コスパの良いMSIゲーミングノートPC『Bravo 15』で撃墜王を目指してみたら……

澤田真一
公開日時
最終更新

 MSIコンピューターがゲーミングノートPC『Bravo 15』を販売中です。

 この製品はメーカー希望小売価格が15万円前後、場合によっては12万円程度で購入できる高コスパゲーミングノートとして知られています。また、様々なモデルも数多く揃え、あらゆる趣向のプレイヤーに適合するような配慮が施されています。

 今回はそのひとつ『Bravo 15 B5DD-029JP』(以下Bravo 15 B5で統一)をお借りすることができたので、起動させてみましょう。

「軽量低価格化」の進むゲーミングノートPC

 筆者の実感ですが、去年から「10万円台のゲーミングノートPC」がどっと増えたような気がします。

 かつてのゲーミングノートは「重くて高い」のが定番で、この製品はどんなに安くても1台30万円台というのが常識でした。しかもそれはやたらと重く、外に持ち出せるものではありません。

 では、今はどうでしょうか? 価格はだいぶ抑えられるようになり、重量も軽くなっています。15.6インチのディスプレイを持つ『Bravo 15 B5』の場合は重量2.35kg、バックパック型のPCケースで持ち運べるだけの重さに収まっています。それでいて通常販売価格は14万8,800円とのことですから、時代が進んだことを実感せずにはいられません。

 CPUはAMD Ryzen 5800H、GPUはAMD Radeon RX 5500M。おや、両方ともAMD? なかなかコクのありそうな編成ですが、早速ゲームをプレイしてみましょう。

空中戦にチャレンジ!

 今回やってみるゲームは『World of Warplanes』。第二次世界大戦時の飛行機に乗って競うオンラインゲームです。

 筆者は『World of Tanks Blitz』をプレイしていますが、『World of Warplanes』は初めて。何しろ、こちらは戦闘機です。戦車よりも操縦が難しいのではないかと思い、今まで敬遠していました。

 ですが実際にやってみると、操作は意外と簡単。その気になれば、ゲーミング用マウスだけで操作を完結できるほどです。また、『World of Tanks』とそのモバイル版の『Blitz』は「地形を利用して相手に撃たれないようにこちらが撃つ」というテクニックが必要ですが、『World of Warplanes』は「敵機に背後を取られないようにする」というのが基本。それさえ理解すれば、最終的な勝敗はともかく1機か2機くらいは撃墜できるはずです。複雑な飛行機の操縦をここまで単純化した点は、大いに評価されるべきではないでしょうか。

 しかしそれ故に、『World of Warplanes』は瞬時の判断力を必要とします。リフレッシュレートの低いゲーミングノートでは照準を合わせる時に難が出てしまうこともありますが、『Bravo 15 B5』に限って言えばその心配は不要でした。この製品はリフレッシュレート144Hzゲーミング液晶パネルを搭載し、より快適かつ上を目指せるパフォーマンスを実現します。

勝利に必要な「ヌメヌメ感」

 これらは別の表現をすれば「そのくらいのスペックがなければ上を目指すことが難しい」ということでもあります。

 『World of Warplanes』をしばらくやってみると、あることに気づかされます。それは「個人の戦果」と「チームプレイ」の釣り合いが非常に絶妙という点です。たとえば筆者が1試合のうちに何機も撃墜したとしても、最終的に陣地の制空権を抑えられたらチームは負けてしまいます。従って「敵機の撃墜に気を取られているうちに陣地を取られてしまった」ということがしばしばあります。

 現在の自機の位置や陣地の状況、敵機の展開具合等を瞬時に把握し、チームの勝利のために即座に行動する。それを可能にするには、ストレスを感じさせない程度の「画面のヌメヌメ感」が欠かせません。

100台限定モデルは大人気につき在庫切れか

 実は去年12月、『Bravo 15 B5』は100台限定の特別モデル『Bravo-15-B5DD-285JP』という製品を発売していました。

 こちらはMSIゲーミングノートPC初のWindows11標準搭載機で、販売価格が11万9,800円に設定されていたことが話題になりました。ゲーミングだけではなく、あらゆる用途に導入することができる製品として注目され、オーダーも相次いだとのこと。こちらは現在入手困難の製品になっています。

 ですが『Bravo 15 B5DD-029JP』はMSIの公式サイトでも12万円台で販売されていますので、気になった方はサイトで在庫確認をしてみるのがいいでしょう。

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