『DOAXVV』28日のアプデで参戦するティナの画像を掲載。熱い思いで開発された作田さんへのインタビューも
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コーエーテクモゲームスがサービス中のPC用ゲーム『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation(デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション)』。1月28日のアップデートで登場するティナを紹介します。
本作は、『DEAD OR ALIVE』シリーズに登場する女の子たちと一緒に南の島でバカンスを過ごす『DEAD OR ALIVE Xtreme』シリーズの1作品。女の子の肌や表情をやわらかに表現できる“やわらかエンジン”がさらに進化し、魅力的な女の子を表現しています。
配信前のティナについて、いち早く触らせていただきました。そのレポートに加えて、プロデューサーの作田泰紀さんへのインタビューを掲載します。
なお、記事に掲載された一部の画像には、ティナが着用するブレスレットやイヤリングなど、今後追加予定のアクセサリーが含まれています。
初代『DOA』から参戦していたティナが『XVV』に登場!
ティナといえば、初代『DOA』から参戦している女性キャラ。最近では目立たなくなりましたが、初期の中では“大きなキャラ”という印象が強いですね。
また、プロレスラーであることや、プロレスラーの父・バースがいるところなどがピックアップされています。
個人的にはプレイしてきたわけではないのですが、驚いたのは『5』です。それまでは少し派手なイメージがあったのですが、このタイトルでビジュアルが一新され、圧倒的にカワイらしくなりました。個々の好みによるところでもあるのですが、「あれ? このキャラ、こんなに魅力的だったっけ?」と驚いたことを今でも覚えています。
ユーザー投票の結果、『エクストリーム3』や『XVV』には登場していませんでしたが、『DOA』シリーズ25周年を記念した施策として、『XVV』に姿を見せることになったわけです。『DEAD OR ALIVE Paradise』以来、12年ぶりに『エクストリーム』シリーズに登場となりました。
参戦発表は『XVV』の4周年生放送で作田プロデューサーがアナウンスされたのですが、何を言っているのか、しばらく理解できなかったくらいに、驚きましたね。
生放送の配信から約2カ月がたち、いよいよティナがヴィーナス諸島にやってくるということで、配信前に少しだけ触らせていただきました。
物語は、島にバカンスでやってきた彼女が、オーナーと出会うところからスタート。どうやらバースとひと悶着あったようですが、多くは語れませんでした。
ティナは島で行われている、強さと美しさを競う“ヴィーナスフェス”に興味を示した様子。また、普段はあまり見せない“オフ”の様子を世界に発信して、さらに知名度をあげようと考えていることを明かします。
つねに前向きでパワフルな彼女らしさが反映されたシナリオですね。
SSR水着“ドリーム・チェイサー”は、力強さを感じつつ、華やかさを感じるもの。星のデザインが目を引きますが、黒と金色という色味でゴージャスさも放っています。
着くずれさせるとより露出するようになるのですが……個人的にはティナらしさが満載の、そのままの水着が好みでした。
記事の最後には、プレイ時に撮影したものを掲載していきます。
作田さんインタビュー。ファンの後押しでこぎつけたティナ
――ティナが登場することになった経緯を改めてお話いただけますか?
私は『DOA3』から開発に携わっていたので、ファンの皆さんの登場させてほしいという思いは開発メンバーの中で誰よりも感じています。ただ、同時にこれまでにお伝えしてきたように特別な機会がないと作れないとも思っております。
また、仮に『DOAXVV』に登場させるとした場合、ティナはどのような理由で島に来て、どうやってオーナーと関わっていくのかを、しっかり設定する必要がありました。これまでのファンの方は当然のこと、彼女を知らないオーナーの皆さんにも喜んでもらえたり、納得してもらえたりするストーリーにするための答えを出せなかったのです。
それらもあって、これまでのインタビューなどで「登場は難しい」とコメントしたところ、今まで以上に多くの方からいろいろなご意見をいただきました。それを受けて、これまで以上にしっかり考えていくことを決意しました。
それとは別に、『DOA』シリーズ25周年という特別な機会に何かできないかを考えた際に、シリーズキャラの追加という形がいいのではないかと思い、登場させることを決めました。
ただ、ティナは日本のファンだけでなく、世界的に人気のあるキャラです。25周年を祝う施策でもあるので、海外のファンにもできる限りお待たせしたくないと考えて、特殊な開発体制で開発することにしました。
――具体的にはどのようなところでしょうか?
