“メタバース”を題材に。仮想世界×パズル×ハイスピードバトルが楽しい『アリスフィクション』CBTプレイレポート

カワチ
公開日時

 ワンダープラネットのiOS/Android用ゲーム『アリスフィクション』のクローズドβテストが開催中です。ここではそのクローズドβテスト版のプレイを基にした本作のレビューをお届けします。

仮想世界を舞台に記憶を取り戻す旅がはじまる

 『クラッシュフィーバー』を手掛けたワンダープラネットの新作であるメタバースRPG『アリスフィクション』。仮想空間や仮想空間内のサービスを意味している“メタバース”を題材にしていることでサービス前から話題になっていたタイトルです。筆者自身も休日はVRの仮想空間で遊ぶことが多くなったのでとても気になっていました。

 プレイして具体的な内容が分かりましたが、本作は世界中の人々が集まる仮想空間の“ALICE”を舞台にしたストーリーです。

 電脳世界が舞台ということでステージごとに世界観がガラリと異なるのが特徴。ストーリーはもちろんバトルも大きく背景が変わるので視覚的にも楽しめます。


 電脳世界ということで、ディスプレイやプロジェクターなどのデジタルサイネージが多いのもポイントで本作ならではの近未来感が演出されています。SF好きならワクワクすること間違いなしです。


 このALICEは世界一高度なAIである女王によって管理されていましたが、主人公は女王によって記憶を削除されてしまいます。


 この世界ではウイルスなどが混入したデータをダウンロードすると一時的にデータを削除されてしまうため、主人公は復旧してもらうようにサポートコールをしますが、なぜかこれを拒否されてしまいます。

 主人公は自分の記憶を取り戻すため、女王が隠している真実を知るために“廃棄領域”を旅していくことになります。

 登場するキャラクターは気が強いけど面倒見がよく優しいネウや、ネウの義父で生活廃棄物研究所の所長をしているソガなど個性的な人物が揃っています。専門用語も多い作品ですが、キャラクターたちのやり取りはテンポがよく、難しく考える必要はなく気軽に物語を楽しむことができます。


 次々に新キャラクターが登場してストーリーを盛り上げてくれますが、個人的なお気に入りはアンデルセン。顔芸が激しくて見ているだけで笑ってしまいます。


 なお、そのほかのキャラクターもクレオパトラやランスロットなど歴史上の人物がモチーフとなっており、「この人物をこういうふうにアレンジしたのか」という驚きがあっておもしろいです。宮本武蔵や佐々木小次郎など、馴染み深い日本の人物がいるところもうれしいところ。



 登場するキャラクターは現状だと女性キャラクターが中心で、自分のような美少女大好きなギャルゲーマーにはありがたい限り。正式リリース後はどういったキャラクターが登場するのか気になるところ。なお、PVでは男性キャラクターもいたので、男性キャラクターも実装されそうですね。

バトルは独特なハイスピードアクション!

 本作のバトルはパネルをタップして攻撃するパズルアクション。『クラッシュフィーバー』のワンダープラネット制作だけあり、プレイしていてとても気持ちいいです!

 BGMもノリノリで最高なので本作に関してはぜひ音楽を聴きながら遊ぶことをオススメします。

 ルール自体は単純で、パネルを消すとダメージが上がり、3つ以上同時に消すとスキルが使えるというもの。制限時間内にひたすら連鎖を組み合わせていくことになります。


 各キャラクターは異なるアクティブスキルを持っており、このアクティブスキルはパネル操作の前に使用するかどうかを選択できます。




 本作はRPGのような育成でキャラクターを育成するのはもちろん、プレイヤー自身がパズルの腕前を上げていけば大きなダメージを与えていくことができるようになっており、そこがおもしろいポイントだなと感じます。

 なお、便利なオート機能もあるので、必ずしも毎回パズルをプレイする必要はありません。3倍速や演出スキップも存在するので快適に遊ぶことができます。

 慣れてくるとオートよりも手動のほうがダメージを出せるようになりますが、オートも優秀なので活用しやすいです。

 キャラクターのモーションも凝っており、『クラッシュフィーバー』のようにド派手で見ていて楽しいものになっています。新しいキャラクターを手に入れたら性能はもちろん、モーションを見てみたくて部隊に編成してしまいます。


 キャラクターはメイン4人とサブ2人の6人編成。それぞれ属性やスキルが違うので敵に合わせて編成を考える楽しさもあります。なお、キャラクターにはワールドメモリーという装備を付けることができるので、ここもこだわれるポイントです。

 キャラクターやワールドメモリーはガチャからゲットすることになりますが、今回のプレイではキャラクターとワールドメモリーは別のガチャになっていて、好きなほうを選べるのがうれしかったです。


 育成に関してもレベルアップのほか、能力を上げる拡張やスキルの効果を上げるスキル育成、最大レベルを上げる覚醒などが搭載されており、いろいろな方法で成長させることが可能です。

 ありがたいのは“アニマメダル”という仕様。本作ではガチャで手に入れたキャラクターが被ったときはアニマメダルが手に入りますが、このアニマメダルは好きなキャラクターのメダルと交換できます。そのため、ほかのソーシャルゲームよりも限界突破しやすく遊びやすいです。

 最先端のスマートフォンゲームに実装されているような快適なシステムややりこみ要素を実装させつつ、パズル部分は斬新でほかの作品には無い楽しさが詰まっているので気になったらぜひプレイしてみてもらいたいですね。


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


(C)WonderPlanet Inc.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら