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【ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話 20】ナリタトップロードに続く新ウマ娘を予想してみたお話

柿ヶ瀬
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 メイケイエールが重賞シルクロードSを勝ちましたね。

 大変なクセ馬(調教師いわく気性難ではなく真面目すぎてドンドン走ってしまうとのこと)で、実力は間違いないのになかなかそれが発揮されない。しかしそのクセ馬ゆえにファンも多く、また以前インタビューでオーナーさんがウマ娘に立候補したいと言うようなことを話していたことで『ウマ娘』ファンからも注目されているメイケイエール。GⅠ高松宮記念に期待が高まります。

 もし本当にGⅠで勝てて、いつかウマ娘になるようなことがあったらどうなるんだろう。オーナーは名古屋競馬(地方の名古屋競馬ではなく中京競馬場を管理する会社です)なので、名古屋出身で名古屋弁とか使う馬だったりするのだろうか、とか、隣県である岐阜笠松出身のオグリと絡んだりしたりするかもとか、そんなことばかり妄想しています。柿ヶ瀬です。

 さてさて、1月27日のぱかライブTV、ご覧になられましたか? 最近ずっと早い内に来ていたゲーム最新情報よりも先に声優さんたちのバラエティパートが来ていたことで「これはでかい情報来るかもな……」と思っていたら、案の定大変な情報が来てしまいましたね。そう、新ウマ娘が告知されたのです。もちろん他にも情報はありましたが、それは新情報まとめ記事をご覧ください。

 しかも、徳井青空さんはこうも言いました。「1周年に向けて、新しいウマ娘たちが続々と追加されると聞いております」と! 続々の規模がどのくらいかはわかりませんが、この情報に心臓が高鳴ったのは筆者だけではなかったでしょう。

 先行して発表される記念すべき1人目……いや、以前メジロドーベルの育成実装の際にメジロブライトが登場したのでゲームからの新ウマ娘としては2人目ということになりますか。ともかく今回発表されたのはナリタトップロードでした。

二回も三強の三頭目になっていた馬、ナリタトップロード

 ああ、オペラオー役の徳井青空さんが発表するのだからそうだよなあともなりました。ナリタトップロードはテイエムオペラオーやメイショウドトウなどと同じ世代。どころか、この二頭とともに三強と呼ばれた馬でした。ナリタは他にもブライアン、それからタイシンと登場していて、許諾の面でも気にならない。なのでナリタトップロードは競馬ファンから「なぜウマ娘にいないんだ?」と思われる馬として最上位に位置する馬だったと言っていいかもしれません。

 主な勝ち鞍は菊花賞、阪神大賞典連覇、弥生賞、京都記念、京都大賞典など。成績は[8-6-8-8]と、GⅡ勝ちや2着3着が多い、紹介にも合った通り脇役になりがちな馬ではありました。しかしこの世代で一番ファンが多かったのは、ナリタトップロードだったのではないか。そうも思える馬でした。ちなみに阪神3000mの日本レコードを現在でもキープしています。

 ナリタトップロードは近々登場するとアナウンスがありましたが、どこで登場するのでしょうか。筆者は恐らく以前の育成メジロドーベルシナリオにメジロブライトが登場した流れと同じように、アドマイヤベガの育成シナリオで登場するのだと予想します。最速なら来月(執筆は1月なので2月のこと)の育成ガチャで投入されるまであるのではないか、とも。

 先述の通り一般的にナリタトップロードはオペラオー、ドトウとともに三強――とは言えイメージは1着テイエムオペラオー、2着メイショウドトウ、3着ナリタトップロードのイメージで三強を形成していましたが、これは古馬(『ウマ娘』においてはシニア級)になってからの話。

 3歳時(クラシック級)の時には皐月賞のテイエムオペラオー、ダービーのアドマイヤベガ、そして菊花賞のナリタトップロード。やはりこちらでも三強の三頭目でした。ちなみにメイショウドトウはまだこの頃は条件馬。そもそも外国産馬でもあったこともあり、クラシック三冠とは無縁のルートを歩んでいました。

 ここで視点をナリタトップロードではなく、アドマイヤベガに戻します。アドマイヤベガは現役期間が短く、わずかに8戦しかしていません。4戦目の弥生賞では、トップロードに次ぐ2着、皐月賞はオペラオー1着、トップロード3着でアドマイヤベガは6着、ダービーは優勝でトップロード2着、オペラオー3着、京都新聞杯も優勝でトップロード2着、菊花賞はトップロード1着オペラオー2着アドマイヤベガ6着。これが現役最後のレースとなってしまいます。そうなんです。おわかりの通りずっとアドマイヤベガはナリタトップロードと走っているんです。

 オペラオーとドトウが育成ウマ娘に追加された頃に「トプロ(ナリタトップロードの通称)がいたらなあ」と思っていた競馬好きは多かったと思います。筆者も思っていました。しかし今考えると、オペラオーとドトウの物語はこの2人だけで綴ったほうが純度が高く、むしろアドマイヤベガにこそナリタトップロードという存在は必要だったのです。だからこそここまで待ったのではないでしょうか。

 そしてナリタトップロードが育成に来ることがあれば。それはオペラオーとドトウの2人の世界となっていたところになぐり込みをかけ、三強の一番上を目指すことができる。

 一方でアドマイヤベガの育成ストーリーにおいて、存在しなかったシニア級のアドマイヤベガ――そう、怪我をしなかった、あるいは怪我を乗り越えたアドマイヤベガがオペドトウトプロの三強になぐり込む。そんな流れが想像できるのです。

 こう思うと、オペラオーやドトウが育成実装された時にナリタトップロードがいなかったのは、すでにキャラクターはできていたとしてもあえて出さなかったからではないか。そうも思えるのです。筆者はここでのナリタトップロード実装には深い意図を感じずにはいられません。皆様はどう思われますでしょうか。

他の新ウマ娘は一体……?

