既存のカードゲームを遊んでいるプレイヤーにとっては間違いなく新しいカードゲーム体験になると思いますし、また不慣れなプレイヤーであっても、カードゲームあるいはクリエイターとしてかかわっている三木氏や上遠野先生の創り出すコンテンツに興味があれば、ぜひ遊んでみてほしいタイトルです。

プレイヤーとAI、取り巻く世界観

 カードゲームにAIを導入することによるさまざまなメリットについてお話ししましたが、次は『ゼノンザード』のビジュアルや世界観などを紹介します。

 本作には『ソードアート・オンライン』を手がけた三木氏や、『ブギーポップは笑わない』以降20年近くにわたって作品を発表し続けている上遠野先生が携わっています。これらのクリエイター陣が生み出すキャラクターやストーリーも『ゼノンザード』の大きな魅力です。

 なお、本作の世界観についてはショートムービーをご確認ください。

 そして『ゼノンザード THE ANIMATION』の制作も進められており、第0話は9月10日20:45より、公式YouTubeチャンネルでプレミア配信されます。

 さらに、本アニメは、TOKYO MX、BS11でも9月13日に放送されます。放送スケジュールはアニメ公式サイトなどをチェックしてください。

 それではまず、本作に登場し、プレイヤーのパートナーとなるAIたちを紹介しましょう。ゲーム中ではプレイヤーは“コンコード”、AIたちは“コードマン”と呼ばれています。

 各コードマンの紹介ムービーは下記の動画でチェックしてみてください。

 プレイヤーは“ザ・ゼノン”という『ゼノンザード』の大会に招待され、コードマンとともに大会を勝ち抜くべくバトルを進めていく……というのが本作の導入です。プレイヤーはゲーム開始時にこの16人のコードマンから自分のパートナーを決めることになります。

 16人も候補がいると迷ってしまいそうですが、性格診断のようなフローチャートが用意されており、回答することで自分と各AIの相性度がわかります。その相性をもとにパートナーを選んでもいいですし、見た目や声優さんで選んでもいいでしょう。

 ちなみにバディにできるコードマンはアイテムを使うことで、後から追加することもできますが、またそのAIは1から育てることになるので、パートナー選びは慎重に行いましょう。

 私はフローチャートの結果、建築家AIのレヴィル・デヴィラを選びました。せっかくなので、彼女を少し紹介してみましょう。

 レヴィルは何らかの思惑を持って“ザ・ゼノン”を勝ち抜くことを目指しているAIです。性格は冷静なのですが、気性はバーサーカーよりで口を開けば「壊す、壊す」と言ってきます。プレイヤーに対しても興味がないのか、つっけんどんな態度をとってきて、ゲームを立ち上げると「なんだ?」、ホーム画面でAIにタッチすると「壊すぞ?」、「帰れ」と非常に冷淡です。

 ぶっきらぼうな態度ですが、対戦中はアドバイスを求めればしっかり答えてくれます。初手を引き直すたびに「これはダメだな」と投げやりな発言をするのに、負けそうになると「まだあきらめるな……!」と鼓舞してくれることも。なかなかかわいいところもあります。

 ぜいたくを言うなら、アドバイスを聞いた上でそれをこちらが無視した場合にも、なんらか特別な反応が欲しかったですね。

 AIとコミュニケーションをとりながらゲームを進めていく感覚、これが思った以上に楽しい体験でした。それほどセリフにバリエーションがあるわけではないのですが“一緒にプレイしている感”はしっかりと味わえます。

 プレイしていくうちに自然と愛着がわくので、コードマンとのストーリーがどう進行していくのかは今はまだわかりませんが、今後の展開が非常に楽しみになりました。レヴィルは二重人格らしく、ラヴィルという男性の人格も持っているそうなので、この2人の人格がストーリーやバトルとどう絡んでいくのか、非常に楽しみです。

カードゲームとしての『ゼノンザード』の魅力! ~ゲームシステム編~

 『ゼノンザード』の骨子となるAIとビジュアル、そしてゲームシステムについて紹介します。

 『ゼノンザード』はフィールド・ミニオン、ベース・ミニオン、マジックの3種のカードを使って40枚のデッキを構築して(同一カードは基本3枚までで)対戦するゲームです。ミニオンのアタックによって、最大12ある相手のライフを先に0にしたほうが勝利となります。