そもそもになるのですが、開発チームにはまず毎週行う運営業務があります。それと並行してティナの製作を行うということは、普通であればキャパシティをオーバーします。ただ、周年施策として何とか実現したいと考え、国際版を運営している海外グループ会社のメンバーも含めてワンチームとして組成し、協力しながら開発を行っています。
――開発チームが一丸となって挑んでいるわけですね。
ティナの製作を決定した当時ディレクターだった私も、現在ではプロデューサーとなり、すでに現場を離れています。ただ、今回については特殊な体制となるため全体をコントロールする必要があります。
そして、何よりも待ち望んでいた皆さんのために、ディレクター時代から残した重要な仕事と考えて音頭をとることにしました。
――発表時の反響はいかがでしたか?
きっと喜んでいただける方はいると思ってはいたのですが、不安もありました。
生放送でアナウンスをしたところ、『DOA』シリーズをプレイされていたユーザーや、まだ『DOAXVV』を遊ばれていない方に喜んでいただけるなど、大きな反響がありました。
これまでのオリジナルの女の子については、どんな子を用意しているのかを出さずに、登場直前に情報を公開することが多いのですが、今回は生放送で事前に発表するという異例の形でした。生放送で公開した後に、情報をずっと出さないのもさみしいということもあって、開発の進捗などをTwitterで公開することにしました。こちらについてもいい反応をいただきました。
また、ティナ役の声優・永島由子さんにもTwitterでいち早く反応していただき、「よかった」と安心しました。ありがたく思っております。
――アフレコはいかがでしたか?
永島さんもティナには思い入れをもっていただけるようで、『6』から久々に演じるということで、喜ばれていました。
収録前にキャラの設定などを少しお話したのですが、スムーズに収録されていましたね。最初のボイスから「ああ、ティナにまた会えた!」とうれしさで笑みがこぼれました。
――グラフィックのベースはどちらになるのでしょうか?
『6』は描画エンジンが異なるので、『XVV』とエンジンが近い『5』のティナをベースにしています。どちらのティナも魅力的なので、特に迷うことはなかったです。ただ、多少は手を加えたり、調整したりしています。格闘ゲームのティナとの雰囲気の違いは、バカンス中ということでやわらかめの表情が多いことも、印象に関係しているのだと思います。
――今回、ティナはどのような理由で島に来るのでしょう。
ティナは“スーパースター”という彼女しかない圧倒的な個性があります。さらに、あらゆる夢を描きながら、それに向けて進む強い女の子です。その夢の中で島にバカンスをしに来たらどうなるか、を考えました。
バカンスをくつろいでいる中で、オーナーと出会います。“ヴィーナスフェス”には“強さと美しさを競う”というテーマがあり、そのテーマはティナに合致する。そこで興味を持ち、フェスに参加するようになるのがおおよその流れになります。
――気になるのはバースの存在ですが……
私もストーリーを作るうえで、バースは外せないと考えています。
ちなみに、これまで公言はしていないのですが、『XVV』は『5』と『6』の間くらいの時間軸をイメージしています。キャラの関係性や呼び方などは『6』以前のものを採用しているわけです。
島で父親であるバースの存在がどう絡むのかを含めて、2度くらい作り直しました。『6』でバースと新団体“THE MUSCLE”を設立しますが、その前くらいのティナをイメージしていただくと、より分かりやすいかと思います。
オーナーと接しながら、ティナは少しずつ変わっていき、バースとの関係がどう動いていくのか、そしてティナとオーナーの関係性にもどんな変化が生まれるのか、といった点に注目いただきたいです。
――何度か作り直されたわけですね。
ティナは、ナンバリングシリーズからたくさんのファンがいるので、「ハンパなものは作れない」というプレッシャーがありました。
『XVV』オリジナルの女の子については、我々が考えた設定のもとに理想を形にして、皆さんにお届けできます。当然皆さんの希望とずれることはあるのですが、それは我々の狙いの誤りとして受け止めることができます。
シリーズキャラはファンに楽しんでいただけることが前提なので、皆さんのイメージとずれていて「これじゃない」となってしまうと誰にとっても不幸なケースとなります。ティナは『DOA』シリーズに私より長くかかわっているので、気を付けつつの開発でした。
――ティナの魅力は何だと思われますか?
私が考えるのは“夢があって、そこに全力で挑むところ”だと思います。さらに、その夢を実現できる自信がありつつ、努力をするところも素敵ですね。また、嫌みがないのも、ティナのよさだと感じます。
『DOAXVV』で個人的にフィーチャーしたいポイントは2つです。
1つは、言葉にするのが難しいのですが“セクシーさ”です。大人のいたずらな雰囲気を意識したものですが、どこか爽やかでカワイらしさもある。たまきのようなストレートな誘惑でもなく、マリーのような幼いカワイらしさでもないもので、日本語にない表現なのかなと感じています。
もう1つは“優しさ”です。自分を出しつつ、周りに対して配慮していると私は解釈しています。例えば『DOA6』では、憧れのバースを前にしたミラの背中をそっと押す言葉をかけるシーンがあるのですが、余裕を持っているが故の優しさ……相手を気遣いつつ送りだすような優しさがあると感じます。
お姉さんとしてではなく、仲間として接しているのは、優しさがあるのかなと感じました。
――2021年を振り返られて、よかった部分と課題だと感じた部分をお話ください。
どちらにも関係するのは開発体制です。2021年から新しい開発体制をとっています。あえて以前とは線引きをして、異なる体制にしました。
私はディレクターからプロデューサーになったのですが、皆さんが思われている以上に製作部分にはかかわっていません。
新たな体制の中でコンテンツ作っていくことには、慣れていないこともあり、迷いもあります。チームとしてその過程で覚えていくことはあるのですが、ご迷惑をかけていることもありました。チーム一同、これからも全力で改善に努めてまいります。
よかったことは、私がずっと計画していたために定番化していたことが変わり、新たな風が吹くようになったことです。驚き、サプライズは次のコンテンツへの期待に繋がるので、オーナーの方に楽しみが生まれるようになったのかなと。
あと、2020年12月に登場したロベリアを含めて、いろいろなタイプの子を用意できたと思います。これまでとは少し作り方を変えて取り組んできました。どの女の子についても皆さんに喜んでいただけたかと思います。
――確かに、どの子も人気があるという印象です。
ななみ、エリーゼはおかげさまで大きな反響があったのですが、ロベリア、こはるにもしっかりとファンがついてくれました。毎回違うタイプの子を作るのは苦労も多いのですが、新たなディレクターやリーダーの考えていることが、皆さんの求めているものと一致したのだと思います。
――2022年の目標は?
新しい女の子をお届けすることで、新たな風を入れてきました。ただ、これまでの女の子も大好きだというオーナーも多数いらっしゃいます。
すごい方になると、推しの女の子すべてのストーリーを見たり、レベル上限まで達していたりという状況なのですが、この状況をどうにか改善したいと話しています。今すぐに解決できるものではないのですが、皆さんの気持ちに応えたいと思い、鋭意検討中です。こちらは4周年の生放送で伝えさせていただきました。
他には先ほどの通り、新体制での新たな取り組みが出てくることに期待しています。
そして11月には5周年を迎えるので、そちらに向けて盛り上がるような施策を行っていきたいと思います。
――最後に記事をご覧のオーナーにメッセージをいただけますか。
先ほどもお話したのですが、ティナの登場は長く声援を送り続けていただいたファンのおかげです。皆さんから熱意を届けていただいたことに、心より感謝いたします。
長らくお待たせしてしまったのですが、シリーズ25周年で新女神“ティナ”をお届けできることをうれしく思っています。新たな取り組みも多く、難しいチャレンジとなった開発ですが、皆さんに喜んでいただけるように頑張ってまいりました。
ティナのファンだけでなく、ティナを知らないオーナーの皆さんにも楽しんでいただけるように精一杯製作してきました。もしPVなどで気になるところがあれば、ぜひガチャにチャレンジしていただき、彼女と一緒にバカンスしていただきたいです。
スーパースターである彼女との過ごすバカンスは、これまでの女の子とも違ったものとして、きっと楽しんでいただけるのではないかと思います。
スクリーンショット集
画像には、ティナが着用するブレスレットやイヤリングなど、今後追加予定のアクセサリーが含まれています。
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※記事の画像には今後追加予定のアクセサリーが含まれます。
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『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation 公式4コママンガ やわらか4コマ☆ブイブイ』
- 発行:KADOKAWA
- 発売日:2020年2月22日
- 定価:1,078円(税込)
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『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation(デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション)』
- メーカー:コーエーテクモゲームス
- 対応端末:PC
- ジャンル:スポーツ
- 配信日:2017年11月15日
- 価格:基本無料/アイテム課金