 それでは他に追加される新ウマ娘は一体誰になるのか? 割とこれまでの連載で出てきた名前が多くなりそうですが予想していきましょう。

その1:サクラローレル

 まずはナリタトップロードが出るならこれも出さなきゃ! と言える「なぜウマ娘にいないんだ?」枠のツートップのもう片方。マヤノトップガン、マーベラスサンデーと三強を形成していたもう1頭。遅れてきたナリタブライアン世代、サクラローレルです。

 トップガンはナリタブライアンとの関係性がフォーカスされているので、今後育成として実装されるであろうマーベラスサンデーの時には、マヤノトップガンとともにサクラローレルが必要になるのであろうと想像されます。これはかなりの自信度があります。◎です。以前のコラムでも追加ウマ娘予想として◎をつけましたが、今度は多分来るんじゃないでしょうか! きっと!

その2:ベガ

 他にも“まだ育成で実装されていないウマ娘との関係”から考えましょう。先程のアドマイヤベガと同じように現役期間が短く、同期にウマ娘が少ないウマ娘がいます。ユキノビジンです。同期にBNWがいますがやはり牡馬と牝馬。当然路線も違います。

 そこで育成シナリオに必要になる馬として、以前も紹介した牝馬二冠のベガはどうしてもほしいところではないでしょうか。何しろユキノビジンは桜花賞もオークスもベガに次ぐ2着に敗れているのですから。

 ですがベガの仔・アドマイヤベガがいるのではたしてどうなるのか? 筆者個人としてはこの世代の馬が大好きなので、この年の残りの一冠、エリザベス女王杯(当時は秋華賞はありませんでした)勝ち馬ホクトベガや、古馬になってからマイルで無双している筆者がもっとも愛した牝馬ノースフライトなど、出てほしい馬はたくさんいます。

その3:ヤマニンゼファー

 育成に実装されそうで実装されていないウマ娘となると、ニシノフラワーがいますね。そのライバル関係で言えばサクラバクシンオーもいるのですが、ここはやはり短距離・マイル・中距離と万能性を誇りつつも、短距離GⅠだけはニシノフラワーとサクラバクシンオーに阻まれたヤマニンゼファーあたりを見たいところ。ダイタクヘリオスやイクノディクタスあたりとも対戦があり、ぜひ見てみたい一頭です。

その4:ダイイチルビー

 おっと、ダイタクヘリオスの名前が出ましたね。とするとこの馬を挙げざるを得ません。ダイタクヘリオスと言えば必ずと言っていいほど語られる牝馬・ダイイチルビーを熱望するベテラン競馬ファンはとても多いことでしょう。もちろん筆者もその1人。

 ダイタクヘリオスとダイイチルビーはともに短距離からマイルを走ることが多く、対戦することなんと8戦! よく同じレースを走っていて、五十音順で名前が近いため出走想定で隣に並ぶことが多く、いつしかこの2頭を結びつける恋物語が某競馬漫画を皮切りに大人気となったのです。

 その影響はかなり大きく、某大先輩競馬ゲームにおいては現実で結ばれることのなかったこの2頭が結ばれ、そして誕生したスーパーホースがゲーム内に登場していたこともありました。

 またアニメ『ウマ娘』2期1話においてダイタクヘリオスが大樹のウロに「お嬢様がつれないんだよー!」と叫ぶシーンがあります。当然このお嬢様こそ、名牝系であるイットー系の出身、桜花賞やエリザベス女王杯を勝ったハギノトップレディを母に持つダイイチルビーのことだったのは間違いないと断言してよいでしょう。筆者たちはこの回でダイタクヘリオスが出てきたときからずっと、ダイイチルビーのことを渇望していると言っても過言ではありません。はたしてお嬢様はヘリオスの前に現れるのか。興味は尽きません。

 他にもこの馬が! と言いたい馬はたくさんいるのですが、お察しの通りそれをやっているといつまでも終わりません。ウマ娘は筆者が若かりし頃に活躍した頃の馬が多いので、近年の活躍馬も欲しいと思いますし、シービールドルフくらいからタマモクロスあたりの世代も空いていたりもします。

 メジロドーベルシナリオで名前が出てきた史上初の三冠牝馬、メジロラモーヌも有力な線ですよね。シービーと同じ世代ですが、日本馬初めてのジャパンカップ優勝馬、ルドルフにもシービーにも勝っているカツラギエースなんかも見たい……あ、ダメダメ、ホントに終わらなくなりますのでこの辺にしましょう。

 というわけで今回は突発で新ウマ娘・ナリタトップロードと、これからの新ウマ娘予想をしていきました。果たして筆者が予想した馬がウマ娘となるのか、それともまったく考えてないところから出てくるのか、はたまた敢えて言わないようにしていた馬が出てくるのか。ワクワクが止まりません! 1周年に向かってますます楽しみが増える『ウマ娘』。皆さんも色々予想したり妄想したりして楽しんでもらいたいと思います。

 また次回もこういった“楽しみ方”を提示していければと思いますのでお時間ありましたらぜひご一読いただきたければ幸いです!

 それではまた!


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 連載コラム“ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話”のまとめページはこちらです。過去に掲載してきたコラムをここで一気に読むことができます。いろいろな驚きや発見があると思いますので、ぜひチェックしてくださいね!!

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