 これがゲームを行う盤面です。盤面にはベースとフィールドがあり、ベースに置かれたカードは毎ターン、カードのコストを支払うために使える“マナ”を生み出します。

 ベースにあるマナを使ってミニオンを召喚したり、マジックを発動したりして戦線を構築していきます。フィールドのミニオンをベースに移動させてマナにする他、逆にベースからミニオンを戦力としてフィールドに出すことも可能です。マナの管理はプレイヤーの腕が出る部分ですね。

 フィールドにいるミニオンは、相手プレイヤー、もしくは相手プレイヤーの“フォース”にアタックできます。相手プレイヤーの両脇に浮いているのがフォースです。フォースは“自分のターンの間ミニオンを強化する”、“マジックのコストを減らす”などの能力を持っていて、破壊されるまで、その能力を発揮し続けます。

 フォースはデッキを構築する時に選択します。フォースにはそれぞれライフが設定されており、フォース2つ分のライフがプレイヤーのライフである12から引かれた状態で対戦がスタートします。

 つまり、ライフ2のフォースとライフ3のフォースを1つずつ選べば初期ライフは7に、ライフ3のフォースを2つ選べば初期ライフは6になります。効果の強力なフォースを選ぶのか、それともライフを高く保つのかはプレイヤーの選択次第となります。

 続いて各種カードの特徴を見ていきましょう。まずはベース・ミニオンとフィールド・ミニオンです。

 左がベース・ミニオン、右がフィールド・ミニオンです。ベース・ミニオンはカードの下地が白くなっているのが特徴です。

 ミニオンには各種能力に加えて、ミニオン同士の戦闘の勝敗を決めるBPと相手プレイヤーやフォースにダメージを与える際に参照するDPという2つの数値が設定されています。これらはカードの右下に表記され、“デメテーの村娘”はBP300/DP1、“「導きの竜姫」ダイアナ”はBP400/DP1のミニオンになります。

 カードの左上に書かれているのがそのカードを召喚するためのコストです。“「導きの竜姫」ダイアナ”のコストは3です。また、その下に3つの丸があり、そのうち1つが赤くなってます。これは“コスト3のうち、1つを赤のマナで支払う”ことを指します。

 コストの比較をするために、他のカードも見てみましょう。

 左の“「快楽の奇術師」アズール”は5コストですが、そのすべてのコストを青のマナで支払わなくてはなりません。右の“「死霊の子爵」オッドアイ”は7コストのうち3つを紫のマナで支払えばいいわけですね。

 逆にベース・ミニオンである“デメテーの村娘”にはコストがありません。ベース・ミニオンはコストを払ってフィールドに出すのではなく、まずは手札からベースに配置して各色のマナとして運用します(逆に、フィールド・ミニオンを手札からベースに配置することもできません)。対AI戦では、手札にベース・ミニオンがない場合は自動的に無色のマナがベースに配置されます。

 続いてはマジックカードです。

 マジックカードは戦闘を有利に進めるためのサポートをしてくれるカードです。【メイン】と書かれているものは自分のターンのメインフェイズに、【フラッシュ】と書いてあるものはミニオンの戦闘に際して挟まれるフラッシュタイミングに使えます。

 デジタルカードゲームの多くは相手ターン中ほとんど行動できませんが、『ゼノンザード』にはフラッシュタイミングがあるため、マジックで攻撃してきたミニオンを除去したり、あるいは特殊な能力を持ったミニオンを相手ターンに召喚したりすることができます。これは『ゼノンザード』の大きな特徴の1つであるといえるでしょう。

 ここまでをまとめると、

・使うカードはベース・ミニオン、フィールド・ミニオン、マジックの3種類。

・ベース・ミニオンはカードを使うための色マナを供給する役目を持つ。

・フィールド・ミニオンはマナを使って召喚され、攻防に活躍するゲームの要。

・マジックは戦況を有利にするための支援。相手ターンに使えるものも!

・各種カードを使って相手のライフを0にすれば勝利!

 となります。

カードゲームとしての『ゼノンザード』の魅力! ~各色の注目カード編~

 『ゼノンザード』には赤/黄/紫/緑/青/白の6色と、無色の計7色があります。ここでは各色の特徴と代表的なカードを見ていきましょう。

赤:炎の国“アグマ”(特徴:高い展開力でアグレッシブに攻める)

 “アグマ”のポイントは展開力です。『ゼノンザード』ではプレイヤーのライフがだいたい6~8くらいになりますが、アグマはカード1枚からDPを持つミニオンを複数を生み出せるカードがあるため、スキを見せたプレイヤーを一瞬で倒すことができます。

 ガンガン攻めてつねに相手にプレッシャーをかけたい! という方にオススメです。

注目のカード“「オリジンズ02」アロンダイ”

 1枚で最大3体のミニオンを出せる“アグマ”を象徴するカードです(トークンというのはカードによって生み出されたミニオンという意味です)。

 通常、相手ミニオンにブロックされるとプレイヤーやフォースにダメージを与えることはできませんが、このカードの能力が発動した後なら、攻撃すればブロックされようがされまいが確実にダメージを与えられます。

黄:光の国“カナタナ”(特徴:相手ターンにプレイできるカードが多く、トリッキーな動きが可能)

 “カナタナ”にはフラッシュタイミングに召喚できる能力【飛来】を持つミニオンが多くいるため、相手の動きを見てから奇襲を仕掛けられます。

 “カナタナ”のデッキと戦う相手は、つねに何が飛び出してくるかわからない恐怖にさらされるでしょう。その分、ミニオンのBPなどは低めなので、カードゲーム経験のある方にオススメかもしれません。

注目のカード“三ヵ国連合執政官アソウギ”

 【飛来】を持つミニオンを強化してくれます。BPだけでなくDPも上がるため、特に相手のフォースを破壊したい時に役立ちます。

 このユニットがフィールドにいてマナがある場合、相手はほとんど攻めてこられなくなるでしょう。

紫:闇の国“タナトス”(特徴:破壊と自壊を引き金にさまざまな効果を生み出す)

 “タナトス”は、相手だけでなく自分のミニオンすら破壊することで勝利を目指します。また、トラッシュ(捨て札置き場)にあるカードを手札やフィールドに戻すことも得意で、フィールドとトラッシュをミニオンが行き来するテクニカルさを持ちます。

 ユニットにはBPにかかわらずブロックしてきた相手を破壊する【奪命】を持つものが多く、相手のブロックをためらわせることができます。

注目のカード“ジヌティーヌ”

 攻撃を終えた味方ミニオンを破壊して、再度アタックが可能になる能力を持ちます。これ自身と他に、ミニオンが4体いれば5+4で最大9回も攻撃が可能になるとんでもない爆発力を持っています。

 破壊されたミニオンが破壊時に発動する能力を持っていたら、さらにおいしいですね。

緑:森の国“デメテー”(特徴:マナ加速と大型ミニオンによる攻撃)

 “デメテー”はマナを増やし、増えたマナから高コストのカードを叩きつけるのが得意な属性です。

 相手のミニオンを直接倒すカードこそありませんが、やっかいなミニオンはレスト(行動済み)状態にして動きを封じたり、プレイヤーのライフを回復することで相手の攻撃に耐えることもできます。シンプルに太い攻めが好きな人は緑を選びましょう。

注目のカード“「千年杉」ヤクーツォーク”

 DP1の攻撃をシャットダウンしてしまう鉄壁ぶりに、自分の攻撃は脅威のDP4+貫通となっており、すみやかに相手のライフを削ってくれるでしょう。

 9コストと重いもののマナ加速が得意な緑であれば十分に支払える数字です。

青:海の国“ポセイド”(特徴:マジックカードの活用とミニオンの移動、手札の補充)

 “ポセイド”はマジックカードの活用とミニオンの移動させることでの除去が得意な色です。マジックを使うたび恩恵を受けるカードを出しつつ、相手の脅威はマジックでベースに押しやることで攻防一体の戦いを展開できます。

 また、カードを引くのも得意なのでたくさんの選択肢を持った状態で戦いたいプレイヤーにオススメです。

注目のカード“「マエストロ」ジェイドカラヤン”

 マジックを使うたびミニオントークンを出せるミニオン。ほとんどのミニオンはブロックされたらプレイヤーやフォースにはダメージを与えられないので、このカードがいる限りマジックを使うだけで相手の攻撃を押しとどめられることになります。

白:機械の国“マキナス”(特徴:鉄壁の守りと回復による粘り強い戦いが可能)

 “マキナス”の特徴は非常に守りが堅いことです。攻撃してもターン終了時に再び行動可能になる【再起】能力持ちや相手の効果に選ばれないミニオンが多く、またプレイヤーやフォースを回復することが得意です。

 相手を問わずじっくり自分のペースで戦いたいプレイヤーは白を選んでみるのがオススメです。

注目のカード:“三ヵ国連合参謀長ダイスラー”

 フォースへの攻撃を強力に制限してしまうミニオン。フォースが破壊されると戦略に大きな影響が出るため、フォースの能力を軸にしたデッキでは採用したいミニオンです。

 大型ユニットの攻撃は許してしまいますが、白は大型ユニットの破壊に長けているのがよくかみあっていますね。

無色:“ワイルドランド”(特徴:お互いのプレイヤーに影響する中立のカードが多い)

 “ワイルドランド”は、どの色のコストでも支払える無色のカード群で、それゆえに全部の色の特徴を少しずつ合わせ持っています。

 これにより自分の使っている色の特徴をより強化したり、逆に自分の色に足りない部分を補うなど、幅広い運用ができます。

注目のカード“「双星に謳う者」ティルト&ウェルト”

 ミニオンを召喚した時の効果を2倍にしてしまう豪快なカード。ダメージも2倍になれば、回復効果も2倍。もともと召喚時に能力を持つカードはデッキに入れやすいので、それらの恩恵をさらに受けられるようになる非常に強力かつおもしろいミニオンです。

おわりに――

 まもなく配信開始となる『ゼノンザード』について、AIを搭載したことによる新機軸のプレイ体験やビジュアル面、そしてカードゲームとしての特徴について解説しました。

 本作は、AIを搭載することによって既存のデジタルカードゲームの問題を解決するアプローチをしている意欲作です。

 “AIとともに、AIと闘う”

 このキャッチコピーは確かに本作の中で息づいており、すでにデジタルカードゲームを遊んでいる人は“なかなかよく考えられているな”と感心するはずですし、デジタルカードゲームを敬遠していたプレイヤーには“これなら楽しめる!”と思ってもらえるはずです。

 また、三木氏や上遠野先生が携わる、AIをテーマにしたゲーム、アニメ、コミックの新コンテンツだととらえても期待大です。カードゲームという形でなくても『ゼノンザード』を楽しむことはできるので、この新しいエンターテイメントにぜひ触れてみてください。

 現在、Comic Walkerではコードマン8体のコミカライズ版が配信中です。

 そして、アプリ『ゼノンザード』の配信を記念した展開も、盛りだくさんに用意されています。9月10日20:00からは、『ゼノンザード』公式YouTubeチャンネルで、アプリ配信を記念した特別番組が配信されます!

 オフィシャルサポーターを務める霜降り明星に加え、番組進行の石田晴香さんや芸人AIのヨルスケ・ヨーライハを演じる立花慎之介さん、建築家AIのレヴィル・デヴィラを演じる田村睦心さん、アイドルAIのノノイン・ニルオンを演じる近藤玲奈さんなど、コードマンを演じる声優陣も登場予定です。

 特別番組終了後は、アニメの第0話が公式YouTubeチャンネルで9月10日20:45よりプレミア配信されます。

 さらに、『ゼノンザード』の配信を記念して、豪華特典がもらえるキャンペーンも実施されます。ゲームをプレイして初心者ミッションをクリアすることで第1弾カードパック“AWAKEN”10パックとナビゲートキャラである“ミーナ”のスリーブがもらえます。

 なお、事前登録キャンペーンの目標達成により、ゲームをダウンロードしてログインするだけでも“AWAKEN”10パックや便利なゲーム内アイテムをもらえます(10月31日まで)。

 本記事を読んで、そしてアニメ第0話や特別番組を観て、少しでも『ゼノンザード』に興味を持たれた方は、ぜひプレイして、キャンペーンで手に入るさまざまなアイテムとともに、この期待の新作でスタートダッシュを決めてくださいね。

(C)BANDAI・STRAIGHT EDGE
(C)BANDAI・STRAIGHT EDGE/PROJECT ZZ

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ゼノンザード

  • メーカー: バンダイ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: カード
  • 配信日: 2019年9月10日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

ゼノンザード

  • メーカー: バンダイ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: カード
  • 配信日: 2019年9月10日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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